こんにちは。WEBMARKSの安倍です。
正社員転職・業務委託いずれの場合も、職務経歴書は必ず必要になります。
そこで今回は、【職務経歴書】について解説していきます。
本講座を学習して身につくこと
・職務経歴書の書き方
本講座の動画
本講座の資料
職務経歴書の構成例
- 職務要約
- 活かせる経験・知識・技術
- 会社履歴
- 職務経歴詳細
- 保有資格
- PCスキル / テクニカルスキル
- 自己PR
職務要約のポイント
採用担当者は、多くの応募書類に目を通します。そのため、職務要約は職務経歴書を読み進めてもらうための「つかみ」として非常に重要です。以下、ポイントを解説します。
- 職務要約は「あなたのハイライト」
職務要約は、あなたのこれまでの職務経歴全体を200字程度で簡潔にまとめたものです。いわば、キャリアにおける「見出し」や「キャッチコピー」のような役割を果たします。 - 記載すべき2つの要素
これまでの経験・職種:どのような業界で、どのような職種を経験してきたのかを具体的に記載します。
今後の目標・応募企業への貢献:応募企業で何をしたいのか、これまでの経験をどのように活かして貢献できるのかを明確に示します。(例)「これまでの経験を活かし、貴社の〇〇分野でさらなる成長に貢献したいと考えております」 - NGな職務要約の例
長すぎる・情報が多すぎる:読みにくく、本当に伝えたいことが埋もれてしまいます。
抽象的すぎる:具体的な内容がなく、「頑張りました」だけでは何も伝わりません。
ただの羅列:箇条書きではなく、文章としてつながりを持たせましょう。
「色々経験しました」など曖昧な表現:採用担当者はあなたが何を経験してきたのか具体的に知りたいと思っています。
職務経歴詳細のポイント
職務要約で採用担当者の興味を引いたら、次は職務経歴詳細で経験やスキルを具体的に深掘りし、応募企業でどう活躍できるかをイメージしてもらうことが重要です。「担当業務」「成果」「成果を出すために工夫したこと」の3つの項目を盛り込んだ形式の書き方を解説します。
- 「担当業務」
担当業務の網羅性:主要な業務内容を漏れなく記載しましょう。日々のルーティン業務だけでなく、突発的に発生した業務やプロジェクトなども含めます。
具体性:抽象的な表現は避け、具体的な行動や内容を記述します。「営業活動」だけでなく「新規顧客開拓のためのテレアポ、訪問、商談、契約締結」のように詳細に書きましょう。 -
「成果」
数字で示す:「売上目標〇〇%達成」「コスト〇〇%削減」「顧客満足度〇〇点改善」など、定量的なデータを用いると説得力が増します。
前後の比較:実績が、以前の状態からどの程度改善されたのか(例:「導入前と比較して〇〇%向上」)を示すと、より明確になります。
具体的なエピソード:数字だけでは伝わりにくい場合は、具体的な状況や課題、それに対して行ったこと、そして得られた成果を短いエピソードとして記述しましょう。 - 「成果を出すために工夫したこと」
課題と目標の明確化:まず、どのような課題があり、何を目標として設定したのかを明確にしましょう。
具体的な行動と工夫:その課題や目標に対して、あなたが「何を考え」「どのような行動」を起こし、「どのような工夫」をしたのかを具体的に記述します。
自己PRのポイント
自己PRは、個性を最大限にアピールする場です。ここでは、「最も伝えたい強み」をまず明確にし、その強みが発揮された具体的なエピソードをセットで記述することで、説得力を持たせます。
- 見出し(強み):最もアピールしたい強みを端的に示すキャッチーな言葉やフレーズ。
良い見出しの例(マーケターとして評価されやすい強み)
「情報収集力」
「学習意欲」
「データ分析力」
「論理的思考能力」
「仮説検証力」
「コミュニケーション能力」避けるべき見出しの例
「頑張れます!」(具体的ではない)
「明るい性格」(仕事に直結しにくい) - エピソード:その強みがどのような状況で、どのように発揮され、どのような結果につながったのかを具体的に記述します。できるだけ職務経歴詳細で記載した内容以外の内容にすると、魅力に深みが増します。
まとめ
正社員転職・業務委託にかかわらず、多くの企業が共通して思っているのは「良い人材が欲しい」です。その良い人材の定義は会社によって多少異なりますが、大きくは上記で示したポイントを抑えることで達成されます。
そのためには、必ずしも華々しい成果が必要というわけではありません。与えられた役割に対していかに思考し取り組んできたかを最大限アピールし、自分の魅力を伝える工夫をしましょう!