近年、企業のマーケティング活動の多くはwebを用いたマーケティングへと移り変わっています。
webマーケティングの需要の高まりを感じている人も多いのではないでしょうか。
「そもそもwebマーケティングって何ができるの?」
「webマーケティングは自分に向いているのかな?」
「自社にwebマーケティングを取り入れることはできるんだろうか?」
このような疑問を持つ方に向けて、webマーケティングの基礎知識や重要性をご紹介します。
この記事を読めば、webマーケティングの仕事内容や強み、施策の種類などwebマーケティングの知識を網羅的に学べます。
また、webマーケティングの始め方についてもご紹介しているので初心者でもすぐに実践可能です。ぜひ参考にしてみてください。
\未経験・初心者から3ヶ月でプロのWebマーケター!/
Contents
webマーケティングとは?基礎知識・重要性をわかりやすく解説
webマーケティングとはその名の通り、webを通じて行うマーケティング活動のことです。サービスの認知拡大や、販売活動をすべてオンライン上で行います。
ここではwebマーケティングの理解を深めるため、基礎知識や重要性について詳しくご紹介します。
webマーケティングとデジタルマーケティングの違い
webマーケティングと近しい言葉でデジタルマーケティングというものがあります。混合されがちなので一度整理しましょう。
結論、webマーケティングはデジタルマーケティングの一部です。デジタルマーケティングとはAIやマーケティングツールなどデジタルテクノロジーを活用したマーケティングのことをいいます。その中にwebを通じてマーケティングを行うwebマーケティングがあります。
webマーケティングとデジタルマーケティングの大きな違いは扱う範囲の大きさであるといえます。
webマーケッティングの仕事内容
webマーケティングの主な仕事内容は次の通りです。
・webコンテンツの企画・立案
・web集客施策
・webサイト・SNS運用
・アクセスデータ解析および改善策の立案
まずは集客したいwebコンテンツの作成を行います。その際に重要なのが、どのようなユーザーに何を目的としてコンテンツを作成するのかを明確にすることです。この時点でwebマーケティングの方向性が決まります。
webマーケティングはコンテンツを作成して終わりではありません。作成したサイトの集客を上げるために広告出稿やSEO対策を施したり、ツールを用いてコンテンツの成果を計測したりと多岐にわたります。
詳しくは下記の記事をご参照ください。
webマーケティングの重要性
近年webマーケティングの重要性は急速に高まっています。その背景にはインターネットの普及が大きく関係しています。
インターネットが普及する以前は、テレビ・新聞・雑誌・ラジオのいわゆる4大マスメディアを利用した広告・宣伝が主でした。このような不特定多数に向けて行っていたマーケティング手法がインターネットの普及により、大きく変化しました。
PCやスマートフォンが身近な存在となった今、ユーザーはネットで知りたい情報を得て、欲しいものがあればネットで買い物をします。webマーケティングはネット上にあるユーザーの情報をもとにターゲットを絞ってマーケティングを行うことが可能になりました。
デジタル化が加速し、今後もさらに重要性が高まるといえます。
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webマーケティングだからできること
webマーケティングだからできる”強み”は以下の4点です。
・効果測定ができる
・コストがかからない
・ターゲットを絞り込める
・世界中に発信できる
それぞれ詳しく解説していきます。
効果測定ができる
webマーケティング最大の強みともいえるのが効果測定です。集客アップや売上アップを目的に行った施策がどのくらいの効果を発揮しているのかwebマーケティングの解析ツールを活用することで測定できます。また、ユーザーがどこからやってきてどの経路をたどって申し込みや購買行動に至ったのかということも多角的に数値として見ることができます。
webマーケターはそこで得られたデータをもとに今後の課題を抽出し、改善案を提案していきます。
コストがかからない
コストがかからないという面もwebマーケティングの強みのひとつです。
webサイトを立ち上げる初期投資は数千円ほどしかかかりません。さらにSNSだと無料で始めることができます。
そのためwebマーケティングはマーケティングにかける予算が少ない企業や個人の方でも始めやすいです。
ターゲットを絞り込める
webマーケティングは他のマーケティングとは違い、ターゲットを絞り込めるという強みを持っています。
性別・年齢・地域などを絞って商品・サービスを必要としているであろうターゲットにアプローチすることができます。
世界中へ発信できる
web最大の特徴といえば世界中どこでもいつでも誰とでもつながれるということです。
せっかく良い商品・サービスがあってもインターネットで発信しなければ特定の地域の方にしか届けることができません。
webマーケティングを行うことでECサイトやSNSから世界中の人々へ商品・サービスを認知・購入してもらうことができます。
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webマーケティングの施策でできること
webマーケティングの施策は主に3つの分類に分類されます。
「集客施策」「接客(販売)施策」「再訪促進施策」
以下では代表的な施策についてご紹介していきます。
集客施策 |
・SEO
・リスティング広告 ・アフィリエイト広告 ・アドネットワーク広告 ・SNS広告 ・リターゲティング広告 ・メールマーケティング |
接客(販売)施策 |
・ランディングページ最適化
・エントリーフォーム最適化 ・チャットボット |
再訪促進施策 |
・メールマーケティング
・SNS ・アプリ |
SEO
SEOとは「Search Engine optimization」の略称で、日本語訳すると「検索エンジン最適化」という意味になります。GoogleやYahoo!などで特定のキーワードを検索した際に、検索結果に上位表示させるようwebサイトを最適化していく施策です。
検索結果に上位表示させることでサイトへのアクセス数が増え、商品・サービスの認知度が高まります。しかし、SEOはアクセス数が増えることがゴールではありません。サイト内へアクセスしたユーザーを、コンバージョン(申し込みや購入、お問い合わせなど)につなげることこそがゴールです。
SEOはお金をかけず集客ができるというメリットがある反面、結果が出るまでに時間がかかってしまうというデメリットがあります。
いかにユーザーの検索意図を汲み取り、ユーザーファーストでwebサイトを最適化していくかが重要です。
詳しくは下記の記事をご参照ください。
リスティング広告
リスティング広告は検索連動型広告ともいいます。ユーザーが検索エンジンで検索したキーワードと連動して表示されるテキスト形式の広告です。
キーワードと連動しているため、特定の商品・サービスに対して興味を持っているターゲットにアプローチすることが可能です。
リスティング広告は出稿にお金がかかってしまいますが、即効性があります。
SEOで効果が出るまでの間、短期的に一定数のアクセス数を得るためにリスティング広告を行うと良いでしょう。
詳しくは下記の記事をご参照ください。
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告は成果報酬型広告と呼ばれています。webサイトや個人ブログ、メールマガジンに広告を掲載し、そこから訪れたユーザーがコンバージョン(資料請求・購入・お問い合わせなど)をすることで報酬が発生する手法の広告です。
主にBtoC向きの広告で、資料請求・お問い合わせ・ECサイトの商品購入を促す際に利用します。
アドネットワーク広告
アドネットワーク広告とは、複数のweb広告媒体に対してまとめて広告を出稿できる広告手法のことです。本来であれば、複数のweb広告媒体で広告を出稿するにはそれぞれ契約を結ばなければなりません。契約した広告媒体ごとに入稿形式や料金形態がバラバラです。
アドネットワーク広告を利用すれば、ひとつのアドネットワーク業者に一括して依頼でき、異なった媒体の広告データを同形式で受け取ることができます。媒体間での効果の比較が容易にできるというメリットがあります。
SNS広告
SNS広告は、Twitter・Instagram・Facebook・LINE・TikTokなどSNSに出稿できる広告のことです。
それぞれのSNSの特徴や、ユーザーが登録しているプロフィールをもとに、性別・年齢・地域・興味関心などの属性をもとにターゲットを絞って広告を出稿することができます。
ユーザー同士の共有・拡散により、自然と商品・サービスが広まっていくこともあります。
詳しくは下記の記事をご参照ください。
リターゲティング広告
リターゲティング広告とは、過去にサイトを訪れたユーザーに絞って広告を出稿する手法です。サイトに訪れたユーザーのcookieをブラウザが記憶し、その情報をもとに再度広告を表示させます。
特定の商品・サービスに対し一度興味を持ってくれているユーザーに繰り返しアプローチするため、コンバージョン率が高いところが特徴です。裏を返せばユーザーに鬱陶しいと思われる可能性もあるので注意が必要です。
メールマーケティング
メールマーケティングとは自社で保有している顧客リストに対し、メールでアプローチする手法です。ただメールを送るのではなく、顧客の行動履歴や嗜好に合ったメールを送ることでコンバージョンを促します。
定期的にキャンペーンや新商品、お得な情報のメールを送り、顧客の興味関心を持ち続けてもらうことが大切です。
詳しくは下記の記事をご参照ください。
コンテンツマーケティング
コンテンツマーケティングとは、インバウンドマーケティングのひとつで、見込み客が抱えている疑問に対してコンテンツを用いてアプローチする手法です。主にホワイトペーパー・事例紹介のコンテンツ・レビューなどがあります。
ターゲットのニーズに合ったコンテンツをwebサイトやSNSを通し、適切なタイミングで提供することでファンを増やし、コンバージョンにつなげます。
詳しくは下記の記事をご参照ください。
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初心者でも簡単に!webマーケティングの始め方の基礎!
「webマーケティングを始めたいけどどうすれば良いかわからない」という方も多いのではないでしょうか。そこで、初心者でも簡単にwebマーケティングを始める際のおすすめのフローをご紹介します。
①目的・ゴールを明確に設定する
まずは何を目的にwebマーケティングを行うのか、何を達成したいのかを考え、設定します。そして「売上〇%増」や「アクセス数〇倍増」などの具体的な数値でゴールを設定します。
あくまでも、webマーケティングにかけられる費用や時間を考慮した上で現実的に実現可能な目的・ゴールを設定しましょう。
②ターゲットを設定する
商品・サービスを売り込みたいターゲットを明確化します。webマーケティングはこのターゲットがぼんやりしていると、戦略や施策も曖昧になってしまいます。
webマーケティングではターゲットのことを「ペルソナ」といいます。
ペルソナは年齢・性別・職業・趣味・生活習慣などできるだけ細かく決めることが重要です。
③カスタマージャーニーを設定する
カスタマージャーニーとは、ターゲットが商品・サービスを認知し、興味を持ち、購入に至るまでのプロセスを細かく可視化したものです。カスタマージャーニーを設定することで顧客との様々な接点に気づくことができ、どのタイミングでどのアプローチをするのが適切か、が明確になります。
インターネットやSNSの普及により、顧客との接点が多様化した今、カスタマージャーニーを設定することの重要性が高まっています。
④KPIを設定する
KPIとは「Key Performance Indicators」の略称で日本語訳すると「重要業績評価指標」という意味になります。ゴール・目標を達成するための指標を設定することです。
KPIを設定することで、現在行っているマーケティングの効果がきちんと出ているのか、現状を把握することができます。
例えば、マーケティングのゴールが「売上〇%増」だとするとKPIは「商品・サービスの購入率」「サイト訪問回数」などになります。
データを分析する上で重要な指標のため必ず設定するようにしましょう。
詳しくは下記の記事をご参照ください。
⑤データを収集・分析する
上述したとおり、効果測定できるところがwebマーケティングの強みです。どの施策もデータを収集し、分析することは欠かせません。
Google Analyticsなどの解析ツールを利用しweb上のデータを収集し、得られたデータを図やグラフなどでまとめ、視覚化させます。それで終わるのではなく、分析したデータをマーケティング施策にどう活かすかが重要です。
詳しくは下記の記事をご参照ください。
⑥課題を抽出・改善する
分析したデータと初めに設定したゴール・目標に差異がないかを確認します。差異がある場合、何が課題なのかを読み取り、新たな改善策を考えます。
webマーケティングには答えがありません。データから改善ポイントを洗い出し、新たな改善策を打ち出す。これを繰り返し行うことで、徐々にユーザーのニーズに合ったwebサイトへと近づけていきます。
詳しくは下記の記事をご参照ください。
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【まとめ】webマーケティングでできること
今回は、webマーケティングでできることを解説しました。
本記事の要点は、以下のとおりです。
●webマーケティングとはサービスの認知拡大や、販売活動をすべてオンライン上で行うマーケティング活動のこと。
●webマーケティングの強みは「効果測定ができる」「コストがかからない」「ターゲットを絞り込める」「世界中に発信できる」の4点である
●webマーケティングはデータを分析して終わりではなく、課題を抽出し、改善策を打ち出すまでが最終ゴール。
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