「Webマーケティングの重要性は分かっているのに、社内に人材がいない…」
「外部に依頼しても成果が分かりづらく、費用ばかりかかる…」
「Webマーケティング研修を導入したいけれど、どれを選べばいいのか分からない…」
このようなお悩みをお持ちではありませんか?
自社にWebマーケティングのノウハウを蓄積して、事業を成長させたいと考える法人担当者にとって、適切な研修を選ぶことはとても重要です。
しかし、その手法はさまざまで専門性も高いため、「何から手をつければいいのか分からない」「担当者が育たない」といった課題を抱える企業も少なくありません。
この記事では、Webマーケティング会社の代表である私の視点から、成果を出すための研修選びのポイントや、目的別のおすすめ研修について詳しく解説していきます。
自社の課題がぼんやりしている企業のための、課題を知るチェックリストもご用意しました。
貴社のWebマーケティング戦略を成功に導くヒントになれば幸いです。
Contents
【プロが厳選】Webマーケティング研修・講座おすすめ8選を徹底比較!
まずは、数あるWebマーケティング研修の中から、法人向けにおすすめのサービスを厳選しました。
ぜひ研修選びの参考にしてください。
研修サービス | 特徴 | 目的・内容 | 助成金 | 料金(税込) |
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WEBMARKS PLUS |
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SEO内製化支援 | 人材開発支援助成金(リスキリング補助金)の利用実績あり | 220万円(税込)(助成金利用で最大100万円まで助成) |
株式会社シナプス |
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課題に応じたWebマーケティング全般のノウハウ定着 | 人材開発支援助成金 | お問い合わせください |
デジプロ |
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広告運用スキル | 人材開発支援助成金 | お問い合わせください |
WANNABE Academy |
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広告運用スキル | 人材開発支援助成金 | お問い合わせください |
株式会社インソース |
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Webマーケティング全般の基礎知識 | 各種助成金に対応 | お問い合わせください |
LEC東京リーガルマインド |
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Webマーケティング全般の基礎知識 | 人材開発支援助成金 | お問い合わせください |
トレノケート |
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Web・SNSマーケティング基礎知識 | 不可 | お問い合わせください |
インターネット・アカデミー |
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DX推進・データ活用 | 人材開発支援助成金 | お問い合わせください |
ここからは、目的別に分類して、それぞれの研修を詳しくご紹介します。
プロの伴走支援で結果を出しつつ内製化できるWebマーケティング研修(2社)
Web広告運用やSEO対策を外注せず、社内にノウハウを蓄積し、自走できる組織を目指す企業におすすめの研修です。
WEBMARKS PLUS(WEBMARKS株式会社)

WEBMARKS PLUS は、Webマーケティング会社である株式会社WEBMARKSが提供する、法人向けのオンライン研修プログラムです。
最大の特徴は、SEOの知識習得だけでなく、自社サイトを使って課題に取り組み、短期間で内製化を実現することにあります。
通常半年~1年かかるといわれる内製化プロセスを、最短8週間で軌道に乗せられる点が大きな魅力です。
外注に依存せず、自社の担当者だけで成果を出せる体制を作りたい企業にとって、最短ルートとなるプログラムです。
- 自社サイトを教材にした超実践型カリキュラム
座学ではなく、自社サイトを題材にして課題解決を進める超実践型。学んだその日から現場で活かせるスキルを習得できます。 - 豊富なコンサルティング実績を凝縮
大手企業の売上改善やCV率向上を支援してきたWEBMARKSの知見を集約。現場で即活かせる実践ノウハウを学べます。 - 手厚い伴走サポート
隔週の個別オンライン面談に加え、受講期間中はチャット相談が無制限。修了後も実務課題に応じたフォローがあり、内製化を持続させやすい仕組みです。 - 最新知識を継続して提供
研修終了後も、最新のSEO教材を2年間閲覧可能。検索アルゴリズムの変化に対応し続けられる体制を整えられます。 - 助成金の活用でコストを抑えた導入が可能
人材開発支援助成金の利用で、最大100万円の助成が可能。高品質な研修を、費用を抑えて導入できます。
研修サービス | WEBMARKS PLUS |
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講義形式 | オンライン面談+動画講義 |
受講期間 | 最短8週間 |
内容 | 自社サイトを教材にした実践課題、SEO基礎、検索エンジン最適化、コンテンツ改善、アクセス解析、SEOアルゴリズムの最新知識、広告依存からの脱却を目指すSEO内製化 |
サポート体制 | 個別面談(隔週)、チャット相談無制限、研修後もフォローあり |
料金 | 220万円(税込)(助成金利用で最大100万円まで助成) |
助成金 | リスキリング補助金の利用実績あり |
おすすめ企業 |
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株式会社シナプスの「マーケティング研修」

シナプスは、マーケティング戦略全般をテーマに、企業ごとの課題に応じて内容を柔軟に設計できる研修サービスです。
特定の施策を学ぶよりも、マーケティングを事業にどう活かすかを考え、実践できる人材を育てることに重点を置いています。
研修は現役コンサルタントが講師となり、ケーススタディやワークショップを通じて進行。
自社の現場に即した思考プロセスを学べるため、受講後は外部の知見に頼らずに改善施策を企画・実行できる力が社内に残ります。
- 戦略思考を育てるカスタマイズ研修
自社の課題や事業目標に沿ってカリキュラムを設計。実際のビジネス課題を題材に学べます。 - 現役コンサルタントによる指導
コンサルティング現場の知見を活かし、実践的な学びを提供。 - 参加型ワークショップ形式
ディスカッションや演習を通じて、自分で考え提案する力を養います。 - 組織全体で共通言語を浸透
マーケティングのフレームや思考法を共有することで、部署横断の連携や意思決定がスムーズになります。 - 助成金の活用が可能
人材開発支援助成金を利用でき、費用を抑えて導入可能です。
研修サービス | 株式会社シナプス マーケティング研修 |
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講義形式 | オンライン・対面 |
受講期間 | カリキュラムにより異なる(要相談) |
内容 | マーケティング戦略立案、自社課題を題材にしたカスタマイズ演習、フレームワーク活用(ペルソナ、カスタマージャーニーなど)、実践ワークショップ、現役コンサルタントのケース指導、組織に残せるマーケティング思考 |
サポート体制 | ワークショップ中心、講師による個別対応 |
料金 | お問い合わせください |
助成金 | 人材開発支援助成金 |
おすすめ企業 |
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広告運用を強化したい企業におすすめの研修(2社)
Web広告の費用対効果を最大化したい、あるいは広告運用をインハウス化して迅速なPDCAサイクルを回したい企業に最適の研修です。
デジプロ(株式会社Hagakure)

デジプロは、Web広告の運用スキルを実務レベルまで短期間で身につけたい企業向けの法人研修プログラムです。
広告の基本からプランニング、入稿、分析、コミュニケーションまでを、管理画面を操作しながら学べる点が特長です。
代理店への依存を軽減し、内製化に向けた第一歩として最適な設計になっています。
現役Webマーケターが講師を務め、進行中もチャットや個別相談で手厚くフォローしてくれる体制も安心です。
- 広告管理画面を実際に操作しながら学習
Google広告やSNS広告の管理画面を使い、入稿から運用、改善までを体験的に学べます。 - 現役Webマーケターが直接指導
講師は現場で活躍中のプロ。トレンドや実戦ノウハウを生で学べます。 - チャットによる無制限サポート
研修中はいつでも質問可能なチャットが使え、疑問点を即解消できます。 - 業務フローを丸ごと体験できる実務研修
企画・運用・改善・レポートまで一気通貫で経験でき、即戦力を養います。 - 助成金利用でコスト抑制が可能
人材開発支援助成金を活用することで、導入コストの負担を軽減できます。
研修サービス | デジプロ 法人向けWeb広告運用研修 |
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講義形式 | オンライン・対面 |
受講期間 | 約4ヶ月(基礎2ヶ月+実務研修2ヶ月程度) |
内容 | Web広告運用基礎(Google広告、SNS広告など)、広告入稿方法、キャンペーン設計・運用、分析・改善の実務演習、レポート作成、広告代理店との連携スキル |
サポート体制 | 講師による個別指導、チャット相談無制限 |
料金 | お問い合わせください |
助成金 | 人材開発支援助成金 |
おすすめ企業 |
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WANNABE Academy(株式会社Shareway)

WANNABE Academyは、株式会社Sharewayが運営する実務体験型のWebマーケティング研修です。
実際のクライアント案件を教材にし、広告運用や改善提案までを一連の流れで体験できるため、即戦力となるスキルを身につけたい企業に適しています。
広告代理店や制作会社と同じプロセスを踏むことで、現場で必要とされる思考や判断力を養うことが可能です。
- 実案件を教材にした広告運用演習
実際のクライアント案件を使って広告の入稿・運用・改善を体験でき、現場感覚で学べます。 - 提案から改善まで一連を学べる
広告配信だけでなく、施策の提案、実行、改善まで実務フローを通して学習可能。 - 伴走型の指導体制
現役マーケターが指導を行い、疑問点や課題解決をサポート。受講者が手を動かしながら学べる仕組みを採用しています。 - 広告特化の実務力強化
リスティング広告やSNS広告を中心に、即戦力となる広告運用スキルを重点的に強化できます。
研修サービス | WANNABE Academy |
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講義形式 | オンライン・対面 |
受講期間 | 全12回(変更可能) |
内容 | リスティング広告、SNS広告、広告入稿、施策提案、効果検証、改善実務 |
サポート体制 | 現役マーケターによる指導・フォロー、演習サポート |
料金 | お問い合わせください |
助成金 | 人材開発支援助成金 |
おすすめ企業 |
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基礎固めにおすすめのWebマーケティング研修(3社)
Webマーケティング部門に新しく配属されたメンバーや、マーケティングの知識が全くない社員を対象に、基礎から体系的に学びたい場合におすすめの研修です。
株式会社インソースの「WEBマーケティング研修」

インソースのデジタルマーケティング研修は、マーケティングを体系的に学びたい企業に向けたプログラムです。
マーケティングの基本から、ツール選定、施策設計まで「5つのステップ」で学べる点が特長。
演習を交えて段階的に理解を深められるため、職場に戻ってから即実務に活かせるプランになっています。
知識と実践の両面を備えたい企業に適しています。
- 包括的なステップ学習で設計された研修
「目的→課題抽出→ペルソナ設定→ツール選定→効果検証」の5ステップで、施策設計力を段階的に伸ばす構成。講義+ワークで理解定着を助けます。 - 自社に合ったツール選定力が養える
デジタルツールの特性を理解し、自社課題に応じた最適なツール選びができる実践力が身につきます。 - 演習重視で考える力を鍛える
ペルソナ設計やカスタマージャーニー作成など、演習を通じて自社施策へ落とし込む力を養います。 - 幅広い職種・目的に対応可能
マーケティング未経験者はもちろん、営業や企画など、社内の異なる立場にも対応し、共通言語として使える研修です。
研修サービス | インソース WEBマーケティング研修 |
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講義形式 | 講師派遣型・公開講座・オンラインなど柔軟に対応 |
受講期間 | 通常1日の研修(カスタマイズ可能) |
内容 | Webマーケティング基礎、目的設定、課題抽出、ペルソナ設計、ツール選定、効果検証、ツール活用演習、カスタマージャーニー作成、ケーススタディ |
サポート体制 | ケーススタディ+講師による質疑応答・フォローあり |
料金 | お問い合わせください |
助成金 | 利用可(研修形式により異なる) |
おすすめ企業 |
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LEC東京リーガルマインド

LEC東京リーガルマインドは、40年以上の教育実績を持つ総合人材育成機関として、企業向けにWebマーケティング研修を提供しています。
基礎知識から最新のデジタル施策までを扱い、初心者はもちろん、営業・企画・広報など異なる職種の社員も共通理解を持てるよう設計されています。
eラーニングと対面の両方に対応し、企業の研修スタイルに柔軟に合わせられる点も大きな魅力です。
- 教育機関としての信頼性
資格・ビジネス教育で長年の実績を持つLECが運営しており、内容の正確さや研修運営の安定感に定評があります。 - 多様な受講形式
講師派遣・オンライン・eラーニング(スライド・動画形式)から選択でき、業務状況に応じて受講可能です。 - 研修後も活かしやすい設計
ケーススタディを用いることで、自社の施策に落とし込みやすく、日常業務への応用を意識した内容です。
研修サービス | LEC東京リーガルマインド Webマーケティング研修 |
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講義形式 | 講師派遣・オンライン・eラーニング(スライド・動画形式あり) |
受講期間 | 1日完結型(6〜7時間)※カリキュラムにより調整可能 |
内容 | マーケティング基礎、SEO、SEM、Web集客、SNS活用、データ分析、コンテンツマーケティング、効果測定 |
サポート体制 | 講師による指導、eラーニングプラットフォーム対応 |
料金 | お問い合わせください |
助成金 | 利用可能(要相談) |
おすすめ企業 |
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トレノケート「自社のビジネスを10倍加速させるWeb・SNSマーケティング講座」

トレノケートが提供する「自社のビジネスを10倍加速させるWeb・SNSマーケティング講座」は、WebおよびSNSマーケティングの基礎を1日で体系的に習得できる集合研修です。
初心者でも実践可能な内容が特徴で、Webマーケティングの導入部分を学びたい企業に最適なプログラムです。
- 初心者でも学べる1日完結の講座
10:00〜16:00の受講時間で、効率的に基礎を学べる設計です。 - Web・SNSマーケティングが短時間で学べる
講義と演習を通して、戦略の基礎を手早く学べる構成です。 - 幅広い職種に対応
Web初心者や営業企画担当など、導入層の学びにも適した入門講座です。
研修サービス | トレノケート 自社のビジネスを10倍加速させるWeb・SNSマーケティング講座 |
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講義形式 | 集合研修(講義+演習) |
受講期間 | 1日(10:00〜16:00) |
内容 | Webマーケティング基礎、SNSマーケティング基礎、集客の仕組み理解、講義と演習形式による基礎習得 |
サポート体制 | 講師による指導、eラーニングプラットフォーム対応 |
料金 | 55,000円(税込) |
助成金 | 不可 |
おすすめ企業 |
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DX推進・データ活用を学べる研修(1社)
全社的なDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する人材や、データ分析に基づいた戦略立案ができる人材の育成を目指す企業に適している研修のご紹介です。
インターネット・アカデミーの「デジタルマーケティング研修」

インターネット・アカデミーは、日本初のWeb専門スクールとして設立され、Web制作やIT人材育成に豊富な実績を持っています。
法人向けのデジタルマーケティング研修では、SEO、広告運用、SNS活用に加えて、アクセス解析やKPI設計などのデータ活用スキルを学べるのが特長です。
マーケティング施策の成果を数値で検証し、改善につなげるプロセスを重視しているため、データに基づいた意思決定を行える人材育成に適しています。
Web制作を母体とする教育機関ならではの強みとして、マーケティングとITの両面を横断的に学べる内容です。
- データ活用を重視したカリキュラム
アクセス解析やKPI設計を通じて、施策を数値的に評価し改善につなげる力を養います。 - WebとITを横断した学習が可能
SEOや広告、SNSに加え、ITや制作視点も含めて学べるため、DX推進に必要な幅広い理解が得られます。 - カスタマイズ研修に対応可能
企業ごとの要望に合わせて実務演習を組み込むこともできます。実務をテーマにした施策ディスカッションなど、成果に直結する学び方が可能です。
研修サービス | インターネット・アカデミー デジタルマーケティング研修 |
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講義形式 | オンライン・対面(法人研修対応) |
受講期間 | 16時間(カスタマイズ可能) |
内容 | SEO、Web広告運用、SNS活用、アクセス解析、KPI設計、効果検証 |
サポート体制 | 事前の研修設計相談、講師による質疑応答、研修後のフォロー対応 |
料金 | お問い合わせください |
助成金 | 人材開発支援助成金 |
おすすめ企業 |
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なぜ今、Webマーケティング研修が必要なのか?企業が直面する5つの課題
デジタル化が急速に進む現代において、Webマーケティングは一部の専門部署だけが担うものではなくなりました。
企業全体でその重要性を理解し戦略的に取り組むことで、競合に差をつけ、持続的な成長を実現しやすくなります。
実際に今、多くの企業がWebマーケティング研修を求めるのは、課題を解決し、組織全体の力を底上げする手段として有効だからです。
ここでは、企業が抱える主な5つの課題をご紹介します。
一つでも心当たりがあれば、Webマーケティング研修の導入を真剣に検討すべきタイミングかもしれません。
人材不足と属人化で業務が止まるリスク
貴社は次の状態に当てはまっていませんか?
- Webサイトを一人の担当者が管理している
- Webマーケティングの業務が、特定の社員のみに集中している
- 担当者が休むと、誰も対応できない
このような「属人化」は、業務停滞のリスクを常に抱えている状態です。
さらに、Webマーケティングの専門知識を持つ人材は流動性が高く、以下の課題に直面しているケースもあるでしょう。
- 採用しようとしても応募が集まらない
- 採用しても単価を上げなければすぐに離職してしまう
研修を通じて社内にノウハウが行き渡れば、特定の人に依存しない体制を築けます。
その結果、担当者が不在でも業務を止めることなく継続でき、企業としての安定性や成長力を確保できるのです。
働きがい向上により従業員の定着率もUP!
人材不足や属人化の解消には、社員が「長く働き続けたい」と思える環境づくりも欠かせません。
厚生労働省の「働く人のワークエンゲージメントの向上に向けた支援事業」でも、働きがいを高める取り組みの一つとして「研修の充実・手あげ制度の導入」が示されています。

(出典)ワークエンゲージメントとは「働きがいのある職場づくりのための支援ハンドブック」より | 働き方・休み方改善ポータルサイト(厚生労働省)
調査結果によれば、働きがいが向上することで、ポジティブな変化が見られることが分かります。
つまり研修は、社員のスキル向上だけでなく、働きがいを高め、離職防止にもつながるのです。
その結果、採用コストの削減や組織の安定性につながるだけでなく、社員が成長を実感できる好循環を生み出し、企業の持続的な発展を後押ししてくれるでしょう。
外部パートナーに依存し、社内にノウハウが蓄積されない
Web広告の運用やSEO対策を外部の代理店やコンサルティング会社に「丸投げ」している企業も多いでしょう。
もちろん、専門家の力を借りることは有効な手段です。
しかし、依存しすぎてしまうと、社内にノウハウが蓄積されません。
- どのような戦略で施策が進められているのか分からない。
- レポートの数字を見ても、良いのか悪いのか判断できない。
- 契約が終了したら、またゼロから別のパートナーを探さなければならない。
これでは、いつまで経っても自社のマーケティング力を高めることはできません。
研修を導入し、社員が知識を深められれば、外部パートナーと対等な立場で議論し、主体的にプロジェクトを管理できるようになります。
その結果、パートナーとの連携効果も最大化できるうえ、必要な外注費用を適切に見積もることもできるでしょう。
部署間で知識がバラバラ
営業、マーケティング、開発、広報など、部署ごとにWebマーケティングに対する理解度が異なると、スムーズな連携は望めません。
営業部:「Webサイトからの問い合わせが少ない」と不満を言うが、どのような顧客にアプローチしたいのかマーケティング部に共有していない。
マーケティング部:新しい施策を打ちたいが、開発部の協力が得られず、サイト改修が進まない。
経営層:現場から上がってくる専門用語の多い報告書が理解できず、投資判断を先送りにしたり、現場に丸投げしたりしてしまう。
このような状況では、全体として大きな成果を出すことはできません。
企業研修を通じて共通の知識を持つことで、部署間の連携がスムーズになり、社内全体で成果を出せる体制が整います。
施策がやりっぱなしで改善サイクルが機能していない
- ブログを頑張って更新している
- SNSで毎日投稿している
- Web広告も出している
これらの施策が本当に事業の成果に結びついているか、正しく測定・評価できていますか?
Webマーケティングの最大の強みは、あらゆるデータを数値で可視化し、改善できる点にあります。
研修では、データを活用して検証し、成果へつなげる改善サイクルの回し方を学べるため、数値に基づいた判断ができるようになり、施策の精度も高まります。
社内の改善サイクルが機能すれば、施策の意味や成果が実感でき、日々の取り組みもやりがいを持って取り組めるようになるでしょう。
変化の早い市場への対応力不足
Webマーケティングは、技術の進化や消費者の行動様式や生活スタイルの変化とともに、常に移り変わる世界です。
- Googleの検索アルゴリズムのアップデート
- 新しいSNSプラットフォームの登場
- プライバシー保護規制の強化(Cookie規制など)
- 生成AIの進化とマーケティングへの活用
こうした変化に追いつけなければ、気づかないうちに時代遅れの施策を続けてしまい、競合に差をつけられるリスクがあります。
研修によって最新の知識を取り入れる方法を学ぶことができれば、新しい施策にも前向きに挑戦できる変化に強い組織をつくることができるでしょう。
自社に研修は必要か?を判断する方法
Webマーケティング研修は、企業にとって大きな投資です。
「本当に自社に必要なのか」「導入して成果は出るのか」と、判断に迷うこともあるでしょう。
研修の導入で失敗しないためには、客観的な基準で必要性を判断することが大事です。
ここで、自社が抱える課題を可視化し、研修が有効な解決手段となるかを確認してみましょう。
自社の課題を見える化!簡易チェックリスト
次の設問に「はい」「いいえ」で答えてみてください。
「はい」が多いほど、研修を導入するメリットが大きいと言えます。
【人材・組織編】
□マーケティング担当者が少なく、一部の社員に依存している
□担当者が異動・退職すると、ノウハウが途切れてしまう
【外注・コスト編】
□広告代理店や制作会社に任せきりで、成果や費用対効果を判断できていない
□外注費がかさんでいるのに、社内には知識が蓄積していない
【実務・運用編】
□施策ごとに成果を測定できていない、効果検証の基準が曖昧
□PDCAを回す仕組みがなく、同じ施策を繰り返している
【スキル・最新知識編】
□SNSやAIなど新しいマーケティング手法が気になるが、自社に必要か判断できない
□部署ごとに知識や理解がバラバラで、連携がスムーズに進まない
0~2個 → 課題は軽微
「広告運用特化」「SEO特化」など、スポット研修で基盤を強化しておくと安心。早めのスキル補強が今後のリスク回避に有効です。
3~5個 → 課題が表面化
知識不足や属人化のリスクが出てきています。体系的な知識の習得で、基礎固めがおすすめ。
6個以上 → 深刻な課題
外注依存や仕組み不足が大きな障害になっています。「内製化支援・伴走型研修」で、組織全体を変革する段階です。
研修で解決したい「根本課題」を明確にする
チェックリストで課題を洗い出せたら、その課題に対してどんな研修が有効かを整理しましょう。
以下の表は、代表的な課題とそれに対応する研修タイプをまとめたものです。
自社の状況に近いものがあれば、研修選びの参考になります。
※リンクをクリックすると、おすすめ研修の解説へページ内移動できます。
解決したい課題 | おすすめ研修 |
---|---|
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内製化支援・ノウハウ定着研修 |
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入門・基礎固め研修 |
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広告特化型研修 |
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DX推進・データ活用研修 |
競合状況から判断する
研修の必要性は、社内の課題だけでなく競合との比較からも見えてきます。
たとえば、次のような状況に心当たりはありませんか?
- 主要なキーワードで、競合の記事ばかり上位表示される
- Web広告の分析レポートで、競合に表示回数や掲載順位で負けている
- 競合はSNSや動画でファンを増やしているが、自社は出遅れている
- 商談の場で、お客様から当たり前のように競合他社の事例や名前が挙がる
放置すれば競合との差はさらに広がり、顧客獲得や売上のチャンスを奪われるリスクが高まります。
同じ市場で活動しているライバル企業が成果を伸ばしているのに、自社の施策が思うように結果につながっていない場合、それは研修導入を検討すべきサインだといえるでしょう。
研修導入前に知っておくべきこと・失敗しないための事前準備
仕事の成功は、8割が段取りで決まると言われます。
研修も同じで、Webマーケティング研修を導入する前に、知っておくべきポイントがあります。
事前準備をして研修の効果を最大化し、費用や時間の無駄をなくしましょう。
Webマーケティング・デジタルマーケティング・一般的なマーケティングの違い
まず、混同されがちなマーケティングの言葉の違いを整理しておきましょう。
研修選びで失敗しないための基本知識です。

「Webマーケティング」「デジタルマーケティング」「一般的なマーケティング」の違いは、簡単に言えば、「マーケティング」という大きな枠組みの中に「デジタルマーケティング」があり、さらにその一部に「Webマーケティング」が含まれるイメージです。
この記事で主に取り上げるのは「Webマーケティング」ですが、研修によってはSNSやアプリなど、より広いデジタルマーケティング領域をカバーするものもあります。
自社がどの領域のマーケティングスキルを強化したいのかを明確にしておくことが重要です。
Webマーケティングの種類
Webマーケティングと言っても、その手法は多岐にわたります。
ここでは、代表的なものをいくつかご紹介します。
これらの手法を総合的に学びたいのか、ピンポイントで強化したいのかによって、選ぶ研修が変わってくるので確認しておきましょう。

種類 | コスト感 | 投資回収スピード | 特徴 |
---|---|---|---|
SEO・コンテンツマーケティング | 低コスト | 遅い | 成果が出るまでに時間がかかるが、長期的に資産化できる。 |
Web広告 (PPC・リスティング) | 高コスト | 早い | 即効性が高く、短期で集客可能。ただし継続には費用がかかる。 |
アフィリエイト広告 | 中〜高コスト | 中〜早い | 成果報酬型で初期リスクは低いが、報酬が積み重なるとコスト増に。成果が出れば回収スピードは比較的早い。 |
メールマーケティング | 低〜中コスト | 中程度 | 自社リストがあれば低コストで運用可能。即効性は弱いが費用対効果が高い。 |
SNS運用 | 低コスト | 遅い | アカウント運営自体は低コスト。ただし成果が出るまで時間がかかる。 |
動画マーケティング (YouTube・ショート動画) |
中コスト | 遅い | 制作・広告費が高額になりがち。ファン化やブランディングに強い。 |
MA / CRM | 高コスト | 遅い | 導入や運用には費用がかかるものの、既存顧客との関係を長く続けて売上を伸ばしたり、業務を効率化したりするのに役立つ。ただし、投資を回収するまでには時間がかかる。 |
研修形式(オンライン・対面)を決める
研修形式は、目的や予算に合わせて選ぶことができます。
形式 | メリット | デメリット | こんな企業におすすめ |
---|---|---|---|
オンライン(ライブ型) |
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オンライン(eラーニング型) |
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対面(集合研修) |
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派遣型 |
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オンライン研修は「ライブ型」と「eラーニング型」に大きく分けられますが、これら両方を組み合わせた「ハイブリッド型」の研修もあります。
たとえば「ライブ型」では、講師への質問や最新情報をリアルタイムに吸収できる一方で、理解が浅い部分は見逃してしまうリスクもあります。
そこで「eラーニング型」を併用することで、復習や定着を図ることが可能になるのです。
ハイブリッド型研修は、個人の習熟度に合わせて学習を深めながら、組織全体で知識を共有しやすい仕組みになっているのでおすすめです。
\ハイブリッド型研修でスキル定着率UP!/
事業フェーズで考える、最適なWebマーケティング研修テーマは?
事業フェーズによっても、Webマーケティングで解決すべき課題は異なります。
自社の事業フェーズに合う課題を設定することで、より効果的な研修を選ぶことができます。
事業フェーズ | 主なマーケティング課題 | 目的 | 研修テーマの例 |
---|---|---|---|
創業期 | 製品・サービスを知ってもらい、ブランドの認知度を高めたい | 認知獲得 | オウンドメディアの立ち上げ、SEO基礎(検索流入をつくる仕組みづくり)、Web広告入門、SNSマーケティング基礎 |
成長期 | 競合が増える中で効率的に見込み客を獲得し、売上を最大化したい | リード獲得最大化 | SEO施策(キーワード選定・記事改善)、広告運用最適化、コンテンツマーケティング実践、MAツール活用 |
成熟期 | 既存顧客との関係を深め、LTV(顧客生涯価値)を高めたい | 顧客育成・LTV向上 | SEO施策(既存記事の強化・改善による安定集客)、CRM戦略、メールマーケティング応用、顧客データ分析、コミュニティ活用 |
衰退期・事業転換期 | 既存事業の利益を維持しながら、新たな収益源やチャネルを模索したい | 新規チャネル開拓・効率改善 | SEO施策(新規市場向けの戦略設計)、DXによる新規事業開発、データドリブン分析、顧客インサイト調査、デジタルチャネル再構築、UX改善、ROI最適化 |
どの事業フェーズにおいても共通して効果を発揮しやすいのが、外注に頼らず、自社で改善サイクルを回せる「SEOの内製化」です。
- 創業期
基盤づくりから着手でき、早期に組織にノウハウを蓄積できる - 成長期
蓄積され始めたデータを活かしてPDCAをスピーディーに回せる - 成熟期
豊富なデータをもとに施策の精度を高め、持続的な成長につなげられる - 衰退期・事業転換期
既存施策の効率改善を進めつつ、新規市場や新規チャネルへの参入余地を検証できる
SEOを内製化することで、事業のフェーズに応じて最適な施策を打ちやすくなり、中長期的に安定した集客基盤を構築できます。
研修で目指す「ゴール」を設定する
研修のゴールを設定することも非常に重要です。
研修の成果は、事業への直接的な貢献(数字の変化)だけでなく、社員のスキルアップ(人の変化)や業務効率化(時間の変化)といった側面にも現れます。
これらのゴールを、できるだけ具体的で測定可能な指標(KGI・KPI)に落とし込んでゴールを設定しましょう。
- Webマーケティングに詳しくなる
- 問い合わせを増やす
- SNSを頑張る
→抽象的で、達成できたかどうかが判断できず、研修が「やりっぱなし」で終わってしまいます。
軸 | ゴール設定の例(KGI・KPI) |
---|---|
数字の変化 (事業への貢献) |
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人の変化 (組織力の向上) |
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時間の変化 (生産性の向上) |
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※KGI=研修を通じて達成したい最終ゴール
※KPI=KGI達成のための中間目標となる行動指標
具体的な目標設定により、研修の成果を定量的に評価できるようになり、投資対効果を測定することが可能になります。
予算を決める
Webマーケティング研修の費用は、研修の種類や期間、受講人数などによって大きく異なります。
次の章で詳しく解説しますが、一般的には数十万円から数百万円まで幅があり、まずは大まかな相場感を把握し、事前に社内で予算を確保しておくことが重要です。
また、予算を決める際には、「コスト」ではなく「未来への投資」と考える視点を持ちましょう。
研修によって社員のスキル向上や内製化が成功すれば、自社に合った施策を主体的に運用・改善できるようになり、長期的には投資額を上回るリターンが期待できます。
Webマーケティング研修の費用相場と助成金活用
研修導入を具体的に進める上で、最も気になるのが費用面でしょう。
ここでは、Webマーケティング研修にかかる費用の相場と、負担を軽減できる可能性のある助成金について解説します。
Webマーケティング研修の費用相場
研修費用は、研修形式や期間、カリキュラムの専門性、受講人数などによって大きく変動します。
ここでは、企業が抱える代表的な4つの目的に分類し、それぞれの料金相場と特徴をまとめました。
研修タイプ (目的別) |
料金相場 | 特徴 | 研修サービス |
---|---|---|---|
新人研修・基礎固め | 数万円〜50万円程度 |
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広告運用特化 | 約20万円〜150万円程度 |
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DX推進・データ活用 | 約30万円〜500万円程度 |
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内製化支援・伴走型 | 総額100万円〜500万円程度 |
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料金相場はあくまで目安です。 最終的な費用は、さまざまな条件によって決まります。
- サポートの手厚さ
質問対応や課題添削、個別面談の有無は料金に大きく影響します。 - 期間
3ヶ月、半年、1年と、期間が長くなるほど高額になります。 - カスタマイズ性
自社の課題に合わせて内容をオーダーメイドする場合、費用は上がります。
研修選びは価格だけで判断せず、自社の目的を達成するために「どのようなサポートが必要か」という視点で比較検討することが、失敗しないための重要なポイントです。
助成金の活用で費用負担を軽減
Webマーケティング研修の費用は数十万円〜数百万円と大きな投資になることもありますが、国の助成金制度を活用すれば、費用の一部を補助してもらえる場合があります。
条件を満たせばWebマーケティング研修も対象になるため、必ずチェックしておきたいポイントです。
代表的な助成金としては、厚生労働省の「人材開発支援助成金」があります。
人材開発支援助成金とは?
職業能力開発のために行う研修にかかった経費や、研修中の賃金の一部を助成するものです。
いくつかのコースに分かれており、主にWebマーケティング研修で活用されやすいのは以下のコースです。
- 事業展開等リスキリング支援コース
新サービスの提供やデジタル化対応に必要な研修が対象。
Webマーケティングやデジタルスキルの習得が該当するケースがあります。
→経費の最大75%、賃金の一部を助成。 - 人への投資促進コース
従業員の自己啓発やサブスクリプション型の研修サービスが対象。
社員の自主的なスキルアップに活用できます。
- 申請手続きが必要
助成金は自動的に受け取れるものではなく、計画書の提出など事前の申請手続きが必要です。研修が始まる前に手続きを完了させる必要があるため、早めに準備を始めましょう。 - 制度は年度ごとに見直しあり
助成金制度の内容は年度によって見直されることがあります。最新情報は厚生労働省や労働局の公式サイトで確認しましょう。 - 研修会社が対応しているか確認
助成金の申請をサポートしている会社もあるため、選定時のチェックポイントになります。
助成金の対象になるということは、研修が一定の要件を満たしている証拠でもあります。
費用負担を抑えつつ質の高い研修を導入できる手段ですので、ぜひ情報収集して最適なプランを検討しましょう。
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研修会社に確認すべき5つのチェックポイント
研修会社のWebサイトやパンフレットを見比べると、どれも良さそうに見えて迷ってしまうものです。
そこで、契約前に必ず確認すべき5つのポイントを整理しました。問い合わせや無料カウンセリングで、実際に担当者へ質問してみましょう。
信頼できる会社であれば、丁寧に答えてくれるはずです。
- 実践的なカリキュラムか
- 講義だけでなく、ワークショップやグループ演習の時間は十分あるか?
- 自社のWebサイトや広告アカウントを題材にできるか?
- 成果物(企画書や改善案)のアウトプット機会は用意されているか?
- 講師の専門性と実績は十分か
- 講師は現役のWebマーケターか?
- どんな企業(業界・規模)での指導経験があるか?
- SEO・広告・SNSなど、自社が学びたい分野と専門性は一致しているか?
- 研修後のフォローアップ体制は充実しているか
- 終了後、質問できる期間と方法(メール・チャット・面談)は?
- 個別相談やメンタリングの機会はあるか?
- 研修を復習できる資料や録画動画はあるか
- 受講者コミュニティや追加セミナーが用意されているか?
- 導入実績に具体性があるか
- 企業名やロゴの掲載だけでなく、課題と成果がセットで紹介されているか?
- 自社と近い事例はあるか?
- 成果が数値で示されているか?(例:問い合わせ数が3倍、広告経由の売上が130%増加、など)
- 成果の定義が明確にされているか
- 研修会社と一緒にゴール(KGI・KPI)を設定できるか?
- 効果測定の方法は明示されているか? (例:理解度テスト、改善施策の成果レポート、など)
- 成果が出なかった場合の対応(補講・追加支援)はあるか?
これらのチェックポイントを事前に確認することで、自社にとって本当に価値のある研修を選ぶことができるでしょう。
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企業が陥りがちな3つの失敗パターン
せっかく費用をかけて導入した研修なのに「思ったほど成果が出なかった…」というケースは少なくありません。
Webマーケティング研修への投資を無駄にしないために、他社の失敗から学びましょう。
多くの企業が陥りがちな3つの典型的な失敗パターンとその回避策をご紹介します。
失敗例1:目的が不明確なまま全員で受けようとした結果、誰も本気にならない
「最近Webマーケティング研修ってよく聞くし、我が社もスキルを高めたいよね」といった感情や雰囲気で、部署全員を参加させてしまうケースです。
目的が曖昧なままでは、受講者は「会社に言われたから」という受け身の姿勢になりがちに。
結果、当事者意識が生まれず、学んだ内容が業務に活かされないまま高額な研修費用が無駄になってしまいます。
<回避策>
- 参加者ごとに具体的なゴールを数字で設定する
- 本当に必要なメンバーを選抜して参加し、内容を社内で共有する
失敗例2:現場の意見を聞かず、経営層だけで研修を決めてしまう
経営層や人事だけで「この研修は良さそうだ」と決めてしまうと、現場が本当に求めている内容とズレることがあります。
たとえば、「広告運用の実務を学びたかったのに、抽象的な戦略の話ばかり」といったケースです。
こうなると、受講者から不満の声が出て満足度は下がり、経営層も「投資したのに成果がない」と感じるなど、悪循環を生みます。
<回避策>
- 企画段階で現場担当者に「今どんな業務で困っているか」を聞く
- 研修会社の選定に現場担当者も参加させ、一緒に選ぶ
失敗例3:研修後に実践する場を用意せず、学んだスキルが活かされない
研修自体はとても良くても、職場に戻ると日々の業務に追われて学んだことを試す時間がない…というのはよくある失敗です。
そのままでは知識が少しずつ薄れていき、受けただけで終わってしまいます。
<回避策>
- OJTや小規模プロジェクトなど、具体的な実践の場を設ける
- 週に1回など進捗を共有する場を設け、通常業務の一部を実践時間に充てられるよう仕組みづくりをする
企業の導入事例
実際にWebマーケティング研修を導入した企業の事例をご紹介します。
現場の課題がどう解決されたのか、導入によってどんな成果につながったのかを具体的に知ることで、自社に研修を取り入れるイメージを掴みやすくなるでしょう。
広告研修の導入事例

ある広告関連企業の営業担当者は、顧客対応に必要な広告運用の具体的知識が不足しており、即答できない場面が課題でした。
そこで研修を受講し、入稿方法や業務フローを実践的に学習。顧客や代理店との会話がスムーズになり、意思決定のスピードも向上しました。
(出典:デジプロ公式サイトの事例より)
DX推進研修の導入事例

ある金融サービス企業では、大規模なシステム移行を控え、非IT部門と開発現場との連携に課題を抱えていました。
研修を通じてシステム開発の全体像や共通言語を習得し、ベンダーとのコミュニケーションが円滑に。
社員自身が主体的にDXプロジェクトを推進できる体制の構築に成功しました。
(出典:トレノケート公式サイトの事例より)
SEO内製化支援の導入事例
ある国際協力団体では、SEOを通じた集客体制の社内構築が課題でした。
研修導入後、訪問数は初年度で15倍以上、3年目には136倍まで伸長。さらに、コンバージョン数(CV)は3年間で40倍に増え、間接的な支援につながる来訪も大幅に増加しました。
SEOが資産化し、中長期的な効果と信頼性の向上にも寄与しています。
(出典:WEBMARKS公式サイトの事例より)
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Webマーケティング研修に関するよくあるQ&A
Webマーケティング研修を検討されている法人担当者様からよくいただくご質問にお答えします。
Q.研修・講座・セミナーの違いは?
A.「研修」「セミナー」「講座」という言葉は、法律や公的なルールで厳密に区別されているわけではありませんが、一般的には以下の違いがあります。
種別 | 目的 | 形式 |
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研修 | 企業の課題解決・スキルアップ | ワークショップやグループワークなどアウトプット重視。実務に直結する内容。 |
講座 | 体系的な知識・スキルの習得 | 複数回にわたるカリキュラム。eラーニングやオンラインスクールも含む。 |
セミナー | 情報収集・知識のインプット | 1〜3時間程度の単発形式が多く、無料や低価格で参加できることもある。 |
Q.うちはBtoBのニッチな業界なのですが、一般的な研修内容が通用するか不安です。
A.ニッチなBtoB企業でも役立つ研修は十分にあります。選び方のポイントは3つです。
- BtoB特化型の研修を選ぶ
リード獲得〜育成〜商談化といったBtoB特有の流れに対応したプログラムを提供している研修会社もあります。 - カスタマイズ可能な研修を選ぶ
講師派遣型やコンサル型なら、自社の業界や製品特性に合わせて内容を調整してもらえます。 - 自社の課題を題材にできる研修を選ぶ
研修中に自社のWebサイトや広告アカウントを実際に扱えれば、学んだことをそのまま業務に反映しやすく効果も高まります。
いずれにせよ、事前の問い合わせや個別カウンセリングでしっかり確認することが重要です。
Q.Web担当が一人しかおらず通常業務で手一杯です。それでもついていけるでしょうか?
A.学習そのものは一人でも十分に可能です。
eラーニングなど柔軟に学べる形式を選べば、隙間時間を使って無理なく進められますし、研修の課題が自分の業務と直結していれば、学んだことをすぐ改善に活かすこともできます。
ただし、内製化を目指す場合は、一人で学んで終わりにすると属人化してしまいます。ノウハウを社内に定着させるためには、学んだ内容をチームに共有したり、複数人で受講する機会を作ったりといった工夫が必要です。
その体制づくりのサポートが充実している研修を選ぶことをおすすめします。
Webマーケティング研修選びが企業成長の分岐点になる
この記事では、Webマーケティング研修を成功させるためのポイントについて、Webマーケティング会社代表の視点からお伝えしました。
Webマーケティング研修は、単に知識を学ぶ場ではなく、企業成長を支えるための投資です。
大切なのは「なぜ研修を受けるのか」を明確にし、自社に必要な研修を正しく選ぶこと。
もし、研修の選び方で迷っている、あるいはWebマーケティングの内製化を本気で目指したいとお考えでしたら、ぜひ私たちのオンラインカリキュラムへご相談ください。
「プロから直接、実践的なスキルを学びたい」「社員のマーケティング力を高め、事業を成長させたい」といったご要望に、最適なプランをご提案いたします。
オンラインでの無料相談も可能です。まずはお気軽にお問い合わせください。
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