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教材 070

グラフにする前に、何を比べたいかを決めよう

伝えたい比較と、適した見せ方を選ぶ。

① 材料を読む② AIへ頼む③ 見本と比べる④ 自分の仕事へ

キャラと考える

マリーネ(質問係)月ごとの件数を円グラフにしたら、きれいに見える?

ウェーブ(説明係)増えたか減ったかを見たいなら、同じ目盛りの棒を横に並べよう。見栄えより、何を比べるかが先だよ。

この仕事の約束

この教材で決めるのは「図を使って答えたい質問」。月の増減、内訳、残件の動きは違う質問だ。AIへ「グラフにして」だけを渡さず、比べる対象・期間・単位・0の扱いを先に書こう。

数字の図は見せ方の相談をする入口だよ。基本例では各月の5受付口を足してから3本の棒にする。棒の高さを決める表を先に残せば、あとでグラフと同じ数か確かめられる。

この仕事の考え方を図で確認しよう

番号つきの材料

行番号は先頭の番号で、表の見出しは数えません。

答えの行番号は、表の左端にある01〜15です。先頭の列名は行数へ含めません。

表は左右に動かして、右端まで読めます。

行番号月受付口問合せ件数
014月Web4
024月紹介3
034月電話2
044月展示1
054月メール2
残り10行の表を開く

表は左右に動かして、右端まで読めます。

行番号月受付口問合せ件数
065月Web6
075月紹介2
085月電話3
095月展示0
105月メール4
116月Web2
126月紹介4
136月電話1
146月展示0
156月メール2
基本の数の表をCSVで保存この教材の番号つき材料をTXTで保存

基本の依頼と答え

知りたいのは4〜6月の問合せ件数の増減です。月ごとに合計した3行の表と、図の種類/題/横軸/縦軸/目盛りの始点を提案してください。勝手に受注件数へ変えず、増減の原因は決めないでください。
基本の答えと計算の根拠を見る

表は左右に動かして、右端まで読めます。

月作図する件数材料の行
4月1201〜05
5月1506〜10
6月911〜15

月別の作図用表:4月=4+3+2+1+2=12件。5月=6+2+3+0+4=15件。6月=2+4+1+0+2=9件。
図:縦棒3本。題「4〜6月の問合せ件数」。横軸「月」、縦軸「問合せ件数(件)」、始点0、同じ間隔の目盛り。
この材料で5月が最多、6月は5月より6件少ない。5月の施策が効いたとは、この表だけで言えない。受付口別の構成を知りたいときだけ、別図として積み上げ棒を考える。円グラフを月の増減の答えにしない。

01〜05行目を足すと4月12件、06〜10行目は5月15件、11〜15行目は6月9件。

09・14行目の0は確認済みの件数として足し、空欄の穴埋めとは分ける。

月の比較が目的なので、受付口を15本並べる図ではなく月別3本の棒を提案する。

この4点を確認しよう

職種を変えて試す

事務:郵便物の受取量を週で比べる
01 第一週は普通9、書留2、宅配5件。
02 第二週は普通12、書留1、宅配7件。
03 第三週は普通8、書留3、宅配4件。
04 第四週は普通15、書留2、宅配6件。
05 第五週は普通7、書留1、宅配3件。
06 休日数は週ごとにそろうとは限らない。
07 目的は受付の混む週を見つけること。
08 配送にかかった時間は表にない。
09 受取件数で、届いた人数ではない。
10 勤務当番は別の記録を見て決める。
週別の合計表と比較する図を提案してください。受付人数の増員が必要だとは断定せず、日数の条件を添えてください。
事務:郵便物の受取量を週で比べるの答えを見る
01〜05行目は第一週16、第二週20、第三週15、第四週23、第五週11件。棒グラフの縦軸は受取件数、0から。第四週が多いが、06・08行目から一日平均や処理時間の負荷はまだ比べられない。
広報:企画別の掲載までの違いを見せる
01 新製品の紹介は依頼7件、掲載2件。
02 働き方の記事は依頼11件、掲載3件。
03 地域の活動は依頼9件、掲載4件。
04 有料掲載や再掲は別扱いにした。
05 同じ期間の実績だけを数える。
06 目的は依頼数と掲載数を一緒に見ること。
この3企画の2種類の件数を見せる図を選んでください。掲載数だけで企画の価値を決めない説明も付けてください。
広報:企画別の掲載までの違いを見せるの答えを見る
01〜03行目を企画ごとの2本の棒で示す。依頼/掲載を別色にし、同じ件数軸を使う。地域の掲載4件が最多だが、企画の目的や媒体条件が表にないので、価値の順位は付けない。
IT:終業時の未解決件数の動きを見る
01 1日の終業時は8件。
02 2日は11件。
03 3日は7件。
04 15日は2件。
05 毎日の観測は同じ時刻。
06 同じ問合せが翌日にも残る場合がある。
付属の15日分の表を折れ線にする案をください。各日を合計して月の新規受付件数と呼ばないでください。
IT:終業時の未解決件数の動きを見るの答えを見る
横軸は観測日、縦軸は終業時の未解決件数の折れ線。01〜03行目は8→11→7、04行目の15日は2件。06行目により同じ件が繰り返し含まれるため、15日分を足した数は新規受付件数ではない。
事務の数の表をCSVで保存広報の数の表をCSVで保存システム担当の数の表をCSVで保存

自分の仕事用の依頼

【何を知りたいか】を説明する図を考えてください。材料の単位は【件/人/円など】、比べる対象は【月や商品】です。先に作図用の表を出し、題・軸・目盛りと【比べるときの条件】を提案してください。材料にない原因は断定しません。

応用と失敗の直し方

要点だけを頼む

月別の合計3行と、縦軸を0からにする理由だけを説明してください。

根拠まで詳しく頼む

同じ15行から、月の増減と受付口の内訳という二つの質問に答える図を別々に提案してください。どの表をどの図へ使うかを明記し、混ぜると誤解する点を書いてください。

つまずいたら、こう直す

  • 多そうに見せるため軸を9から始める:同じ0基準へ戻す。差6件という数字を添えて、棒の見た目で差を誇張しない案へ直す。
  • 15行をそのまま月別と呼ぶ:まず月列でまとめて3行の表にする。行数15を月の数と読み替えない。
  • 残件の折れ線を合計して新規件数と書く:IT例では同じ件が翌日にも残る。毎日の在庫のような値と、期間に増えた件数を区別する文へ修正させる。

上司やお客さんに伝えるなら

説明するときの文

グラフの種類が目的と合わないと、増減より色や面積へ目が向いてしまいます。今回は15行を月別3行へまとめ、件数の棒グラフ案を作ります。元の合計表と軸の条件が残るため、数え間違いや誇張を確かめやすくなります。担当が受付口と対象期間をそろえたかを見ます。会議では企画の評価でなく件数の変化を話す図として使ってよいか決めてください。

会議で見せる3行

知りたいこと:4〜6月の受付件数の増減。
作図表:12件→15件→9件、0からの棒グラフ。
判断しないこと:広告や担当者だけの効果。

Claude Code・Codexで使う

Claude Code・Codexへmaterial-070.csvの月列で合計するよう頼み、chart-data-070.csvを先に作る。 表の12/15/9と図の値が同じかを人が見てから、手元で表示できる図を作るよう依頼する。 元表は残し、軸の単位と0基準をファイルの説明にも書く。 実際の図を作っていない段階で、グラフ完成や見た目合格とは書かない。

材料の渡し方と答えの見方の図を見る
材料・完成形・確認することを伝える
AIの下書きを元の資料と見比べよう

今日の記録

試した仕事のメモ

任せた仕事:

渡した材料:

自分で確認・修正したところ:

次の依頼へ足す一文:

材料の行と、答えに書いた説明の対応表
材料の行答えに書いた説明
01〜05 / 06〜10 / 11〜15行目01〜05行目を足すと4月12件、06〜10行目は5月15件、11〜15行目は6月9件。
09・14行目09・14行目の0は確認済みの件数として足し、空欄の穴埋めとは分ける。

次の一歩