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教材 067

割合を出す前に、分母が何かを確認しよう

割合の意味と計算を説明し、母数の違いを見落とさない。

① 材料を読む② AIへ頼む③ 見本と比べる④ 自分の仕事へ

キャラと考える

マリーネ(質問係)75%と80%なら、B回の企画を採ればいい?

ウェーブ(説明係)割合が高いことと企画がよいことは別だよ。人数・数え方・募集条件を同じ紙に置こう。

この仕事の約束

この練習では、分子と分母を言葉で決めてから計算する。参加率の高い回を見つけても、開催方法を変える判断までは自動で進めない。0人中0人は0%ではなく計算できない値、名簿待ちは欠けた値として残す。

数字の図は「何人のうち何人」を読むために使う。大きな百分率の横へ元の人数を置き、図の印象より表の条件を先に見よう。

この仕事の考え方を図で確認しよう

番号つきの材料

行番号は先頭の番号で、表の見出しは数えません。

答えの行番号は、表の左端にある01〜15です。先頭の列名は行数へ含めません。

表は左右に動かして、右端まで読めます。

行番号回申込人数参加人数記録
01A2015月曜夜の公開講座
02B108土曜午前の公開講座
03C75少人数の質問会
04D00申込を始めていない
05E12出席名簿が未着
残り10行の表を開く

表は左右に動かして、右端まで読めます。

行番号回申込人数参加人数記録
06F80出席なしを確認
07G99全員の出席を確認
08H1411振替参加は含めない
09I64対面の小会場
10J118事前課題がある回
11K53参加対象を限定した回
12L1612オンライン平日開催
13M1310相談時間を長くした回
14N44社内の試行回
15O1813募集経路が異なる回
基本の数の表をCSVで保存この教材の番号つき材料をTXTで保存

基本の依頼と答え

各回の参加率を、行番号・回・参加/申込・割合・式・注意の6列で出してください。小数は1桁に丸め、計算前の式も示してください。D回とE回は同じ0%にせず、F回の確認済み0人と区別してください。A/Bの差をポイントで書き、優劣の結論は出さないでください。
基本の答えと計算の根拠を見る

表は左右に動かして、右端まで読めます。

行番号回参加/申込割合式注意
01A15/2075.0%15÷20×100月曜夜
02B8/1080.0%8÷10×100土曜午前でAと条件違い
03C5/771.4%5÷7×100小数1桁に丸める
04D0/0算出なし分母0募集開始前
05E不明/12算出なし分子不明名簿待ち
06F0/80.0%0÷8×100確認済み0人
07G9/9100.0%9÷9×100全員出席
08H11/1478.6%11÷14×100振替を除く
09I4/666.7%4÷6×100対面会場
10J8/1172.7%8÷11×100事前課題あり
11K3/560.0%3÷5×100対象限定
12L12/1675.0%12÷16×100オンライン平日
13M10/1376.9%10÷13×100相談時間長め
14N4/4100.0%4÷4×100社内試行
15O13/1872.2%13÷18×100募集経路違い

01 A:15÷20=75.0%。02 B:8÷10=80.0%。差は5.0ポイント。
03 C:5÷7=71.4%。04 D:申込0のため算出しない。05 E:参加人数が空欄のため算出しない。06 F:0÷8=0.0%。07 G:100.0%。08 H:78.6%。09 I:66.7%。10 J:72.7%。11 K:60.0%。12 L:75.0%。13 M:76.9%。14 N:100.0%。15 O:72.2%。
AとBは開催曜日・時間が違う。参加率だけでBの企画がよいとは決められない。Cは分数5/7を残す。71.4%を人数に戻して端数の人を作らない。全回の単純な百分率平均を、全参加者の参加率とも呼ばない。

01・02行目では開催時間が違うため、5ポイント差を企画の効果と決めない。

04・05・06行目は分母0、分子不明、分子0という別の状態だ。

03行目の5/7は割り切れないので、小数1桁への丸めを答えに添える。

この4点を確認しよう

職種を変えて試す

事務:経費申請の差戻率を説明する
01 申請を数える単位は人ではなく一つの申請。
02 一週目は申請6件、差戻1件。
03 二週目は申請13件、差戻2件。
04 三週目は申請9件、差戻0件を確認。
05 六週目の申請8件は審査の途中。
06 十週目には同じ人の別申請がある。
07 十四週目は申請0件。
08 再提出で同じ申請を二重に数えない。
09 元の申請を取り消したり送信したりしない。
10 差戻の理由は記録にある物だけを書く。
事務の10行と付属の経費表を読み、差戻率の分母と、算出しない行を説明してください。件数と人数を入れ替えないでください。
事務:経費申請の差戻率を説明するの答えを見る
02行目は1/6=16.7%、03行目は2/13=15.4%、04行目は0/9=0.0%。05行目は審査途中なので空欄のまま。07行目は0で割らず算出なし。06・08行目から、人別の差戻率はこの表では出せない。
営業:商談の受注率を比較する
01 紹介9商談のうち受注3。
02 展示会14商談のうち受注2。
03 サイト経由17商談のうち受注5。
04 新規枠0商談0受注は開始前。
05 継続検討8商談は結果待ち。
06 同じ会社の別案件は別商談として数えた。
受注率を3群だけ計算し、結果待ちと開始前を一覧の下へ分けてください。紹介が必ず良い施策だとは書かないでください。
営業:商談の受注率を比較するの答えを見る
01行目は33.3%、02行目は14.3%、03行目は29.4%。04は商談0で算出なし、05は受注数不明。06行目の単位は会社数ではない。紹介の優位を判断するには対象顧客や案件の条件を別に調べる。
CS:一次解決率の報告を下書きする
01 配送は完了18件、一次解決12件。
02 ログインは完了11件、一次解決7件。
03 請求は完了15件、一次解決件数は分類中。
04 新窓口は対応開始前で完了0件。
05 完了を数える日付を統一している。
06 顧客名や電話番号は渡さない。
最初の返信率ではなく一次解決率として計算してください。報告に使える2行と、まだ使えない2行を分けてください。
CS:一次解決率の報告を下書きするの答えを見る
01行目は66.7%、02行目は63.6%。03行目は一次解決の件数が欠けているので保留。04行目は分母0で算出なし。05行目の基準は共通だが、窓口の難しさが同じとはまだ言えない。
事務の数の表をCSVで保存営業の数の表をCSVで保存お客様対応の数の表をCSVで保存

自分の仕事用の依頼

【比べる仕事】の割合を確認してください。分子は【数える成果】、分母は【対象全体】です。【対象期間】の表を読み、0と空欄を分けて式・元の件数・割合を出してください。丸めは【桁数】にそろえ、原因や優劣を決めないでください。

応用と失敗の直し方

要点だけを頼む

A/Bだけの参加率と差を、元の人数つき3行で説明してください。

根拠まで詳しく頼む

全15行について算出できるかを先に判定し、その理由と式を行番号順に出してください。最後に、比較条件の違いで追加確認することを3つ挙げてください。

つまずいたら、こう直す

  • ゼロの会を全回平均へ入れる:Dを0%に置換しない。分母0と参加人数不明を別の欄へ出し、集計の対象行を明記して計算し直す。
  • 5ポイントを5%増と呼ぶ:80−75=5ポイント。相対増加率を求めるなら(80−75)/75で別の指標になるため、依頼された差だけを書く。
  • 四捨五入後の値で人数を作る:Cは5/7という元の値を残し、表示した71.4%から5.0人などと逆算しない。

上司やお客さんに伝えるなら

説明するときの文

参加率の報告に、元の人数が無いと比較の意味が変わってしまいます。今回は15回分をAIに読ませ、算出できない回も分けた下書きを作ります。人数・式・条件を並べるので、割合だけの結論を見つけやすくなります。担当が参加名簿の元件数を確かめる時間を取り、E回の名簿到着を待ちます。企画変更の前にA/Bの開催条件をそろえて比べてよいか決めてください。

会議で見せる3行

課題:百分率だけでは企画の良し悪しを決められない。
試すこと:15行を人数・式・条件つきの表へ。
決めてほしいこと:比較に使う回と参加の数え方。

Claude Code・Codexで使う

material-067.csvを作業フォルダへ置き、Claude CodeまたはCodexへ読むファイル名を指定する。 元CSVは保存したまま、割合と算出可否をanswer-067.csvへ出すよう頼む。 D/E/Fの扱いとCの5/7を人が見てから、別の小さな表でも同じ条件が守られるか試す。 ファイルを作れる環境かは手元で確かめ、未実行の保存を完了とは呼ばない。

材料の渡し方と答えの見方の図を見る
材料・完成形・確認することを伝える
AIの下書きを元の資料と見比べよう

今日の記録

試した仕事のメモ

任せた仕事:

渡した材料:

自分で確認・修正したところ:

次の依頼へ足す一文:

材料の行と、答えに書いた説明の対応表
材料の行答えに書いた説明
01・02行目01・02行目では開催時間が違うため、5ポイント差を企画の効果と決めない。
04・05・06行目04・05・06行目は分母0、分子不明、分子0という別の状態だ。
03行目03行目の5/7は割り切れないので、小数1桁への丸めを答えに添える。

次の一歩