Facebook広告を出稿する際に一番気をつけたいのは画像の選択です。
タイムラインに投稿が流れてきた際に最初に目につくのが広告画像であり、クリック率にも影響を与えます。
この記事では、Facebook広告の画像の種類や推奨サイズ、見やすい画像の特徴と画像選びの際に注意する点などについて解説していきます。
Facebook広告の画像に関して、どのような画像を選択したらわからないという方の参考になれば幸いです。
Contents
Facebook広告の画像の種類と推奨サイズとは?
Facebook広告の種類に関しては、画像、カルーセル、コレクション、動画、スライドショーから選択することが可能です。
ここではそれぞれの画像について説明し、適したサイズの解説もあわせて行います。
画像
Facebook広告のタイムラインで最もよくみるのが「画像」です。特徴としては選択できる写真が1枚であるという点で、ファイルについてはJPGやPNGから選択可能となります。
画像の大きさなどの詳細情報は下記の通りです。
画像アスペクト比 9:16~16:9
画像の最小ピクセル 600ピクセル
テキスト 125文字以内
Facebook広告を出稿する際には1つのクリエイティブだけでなく、複数のクリエイティブをテストすることが多く、テキストより先に画像のテストをするという方も多いです。
最もクリックされるクリエイティブをテストの際に選択するようにしましょう。
カルーセル
カルーセルとは、ひとつの広告枠に対して10枚の画像や動画を表示でき、それぞれに異なるリンクを付けることができるという特徴を持ちます。
画像のような形式で広告が表示され、スクロールして異なるクリエイティブに移動することが可能です。
カルーセルの推奨アスペクト比は1:1であり、ファイルはJPGとPNGから選択します。画像の最小サイズや文字数については画像の際と変わりはありません。
カルーセルには下記のメリットがあります。
・商品の使い方を強調できる
・1つの商品をあらゆる角度で強調することが可能
上記のメリットがあるため、美容関連など製品の魅力を詳しく説明したい際に用いられます。
1つの商品を詳しく説明したい場合はカルーセルを利用するようにしましょう。
コレクション
Facebook広告のコレクションという項目に関しては、2017年に実装された広告の種類です。
特徴としては、メインの画像として1つを選択し、その下に関連商品などの画像が4枚並んだ状態で配信される広告フォーマットとなっています。
目を引くビジュアルで商品との出会いを促進し、関連性の高い商品を併せて表示できるため、小売業界やEC業界で人気です。
動画
Facebook広告の動画に関しては、広告を貼る箇所に応じて掲載できる動画の長さが異なります。
利用が最も多いデスクトップニュースフィードの場合、アップできる動画の容量は最大4GBとなっており、動画の長さは最短1秒から最長240分となっています。
動画で広告を出す場合は、音声無しで再生されることも多いので、キャプションを付けることがおすすめです。
スライドショー
Facebook広告においてスライドショーは動画広告とは異なり、画像を組み合わせてストーリー性を持たせた上で広告を見ている人に訴求できるというメリットがあります。
また、作成自体の手間も少なく、ネットにつながりにくい環境でも広告を表示させることが可能となります。
ストーリー性を持たせて効果的にスライドを組み合わせることで高いクリック率の広告を作成することも可能です。画像や動画だけでなく、スライドショーも是非試してみて下さい。
ユーザーにとって見やすいFacebook広告の画像とは?
Facebook広告の画像に関しては様々な種類がありますが、もっとも意識するべき点はユーザーの目を引く、見やすい画像であるかどうかです。
ここからは、画像を選ぶ際の重要事項について解説します。モバイルユーザーを意識する点と魅力的な画像はどのようなものがあるのか説明します。
Facebook広告の画像を選ぶ際はモバイルユーザーを意識
Facebook広告を選ぶ際に最も重要なことはモバイルユーザーを意識するということです。
スマートフォンの保有率・・・約75%(平成30年 総省の調査)
この数字はパソコンの世帯保有率を上回っており、Facebookの閲覧についてもスマホからの流入が多いです。
そのため、画像に関してもサイズが大きいためスマホに表示されている枠に収まらないというような事態は避けるようにしましょう。
画像を選択する際にはプレビュー画面でスマホの画面も確認できますので、確認を忘れないことが重要です。
魅力的な画像や画像を変えるタイミングについて解説
Web広告の画像において重要なことはユーザーの興味をひき、成約につながるためのアクションをとらせる画像です。
そのため、広告を配信するターゲットにマッチしている画像を選択することや、広告っぽい画像ではなく、フィードに溶け込んでいるような画像を選択することが重要です。
◎ スマートフォンの販売・・・スマートフォンを持っているモデルの画像
✖ スマートフォンの販売・・・●%割引などあからさまな広告画像
ユーザーが敬遠する華美な画像などは避けた方が無難です。
また、広告の画像は頻繁に入れ替えるということも重要です。同じ人に広告が複数回表示され、ユーザーからまたこの広告かと思われてしまうと反応率が下がってしまいます。
画像の変え時については、初めて広告を見るユーザーに広告が表示された初回率が下がってきた頃を目安に差し替えるようにしましょう。
Facebook広告の画像を選ぶ際の注意点

Facebook広告の画像は魅力的なものを選択することが重要ですが、同時に注意しなければならないこともあります。
Facebook広告の審査時に、どのような画像が審査で落とされてしまうのかや、画像内のテキスト量について解説していきます。
広告審査に通らない画像はどんな画像?
Facebook広告に掲載される広告に関しては、配信前にすべての項目がポリシーに反していないか審査されます。
審査は24時間以内に行われ、ポリシーに反している広告は配信されません。
【審査に通らない画像】
たばこ・成人向けコンテンツを含む画像・マルチ商法
【制限のあるコンテンツ】
アルコール・出会い関連・金融サービス
その他、政治的な要素の入った画像、Facebookブランドの画像、QRコードを含む画像の表示はできないことになっています。
画像を選択する際には規定を確認し、事前にポリシーに反する画像は選択しないということも重要です。
画像内のテキスト量に関して
Facebook広告を出す際に画像にテキストを入れたいという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
Facebook広告は画像における文字の割合も重視しており、テキストの割合は画像の20%以内に収めるのが理想です。
これを超えてしまうと広告のリーチが減少してしまう可能性があるため注意が必要です。
また、テキストベースのロゴやウォーターマークも文字に含まれてしまいます。
Facebookは画像内のテキストの量を測定できる「テキストオーバーレイツール」を用意しているため、このツールを利用したチェックを忘れないようにしましょう。
まとめ
この記事ではFacebook広告の画像に関して解説しました。
Facebook広告の画像の種類に関しては、通常の画像や動画、カルーセルやコレクションなど様々な種類から選択することが可能です。
画像を選択する際には、モバイルユーザーを意識した画像選びをすると、コンバージョンが上がる可能性が高いです。もちろん、記事の内容と関連する画像が好ましいです。
注意点としては画像内の文字の割合などFacebook広告の規定を破らないようにすることです。
タバコや成人向けコンテンツが関する広告は審査が通らない可能性が高いので避けておく方が無難となります。
Facebook広告の規定を守り、適した画像を選択することで広告のクリック率を高める工夫をしましょう。