受講者の質問を、答えられるものと確認待ちへ分ける
質問の意図を整理し、未確認の運用条件を補わない。
キャラと考える
マリーネ(質問係)質問が三つ続いたら、とりあえず全部「できます」で返したくなる。
ウェーブ(説明係)分かっている事はすぐ役立つ答えにしよう。でも、資料にない端末対応や期限を想像して約束しないよう、運営へ聞く事を分けるんだ。
この仕事の約束
答えられる質問まで全部保留にせず、分かる部分を先に返します。その上で、運営の判断が必要な部分を具体的な質問として残す練習です。分からない事を埋めた長い返信より、今始められる事と待つ事が分かる返信を目指します。
この材料だけで答えを作り、利用者への送信や申込みはしません。
図の確認する矢印は、答えが自然かだけでなく、どの案内文から言えたかを見る事です。「確認します」という文も、返事の日を約束した文とは分けて読んでください。

番号つきの材料
01 学習窓口に、始める前の質問が三つ届いた。 02 質問1:練習で自社の資料を用意する必要がありますか。 03 質問2:スマホだけで全ての練習を進められますか。 04 質問3:質問を受け付ける期限はいつですか。 05 教材の説明には、用意した練習メモで始められるとある。 06 元の資料には、自社資料の提出は不要とある。 07 教材の文章をスマホで読む事はできると案内している。 08 スマホでファイル保存や全ての操作ができるという記載はない。 09 質問受付の最終日については説明がない。 10 返信までにかかる日数も決まっていない。 11 運営の端末一覧は現在見付かっていない。 12 教材を読むところから始める案内はできる。 13 端末の対応と質問期限は運営へ確認する。 14 確認の返事を利用者へ伝えた記録はまだない。 15 回答できる部分と、運営へ渡す質問を分けたい。この教材の番号つき材料をTXTで保存
基本の依頼と答え
三つの質問を番号ごとに、今答えられる事/まだ答えられない事/運営へ聞く文へ整理してください。利用者向けの短い返信の下書きも作り、根拠の行を付けます。スマホで読める事と全操作ができる事を混同せず、期限や返事の日を作らないでください。送信はしません。
三つの質問への整理と返信案を開く
質問1:今答えられる。 用意された練習メモで始められ、自社の資料を提出する必要はありません。5〜6行目。 質問2:読む事と全操作を分ける。 スマホで文章を読む事はできます。ただしファイル保存を含む全操作への対応は、この材料では分かりません。7〜8行目。 運営へ:「スマホだけで進められる操作と、別の端末が必要な操作を、ファイル保存も含めて教えてください。」11・13行目。 質問3:期限は答えを作らない。 質問受付の最終日は説明にないため、運営の確認を待ちます。9・13行目。 運営へ:「この教材について質問を受け付ける最終日と、期限がある場合の対象を教えてください。」 利用者向け下書き: 「用意された練習メモで始められるため、自社資料の提出は必要ありません。スマホで教材の文章を読む事はできますが、全操作への対応と質問の期限は運営へ確認します。まず教材を読むところから進められます。」 返事の日数は約束していません。10・12・14行目。
質問1は2・5〜6行目、質問2は3・7〜8・11行目、質問3は4・9行目を使いました。運営へ渡す事と先に始められる事は12〜15行目、返事の日を約束しない理由は10行目です。
この4点を確認しよう
職種を変えて試す
事務:共有アカウント申請の質問
01 質問は、必要な申請書と利用開始日について。 02 案内には申請書Aを提出するとある。 03 記入した申請書の内容をAIへ渡してはいけない。 04 この練習では申請書の名前と手順だけを使う。 05 利用を始められる日は管理者が決める。 06 審査にかかる日数は案内にない。 07 申請を受け付けた記録はまだない。 08 申請書の案内と開始日の質問を分けたい。
答えられる事と管理者へ聞く事を整理し、短い案内を作ってください。受理済み、利用可能、何日後という約束は加えないでください。
事務:共有アカウント申請の質問の答えを開く
今答える事:必要な書類は申請書Aです。2行目。 管理者へ聞く事:今回の利用開始日はいつか、開始を決めるための条件は何か。5〜6行目。 案内文:「申請書Aをご用意ください。利用開始日は管理者が決めるため、開始可能な日を確認します。」 3〜4行目に従い書類の個人情報を使わず、7行目の受付を完了扱いにしていません。
IT:社内ツールの端末対応
01 質問は、スマホで一覧を見られるかと申請できるか。 02 案内にはスマホで一覧を見る手順がある。 03 申請操作の説明はパソコン版だけ。 04 スマホ申請が利用可能とも不可とも書かれていない。 05 実際に端末で申請は試していない。
一覧を見る事と申請する事を分けて答えを作ってください。記載がない事を利用不可と断定しないでください。
IT:社内ツールの端末対応の答えを開く
一覧を見る:スマホの手順が案内にあるため、その手順を案内できる。2行目。 申請する:スマホでの可否は分からない。パソコン版の説明しかなく、不可とも決められないため管理者へ確認する。3〜4行目。 5行目から、端末で成功した記録にはしない。
人事:研修への参加条件
01 質問は、新入社員でも参加できるかと欠席時の扱い。 02 募集案内には新入社員も対象とある。 03 欠席時に録画を配るという説明はない。 04 次回へ振り替えられるかも書かれていない。 05 人事が対応を決めてから案内する。
参加対象は答え、欠席時の扱いは具体的な確認質問へしてください。録画と振替をあるものとして案内しないでください。
人事:研修への参加条件の答えを開く
参加対象:新入社員も参加対象です。2行目。 人事へ:「欠席した人へ録画を案内できるか、別の回へ参加できるかを教えてください。」3〜5行目。 利用者向け:「新入社員も対象です。欠席時の対応は人事へ確認してご案内します。」 確認前に録画の配布や振替を約束していません。
自分の仕事用の依頼
届いた質問【 】、案内に書かれた答え【 】、説明がない点【 】、答えを決める担当【 】を使い、今の回答と担当へ聞く文を分けてください。部分的に分かる質問はその部分を答え、日数・端末対応・実行完了を想像で補わないでください。
記入例:スマホで一覧と申請ができるか/一覧を見る手順はある/スマホ申請の可否/ツール管理者。分かる範囲を細かくすると、全部保留か全部可能かの二択にせずに済みます。
応用と失敗の直し方
返信を短くする依頼と、質問の抜けを探す依頼
利用者への返信を二文へ縮めてください。自社資料は不要、スマホで文章は読める、全操作と質問期限は運営へ確認する、の三つは残してください。
三つの質問を、回答の根拠がある部分と説明のない部分へさらに分けてください。読む・ファイル保存・全操作を一つにまとめていないか、返事の日が増えていないか確かめてください。
質問窓口で起きる失敗3つ
①「スマホだけで全てできます」:7行目の読む事を8行目の全操作へ広げています。読む事だけを答えます。②「質問はいつでも可能」:9行目に期限の説明がありません。期限がないとは決められません。③「明日ご案内します」:10行目で返事の日数は決まっていません。
全操作がスマホで可能という返信を直してください。7〜8行目を使って読む事だけを回答し、全操作の可否は運営へ確かめる質問へ戻してください。
上司やお客さんに伝えるなら
説明するときの文
質問への返信で、資料にない端末対応や期限を約束するおそれがあります。三つの質問を番号ごとに分け、分かる答えを先に書き、説明のない部分を運営への質問にします。読む人は今始められる事と返事を待つ事を区別できます。窓口担当が元の案内を読み、運営担当が端末と期限の答えを決めます。この下書きの回答範囲と、運営へ聞く質問を確かめてください。
会議へ伝える3行 ・自社資料は不要と先に答えられる。 ・スマホで読む事と全操作は分ける。 ・質問期限と返事の日数は勝手に決めない。
Claude Code・Codexで使う
質問と案内をmaterial-086.txtへ保存し、Claude Code・Codexが読むファイルに指定します。
質問番号、今答える文、運営へ聞く文、根拠行を会話へ返してもらいます。
実在する受講者の個人情報や問い合わせ全文を使わず、練習用の三問で試します。
返信や運用の変更は頼まず、確認した答えを後から元の案内へ戻す仕事は担当者が行います。
材料の渡し方と答えの見方の図を見る


今日の記録
任せた仕事:
渡した材料:
自分で確認・修正したところ:
次の依頼へ足す一文:
材料の行と、答えに書いた説明の対応表
| 材料の行 | 答えに書いた説明 |
|---|---|
| 2・5〜6 / 3・7〜8・11 / 4・9 / 12〜15 / 10行目 | 質問1は2・5〜6行目、質問2は3・7〜8・11行目、質問3は4・9行目を使いました。運営へ渡す事と先に始められる事は12〜15行目、返事の日を約束しない理由は10行目です。 |
