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教材 012

「前の続き」を伝えよう。Claude Code & Codexの引き継ぎセット

この仕事の考え方を図で確認しよう

元資料・下書き・未確認・次の作業をまとめ、別のAIでも続きを進められるようにする。

① 材料を読む② AIへ頼む③ 見本と比べる④ 自分の仕事へ

キャラと考える

AIエージェント マリーネ(質問係)AIを変えたら、前の話をまた全部するの?

AIエージェント ウェーブ(説明係)今回の仕事に必要な材料と、今どこまで進んだかを短く渡そう。別の会話の記憶に頼らない形にするよ。

この仕事の約束

引き継ぐのは、相手が次の作業へ進めるための文章です。前の会話を読んだはずだと考えず、元の資料と今の下書きの両方を渡します。下書きができたことと、その内容を確かめたことは分けます。

最初の図は、仕事の続きを別のAIへ渡す流れを表しています。左に元の材料、中央に今の状態、右に次の一手を置くと考えましょう。長い履歴を全部渡す代わりに、この三つがそろう説明を作ります。

今回の終わりは、引き継ぎメモと修正文が会話へ返る所までです。画面を直したり、社内へ送ったりする約束ではありません。

番号つきの材料

まず、この練習用の材料を読もう

01|【架空の元メモ】田中さんが画面を確認。期限未定。
02|【現在の下書き】田中さんが金曜日までに画面を確認します。
03|【今の状態】文章はできた。元メモとの確認はまだ。
04|【次に頼みたいこと】元メモとの不一致を直す。
05|下書きの用途は、社内で担当の動きを共有すること。
06|相手へ送ったり公開したりは、まだしていない。
07|元メモ以外に、期限が決まったと分かる資料はない。
08|田中さんの担当は、画面を確認すること。
09|画面の修正や、公開の作業を任せたとは書かれていない。
10|金曜日という日付は、下書きにだけ出てくる。
11|次のAIは、この前の会話を読んでいないものとして進める。
12|渡す元メモと下書きは、この材料の01・02行目をそのまま使う。
13|返すものは、元資料・下書き・終わったこと・未確認・次の依頼の五つ。
14|その後に、直した共有文と、何を直したかの理由を付ける。
15|依頼するのは文章の整理だけ。送信や元ファイルの変更はしない。

基本の依頼と答え

材料と一緒に、この依頼文を渡そう

材料・完成形・確認することを伝える

「材料と依頼文をまとめてコピー」を押して、使うAIの会話へ貼り付けてね。材料だけ・依頼文だけをコピーすることもできます。ファイルで渡す場合は、読むファイルを指定しよう。

練習用の材料と依頼文だけをコピーします。答えの見本は含めません。

次のAIへ渡す引き継ぎメモを作ってください。元資料・現在の下書き・終わったこと・未確認・次の依頼を分けてください。元の内容も添えて、前の会話を知らなくても進められる形にしてください。

答えが返ったら、見本と比べよう

言い回しは違っていてOK。元の材料の意味が変わっていないかを見るよ。

答えの見本を開く
元資料:田中さんが画面を確認。期限未定。
下書き:田中さんが金曜日までに画面を確認します。
終わったこと:共有文の下書き。
未確認:期限が元資料と一致するか。
次の依頼:元メモと下書きを比較し、足された期限を直してください。修正文と理由を返してください。送信はしないでください。

次に返る修正例:田中さんが画面を確認します。期限は未定です。
根拠:元資料と下書きは01〜02行目、進み具合は03・05〜07行目、次の作業と範囲は04・08〜15行目。
金曜日は元メモにない期限なので外しました。

この4点を確認しよう

引き継ぎ前に見る四つの所

AIの下書きを元の資料と見比べよう

違うところがあれば、「元の材料では○○です。下書きの△△を直して、変えた場所を教えて」と頼もう。

職種を変えて試す

事務:備品案内の下書きを次の担当へ渡す

この職種の材料

01|事務担当は、備品を申し込む案内文を準備している。
02|元のメモは「希望する備品と数量を総務窓口へ相談」。
03|購入できる品目の一覧はまだ届いていない。
04|購入の承認条件は、このメモでは決まっていない。
05|今の下書きは「申し込めば翌日までに届きます」。
06|翌日届くと分かる資料はない。
07|ここまで終わったのは、案内文の下書きだけ。
08|次は下書きと元メモを比べ、足された納期を直す。
09|元の文章と下書きは、この材料から両方渡す。
10|申し込みや購入はせず、修正文と理由を会話へ返す。

この材料で頼む文

次の担当へ渡すメモを、元資料・下書き・終わったこと・まだ分からないこと・次の作業の順に作ってください。その後、案内の修正文と理由を返してください。

AIが返す答えの文

元資料:希望する備品と数量を総務窓口へ相談(02行目)。
下書き:申し込めば翌日までに届きます(05行目)。
終わったこと:案内文の下書き(07行目)。
まだ分からないこと:品目一覧、承認条件、納期(03〜04・06行目)。
次の作業:元メモと比べ、足された納期を直す(08〜10行目)。
修正文:希望する備品と数量を、総務窓口へご相談ください。
理由:元のメモに翌日到着という条件がないため(02・06行目)。

制作:画像の候補と、使う判断を分けて引き継ぐ

この職種の材料

01|制作担当が、紹介ページに使いたい画像を三つ選んだ。
02|三つは候補であり、採用はまだ決まっていない。
03|画像の使用条件は、担当へ聞いている途中。
04|今の下書きには「使用許可は取得済み」とある。
05|次の仕事は、候補を選んだ状態と、条件を聞いている状態を分けること。

この材料で頼む文

引き継ぎ先が採用済みと誤解しないメモを、終わったこと・まだのこと・次の依頼の三つで作ってください。

AIが返す答えの文

終わったこと:画像候補を三つ選んだ(01行目)。
まだのこと:採用の決定と、使用条件の回答(02〜03行目)。
次の依頼:「使用許可は取得済み」を「使用条件は担当へ相談中」に直してください。候補選びの完了を、使用条件の確定と混ぜません(04〜05行目)。

CS:受け付けた相談と、原因の判断を分ける

この職種の材料

01|CS担当が「教材を開けない」という相談を受け付けた。
02|相手の端末と、表示された文はまだ分からない。
03|担当は追加の質問を一つの返信案にまとめた。
04|返信案には「サーバーの不具合なので本日中に直ります」とある。
05|原因も復旧の時刻も、まだ分かっていない。

この材料で頼む文

別のAIへ渡すため、受け付けたこと・不明なこと・次に直す文を分けてください。原因や直る時刻は約束しないでください。

AIが返す答えの文

受け付けたこと:教材が開けないという相談(01行目)。
不明なこと:端末、表示文、原因、復旧時刻(02・05行目)。
次に直す文:「サーバーの不具合なので本日中に直ります」を外し、「お使いの端末と、画面に表示された文を教えてください」とします(02〜05行目)。返信案の作成が終わった段階で、送信済みとはしません(03行目)。

自分の仕事用の依頼

次は、自分の仕事で一つ試してみよう

AIエージェント マーク(実践係)別のAIで試すなら、まず「受け取った資料と、これから確認する点を教えて」と頼もう。結果は自分でも元資料に戻って確かめる。

自分の引き継ぎ用に書き替える

【元の資料の文】
【現在の下書き】
【ここまで終わったこと】
【まだ分からないこと】
【次のAIへ頼む一つの作業】
この五つを使い、前の会話を知らなくても続けられる引き継ぎメモを作ってください。元の文と下書きを両方付け、予定を完了と書かないでください。

応用と失敗の直し方

短く渡すなら

「元資料と下書きの違い、まだの作業、次に頼む一つを、三つの見出しで返してください」と頼みます。短くしても、期限が未定という元の条件は消しません。

複数の担当へ渡すなら

「文章を直す人と、条件を決める人の作業を分け、各担当へ必要な元の文を添えてください」と頼みます。役割の指定がない所を、AIに人名で埋めさせないようにします。

ファイル名だけで引き継ぐ失敗

「前のメモを見て続けて」だけでは、相手がその文章を読めるか分かりません。「今回の材料の01・02行目を付け、受け取った元資料と下書きを先に示してください」と直します。

できた下書きを、確認済みと書く失敗

文章があるだけなのに「確認完了」と書くと、金曜日の追加を見直す作業が飛びます。「03行目の状態を残し、終わったことは下書き作成、これからは元メモとの比較と書いてください」と直します。

次の作業を増やす失敗

画面の確認を、修正や公開の作業に広げてはいけません。「08〜09・15行目へ戻り、文章の修正案だけを返してください。画面操作と送信はしません」と頼み直します。

上司やお客さんに伝えるなら

別のAIへ渡すときは、前の会話の記憶に頼らず、元の文章と今の下書きを付けます。今回は田中さんが画面を確認する仕事で、期限は決まっていません。下書きにだけ金曜日が加わっているため、そこを元の条件へ戻すのが次の作業です。文章ができた状態と、内容を確かめた状態を分けて伝えます。私が元メモと修正文を見比べてから、使うかを決めます。

会議で伝える三つの要点

元の文章と、今の下書きを一緒に渡します。
下書き作成は完了、元メモとの比較はこれからです。
次は足された期限を直す所までに絞ります。

Claude Code・Codexで使う

ChatGPT・Claude・Geminiでは、このページの材料と依頼を同じ会話へ貼り、前の会話を知らない状態で答えが作れるか試します。

Claude Code・Codexでは、番号つき材料を material-012.txt という別の練習用ファイルへ保存します。

「material-012.txt を読み、元資料・下書き・終わったこと・未確認・次の依頼の順で引き継ぎメモを作り、修正文と理由を会話へ返してください。元のファイルは書き替えません」と頼みます。

引き継ぎ先には、読むファイル名と中身を読める場所を伝えます。相手が読めなかったときは、必要な文を会話へ貼り直します。

別の仕事の履歴まで広く読ませず、今回直す文章と、その条件が分かる材料を指定します。

今日の記録

今日の記録

任せた仕事:

渡した材料:

自分で確認・修正したところ:

次の依頼へ足す一文:

今回の記録には、足された金曜日をどう直したかを残します。次回も必要な元資料と下書きを両方渡せたか、自分の言葉で一行ずつ書いてみましょう。

材料のどの行を見て答えを確かめるか

材料の行答えで見る所
01〜04行目元の文、下書き、まだの比較、次に頼むこと
05〜07行目共有用の下書きで、送信も期限の決定もまだ
08〜10行目画面確認という担当の仕事と、足された金曜日
11〜15行目前の会話に頼らない渡し方と、返す形・作業の範囲

次の一歩