こんにちは、WEBMARKS(ウェブマークス)広報スタッフの今野直倫(@konnro3)です。
湘南の事業主を中心にインタビューしていくシリーズ「湘南・経営者インタービュー」。
今回は第2回ということで、WEBMARKSメンバーでありストーリーテリングの専門家・そーじろ(阪田 宗二郎)さんにお話しを伺います。
現在、ストーリーライターとしてプロフィール制作やコンサルティングを中心に手掛けているそーじろさん。
異色の経歴や「ストーリーテリング」とは一体何なのか、どういった思いで仕事に向き合っているのかを聞きました。
ストーリーライター/WEBマーケター:そーじろさん
ストーリーテリングを愛するライター。大学中退後、売れない俳優5年、4店舗のメロンパン店長を経て2018年に独立。ストーリーの共感力をきっかけにビジネスで役立つストーリーテリングを1000時間以上研究。現在はストーリーコンサルタント/WEBマーケターとして活動中【特技】SEO,ブランド戦略,ライティング【資格・実績】マスターオーガニックコーディネーター/Twitterフォロワー90日で1000人達成
プロフィール:WEBMARKS(ウェブマークス)メンバー・阪田 宗二郎 / そーじろのプロフィール/ストーリーテリングを大切にする理由|KEY STORY
Contents
ストーリーライターをする前(俳優→メロンパン屋)
今野:お久しぶりです!今回はインタビューということで、改めてそーじろさんにお話しを伺います。よろしくお願いします。
そーじろ:こちらこそ、お久しぶりです。よろしくお願いします!
今野:そーじろさんのお話しは以前も少しだけ伺ったことがあるのですが、経歴が異色ですよね。俳優を目指されていたとか……。
大学中退・売れない俳優時代
そーじろ:ええ、そうなんです。大学には3回しか行かずに中退して、俳優をやっていました。
今野:さ、3回ですか!?ということは、大学1年生のときに中退してしまったということですね?
そーじろ:はい。大学を中退して、そこから5年間ですね。CMのエキストラや舞台を中心に俳優として活動していました。ただ、いわゆる売れない俳優だったので、バイトをしながらでしたね。
今野:バイトは何をされていたんですか?
そーじろ:ケーキ屋さんでした。ただ、俳優としてなかなか売れなかったのでバイト歴だけがどんどん長くなっていって。ついにはバイトなのに、新入社員の教育係にまでなっちゃったんですよ!
今野:もはや、社員さんじゃないですか。
そーじろ:そうですね(笑)。ただ、バイトの方で責任ある立場になったのは良いんですけど、そうすると俳優をやる時間がなくなってきたんですよね。逆に、俳優のことばっかりやってたらお金が無くなるしで……。とにかく両立が難しかったので、あるとき父がアドバイスしてくれたんです。
父と始めたメロンパン屋
今野:お父様は何と仰ったんでしょうか?
そーじろ:父は「自分で時間を作れるように、自分で仕事をしなさい」と。それがきっかけで、父とフランチャイズのメロンパン屋を立ち上げました。
今野:俳優からメロンパン屋さんに!?面白いですね。
そーじろ:びっくりですよね。でも、僕自身もメロンパン屋の経営とか、ビジネスが面白くなっちゃって。俳優もそのときに辞めました。
今野:アルバイトも飲食でしたよね。やっぱり、アルバイトとは違ったんですか?
そーじろ:全然違いました。アルバイトの子を10人くらい採用したんですが、思うようにいかなかったですね。経営者という立場なので、教えるだけじゃない。この子たちを支えていかなきゃ、どうやったら上手くお店が回るだろう、といつも悩んでいました。「こういう伝え方で大丈夫?」とアルバイトの子に聞きながら、一緒に勉強していったという感じです。
今野:でも、メロンパン屋さんは長く続けていたんですよね。
そーじろ:25歳から29歳のころまでですね。辞めたきっかけは、常連のお客さんが来なくなったことでした。理由を聞いたら「実は、私、糖尿病になっちゃったのよ……」と。そのとき考えたんですよね。「このままメロンパン屋を続けてて良いのか?」「いつかできる家族や大切な仲間に胸張って勧められるのか?」って。それがきっかけで、有機農業やオーガニック食品に興味を持ち始めました。
俳優・メロンパン屋さんからストーリーライターへ
今野:俳優・メロンパン屋さんから、今のお仕事に至った経緯って何なんでしょうか?想像がつきません。
そーじろ:メロンパン屋の挫折から「有機農業を広く知ってもらいたい」と思ったんですよね。そのために何ができるか考えたときに思い至ったのが、コンテンツマーケティングでした。
ストーリーテリングとの出会い
今野:いわゆるブログとかサイトとかっていうことですよね?
そーじろ:そうですね。たぶん今野さんも分かると思うんですけど、ブログ・サイトって一人で運営するのがしんどいんじゃないですか。それに加えて、農業も勉強し始めたばかりだったので知識が少なかったのもきつかったですね。農家さんにも怒られたりして……。
今野:ええ、そうなんですか。
そーじろ:でも、あるとき転機が訪れたんですよ。あるトークイベントで、メロンパン屋でお客さんを糖尿病にさせてしまった話をしたとき、それがものすごく共感されたんですよね。「何でだろう」と考えて気付きました。あぁ。ストーリーが人の共感を生むんだ、と。
今野:なるほど!そこでストーリーテリングに繋がってくるんですね。
そーじろ:実績も大事だけど、信用も大事だけど、何よりもストーリーが大事だって肌身で感じたんですよね。それに、俳優をやっていたこともあって物語に触れるのも好きだったし、「ストーリーテリングって面白いなぁ」ってのめり込んで勉強しましたね。
「ストーリーテリング」の具体的な仕事って?
今野:現在はその「ストーリーテリング」を使ってお仕事をされているんですよね。具体的にはどんなお仕事されているんですか?
そーじろ:はい。基本的にはWEBMARKSの鈴木さんと一緒に企業様のデジタルマーケティングをサポートしています。僕個人としてはストーリーテリングのアドバイザーとして活動をしていますね。
今野:ストーリーテリングのアドバイス……。想像がつきません。
そーじろ:プロフィール制作、クラウドファンディングページの添削・ランディングページの最適化・コンテンツライティングなんかですね。どれも、ユーザーに共感してもらうことが大事になってくるものです。その共感を生む根底にあるのが、ストーリーテリングの力なんです。
今野:なるほど。ストーリーテリングは、どんな媒体にも通じているんですね。
そーじろ:そうなんです。ここまではWEBコンテンツの話でしたけど、ストーリーテリングが大事なのはオフラインも同じです。色んな場所でメロンパン屋の挫折やオーガニックのコンテンツマーケティングの失敗の話をしていたら、滋賀県の団体様から声をかけていただきまして。
今野:滋賀県ですか。これまた、すごいところに繋がりましたね。
そーじろ:本当、ご縁ですよね。滋賀県の事業として「オーガニック近江米」を東京に広めたいということで声をかけていただいたんです。現在は、企業展示会でのPR活動や、都内の自然食品店やイベントでの試食会をさせていただいています。オーガニック米のストーリーを語って、皆さんにオーガニックの魅力をもっと知ってもらいたいですね。
今野:そーじろさんのストーリーテリングの力でしょうか?僕ももっと頑張らなきゃという気持ちになりました。そーじろさん、素敵なお話しをありがとうございました。
そーじろ:こちらこそ、ありがとうございました。
そーじろ(阪田 宗二郎)さんのプロフィール、またそーじろさんへのご相談については、こちらをご覧ください。
関連ページ:WEBMARKS(ウェブマークス)メンバー・阪田 宗二郎 / そーじろのプロフィール/ストーリーテリングを大切にする理由|KEY STORY
さいごに:ストーリーテリングの専門家・そーじろさん
今回は、ストーリーテリングの専門家であり、WEBMARKSのメンバーでもあるそーじろさんに、お話しを伺いました。
とても魅力的なお話しをしてくださったそーじろさんですが、実は人に何かを伝えるのが苦手なんだそうです。
「この話を相手が聞くメリットは何だろう?」「実績をしっかり伝えなきゃ」と意識してしまって上手く話せないことがある、と。
だからこそ、常に「人の実績やメリットは注意を引くきっかけでしかない」と言い聞かせて、ストーリーテリングを大事にしていると語ってくれました。
今回インタビューという形式ではありましたが、「人が重視するのはあくまで思いやストーリーだ」ということを学ばせていただきました。
以上、WEBMARKS広報スタッフの今野直倫(@konnro3)がお届けしました!
そーじろ(阪田 宗二郎)さんのプロフィール、またそーじろさんへのご相談については、こちらをご覧ください。
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