手順どおりに進まないときの、分かれ道を作ろう
よく起こる例外と対応先を手順へ足す。
キャラと考える
マリーネ(質問係)案内どおりに進まない人には、同じ手順をもう一度送ればいいかな?
ウェーブ(説明係)止まった場所が違うかもしれないよ。開く前、保存した後、教材を選ぶ時で、聞く事を変えてみよう。
この仕事の約束
通常の手順に、うまく進まないときの分かれ道を加えます。今回の仕事は教材受け取りの案内文です。起きた事から最初の確認と担当へ渡す情報を決めますが、原因やアカウントの状態を調査済みとして書きません。
図の入口を「一覧が開くか→保存できるか→読む教材が選べるか」とたどり、どこで止まったかが分かった所から別の案内へ分岐します。

番号つきの材料
01 通常は教材一覧を開き、選んだファイルを端末へ保存する。 02 一覧には教材名と、使う仕事の説明がある。 03 相談A:案内のリンクを押すと『ページが見つかりません』と出た。 04 相談Aの人は一覧そのものをまだ見ていない。 05 相談B:lesson.pdfを保存したが、開くとエラーメッセージが出た。 06 相談Bは保存済みで、開く時に止まっている。 07 相談C:一覧は見えるが、会議の報告にどの教材を使うか迷っている。 08 相談Cではリンクやファイルの故障は報告されていない。 09 相談D:保存したか分からず、ファイル名も控えていない。 10 相談E:同じ案内を二度試したが、Aと同じ画面のまま。 11 原因、端末の不具合、利用権限はまだ調べていない。 12 問い合わせ担当へ渡すのは案内名、操作時刻、止まった画面の文。 13 ファイルの相談では名前、種類、開いたアプリも添える。 14 パスワードは聞かず、登録を何度もやり直す案内はしない。 15 画面写真を渡す前に、名前や連絡先が写っていないか本人が確認する。この教材の番号つき材料をTXTで保存
基本の依頼と答え
相談A〜Eを、止まった場所・最初に確かめる事・次の案内・担当へ渡す情報の四つに整理してください。リンク、保存、開く、教材選びを分けます。原因を決めず、同じ操作を繰り返す案内やパスワード要求は作らないでください。各相談の根拠行を示してください。
相談ごとの分岐の答えを開く
| 相談と止まった所 | 最初の確認 | 次の案内 | 担当へ渡す情報 |
|---|---|---|---|
| A:一覧を開く前 | 案内名と「ページが見つかりません」の表示 | 同じリンクを押し続けず担当へ伝える | 案内名・操作時刻・画面の文(3〜4・12行目) |
| B:保存したファイルを開く時 | lesson.pdfがあり、どのアプリで何と表示されるか | 原因を決めず担当へ確認 | 名前・種類・アプリ・エラー文(5〜6・11・13行目) |
| C:教材を選ぶ時 | 会議の報告で作りたい物と教材候補 | 故障扱いでなく教材選びを相談する | 試したい仕事・迷う教材名(2・7〜8行目) |
| D:保存できたかも不明 | 端末に残る保存先とファイル名を本人が確かめる | 分かった事と不明点を担当へ渡す | 保存先/名前を確認できたか、止まる画面(9・12〜13行目) |
| E:同じリンクで再度停止 | Aと同じ画面か、試した回数 | 再登録を繰り返さず担当へ伝える | Aの三情報と二度試した事(10・12・14行目) |
Bの保存済み(5〜6行目)とDの保存有無不明(9行目)は別です。ファイルが見当たらない事を、リンクが開かない事に置き換えません。
11行目から原因や権限はまだ分かりません。14行目に従いパスワードは聞かず、写真を使う場合は15行目の名前や連絡先の確認を本人が行います。
使う人に「DをAと同じにしなかった理由」を聞いてみましょう。保存の有無まで分からない相談を、リンク切れと呼ばない所がこの分岐の要点です。
この4点を確認しよう
職種を変えて試す
事務:備品の不具合受付
01 共有プリンターから紙が出ないと連絡が来た。 02 エラー文とランプの状態はまだ聞いていない。 03 利用者が機械を分解する案内はしない。 04 事務へ機器名、起きた時刻、画面の文を伝える。 05 相談者は紙が出ないことだけを確かめている。 06 他の人の印刷ができるかはまだ分からない。 07 印刷待ち一覧の中身には、人の名前が含まれる可能性がある。 08 写真を渡す場合、名前や文書内容を隠してよいか担当へ聞く。 09 相談者にパソコンの秘密の入力内容を求めない。 10 受付の終わりは、症状と分からない点を事務へ渡せたこと。
最初の確認と事務へ渡す情報を示し、原因や分解の案内を足さないでください。
事務:備品の不具合受付の答えを開く
最初に聞くのは機器名・発生時刻・画面の文(1〜4行目)。紙が出ないという観察と、エラーや他利用者の状況が不明な事を分ける(2・5〜6行目)。原因は紙詰まりと決めず、分解も案内しない(3行目)。印刷待ち一覧や写真に名前がある場合は、扱いを担当へ聞き、秘密の入力内容は集めない(7〜9行目)。症状と残る不明点を事務へ渡して受付を終える(10行目)。
CS:配送状況の問い合わせ
01 注文番号は分かるが、配送追跡の記録は手元に無い。 02 お客さんは『今日届くか』を知りたい。 03 配送担当が追跡結果を確認して返事する。 04 CSの受付記録には、注文番号と質問の文を残して配送担当へ渡す。 05 配送担当の返事を受けてから到着日の案内文を作る。注文の変更や再注文の受付とは別の相談。
すぐ答えられる事と担当の調査が必要な事を分け、配送担当へ渡す記録と返事後の作業も示してください。
CS:配送状況の問い合わせの答えを開く
すぐ伝えられる事:注文番号と「今日届くか」という質問を受け付けたこと(1〜2行目)。注文番号と質問文をCSの受付記録へ残し、配送担当へ渡す(4行目)。調査が必要な事:今日届くかどうか。追跡結果が手元にないため到着日は約束せず、配送担当の確認と返事を待つ(1・3行目)。返事後に到着日の案内文を作り、注文変更や再注文の相談へ置き換えない(5行目)。
IT:画面に入れない申告
01 ログイン後に権限がないと表示される。 02 ログインそのものは完了している。 03 IT担当へ画面名と表示文を伝える。秘密の入力内容は送らない。 04 利用者はログイン後、社内の申請一覧画面を開いた所で止まっている。 05 IT担当へ渡す受付メモには「申請一覧」と表示文「権限がありません」をそのまま残す。
どこまで進んだかを残した受付文を作り、画面名と表示文を取り違えないようにしてください。
IT:画面に入れない申告の答えを開く
ログインは完了していますが、社内の「申請一覧」を開くと「権限がありません」と表示され、先へ進めません(1〜2・4〜5行目)。この画面名と表示文を受付メモへ残してIT担当へ伝えます(3・5行目)。ログイン失敗とは書かず、秘密の入力内容の送付も求めません(2〜3行目)。
自分の仕事用の依頼
案内する作業【 】について、通常の進め方【 】、届いた困りごと【 】、担当へ渡せる情報【 】、してはいけない案内【 】を使い、止まる場所ごとの分岐表を作ってください。原因と利用者の観察を混ぜないでください。
例:「教材受け取り/一覧→保存→開く/一覧が開かない・開いたが迷う/画面の文と教材名/再登録を繰り返す」。最初は問い合わせの多い一つだけで試すと、必要な情報を集めやすくなります。
応用と失敗の直し方
短い返事と詳しい引継ぎを頼む
Aへの案内を、利用者に送る前の短い下書きにしてください。操作を繰り返さない事、担当へ伝える三情報、原因は決めていない事を残してください。
A〜Eの担当引継ぎを詳しくしてください。観察された事、まだ分からない事、追加で聞く情報を分け、Dの保存有無不明とBの保存済みを区別してください。
分岐での失敗3つ
①「Aは通信障害」:11行目では原因未調査。画面の文へ戻します。②「Bは保存に失敗」:5〜6行目は保存後の停止。開いたアプリとエラーを聞く形へ直します。③「Cも再登録してください」:8・14行目に反します。仕事と教材選びの相談として扱います。
Cをファイル故障と扱った回答を直してください。7〜8行目では会議報告に合う教材を選べず迷っています。試したい成果物と候補の教材名を聞く案内へ変えてください。
上司やお客さんに伝えるなら
受け取りで困る人へ同じ案内を繰り返すと、止まった場所が分からないままになるのが困りごとです。リンク・保存・開く・教材選びを分けた案内表を用意します。これで、利用者の観察を担当へ必要な情報として渡せます。必要なのは実際の問い合わせ文と、担当へ渡す情報の取り決めです。まず受け取り案内の五つの相談で、この分け方を使ってよいか決めてください。
会議の3行:原因を先に決めない。/同じ再登録を繰り返させない。/止まった所に合う情報だけを担当へ渡す。
Claude Code・Codexで使う
material-076.txtをClaude Code・Codexの読むファイルへ指定します。
分岐表案.mdへA〜Eの五相談を分け、材料にない原因は質問として残すよう頼みます。
ログイン、登録、ファイルの公開、利用者への返信送信はこの練習の操作に含めません。
BとDの違いが残ったかを見てから、自分の問い合わせ窓口の資料へ移します。
材料の渡し方と答えの見方の図を見る


今日の記録
任せた仕事:
渡した材料:
自分で確認・修正したところ:
次の依頼へ足す一文:
材料の行と、答えに書いた説明の対応表
| 材料の行 | 答えに書いた説明 |
|---|---|
| 3〜4・12行目 | A:一覧を開く前 案内名と「ページが見つかりません」の表示 同じリンクを押し続けず担当へ伝える 案内名・操作時刻・画面の文(3〜4・12行目) |
| 5〜6・11・13行目 | B:保存したファイルを開く時 lesson.pdfがあり、どのアプリで何と表示されるか 原因を決めず担当へ確認 名前・種類・アプリ・エラー文(5〜6・11・13行目) |
| 2・7〜8行目 | C:教材を選ぶ時 会議の報告で作りたい物と教材候補 故障扱いでなく教材選びを相談する 試したい仕事・迷う教材名(2・7〜8行目) |
| 9・12〜13行目 | D:保存できたかも不明 端末に残る保存先とファイル名を本人が確かめる 分かった事と不明点を担当へ渡す 保存先/名前を確認できたか、止まる画面(9・12〜13行目) |
| 10・12・14行目 | E:同じリンクで再度停止 Aと同じ画面か、試した回数 再登録を繰り返さず担当へ伝える Aの三情報と二度試した事(10・12・14行目) |
| 5〜6 / 9行目 | Bの保存済み(5〜6行目)とDの保存有無不明(9行目)は別です。ファイルが見当たらない事を、リンクが開かない事に置き換えません。 |
| 11 / 14 / 15行目 | 11行目から原因や権限はまだ分かりません。14行目に従いパスワードは聞かず、写真を使う場合は15行目の名前や連絡先の確認を本人が行います。 |
