企業のWebサイトやブログなど、コンテンツ作成を行う際に、”コンテンツは文字数が多い方が上位表示されるのか?”という疑問が浮かびます。SEOで上位を取るためには文字数を多くすることが必要なのでしょうか?
結論から申しますと、コンテンツの文字数自体がSEOのランキング要因として直接的に影響するわけではありません。文字数よりもコンテンツの内容を考える際に大切なことがあるのです。
あなたのコンテンツがたくさんのユーザーに読んでもらえるためにはSEO対策が重要です。この記事を読んで、検索結果が上位表示されるようなコンテンツを作成してください。
\未経験・初心者から3ヶ月でプロのWebマーケター!/
SEO的にコンテンツの文字数は多い方がいいの?
SEOと文字数については、直接的な関係はありません。つまり、文字数が多ければ多いほど、検索順位が上位になるというわけではありません。
しかし、文字数が多いコンテンツは、ユーザーの検索意図を満たす可能性が高く、そのために検索エンジンから評価され、検索順位が上位になる傾向にあります。実際に検索結果の上位表示されているコンテンツを見てみると文字数が多い傾向にあるのも事実です。
Googleが考えるコンテンツの文字数は?
2017年9月、Googleのウェブマスター・トレンド・アナリストであり、SEOの第一人者であるジョン・ミューラー氏は、文字数の優劣を判断する検索アルゴリズムはないと言及しています。
文字数によって良い悪いということを決めているのではなく、『ユーザーにとって本当に魅力的で関連性が高いか』という部分が非常に重要です。
From our point of view, we don’t have an algorithm that counts the words on your page and says “Oh, everything until 100 words is bad. Everything between 100 and 500 is fine, and over 500 needs to have five pictures.”
We don’t look at it like that. We try to look at the pages overall and make sure that this is really a compelling and relevant search results to users. And if that’s the case then that’s perfectly fine if that’s long or short or lots of images or not. That’s essentially up to you.
【翻訳】
私たちはあなたのページの単語を数えて100語までが悪い、100語から500語の間なら良い、また、500語以上なら5枚の写真が必要というアルゴリズムを持っていません。私たちはページをそのように見ていません。ページ全体を見て評価し、ユーザーにとって本当に魅力的で関連性の高い検索結果にすることを試みています。そうであるならば、長いか短いか、またはたくさんの画像であったとしても、全く問題ありません。
Googleのウェブマスター・トレンド・アナリスト:ジョン・ミューラー氏の発言
文字数はSEOの直接的な効果はないが。。。
検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイドでは以下のような記述があります。
ユーザーの信頼を得られるようにサイトを構築する
ユーザーが安心してアクセスできるサイトは、信頼できると感じられるサイトです。
評価の高いサイトは信頼できるサイトです。特定の分野で専門性と信頼性に対する評価を得られるようにしましょう。
サイトの運営者、コンテンツの提供者、サイトの目的を明確に示してください。ショッピング サイトなど金銭の授受が発生するウェブサイトでは、ユーザーが問題を解決するための明確なカスタマー サービス情報を十分に提供する必要があります。また、ニュースサイトの場合は、コンテンツの責任者を明確に示してください。
適切な技術を使用することも重要です。ショッピング決済ページで安全な接続が保証されなければ、ユーザーはサイトを信頼できません。
専門性と権威性を明確にする
専門性と権威性がサイトの質を向上させます。サイト内のコンテンツは、そのトピックの専門家が作成または編集するようにしましょう。たとえば、専門知識や豊富な経験を持つ情報発信者が書いた記事であれば、ユーザーは記事の専門性を理解できます。科学的なトピックに関するページでは、十分に確立されたコンセンサスを示すことが有効です(そうしたコンセンサスが存在する場合)。
テーマに応じた適切な量のコンテンツを提供する
高品質のコンテンツを作成するには、時間、労力、専門知識、才能 / スキルのうち少なくとも 1 つが十分にあることが必要です。コンテンツが事実として正確で、記述が明確で、内容が包括的であることを確認してください。したがって、たとえばページでレシピを紹介する場合は、食材のリストや料理の基本的な説明だけでなく、手順がよくわかる詳細な料理方法を説明します。
※避けるべき事項:
コンテンツが不足しており、ページの目的が果たされていない。
ユーザーからの信頼を得られるようなコンテンツは、文字数が多く情報量が充実したページです。その結果、検索エンジンの評価が高くなり検索上位も獲りやすくなるのです。
Googleの示す「情報のわかりやすさ」とは、その情報に関係するすべての情報を包括的に含めているかという点です。また、ユーザーが検索した情報を、簡単に理解し、行動に移せること、そして、ユーザーのニーズに応えられることです。
SEOコンテンツの具体的な文字数は?
例えば【SEO 文字数】というキーワードで検索した場合の、上位10サイトの文字数を図に示します。
検索順位1位は約6,000文字で2位は少し下がるものの、3位は24,000字になっています。以下、4位以降も7,000文字を超えている文字数になっています。
上位10位の平均文字数は10,000文字を超える結果となりました(3位と9位が平均を上げる要素となっています)。
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SEOコンテンツが文字数よりも大切なこととは?
文字数は質を高めるための要素のひとつではありますが、それ自体が重要な指標ではありません。SEOコンテンツの重要なポイントは、読者に価値を提供し、意図を理解し、ユーザーエクスペリエンスを向上させることです。
SEOコンテンツにおいて、文字数よりも重要な要素がいくつかあります。
● コンテンツの品質と価値
● キーワードの適切な使用
● 読みやすさとユーザーエクスペリエンス
● ユーザーの意図に合わせたコンテンツ
近年のアップデートからみるコンテンツの特徴
2023年3月15日に「コア・アップデート(コアアルゴリズムアップデート)」が実施されました。
Today we released the March 2023 core update. We'll update our ranking release history page when the rollout is complete: https://t.co/sQ5COfdNcb
— Google Search Central (@googlesearchc) March 15, 2023
今回のMarch 2023 Core Updateは、3月15日に始まり3月28日に無事完了したとGoogleが発表しました。
今回のアップデートでは、医療や美容、金融、法律などYMYL(Your Money Your Life)領域を中心に順位の変動がありました。その他、一部のEC・DB(データベース)系サイトや不動産サイトでも順位変動が見られました。
いずれの業界においても、ユーザーの検索意図に合った信頼性の高い情報を掲載しているページが、アップデートにより評価されたという傾向が見られます。
2017年以降に実施されたYMYLに関するアップデート以降、コンテンツに対するE-A-T(専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trustworthiness)を重視するようになりました。そして2022年12月16日には新たに「経験(Experience)」の要素を加えたE-E-A-Tを新たな指標に加えています。
さまざまなアップデートを行っているGoogleですが、一貫して言えることは「ユーザーファースト」であることを強調しています。
Googleがシステムを改善したり、定期的に大規模なコア・アップデートを行ったりするのは、すべて「ユーザーによりよい検索体験をしてもらうため」です。
コア・アップデートに必要な対策は以下の項目が挙げられます。
● E-E-A-Tを高める
● UXを高める
● ユーザーニーズに応える
● 最新情報を集める
オリジナリティがあって信頼性の高いコンテンツ
コンテンツを作成するにあたり、オリジナリティがあって信頼性を高く保つためには、以下の特徴が挙げられます。
● 独自の情報と知見
● 確かな情報源と引用
● 確認可能な情報とデータ
● 専門知識と信頼できる筆者
● 明瞭で正確な表現
● 独自の情報と知見
信頼性の高いコンテンツは、新しい視点、独自の情報、そして知識を提供します。既存の情報と重複しない情報や、読者にとって新鮮で役立つ情報を提供することが重要です。以下のような記事を記載することでオリジナリティが高まります。
● インタビュー記事を記載する
● 独自のアンケートを実施する
● 個人の体験談などの情報を記載する
● 確認可能な情報源からの(データ)引用
信頼性の高いコンテンツは、信頼できる情報源で確認可能な情報(データ)に基づいて作成されています。信頼性のある研究、専門家の意見、公式の統計データなどを引用し、情報の出所を明示することが重要で、読者に対して信頼性のある情報を提供します。
● 学術論文や研究論文
● 専門家の意見や専門家による記事
● 公式の統計データや報告書(政府機関、国際機関、独立した調査機関など)
● 学術的な機関や専門団体のWebサイト
● 官公庁や公的機関のWebサイト
● 専門知識と信頼できる筆者
信頼性の高いコンテンツは、専門的な知識や経験を持つ信頼できる筆者によって作成されます。筆者が信頼性のある専門家であることを示す資格、経歴、実績などがあれば、読者はより信頼しやすくなります。
● 明瞭で正確な表現
信頼性の高いコンテンツは、明瞭で正確な表現を用いています。情報を明確に伝えるために、適切な文法や文章構造を使用し、誤解や曖昧さを避けます。
これらの要素が組み合わさったコンテンツは、読者に価値を提供し、信頼性を高めることができます。また、透明性やフィードバックの受け入れ、読者とのコミュニケーションを重視する姿勢も信頼性の構築に役立ちます。
他の競合にはないようなトピックを抽出する
他の競合にはないようなトピックを抽出するためには、以下のようなアイデアが考えられます。
● ニッチなトピックの探索
● トレンドの追跡
● ユーザーの質問や要望に着目
● 自身の専門知識や経験を活かす
● キーワードリサーチツールの活用
● ニッチなトピックの探索
一般的なトピックではなく、特定のニッチやマイクロトピックにフォーカスすることで、競合の少ないトピックを見つけることができます。これによって独自性が生まれ、他の競合にはないコンテンツが出来上がります。
● トレンドの追跡
最新のトレンド情報を追跡することで、競合の少ないトピックを見つけることができます。業界のニュース、SNSのトピック、専門的なフォーラムなどを活用して、注目されているトピックを把握しましょう。
● ユーザーの質問や要望に着目
ユーザーがよく検索する質問や要望に対して、他の競合がまだ十分に対応していない可能性があります。オンラインの掲示板やコミュニティ、SNSのコメントなどで、ユーザーが持つ疑問や要望を把握し、それに関連するトピックを探しましょう。
● 自身の専門知識や経験を活かす
自身の専門知識や経験を活かして、他の競合にはない独自の視点や情報を提供できます。自分の得意分野や経験を考慮し、それに関連するトピックを掘り下げることで、他の競合にはない価値を提供できます。
● キーワードリサーチツールの活用
キーワードリサーチツールを活用して、競合の少ないトピックを探すことも有効です。ツールを使用して関連するキーワードやフレーズを調査し、競合の少ないキーワードやロングテールキーワード(より具体的で長いキーワードフレーズ)を見つけることができます。
これらの方法を組み合わせると、他の競合にはないようなトピックを見つけることができます。また、ユーザーの関心や需要に合わせてコンテンツを提供することも重要です。
読者はコンテンツに何を求めているか?
インターネットやSNSの普及により、誰でも簡単に情報を入手できるようになりました。その結果、膨大な量の情報にさらされることになりました。
情報過多は、さまざまな影響を与えています。
● 必要な情報を見つけるのが難しい
● 情報に惑わされ、判断が難しくなる
● 情報疲れやストレスに悩む
このような問題に対処するためには、情報の取捨選択が重要です。必要な情報だけを収集し、不要な情報は排除するように努める必要があります。また、情報の真偽を確かめ、信頼できる情報源から情報を入手することも大切です。
● 有益な情報
● 高品質なコンテンツ
● 問題解決やニーズの満たし
● 読みやすさとエンゲージメント
● 有益な情報
読者はコンテンツから有益な情報を得ることを期待しています。特定の質問に答えを求めたり、新しい知識や洞察を得たり、具体的なアクションの手引きを求めたりすることがあります。
SNSでトレンドをピックアップして、コンテンツによって具体的で有益な情報を求める傾向もあるようです。情報が役立つかどうかは、読者がコンテンツに価値を見いだすかどうかの重要な要素です。
● 高品質なコンテンツ
読者は信頼性の高い情報と、良質な文章や表現を求めています。誤った情報や不正確な主張、文法やスペルの誤りがあるコンテンツは読者にとって信頼性が低くなります。読みやすい文章、正確な情報、明確な表現があるコンテンツは、読者にとって魅力的です。
● 問題解決やニーズの解決策
読者は自分の問題やニーズに対する解決策や満足感を求めています。具体的な情報やアドバイスを通じて、自分の疑問や課題を解決したり、望む結果を得たりしたいと考えています。コンテンツが読者のニーズを的確に理解し、それに対応する解決策やアクションプランを提供することが重要です。
● 読みやすさとエンゲージメント
読者は読みやすいコンテンツを好みます。簡潔で明確な文章、適切なパラグラフや見出しの使い方、視覚的な要素(画像やグラフ)、読者への問いかけやインタラクティブな要素などが、読者の関心を引きつけ、エンゲージメントを高めるのに役立ちます。
SEO対策に効果的な文章の書き方については、以下を参照ください。
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SEO対策で文字数が効果的になる項目は?
SEO対策で文字数が効果的になる項目は、以下のとおりです。
● タイトルタグ
● メタ・ディスクリプション
これらの要素は、ユーザーの検索意図を満たすために重要です。これらの要素をより充実させることでSEOの順位を向上させることができます。
ただし、文字数だけを増やすだけではなく、ユーザーにとってわかりやすく作成することが重要です。文字数を増やすことで質が低下するような場合は、むしろマイナスに影響を与える可能性があります。
タイトルの文字数とSEO効果の関係は?
タイトルの文字数とSEO効果の関係は、様々な要素によって左右されます。
一般的には、適切な文字数(30〜35字程度)を持つタイトルがSEOに有利とされていますが、同時に意識しておくべきSEO対策があります。
● キーワードはタイトルの前方に含める
● ページ内容との整合性をとる
● オリジナルのタイトルを付ける
詳しくは以下のコンテンツ【SEOに最適なタイトルの文字数を解説!PCとスマホそれぞれ何文字が適切?】を参照してください。
SEOに効果的なメタ・ディスクリプションとは?
メタ・ディスクリプションは、Webページの概要を要約した短い文章であり、検索結果ページに表示されるサマリーとして使用されます。
メタ・ディスクリプションの文字数は、基本的には120字前後で簡潔に収めるようにするのが効果的です。検索結果に表示される文字数を超えると全文が検索結果へ表示されないため、「検索結果に表示されるディスクリプションの文字数」が最適だと考えられています。
SEOに効果的なメタ・ディスクリプションの書き方はいくつか考えられます。
● クリックしたくなる内容を意識する
● 前半部分にキーワードを含める
● キーワードを含め過ぎない
詳しくは以下のコンテンツ【メタ・ディスクリプションとは?SEOに効果的な文字数や書き方を説明!】を参照してください。
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SEOで検索上位を狙うには?
コンテンツ以外にもSEOを向上させ、検索順位を上げるためのポイントはいくつかあります。
● サイトの構造を整えること
● サイトの表示速度を向上させること
● モバイルフレンドリーであること
● セキュリティ対策を講じること
● ソーシャルメディアでコンテンツをシェアすること
これらのポイントを押さえることで、ユーザーにとって使いやすく、信頼できるサイトを構築できます。
また、SEOは常に変化しているため、最新の情報をキャッチアップし、対策を講じることが大切です。
SEO対策を学ぶことが検索上位の近道
SEO対策では大きく分けて以下の3種類があります。
● コンテンツマーケティング
● 内部対策
● 外部対策
上記の3つは独立しているわけではなく、関わりを持つことで相乗効果が得られます。検索エンジンのアルゴリズムを理解し、これらの要素を体系的に学ぶことで、SEOで検索結果を上位表示させることができます。
SEO対策のさまざまなコンテンツをご紹介
WEBMARKSでは『お役立ち記事』としてさまざまなジャンルのコンテンツをご用意しています。
例えば『お役立ち記事』内の検索窓で【SEO対策】と入力すると、259件(2023年6月8日現在)ものコンテンツがヒットします。
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