若年層に人気のSNSといえば、Instagramを想像される方が多いのではないでしょうか?
実はInstagramには30代以上のユーザーも多くいることはご存知の方が少ないでしょう。いろいろな形式の投稿が発信されて、Instagramにも触れる機会が増えてきています。
そんなInstagramですが、広告が配信されていることをご存知でしょうか?
今回はどのようにして、Instagramのどこに、広告が配信されているのか?
どのような顧客に広告配信を行うことが出来るのかについて紹介します。
Contents
Instagramの広告はどの部分?
最初にInstagramの広告がどこにあるのかを把握しておきましょう。
Instagramの広告はユーザーがフォローしているアカウントと同じように、Instagramの画面に画像や動画で掲載されています。
Instagram広告は他のユーザーからの投稿とあまり違いが無く自然とタイムラインの中に流れているのが特徴的です。
WEBサイト上で見る広告バナーは一目でわかる形が一般的ですが、Instagram広告は広告と気づかないユーザーの方も多いです。
Instagramのターゲティングの仕組み
Instagramが行うターゲティングの種類の前に、どのように顧客層の情報を集めているのか仕組みについてお話しします。
2012年にFacebookがInstagramを買収したため、
Instagramは実はFacebookの傘下にあります。
Facebookを利用するには原則、実名登録が必要です。
ほとんどのユーザーは実名でサービスを利用されています。
実名登録が基本のFacebookのユーザーデータは非常に精度が高い事が想像できます。
InstagramはFacebookの傘下になり、ユーザーデータを共有しているので、精度の高い顧客層の情報を使い広告配信することが可能なのです。
そのためInstagram広告を配信する際は、Facebook広告のアカウントを作れば配信できる仕組みになっています。
ターゲティングには3つの種類がある
仕組みまで理解できたところで、ターゲティングの詳細を紹介します。
先ほどもお話ししましたが、Facebookのユーザーデータを元にInstagram広告のターゲティングが配信されます。
Instagram広告では以下の3つに分けたターゲティング手法があります。
- コアオーディエンス
- カスタムオーディエンス
- 類似オーディエンス
一般的なのはコアオーディエンス設定
Instagramの広告の中で最も一般的な顧客設定の手法がコアオーディエンスになります。
ユーザーの基本的なデータをもとにターゲティングすることが可能です。
広告主にヒアリングした情報で、お客様はどのような方が多いのか確認します。
年齢、性別、住まい、興味・関心、既婚・独身、
仕事は何をしているのか?旅行に行くか?
etc・・・
細かいターゲティングを設定することが可能です。
しっかりと一人一人のターゲット像を明確に設定することによって成果につなげる事が可能になります。
しかし、ターゲティングは程々にしておく必要があることも念頭に入れておいて下さい。
何故なら、あまりにもターゲットを絞り込み過ぎてアプローチするユーザーが極端に減ってしまい広告配信がほとんどされないこともある為です。
広告主のターゲティングリストを使うカスタムオーディエンス
広告主のWebサイトへの訪問者や、広告主が持っている顧客リスト(メールアドレスなど)を顧客情報として設定し広告配信するスタイルがカスタムオーディエンスです。
例えばECサイトを運営している広告主の場合、メールアドレスなどの顧客情報リストを多く所有しています。
(メールアドレスを登録して楽天などで買い物をすると、そのメールアドレスがリストとして登録されています。)
リピーターのユーザーへアプローチしたい場合、広告主が持っているリストへ広告配信すると効率的に成果に繋がります。
1つ注意しなければいけないのは、顧客リストに登録されている方がFacebookアカウントやInstagramアカウントを所有していない場合、その顧客に対しては広告配信することができない点です。
所有リストとFacebook広告を管理するアカウントで紐づけ作業をして、リストのユーザーがアカウント所持していることが確認できてから広告を配信することができます。
もともと購入しているお店からの広告のため、成果に繋がりやすいということが魅力です。
似たようなターゲティングをする類似オーディエンス
カスタムオーディエンスで設定したユーザーや、実際に商品を購入したユーザーに類似したユーザーをターゲティングすることが可能なのが類似オーディエンスです。
元となるカスタムオーディエンスの中に含まれる人たちで共通点をシステムが自動的に抽出してくれるターゲティング手法になります。
趣味、感心、同じページにイイね!しているなど・・・
類似オーディエンスは1%~10%までの濃度に指定することができ、数字が低いほど類似度合いが高いです。
そのため、10%の類似度合いに関してはほとんど利用するケースはないでしょう。
まずは1%配信をして、成果が良ければ2%~3%に拡張していくのが良いと思います。
むやみに拡張して成果がだせず経営を悪化させることだけは避けたいところです。
まとめ
Instagramは若い世代に使用されていると思われがちですが、実際には30代以上のユーザーもたくさんいます。
Facebookとの連携で簡単にInstagramも利用可能なので、基本的にどちらも利用しているのです。
自分が狙う顧客層が30代以上だからといってInstagram広告を配信媒体から外してしまうと、思わぬチャンスを逃すことになるでしょう。
広告配信を行うユーザーの設定なども複数から選択することが可能なため、様々なケースに対応できますので成果に繋がるよう利用してみたらいかがでしょうか。