AIに何を頼めばいい?自分の仕事が見つかる12例
教材の図を開く

普段の仕事から、材料があり、自分で答えを確かめられるひとつの作業を選ぶ。
キャラと考える
マリーネ:AIに頼めそうな仕事が十二もあると、どれから始めるか迷うね。
ウェーブ:全部を一度に任せなくていいよ。今週の目的に合い、文章がそろう仕事を一つ選ぼう。
この仕事の約束
どの仕事からAIに頼むか、今ある文章で選ぼう
最初にAIへ渡す約束
元の文にない日付・料金・効果を足さないでください。今ある文章で分かることと、先にそろえることを分け、送信・公開・ファイル操作はせず、文章を会話へ返してください。基本の練習
目安は、メモを読む3分、依頼を渡す1分、答えを見比べる5分、選んだ理由を残す3分の計12分です。本人の経験や返答の待ち時間で変わります。
番号つきの材料
練習に使う準備メモ
01|営業チームで、今週AIに試してもらいたい仕事を選ぶためのメモ。 02|候補は、届いた問い合わせ6件の分類、先週の商談4件の要約、次の勉強会の案内文づくり。 03|問い合わせは以下の6件がそろっており、質問文だけを使ってよい。 04|問い合わせ1:「オンラインで参加できますか」。 05|問い合わせ2:「パソコンは必要ですか」。 06|問い合わせ3:「録画は残りますか」。 07|問い合わせ4:「参加費はいくらですか」。 08|問い合わせ5:「スマホだけで参加できますか」。 09|問い合わせ6:「遠方からでも参加できますか」。 10|商談の記録は4件のうち3件が届き、残り1件は担当者の提出待ち。 11|商談をまとめる目的は、相談でよく出る困りごとをチームで共有すること。 12|次の勉強会はオンラインで、会議メモをAIへ渡す練習を行う予定。 13|開催日、参加費、録画の有無、スマホだけで練習できるかは、まだ決まっていない。 14|今週の会議では、どんな質問への案内を用意するかを先に相談したい。 15|最初の結果は営業担当が元の文と見比べる。相手への返信や公開はまだしない。
基本の依頼と答え
基本の依頼
3つの候補を、文章がそろっているか、返す形を決めやすいか、自分が答えを確かめられるかで比べてください。結果は、①候補ごとの比べ方、②最初に選ぶ仕事、③選ぶ理由、④使う文章、⑤返してほしい形、⑥自分が見る所、⑦今はしないことの順で返してください。今週の会議の目的も考えてください。頼んだ7項目の順に、答えの見本を見る
基本の答え
①候補ごとの比べ方
問い合わせ6件の分類:6件の文がそろい、質問の種類と件数の一覧にできる。元の6件と数を見比べられる。
商談4件の要約:3件届いたという記録はあるが、このメモに本文はない。要約する前に、その本文と残り1件をそろえる必要がある。
勉強会の案内文:内容の紹介文は作れるが、開催日などの条件はまだ決まっていない。公開用に仕上げるには決定を待つ部分がある。
②最初に選ぶ仕事
問い合わせ6件の分類。
③選ぶ理由
今週の会議で案内を用意する質問を相談するため。全文がそろい、自分でも結果を確かめやすい。
④使う文章
このメモの問い合わせ1〜6の質問文。
⑤返してほしい形
質問の種類、該当する問い合わせ番号、件数の3列。
⑥自分が見る所
6件が漏れず重複せずに入るか。似た質問を同じ分類にする理由が説明されるか。
⑦今はしないこと
質問への回答、相手への送信、勉強会案内の公開。
根拠:候補と準備状況は01〜03・10〜13行目、選ぶ目的は14行目、質問の数と内容は04〜09行目、今回しないことは15行目。この4点を確認しよう
自分の答えを見る4つのポイント
職種を変えて試す
営業:会議へ持っていく最初の仕事を選ぶ
この職種の材料
01|営業担当は、今週の会議で先に案内する質問を相談したい。 02|候補は質問6件の分類、商談4件の要約、勉強会案内の文章づくり。 03|質問1は「オンラインで参加できますか」。質問6は「遠方からでも参加できますか」。 04|質問2は「パソコンは必要ですか」。質問5は「スマホだけで参加できますか」。 05|質問3は「録画は残りますか」。 質問4は「参加費はいくらですか」。 06|商談記録は3件届き1件待ち。この材料には商談本文はない。 07|勉強会の開催日・参加費・録画・スマホの条件は未定。 08|今日返すのは、最初の仕事・分類を頼む文・人が見る所。 質問への回答作成や、相手への送信は含めない。
営業の仕事で使う依頼
営業担当として、今週の会議へ持っていく最初の仕事を選んでください。「選ぶ仕事」「今回AIへ渡す依頼」「自分で見る所」の3見出しで返してください。依頼は質問の分類までに絞り、回答の作成や送信は含めないでください。3つの見出しに分けた答えを見る
選ぶ仕事
問い合わせ6件を、質問の種類ごとに分ける。
今回AIへ渡す依頼
メモにある問い合わせ1〜6を、質問の種類・問い合わせ番号・件数の3列でまとめてください。合計6件になり、各番号が一度ずつ出るようにしてください。質問への回答はまだ作りません。
自分で見る所
オンライン参加の質問1と6、使う端末の質問2と5を一緒に分けた理由を見る。録画の質問3、料金の質問4が抜けていないかも確かめる。
根拠:この職種の材料01〜08行目。職種別の材料と答えを開く
事務として選ぶなら
この職種の材料
01|事務担当は、勉強会の案内を出す前に運営へ聞く項目を整理したい。 02|仕事の候補は、問い合わせ6件の分類、商談4件の要約、勉強会の案内文。 03|問い合わせの質問文はそろっている。回答に使う正式な案内はまだない。 04|商談の記録は3件分が届き、1件が提出待ち。本文はこの材料に含めない。 05|勉強会はオンラインで会議メモをAIへ渡す練習を行う予定。 06|開催日は決まっていない。 07|参加費と録画の有無も決まっていない。 08|スマホだけで練習できるかも、運営へ聞く必要がある。 09|今日必要なのは、内容紹介の下書きと、案内前に決める項目の一覧。 10|未定の条件を埋めず、案内の公開はしない。
事務の依頼
事務担当が「勉強会の案内を出す前に、運営へ聞くことを決める」目的で使うなら、3候補からどの仕事をどこまで行うかを選んでください。「選ぶ仕事」「今作る物」「先に聞くこと」「まだしないこと」の順で返してください。答えの見本
選ぶ仕事
勉強会の案内文づくりを、決まっている説明と決める項目の整理まで行う。
今作る物
オンラインで会議メモの練習をするという紹介文と、条件の一覧。
先に聞くこと
開催日、参加費、録画の有無、スマホだけで練習できるか。
まだしないこと
決まっていない条件を入れた案内の公開。
根拠:この職種の材料01〜10行目。マーケティングとして選ぶなら
この職種の材料
01|マーケティング担当は、案内で先に答える疑問を選びたい。 届いた質問は6件で、人数や申込み数の記録ではない。 02|質問1「オンラインで参加できますか」、質問6「遠方からでも参加できますか」。 03|質問2「パソコンは必要ですか」、質問5「スマホだけで参加できますか」。 04|質問3「録画は残りますか」、質問4「参加費はいくらですか」。 05|質問の種類・番号・件数を並べれば、抜けや重複を元の文へ戻って探せる。 06|案内にあるのは、オンラインで会議メモの練習をする予定という内容。 07|開催日・参加費・録画・スマホの条件は決まっていない。 08|質問の多さから、売上や申込み増加を予想しない。 今回は疑問の整理までとし、案内の公開はしない。
マーケティングの依頼
マーケティング担当が「案内で先に答える疑問を決める」目的で使うなら、最初の仕事を一つ選んでください。「選ぶ仕事」「選ぶ理由」「返す形」「人が見る所」の順で返してください。人気や申込みの数を予想しないでください。答えの見本
選ぶ仕事
問い合わせ6件の分類。
選ぶ理由
案内で説明する疑問を、届いた質問から考えられるため。
返す形
質問の種類と件数、今の案内で分かること・運営へ聞くことの一覧。
人が見る所
質問6件の意味を変えていないか。件数を、参加者数や申込みが増える見込みへ言い換えていないか。
根拠:この職種の材料01〜08行目。自分の仕事用の依頼
自分の仕事で使う、4欄の依頼
仕事の候補と手元の文章を書き替えて渡します。候補は、どれも必要だと思う仕事を並べてください。
自分用の依頼
【自分の仕事の候補】
【手元にある文章】
【返してほしい結果】
【自分が見比べる所】
この4欄を使い、最初に試す仕事を一つ提案してください。候補の違い、選ぶ理由、使う文章、返す形、自分で見る所、今はしないことを順に書いてください。仕事を探す12例を見る
仕事を選ぶ12の例
下の12例から、自分の仕事に近い場面を探してみよう。この後の練習では、今週したい3つの仕事から最初の一つを選びます。
表は左右に動かせます。右側には、自分の仕事・試した日・結果を書き込む欄があります。
| 仕事の場面 | AIに渡すひとつの作業 | 用意する材料 | ほしい結果 | 人が確認すること | 自分の仕事への置き換え | 試した日 | 結果と次回の修正 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 会議後 | 決定と宿題を整理 | 会議メモ | 決定・担当・期限・未決一覧 | 期限を足していないか | |||
| メール | 返信の下書き | 相手の文と事実 | 返信案 | 約束を増やしていないか | |||
| SNS | 投稿案を作る | 伝えたい内容と対象読者 | 投稿案3案 | 出典と数字 | |||
| 調査 | 資料を比較 | 確認済み資料3件 | 違いと不足の一覧 | 根拠を示しているか | |||
| 営業 | 提案の骨組み | 顧客の悩みと自社でできること | 構成案 | できないことを約束していないか | |||
| 採用 | 質問案を作る | 募集条件 | 質問案 | 仕事に必要な範囲か | |||
| 教育 | 説明をやさしくする | 元の説明 | 初心者向け説明 | 意味を変えていないか | |||
| 運営 | よくある質問を整理 | 匿名化した質問 | FAQ下書き | 答えが資料にあるか | |||
| 経理 | 不明点を洗い出す | 匿名化した費目の例 | 確認事項 | 税務判断を決めつけないか | |||
| サイト | 画面の改善点を整理 | 公開画面と目的 | 改善仮説 | 実測と予想を分けたか | |||
| 計画 | 次の一手を整理 | 今週の進捗 | 次の作業一覧 | 優先理由は妥当か | |||
| 資料 | 見出しを考える | 発表の目的と材料 | 見出し案 | 材料にない数字を足さないか |
応用と失敗の直し方
短い版:一つ選ぶ理由だけを頼む
応用の依頼
今週の会議へ向けて最初に頼む仕事を一つ選び、「仕事名」「理由」「自分で見る所」を一行ずつ返してください。答えの見本
仕事名:問い合わせ6件の分類。
理由:6件の文がそろい、案内を用意する質問を会議で相談する材料になるため。
自分で見る所:番号1〜6が一度ずつ入り、合計6件になるか。詳しい版:似た候補も比べて選ぶ
応用の依頼
3候補を「今使える文章」「足りないもの」「今日返せる物」の3項目でそれぞれ比べてください。その後に「推奨する仕事」「最初の依頼」「人が見る所」を返してください。商談の残り1件を想像で補わないでください。答えの見本
問い合わせ6件
今使える文章:質問1〜6の全文。
足りないもの:分類だけなら追加の回答資料は不要。
今日返せる物:質問の種類と番号、件数の一覧。
商談4件
今使える文章:記録は3件分が届いたという情報。内容そのものはこのメモにはない。
足りないもの:届いた3件の本文と、残り1件の記録。
今日返せる物:そろえる必要がある資料の一覧。内容の要約は、本文を受け取ってから。
勉強会の案内文
今使える文章:オンラインで会議メモの練習を行う予定という説明。
足りないもの:開催日、参加費、録画、スマホ参加の条件。
今日返せる物:内容紹介の下書きと、まだ決めることの一覧。
推奨する仕事:問い合わせ6件の分類。
最初の依頼:質問1〜6を、種類・番号・件数の3列へ分けてください。回答や送信はしないでください。
人が見る所:6件が一度ずつ入り、種類の分け方に無理がないか。そろっている記録の数を取り違える
間違いの例
商談4件の記録がそろっているので、4件の共通点を要約する仕事から始めましょう。メモでは記録は3件分が届き、1件が提出待ちです。また、このページには商談本文も載っていません。件数の説明だけで、内容を要約できるとは言えません。
直す依頼
「商談4件の記録がそろっているので、4件の共通点を要約する仕事から始めましょう」という提案を直してください。「元メモとの違い」「今できる仕事」「先に必要なもの」の順で返してください。直した答えの見本
元メモとの違い:4件分がそろったとは書かれていない。このメモには商談本文もない。
今できる仕事:全文が載っている問い合わせ6件の分類。
先に必要なもの:商談をまとめるなら、届いた記録の本文と、残り1件。件数は合うが、質問を落としている
間違いの例
分類は、オンライン3件、準備2件、録画1件の計6件です。合計だけは6件ですが、料金の質問4が消えています。元の番号まで並べないと、どの質問を二重に数えたか分かりません。
直す依頼
「オンライン3件、準備2件、録画1件の計6件」という答えを、元の質問番号へ戻って直してください。「質問の種類」「該当する番号」「件数」の3列で、6件が一度ずつ入る表を返してください。直した答えの見本
質問の種類|該当する番号|件数
オンラインで参加できるか|1・6|2
使う端末・準備|2・5|2
録画の有無|3|1
参加費|4|1
合計|1〜6を一度ずつ|6下書きを作れることと、公開できることを混ぜる
間違いの例
勉強会の案内は作れるので、開催日を来週水曜と置いて完成させます。内容の紹介文は作れても、開催日を補って公開用に仕上げる根拠はありません。「仮に置いた日」と「決まった日」を読者が取り違えるおそれがあります。
直す依頼
「開催日を来週水曜と置いて完成させます」という提案を直してください。「今日作れる物」「決定を待つこと」「今回はしないこと」の順で、案内文づくりの範囲を決め直してください。直した答えの見本
今日作れる物:オンラインで会議メモの練習を行う予定という内容紹介。
決定を待つこと:開催日、参加費、録画、スマホ参加の条件。
今回はしないこと:未定の日付を入れることと、案内の公開。上司やお客さんに伝えるなら
上司やお客さんへ説明するなら
AIに最初から多くの仕事を任せる前に、手元の文章で答えを確かめられる仕事を一つ選びます。今回は質問6件の分類、商談の要約、勉強会の案内が候補です。どれも必要ですが、今週の会議で案内を用意する質問を考えるなら、全文がそろう質問6件の分類から試せます。分類の番号と合計を私が見てから使います。まだ本文がそろわない商談要約は、記録を受け取ってから改めて試します。
3行の要点
- 必要な仕事でも、文章のそろい方と返す形は違う。
- 最初は、自分で答えを確かめられる仕事を一つ選ぶ。
- 作れる下書きと、決定・公開が必要な仕事を分ける。
Claude Code・Codexで使う
使うAIを選んで試そう
ChatGPT・Claude・Geminiでは、最初の約束、準備メモ、選んだ依頼の順に同じ会話へ貼って試します。
Claude Code・Codexでは、練習用のCLAUDE.md/AGENTS.mdと、準備メモを入れたファイルを用意し、読む名前と順番を伝えます。
例:「CLAUDE.mdまたはAGENTS.mdの役の説明を読み、次に仕事候補.txtを読んで、最初に試す仕事と理由を会話へ返してください」。
置いただけで読んだとせず、使った文章と選んだ理由が返っているかを見ます。保存や送信は、別に決めてから行います。
番号つきの材料を別名の material-001.txt に保存した場合は、その名前を指定して読んでもらいます。元の教材や仕事のファイルは書き替えず、答えを会話へ返すよう頼みます。
頼み方と見比べ方を、図で振り返る
AIへ渡す三つのこと
例:担当者が画面を確かめる。期限はまだ決まっていない、という会議メモ。
決まったこと・担当・期限・まだ決まっていないことを分けた共有文を頼みます。
元のメモにない期限や決定を足さず、最後に元の文と見比べます。
「金曜日までに画面を直します」と増やさず、「担当者が画面を確かめます。期限はまだ決まっていません」と、メモにあることを残します。
元の図を見る

AIの下書きで人が見る三つの所
元のメモが「公開日はまだ決まっていない」なら、「来週公開」と決めた文へ変わっていないかを見ます。
担当する人や作業が同じか、書かれていない日付・期限が増えていないかを見ます。
出ただけの案を、決まったこととして書いていないかを見ます。
例:「来週公開します」という下書きは、元のメモに合わせて「公開日はまだ決まっていません」へ直します。
元の図を見る

今日の記録
今日の結果を残そう
選んだ仕事、使う文章、返してほしい物、自分が見る所を残してください。まだ作業していない段階では、仕事が終わったとは書きません。
任せた仕事:______
渡した材料:______
自分で確認・修正したところ:______
次の依頼へ足す一文:______
材料のどの行を見て答えを確かめるか
| 材料の行 | 答えで見る所 |
|---|---|
| 01〜03行目 | 仕事の候補と、今使える質問文 |
| 04〜09行目 | 質問1〜6の分類と合計6件 |
| 10〜11行目 | 商談は本文と残り1件を待つ |
| 12〜15行目 | 会議の目的、案内の未定条件、送信しない範囲 |
