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教材 001

AIに何を頼めばいい?自分の仕事が見つかる12例

教材の図を開く
この仕事の考え方を図で確認しよう

普段の仕事から、材料があり、自分で答えを確かめられるひとつの作業を選ぶ。

① 材料を読む② AIへ頼む③ 見本と比べる④ 自分の仕事へ

キャラと考える

マリーネ:AIに頼めそうな仕事が十二もあると、どれから始めるか迷うね。

ウェーブ:全部を一度に任せなくていいよ。今週の目的に合い、文章がそろう仕事を一つ選ぼう。

この仕事の約束

どの仕事からAIに頼むか、今ある文章で選ぼう

最初にAIへ渡す約束

元の文にない日付・料金・効果を足さないでください。今ある文章で分かることと、先にそろえることを分け、送信・公開・ファイル操作はせず、文章を会話へ返してください。

基本の練習

目安は、メモを読む3分、依頼を渡す1分、答えを見比べる5分、選んだ理由を残す3分の計12分です。本人の経験や返答の待ち時間で変わります。

番号つきの材料

練習に使う準備メモ

01|営業チームで、今週AIに試してもらいたい仕事を選ぶためのメモ。
02|候補は、届いた問い合わせ6件の分類、先週の商談4件の要約、次の勉強会の案内文づくり。
03|問い合わせは以下の6件がそろっており、質問文だけを使ってよい。
04|問い合わせ1:「オンラインで参加できますか」。
05|問い合わせ2:「パソコンは必要ですか」。
06|問い合わせ3:「録画は残りますか」。
07|問い合わせ4:「参加費はいくらですか」。
08|問い合わせ5:「スマホだけで参加できますか」。
09|問い合わせ6:「遠方からでも参加できますか」。
10|商談の記録は4件のうち3件が届き、残り1件は担当者の提出待ち。
11|商談をまとめる目的は、相談でよく出る困りごとをチームで共有すること。
12|次の勉強会はオンラインで、会議メモをAIへ渡す練習を行う予定。
13|開催日、参加費、録画の有無、スマホだけで練習できるかは、まだ決まっていない。
14|今週の会議では、どんな質問への案内を用意するかを先に相談したい。
15|最初の結果は営業担当が元の文と見比べる。相手への返信や公開はまだしない。

基本の依頼と答え

基本の依頼

3つの候補を、文章がそろっているか、返す形を決めやすいか、自分が答えを確かめられるかで比べてください。結果は、①候補ごとの比べ方、②最初に選ぶ仕事、③選ぶ理由、④使う文章、⑤返してほしい形、⑥自分が見る所、⑦今はしないことの順で返してください。今週の会議の目的も考えてください。
頼んだ7項目の順に、答えの見本を見る

基本の答え

①候補ごとの比べ方
問い合わせ6件の分類:6件の文がそろい、質問の種類と件数の一覧にできる。元の6件と数を見比べられる。
商談4件の要約:3件届いたという記録はあるが、このメモに本文はない。要約する前に、その本文と残り1件をそろえる必要がある。
勉強会の案内文:内容の紹介文は作れるが、開催日などの条件はまだ決まっていない。公開用に仕上げるには決定を待つ部分がある。
②最初に選ぶ仕事
問い合わせ6件の分類。
③選ぶ理由
今週の会議で案内を用意する質問を相談するため。全文がそろい、自分でも結果を確かめやすい。
④使う文章
このメモの問い合わせ1〜6の質問文。
⑤返してほしい形
質問の種類、該当する問い合わせ番号、件数の3列。
⑥自分が見る所
6件が漏れず重複せずに入るか。似た質問を同じ分類にする理由が説明されるか。
⑦今はしないこと
質問への回答、相手への送信、勉強会案内の公開。
根拠:候補と準備状況は01〜03・10〜13行目、選ぶ目的は14行目、質問の数と内容は04〜09行目、今回しないことは15行目。

この4点を確認しよう

自分の答えを見る4つのポイント

職種を変えて試す

営業:会議へ持っていく最初の仕事を選ぶ

この職種の材料

01|営業担当は、今週の会議で先に案内する質問を相談したい。
02|候補は質問6件の分類、商談4件の要約、勉強会案内の文章づくり。
03|質問1は「オンラインで参加できますか」。質問6は「遠方からでも参加できますか」。
04|質問2は「パソコンは必要ですか」。質問5は「スマホだけで参加できますか」。
05|質問3は「録画は残りますか」。 質問4は「参加費はいくらですか」。
06|商談記録は3件届き1件待ち。この材料には商談本文はない。
07|勉強会の開催日・参加費・録画・スマホの条件は未定。
08|今日返すのは、最初の仕事・分類を頼む文・人が見る所。 質問への回答作成や、相手への送信は含めない。

営業の仕事で使う依頼

営業担当として、今週の会議へ持っていく最初の仕事を選んでください。「選ぶ仕事」「今回AIへ渡す依頼」「自分で見る所」の3見出しで返してください。依頼は質問の分類までに絞り、回答の作成や送信は含めないでください。
3つの見出しに分けた答えを見る
選ぶ仕事
問い合わせ6件を、質問の種類ごとに分ける。
今回AIへ渡す依頼
メモにある問い合わせ1〜6を、質問の種類・問い合わせ番号・件数の3列でまとめてください。合計6件になり、各番号が一度ずつ出るようにしてください。質問への回答はまだ作りません。
自分で見る所
オンライン参加の質問1と6、使う端末の質問2と5を一緒に分けた理由を見る。録画の質問3、料金の質問4が抜けていないかも確かめる。
根拠:この職種の材料01〜08行目。
職種別の材料と答えを開く

事務として選ぶなら

この職種の材料

01|事務担当は、勉強会の案内を出す前に運営へ聞く項目を整理したい。
02|仕事の候補は、問い合わせ6件の分類、商談4件の要約、勉強会の案内文。
03|問い合わせの質問文はそろっている。回答に使う正式な案内はまだない。
04|商談の記録は3件分が届き、1件が提出待ち。本文はこの材料に含めない。
05|勉強会はオンラインで会議メモをAIへ渡す練習を行う予定。
06|開催日は決まっていない。
07|参加費と録画の有無も決まっていない。
08|スマホだけで練習できるかも、運営へ聞く必要がある。
09|今日必要なのは、内容紹介の下書きと、案内前に決める項目の一覧。
10|未定の条件を埋めず、案内の公開はしない。

事務の依頼

事務担当が「勉強会の案内を出す前に、運営へ聞くことを決める」目的で使うなら、3候補からどの仕事をどこまで行うかを選んでください。「選ぶ仕事」「今作る物」「先に聞くこと」「まだしないこと」の順で返してください。

答えの見本

選ぶ仕事
勉強会の案内文づくりを、決まっている説明と決める項目の整理まで行う。
今作る物
オンラインで会議メモの練習をするという紹介文と、条件の一覧。
先に聞くこと
開催日、参加費、録画の有無、スマホだけで練習できるか。
まだしないこと
決まっていない条件を入れた案内の公開。
根拠:この職種の材料01〜10行目。

マーケティングとして選ぶなら

この職種の材料

01|マーケティング担当は、案内で先に答える疑問を選びたい。 届いた質問は6件で、人数や申込み数の記録ではない。
02|質問1「オンラインで参加できますか」、質問6「遠方からでも参加できますか」。
03|質問2「パソコンは必要ですか」、質問5「スマホだけで参加できますか」。
04|質問3「録画は残りますか」、質問4「参加費はいくらですか」。
05|質問の種類・番号・件数を並べれば、抜けや重複を元の文へ戻って探せる。
06|案内にあるのは、オンラインで会議メモの練習をする予定という内容。
07|開催日・参加費・録画・スマホの条件は決まっていない。
08|質問の多さから、売上や申込み増加を予想しない。 今回は疑問の整理までとし、案内の公開はしない。

マーケティングの依頼

マーケティング担当が「案内で先に答える疑問を決める」目的で使うなら、最初の仕事を一つ選んでください。「選ぶ仕事」「選ぶ理由」「返す形」「人が見る所」の順で返してください。人気や申込みの数を予想しないでください。

答えの見本

選ぶ仕事
問い合わせ6件の分類。
選ぶ理由
案内で説明する疑問を、届いた質問から考えられるため。
返す形
質問の種類と件数、今の案内で分かること・運営へ聞くことの一覧。
人が見る所
質問6件の意味を変えていないか。件数を、参加者数や申込みが増える見込みへ言い換えていないか。
根拠:この職種の材料01〜08行目。

自分の仕事用の依頼

自分の仕事で使う、4欄の依頼

仕事の候補と手元の文章を書き替えて渡します。候補は、どれも必要だと思う仕事を並べてください。

自分用の依頼

【自分の仕事の候補】
【手元にある文章】
【返してほしい結果】
【自分が見比べる所】
この4欄を使い、最初に試す仕事を一つ提案してください。候補の違い、選ぶ理由、使う文章、返す形、自分で見る所、今はしないことを順に書いてください。
仕事を探す12例を見る

仕事を選ぶ12の例

下の12例から、自分の仕事に近い場面を探してみよう。この後の練習では、今週したい3つの仕事から最初の一つを選びます。

表は左右に動かせます。右側には、自分の仕事・試した日・結果を書き込む欄があります。

仕事をひとつの作業に分ける見本。右の3列は、自分で書き込むための空欄です。
仕事の場面AIに渡すひとつの作業用意する材料ほしい結果人が確認すること自分の仕事への置き換え試した日結果と次回の修正
会議後決定と宿題を整理会議メモ決定・担当・期限・未決一覧期限を足していないか
メール返信の下書き相手の文と事実返信案約束を増やしていないか
SNS投稿案を作る伝えたい内容と対象読者投稿案3案出典と数字
調査資料を比較確認済み資料3件違いと不足の一覧根拠を示しているか
営業提案の骨組み顧客の悩みと自社でできること構成案できないことを約束していないか
採用質問案を作る募集条件質問案仕事に必要な範囲か
教育説明をやさしくする元の説明初心者向け説明意味を変えていないか
運営よくある質問を整理匿名化した質問FAQ下書き答えが資料にあるか
経理不明点を洗い出す匿名化した費目の例確認事項税務判断を決めつけないか
サイト画面の改善点を整理公開画面と目的改善仮説実測と予想を分けたか
計画次の一手を整理今週の進捗次の作業一覧優先理由は妥当か
資料見出しを考える発表の目的と材料見出し案材料にない数字を足さないか

応用と失敗の直し方

短い版:一つ選ぶ理由だけを頼む

応用の依頼

今週の会議へ向けて最初に頼む仕事を一つ選び、「仕事名」「理由」「自分で見る所」を一行ずつ返してください。

答えの見本

仕事名:問い合わせ6件の分類。
理由:6件の文がそろい、案内を用意する質問を会議で相談する材料になるため。
自分で見る所:番号1〜6が一度ずつ入り、合計6件になるか。

詳しい版:似た候補も比べて選ぶ

応用の依頼

3候補を「今使える文章」「足りないもの」「今日返せる物」の3項目でそれぞれ比べてください。その後に「推奨する仕事」「最初の依頼」「人が見る所」を返してください。商談の残り1件を想像で補わないでください。

答えの見本

問い合わせ6件
今使える文章:質問1〜6の全文。
足りないもの:分類だけなら追加の回答資料は不要。
今日返せる物:質問の種類と番号、件数の一覧。
商談4件
今使える文章:記録は3件分が届いたという情報。内容そのものはこのメモにはない。
足りないもの:届いた3件の本文と、残り1件の記録。
今日返せる物:そろえる必要がある資料の一覧。内容の要約は、本文を受け取ってから。
勉強会の案内文
今使える文章:オンラインで会議メモの練習を行う予定という説明。
足りないもの:開催日、参加費、録画、スマホ参加の条件。
今日返せる物:内容紹介の下書きと、まだ決めることの一覧。
推奨する仕事:問い合わせ6件の分類。
最初の依頼:質問1〜6を、種類・番号・件数の3列へ分けてください。回答や送信はしないでください。
人が見る所:6件が一度ずつ入り、種類の分け方に無理がないか。

そろっている記録の数を取り違える

間違いの例

商談4件の記録がそろっているので、4件の共通点を要約する仕事から始めましょう。

メモでは記録は3件分が届き、1件が提出待ちです。また、このページには商談本文も載っていません。件数の説明だけで、内容を要約できるとは言えません。

直す依頼

「商談4件の記録がそろっているので、4件の共通点を要約する仕事から始めましょう」という提案を直してください。「元メモとの違い」「今できる仕事」「先に必要なもの」の順で返してください。

直した答えの見本

元メモとの違い:4件分がそろったとは書かれていない。このメモには商談本文もない。
今できる仕事:全文が載っている問い合わせ6件の分類。
先に必要なもの:商談をまとめるなら、届いた記録の本文と、残り1件。

件数は合うが、質問を落としている

間違いの例

分類は、オンライン3件、準備2件、録画1件の計6件です。

合計だけは6件ですが、料金の質問4が消えています。元の番号まで並べないと、どの質問を二重に数えたか分かりません。

直す依頼

「オンライン3件、準備2件、録画1件の計6件」という答えを、元の質問番号へ戻って直してください。「質問の種類」「該当する番号」「件数」の3列で、6件が一度ずつ入る表を返してください。

直した答えの見本

質問の種類|該当する番号|件数
オンラインで参加できるか|1・6|2
使う端末・準備|2・5|2
録画の有無|3|1
参加費|4|1
合計|1〜6を一度ずつ|6

下書きを作れることと、公開できることを混ぜる

間違いの例

勉強会の案内は作れるので、開催日を来週水曜と置いて完成させます。

内容の紹介文は作れても、開催日を補って公開用に仕上げる根拠はありません。「仮に置いた日」と「決まった日」を読者が取り違えるおそれがあります。

直す依頼

「開催日を来週水曜と置いて完成させます」という提案を直してください。「今日作れる物」「決定を待つこと」「今回はしないこと」の順で、案内文づくりの範囲を決め直してください。

直した答えの見本

今日作れる物:オンラインで会議メモの練習を行う予定という内容紹介。
決定を待つこと:開催日、参加費、録画、スマホ参加の条件。
今回はしないこと:未定の日付を入れることと、案内の公開。

上司やお客さんに伝えるなら

上司やお客さんへ説明するなら

AIに最初から多くの仕事を任せる前に、手元の文章で答えを確かめられる仕事を一つ選びます。今回は質問6件の分類、商談の要約、勉強会の案内が候補です。どれも必要ですが、今週の会議で案内を用意する質問を考えるなら、全文がそろう質問6件の分類から試せます。分類の番号と合計を私が見てから使います。まだ本文がそろわない商談要約は、記録を受け取ってから改めて試します。

3行の要点

  • 必要な仕事でも、文章のそろい方と返す形は違う。
  • 最初は、自分で答えを確かめられる仕事を一つ選ぶ。
  • 作れる下書きと、決定・公開が必要な仕事を分ける。

Claude Code・Codexで使う

使うAIを選んで試そう

ChatGPT・Claude・Geminiでは、最初の約束、準備メモ、選んだ依頼の順に同じ会話へ貼って試します。

Claude Code・Codexでは、練習用のCLAUDE.md/AGENTS.mdと、準備メモを入れたファイルを用意し、読む名前と順番を伝えます。

例:「CLAUDE.mdまたはAGENTS.mdの役の説明を読み、次に仕事候補.txtを読んで、最初に試す仕事と理由を会話へ返してください」。

置いただけで読んだとせず、使った文章と選んだ理由が返っているかを見ます。保存や送信は、別に決めてから行います。

番号つきの材料を別名の material-001.txt に保存した場合は、その名前を指定して読んでもらいます。元の教材や仕事のファイルは書き替えず、答えを会話へ返すよう頼みます。

頼み方と見比べ方を、図で振り返る

AIへ渡す三つのこと

材料を渡す

例:担当者が画面を確かめる。期限はまだ決まっていない、という会議メモ。

欲しい形を決める

決まったこと・担当・期限・まだ決まっていないことを分けた共有文を頼みます。

確かめる点を伝える

元のメモにない期限や決定を足さず、最後に元の文と見比べます。

「金曜日までに画面を直します」と増やさず、「担当者が画面を確かめます。期限はまだ決まっていません」と、メモにあることを残します。

元の図を見るAIへ渡す三つのこと

AIの下書きで人が見る三つの所

元の文と比べる

元のメモが「公開日はまだ決まっていない」なら、「来週公開」と決めた文へ変わっていないかを見ます。

担当と日付を確かめる

担当する人や作業が同じか、書かれていない日付・期限が増えていないかを見ます。

案と決定を分ける

出ただけの案を、決まったこととして書いていないかを見ます。

例:「来週公開します」という下書きは、元のメモに合わせて「公開日はまだ決まっていません」へ直します。

元の図を見るAIの下書きで人が見る三つの所

今日の記録

今日の結果を残そう

選んだ仕事、使う文章、返してほしい物、自分が見る所を残してください。まだ作業していない段階では、仕事が終わったとは書きません。

任せた仕事:______

渡した材料:______

自分で確認・修正したところ:______

次の依頼へ足す一文:______

材料のどの行を見て答えを確かめるか

材料の行答えで見る所
01〜03行目仕事の候補と、今使える質問文
04〜09行目質問1〜6の分類と合計6件
10〜11行目商談は本文と残り1件を待つ
12〜15行目会議の目的、案内の未定条件、送信しない範囲

次の一歩