よくある間違いを、直し方まで分かる例にしよう
誤りの場所と理由、修正例を一組で示す。
キャラと考える
マリーネ(質問係)間違えた所へ「注意」とだけ書けば、次は直せるかな?
ウェーブ(説明係)どこが違うか、なぜ違うか、どう書けばよいかを一組にしよう。人を責めず、元の材料へ戻れる例にすると、別の仕事でも使いやすいよ。
この仕事の約束
この回では、誤った下書きを直すだけで終わらず、「誤文・理由・修正文」を並べた学習用の例を作ります。丁寧な文に変える事と、元の仕事の意味を保つ事を分けて考えます。
元メモと下書きの違いを取り上げ、能力や性格を決めつける注意文は書きません。
図の答えを見比べる矢印では、直った文だけでなく「何行目へ戻ったか」も読みます。期限、作業の種類、金額のように、似て見えても別々の間違いを一つにまとめないでください。

番号つきの材料
01 対象は見積もり案を作る営業補助の仕事。 02 元メモ:営業担当が、見積もり案の内容を確認する。 03 元メモ:確認する期限は未定。 04 元メモ:金額は見積もり担当が計算する。 05 元メモ:相手へ渡すかは責任者が決める。 06 元メモ:今回の見積もりは案で、契約は決まっていない。 07 下書きA:営業担当が明日までに見積もりを承認します。 08 下書きB:金額の確認が終わったので、相手へ送信しました。 09 金額の計算結果や、確認完了の記録は材料にない。 10 送信した記録も残っていない。 11 元メモの担当を別の担当へ変更する事は頼んでいない。 12 「確認」と「承認」は同じ仕事として扱わない。 13 誤りの場所と理由を、元メモの行へ結びたい。 14 修正文は元の役割・期限未定・案の状態を残す。 15 説明は相手を責めず、次にどう書くかが分かる文にする。この教材の番号つき材料をTXTで保存
基本の依頼と答え
下書きAとBを、誤りの場所/元メモと違う理由/修正文の順で説明してください。理由には元行を付け、未実施の計算・確認・送信を完了にしないでください。期限や担当を新しく決めず、人への評価ではなく文章の直し方にしてください。
二つの誤文の直し方を開く
下書きA 誤りの場所:「明日まで」「承認します」。 理由:3行目では期限は未定です。2・12行目の確認する作業を、承認という判断へ変えています。 修正文:「営業担当が見積もり案の内容を確認します。確認の期限は未定です。」 元の担当を保ち、案を確定した見積もりへ変えていません。 下書きB 誤りの場所:「金額の確認が終わった」「送信しました」。 理由:4行目で金額の計算は見積もり担当、9行目では計算結果と完了記録がありません。5・10行目から、相手へ渡す判断と実際の送信も完了扱いにできません。 修正文:「金額は見積もり担当が計算します。相手へ渡すかは責任者が決めます。計算・確認・送信の完了はこの材料では分かりません。」 次に書く人への一文:期限、作業の役割、案か決定か、実行済みかを元メモの行へ一つずつ戻して読みましょう。
Aの修正は2〜3・12行目、Bの修正は4〜5・9〜10行目が根拠です。担当と案の状態は6・11・14行目、責めない説明は15行目に対応します。
この4点を確認しよう
職種を変えて試す
事務:健康診断の予約案内
01 元メモは、社員が候補日の中から希望日を出す案内。 02 予約を確定するのは窓口。 03 希望を出しただけでは日時は確定しない。 04 提出期限はまだ決まっていない。 05 誤文は「明日までに予約を確定してください」。 06 実際の診断内容や社員の健康情報は扱わない。 07 今回は案内文の言葉だけを直す。 08 予約の送信や確定は実行しない。
誤文のどこが違うかと理由、修正文を作ってください。期限と予約確定の役割を変えず、元行を付けてください。
事務:健康診断の予約案内の答えを開く
違い:「明日まで」は4行目にない期限です。「予約を確定」は1〜3行目の希望提出を別の作業へ変えています。 修正文:「候補日から希望日をお知らせください。日時は窓口が調整して確定します。希望の提出期限は未定です。」 これは案内の下書きで、予約の操作はしていません。7〜8行目。
CS:調査前に返金を約束した返信
01 問い合わせは商品の到着状態についての相談。 02 担当が状況を確認して対応を決める。 03 このメモには返金の可否も金額もない。 04 誤文は「全額返金が確定しました」。 05 まだ返信は送っていない。
元メモにない約束を見付け、先に状況を確かめる返信の下書きへ直してください。返金条件を新しく作らないでください。
CS:調査前に返金を約束した返信の答えを開く
誤り:確認前なのに全額返金を確定と書いている。2〜4行目では対応の判断も金額も分からない。 修正文:「商品の到着状態について、ご不便をおかけしています。状況を確認し、対応をご案内します。」 下書きであり、返信済みや返金処理済みとはしない。5行目。
広報:仮の企画を開催決定にした告知
01 企画メモは、来月の見学会を検討中。 02 日付と会場はまだ決まっていない。 03 告知案には「来月10日に本社で開催決定」とある。 04 担当は公開原稿でなく検討メモを作りたい。 05 次の準備は、企画担当が候補日と会場案を一覧にして検討する事。
告知案の具体化しすぎた所を挙げ、現在の状態と次の準備が伝わる検討メモへ戻してください。日付と会場は推測せず、根拠行を付けてください。
広報:仮の企画を開催決定にした告知の答えを開く
違い:日付、会場、開催決定という三つが元の検討メモにありません。1〜3行目です。 修正文:「来月の見学会を検討しています。日付と会場は未定です。企画担当が候補日と会場案を一覧にして検討します。」 4行目に合わせた検討用の下書きで、次の準備は5行目の候補一覧です。告知を公開した記録や、開催を決定した記録にはしません。
自分の仕事用の依頼
元のメモ【 】、誤った下書き【 】、説明を読む人【 】を基に、誤りの場所・理由・修正文を作ってください。元にない期限や条件を足さず、担当や状態を変えず、元のどの行へ戻るかを示してください。人を責める評価文にはしないでください。
記入例:確認する・期限未定/明日までに承認する/週報を初めて作る人。「違います」だけで終えず、直した文までコピーして見比べられる形にします。
応用と失敗の直し方
短い注意点と、誤りの種類を分ける依頼
下書きAの誤りを二つの注意点にまとめてください。期限未定と、確認・承認の違いは同じ項目に押し込まず、短い修正文を付けてください。
AとBの誤りを、期限追加・役割変更・状態変更・未実施を完了扱い、に分けてください。一つの誤文が二種類を含む時は両方示し、材料の根拠行を付けてください。
直し方を教える時の失敗3つ
①「もっと丁寧に」とだけ伝える:7行目の期限と判断の変更は、敬語では直りません。誤りの語を二つ指します。②「担当が注意不足」と書く:15行目の目的は次の書き方です。人への評価を外します。③直すついでに別の担当へ割り当てる:11行目と違う仕事を追加しています。
注意不足という評価を外し、下書きAの「明日まで」と「承認」がなぜ違うかを元の2〜3・12行目で説明し、修正文を付けてください。
上司やお客さんに伝えるなら
説明するときの文
AIの文章にない期限と完了報告が入りました。元メモ、誤りの語、修正文を一組にして共有します。注意の言葉だけでなく、次に何を残せばよいかが分かる見本になります。担当が今回の二つの誤文を読み、役割と日付を元行で確かめます。この例を次の下書きの確認に使い、個人の評価とは分ける事を決めてください。
会議の要点 ・誤りの語を指し、理由を元の行へ結ぶ。 ・修正文は期限未定と案の状態を残す。 ・実行していない事を完了報告にしない。
Claude Code・Codexで使う
元メモと誤文をmaterial-085.txtへ置き、Claude Code・Codexにそのファイルを読ませます。
誤り・理由・修正文を会話へ返すよう指定し、元の記録は上書きさせません。
実際の担当者名や評価の記録ではなく、練習用の役割名で試します。
直した後も、AIの説明でなく元メモを基準に日付・役割・状態を確かめます。
材料の渡し方と答えの見方の図を見る


今日の記録
任せた仕事:
渡した材料:
自分で確認・修正したところ:
次の依頼へ足す一文:
材料の行と、答えに書いた説明の対応表
| 材料の行 | 答えに書いた説明 |
|---|---|
| 2〜3・12 / 4〜5・9〜10 / 6・11・14 / 15行目 | Aの修正は2〜3・12行目、Bの修正は4〜5・9〜10行目が根拠です。担当と案の状態は6・11・14行目、責めない説明は15行目に対応します。 |
