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教材 004

自然な文章の落とし穴を見つける。AIの下書き20点チェック

読みやすさだけで判断せず、元の資料と違う数字・期限・約束を見つける。

キャラと考える

マリーネ(質問係)どこから確認すればいい?全部じっくり読むのは大変。

ウェーブ(説明係)まずは数字・期限・約束。ここが変わると、読み手の行動も変わってしまうからね。

この仕事の約束

AIへ最初に渡す約束

下書きが自然に読めても、数字と約束は元の資料へ戻って確かめてください。分からない条件は埋めず、修正文と先に聞くことを分けて返してください。

番号つきの材料

この材料をAIへ渡す

01 体験講座の案内を出す前に見るメモ。
02 体験は全2回で、どちらも短い練習を行う。
03 参加する人は、初めて学ぶ社会人を想定している。
04 開催する曜日と時刻は、まだ決まっていない。
05 資料は講座の後日、参加者へ配布する。
06 後日の配布日と方法は、まだ決まっていない。
07 運営担当は申込案内の文章だけを先に作る。
08 参加費について、このメモには記載がない。
09 講師が個別に添削するかも、このメモからは分からない。
10 前の下書きは「全3回、金曜日に開催」としていた。
11 続けて「資料は当日受け取れます」と書いていた。
12 本文は読みやすく、誤字は見つかっていない。
13 ただし、回数と案内の条件が合うかは見直す必要がある。
14 担当者は、公開する前に直した全文を読みたい。
この教材の材料をテキストで保存

基本の依頼と答え

基本の依頼

前の下書きにある回数・開催日・資料配布の記述を元の条件と比べてください。「違う記述と根拠」「直した全文」「先に聞くこと」の順で返してください。読みやすいことだけを理由に正しいと決めないでください。
整理した答えと、根拠の行を見る

答えと根拠

違う記述と根拠
全3回:元の条件は2回。
金曜日に開催:曜日はまだ決まっていない。
資料は当日:元の条件は後日配布。
直した全文
全2回の体験講座で、短い練習を行います。開催日程はまだ決まっていません。資料は講座の後日、参加者へ配布します。
先に聞くこと
開催日程、資料を配る日と方法、参加費、個別添削の有無。元にない条件を案内へ追加する前に、それぞれを確かめます。

根拠となるメモの行
回数の違いは2・10行目、日程は4・10行目、配布時期は5・6・11行目が根拠です。参加費は8行目、添削は9行目の情報不足へ分けています。

この4点を確認しよう

自分の原稿で使う、20点の書き込みチェック

各項目に結果と根拠を記入します。今回に関係しない項目は対象外、資料がなければ資料なしと書きます。表計算へ貼っても使えるタブ区切りです。

20点の空欄チェック表

番号	見る所	結果(一致・要修正・資料なし・対象外)	根拠の資料と記述
1	数字と単位が元の資料と同じか		
2	合計と内訳の計算が合うか		
3	提供や参加の回数が変わっていないか		
4	日付と曜日を勝手に足していないか		
5	会議日を作業の期限へ変えていないか		
6	未定の日程を未定のまま残したか		
7	配布や提供の時期が同じか		
8	料金や無料の条件を作っていないか		
9	対象者と参加条件を変えていないか		
10	担当名と、その人の作業が同じか		
11	提案を決定として書いていないか		
12	作業の途中を完了として書いていないか		
13	まだ見ていないことを点検済みにしていないか		
14	送付前を送付済みにしていないか		
15	資料にない成果や保証を足していないか		
16	範囲や例外の条件を省いていないか		
17	練習に不要な名前や連絡先を外したか		
18	根拠にした資料と場所を示せるか		
19	分からないことを推測せず分けたか		
20	直した全文も元の資料と見比べたか		

今回の記入例

回数:要修正。根拠は元の2回に対して下書きが3回。参加費:資料なし。送料:今回は講座の案内で扱わないため対象外。

職種を変えて試す

広報:修正した案内も、もう一度見直す

この職種で試す依頼

修正文「全2回の講座です。資料は後日メールで配布します」を見てください。「残る違い」「直した文」「見比べる場所」の順で答えてください。
この仕事の答えを見る
残る違い:メールという配布方法は元のメモにない。
直した文:全2回の講座です。資料は後日配布します。
見比べる場所:資料配布の時期は決まっているが、日と方法は決まっていない記述。

答えを見比べる根拠:このページの基本材料の該当する行。

ほかの職種2例を開く

営業:提供する回数を増やさない

この例で使う文章

01|商品説明は相談1回・オンライン。料金は見積りで案内する。下書きは「無料相談3回を訪問で実施」。

職種別の依頼

回数・方法・料金の順に違いを指摘し、正しい案内文を一つ作ってください。

答え

回数は1回、方法はオンライン。無料という料金条件は資料にありません。
案内文:相談は1回、オンラインで行います。料金は見積りでご案内します。

答えを見比べる根拠:この職種の材料の01行目。

事務:郵便物の到着と配布を取り違えない

この職種の番号つき材料

01|受付簿は、月曜に封筒3通を受け取った記録。
02|2通は宛先へ仕分けたが、受け取った人へ渡せたかの記録はない。
03|残り1通は宛先が読めず、窓口で保管している。
04|配布担当の期限は決めていない。
05|下書きには「火曜に3通とも配布済み」と書かれている。

この職種で使う依頼

下書きの到着日・件数・配布の状態を元の受付簿と比べ、「違い」「修正文」「先に聞くこと」の順で返してください。
職種の答えと根拠を見る

職種の答え

違い:到着日は月曜なのに火曜になっています。3通全て配布済みという記録もありません(この例の1・2・3・5行目)。
修正文:月曜に3通を受け取り、2通は仕分けました。相手へ渡せたかは記録がなく、1通は宛先が読めず保管しています。
先に聞くこと:仕分けた2通の配布状況と、保管する1通の宛先。

自分の仕事用の依頼

自分用の空欄の依頼

【元の資料】
【確かめたい下書き】
【特に間違えたくない条件】
違う記述と根拠、直した全文、先に聞くことを分けてください。資料から分からないことは作らず、直した後の文も見比べてください。

応用と失敗の直し方

応用の依頼と答えを開く

短い依頼:公開前の重要な違いに絞る

応用の依頼

この体験講座の下書きで、読み手の行動が変わる違いを3つ挙げ、直す表現を短く返してください。

答え

全3回→全2回。
金曜開催→日程は未定。
資料は当日→資料は後日配布。

使った根拠:2・4・5・10・11行目。

詳しい依頼:資料がないことと対象外を分ける

応用の依頼

回数・曜日・配布時期・参加費・送料の5項目を、一致/要修正/資料なし/今回は対象外へ分けてください。送料は配送商品の話ではないため対象外として扱い、料金を無料と補わないでください。

答え

回数・曜日・配布時期:要修正。
参加費:資料なし。
送料:今回は対象外。
一致したという判断は、元の記述と合う項目だけに使います。

使った根拠:2・4・5・8・10・11行目。送料の対象外という扱いは応用の依頼で指定した条件。

間違い・直す依頼・直した見本を開く

一つ直して、別の条件を足す

全2回の講座です。資料は翌日送ります。

後日を翌日へ変えています。回数が正しくなっても、配布日はまだ決められません。

直す依頼

「全2回の講座です。資料は翌日送ります」を、回数と配布日に分けて直し、根拠を添えてください。

直した見本

全2回の講座です。資料は後日配布します。
根拠:2回と後日配布は記載されていますが、翌日とは書かれていません。

直すときに戻る所:2・5・6行目。

資料がない料金を正しいとする

参加費は無料で、一致です。

参加費の資料がないことを、0円という条件に変えています。

直す依頼

参加費の記述について「分かること」「まだ分からないこと」を返してください。

直した見本

分かること:このメモに参加費の記載はない。
まだ分からないこと:金額と、無料かどうか。

直すときに戻る所:8行目。

意味の違いを誤字の点検で見逃す

誤字がないので、このまま公開できます。

誤字の有無と、2回が3回へ変わる意味の違いは別の点検です。

直す依頼

公開できるとした判断を見直し、公開前に直す条件を挙げてください。

直した見本

直す条件:回数、開催曜日、資料の配布時期。参加費や添削は資料を確かめてから案内します。

直すときに戻る所:2・4・5・10〜13行目。

上司やお客さんに伝えるなら

説明するときの文

誤字だけでなく、回数や配布日が変わっていないかを公開前に見ます。資料がない料金は無料にせず、分からない条件として残します。直した全文ももう一度比べるので、一つの修正で別の約束が増えることを防ぎたいと考えています。

Claude Code・Codexで使う

ChatGPT・Claude・Geminiでは、元の説明と下書きを両方渡し、違う箇所を先に挙げてもらいます。

Claude Code・Codexでは、原稿.txtと元の条件.txtを別ファイルとして指定し、元資料を上書きさせません。

依頼例:「二つの文を読み、違いと修正案を返してください。原稿への反映はまだしません」。

修正文を採る前に、人が回数・日付・配布条件へ戻って読みます。

数字と条件を別々に見る:図と説明を見る

数字と条件を別々に見る

2回という回数、未定の日程、後日という配布時期は、別の条件です。文章全体が自然でも一つずつ元へ戻ります。

資料がない項目を合格にしない:図と説明を見る

資料がない項目を合格にしない

参加費の記載がないときは、無料とも有料とも決めません。今の案内へ入れず、運営へ聞くこととして残します。

元の補助画像を開く(画像の改訂は別の便)
この仕事の考え方を図で確認しよう
材料・完成形・確認することを伝える
AIの下書きを元の資料と見比べよう

Claude Code・Codexで試す時は、保存した material-004.txt を読むファイルとして指定してください。

今日の記録

試した仕事のメモ

任せた仕事:

渡した材料:

自分で確認・修正したところ:

次の依頼へ足す一文:

材料の行と、答えで使った説明の対応表

基本の答えに書いた根拠を、原文のまま並べています。番号は付属の材料ファイルと同じです。

材料の行答えに書いた説明(原文)
2・10行目 / 4・10行目 / 5・6・11行目 根拠となるメモの行 回数の違いは2・10行目、日程は4・10行目、配布時期は5・6・11行目が根拠です。
8行目 / 9行目参加費は8行目、添削は9行目の情報不足へ分けています。

次の一歩