「インターネット広告って、そもそもどのように使えるの?」
インターネット広告は、日本で一番広告費が使われている広告です。
今回は、日本でどんな種類のインターネット広告があり、どのように使えるのかを簡単に解説します。
この記事を読めば数多くの種類がある、インターネット広告の使い方がわかるようになります。ぜひ参考にしてください。
Contents
そもそもインターネット広告とは?
インターネット広告とは、インターネット上で掲載されている広告のことをいいます。
リスティング広告やバナー広告、Youtube広告などの動画広告やSNS広告など、日常的にインターネットを利用するようになった現在、目にしない日がないほどです。
広告業界に関心のある方なら知っている方も多いと思いますが、日本で使われている広告費の中でインターネット広告の割合は30.3%を占め、市場規模は2.1兆円にも膨らんでいます。
テレビの広告費を超え、日本で一番使われている広告となっているのです。
インターネット広告は何ができるの?
日本で一番使われている広告であるインターネット広告ですが、なぜそこまで広告主から支持されるようになったのでしょうか。
そもそもインターネット広告は、何ができる広告なのかを、改めて確認してみましょう。
興味関心を持っている人に広告訴求できる
インターネット広告の特徴は、特定の興味関心のあるユーザーに対し広告を配信できるということです。
Yahoo!やGoogle、Facebookなどは、各々に登録された情報を基に、性別や年齢を判別し、Webサイトの閲覧履歴や広告のクリック履歴を基に、その人が今どんなことに興味を持っているかを分析したうえで、グルーピングしています。
広告主は、それを利用し、グル―プを指定して広告を配信できる、というイメージです。
サイトへ誘導できる
インターネット広告はテキストやバナー画像、動画などで訴求内容をユーザーに見せることができますが、多くの場合、タップやクリックをするとWebサイトへ誘導することができます。
広告自体はそこまで多くの情報を訴求できるわけではありません。
しかし、自社の商品サービスの情報が詳しく掲載されたWebサイトにユーザーを誘導することで、商品・サービスを詳しく知ってもらうことができます。
また、ECサイトの場合は直接購入にまでつなげることができるのも大きなメリットと言えます。
広告効果が分かる
インターネット広告がここまで広がった理由として、広告効果が数字でわかることがあるでしょう。
インターネット広告は、広告が何回表示され、表示されたうちどれだけクリックされたのか。そしてそのうち資料請求や購入まで行ったのが何件いたか、まで数字で把握することができます。
また、ターゲット設定毎の効果測定も可能なので、かなり細かく効果測定が可能です。
なぜインターネット広告が良いの?
さて、インターネット広告のメリットについて、もう少し細かく見てみましょう。インターネット広告の広告主側のメリットは、以下の4つがあります。
少ない予算でできる
多くのインターネット広告は、少額からはじめることが可能です。
もちろん「日本全国に訴求したい」などであれば相当の費用がかかりますし、動画広告を打とうとすると動画の制作をする費用がかかるので、一概に全て少額かというとそうではありません。
しかし、例えばリスティング広告であれば、Webサイトさえあれば、Googleでアカウントを開設し、クレジットカードを登録すれば、1万円以下でも広告出稿可能です。
投下できる資金をたくさん持っていない、中小企業や個人事業主でも気軽に広告出稿できます。
ターゲットが絞れる
前述のとおり、ターゲットが絞り込めるというのもインターネット広告の大きなメリットです。
テレビなどのマスメディアの広告は大量の人にリーチできる一方、興味関心のない人にも出てしまうため無駄打ちが発生していました。
チラシなどは地域でしかターゲティングできず、DMは住所が特定できている既存顧客しか訴求できません。
インターネット広告では、地域を絞り、年齢・性別を絞り、興味関心を絞り、訴求したいターゲットだけ狙い撃ちすることができます。
従来のマス広告で発生していた広告の無駄打ちをある程度防止することが可能なのです。
効果測定ができる
こちらも前述しましたが、効果測定できる、という点は大きなメリットです。
インターネット広告出現以前には、広告効果の測定は非常に困難でした。
しかし、インターネット広告で効果測定が可能となり、広告主はかけた費用に対するリターンがどれだけあったのかわかるようになり、それを基に広告施策を考えることが可能になりました。
すぐ改善ができる
インターネット広告には広告枠を買う「純広告」と、上限費用を設定しその中でリーチやクリック、成果を追っていく「運用型広告」とがあります。
「純広告」は従来のマス広告同様最初に全ての条件とクリエイティブを確定させて行うものですが、「運用型広告」は運用途中でも、配信期間や金額、クリエイティブ、ターゲティングの全てを変更することが可能です。
すなわち、改善作業が行える、ということも大きなメリットといえます。
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日本のインターネット広告の中の約80%が運用型広告であることも、そのことを裏付けている証拠でしょう。
インターネット広告の種類と使い方
それでは、世の中にあるインターネット広告の種類と使い方について、簡単に説明します。
リスティング広告
リスティング広告は検索連動型広告とも呼ばれるように、検索結果に出てくるテキスト広告です。
検索結果に出る、ということはユーザーが検索しているタイミングで広告を出すことができます。
まさに、一番Hotな瞬間に出すことができる広告なので、歴史は古いもののいまだ多くの広告主の出稿を集める広告メニューです。
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ディスプレイ広告
ディスプレイ広告は、バナーもしくは画像+テキスト(レスポンシブ型)で、Webコンテンツ上に貼り付けられている広告です。
ディスプレイ広告は興味関心や属性などでターゲティングを絞り、そのターゲティングに合致したユーザーが見ているさまざまなWebサイトで、広告を表示させることができます。
配信面も多いので、安価に多くの表示機会を得ることができます。
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DSP(Demand-Side Platform)
DSPはディスプレイ広告枠の集合体、とイメージしていただければいいでしょう。
世の中には無数のディスプレイ広告を表示させるための枠があります。
それを束ねているいくつかのメディア(SSP)がありますが、このメディアに横断的に出稿できるものがDSPです。
単体のメディアのみに出稿するとそのメディアが持っている広告枠のみでの表示になるので広告の表示範囲が狭まってしまいます。
しかし、複数のメディアに出稿できるDSPに出稿することで、さらに表示機会を伸ばすことができます。
SNS広告
SNS広告はFacebookやInstagram、TwitterなどSNS上に広告を出すことができます。
SNSは人の興味関心が出やすい特性を持っているので、より精緻なターゲティングで広告配信することが可能です。
さらに各SNSの特性を生かした広告メニューもあるので、単なるテキストやバナーだけでない、多彩な広告表現でターゲットの訴求することもできます。
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動画広告
動画広告はYoutubeに代表される動画メディアで配信できる広告と、インバナー動画広告といって、通常のディスプレイ広告枠で動画を流すことができる広告とがあります。
多くの場合目にするのは、Youtubeの広告でしょう。従来は動画を見せるだけのものでした。
しかし、最近ではクリックやその先の成果まで起こせそうなユーザーに動画を見せ、クリックなどをさせる広告も出現しており、認知目的以外でもサイト誘導や獲得にも使えるようになっています。
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純広告
前述しましたが、「純広告」とはある一定期間、広告の枠を買い、出稿する、という形式のインターネット広告です。
Yahoo!JAPANのトップページの上部にある「ブランドパネル」は長らく純広告の代表的なメニューでした。
つまり、人が多く見そうなサイトの目立つところの広告枠を買う、というものになりますので、新商品の発売など目立った広告施策を行いたいときに使える広告です。
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告は、広告によって広告主が求める成果を獲得出来たら報酬が支払われる広告です。
アフィリエイターと呼ばれる人たちが自分のWebサイトで広告主の商品・サービスを紹介し、広告主のWebサイトに誘導したり実際に購入したら費用が発生します。
そこまで至らなければ費用は発生しません。
アフィリエイト広告は完全に成果報酬型の広告となりますが、一方でアフィリエイターの訴求方法次第では広告主のブランドに傷がつく場合もあるので、注意が必要です。
アフィリエイト広告についてさらに詳しく知りたい人はこちら
インターネット広告をやってみたいときは、詳しい人に相談しよう
今回は、日本でどんな種類のインターネット広告があり、どのように使えるのかを解説しました。
一口にインターネット広告といっても、さまざまな種類があり特徴もそれぞれ違う、ということが理解いただけたかと思います。
今回の記事はインターネット広告をプロモーションに使いたいとき、まず知っておくべき基本的内容となるので、ぜひ参考にしてみてください。
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