「訴求したい内容を十分に表現することができない」「相手に伝わる文章ではない」広告を表示させる際に文字数の制限を理解していないと、このような事態が起こります。
リスティング広告を始める際に注意しなければならない点は多いですが、その中の1つに「文字数」があります。
この記事では、GoogleとYahoo!それぞれのリスティング広告における文字数を紹介し、広告文章を作成する際のポイントについても解説します。
これからリスティング広告の出稿を検討している方の参考になれば幸いです。
Contents
リスティング広告の文字数を解説
リスティング広告で表示できる文字数に関しては、検索エンジン毎で規定が異なります。ここではそれぞれの検索エンジンで定められている規定の文字数について解説します。
リスティング広告はGoogleとYahoo!の2種類
リスティング広告は検索結果に連動して表示される広告のことであり、主にはGoogleとYahoo!がサービスの取り扱いをしています。
この2つのリスティング広告に関しての大きな違いは、広告が表示される検索エンジンの違いです。
Google・・・Googleで検索した際の検索結果
Yahoo!・・・Yahoo!及び、excite!やBingで検索した際の検索結果
また、ユーザーの属性に関してもGoogleの方がYahoo!と比較すると、ITリテラシーが高い傾向にあります。
ターゲットに応じてどちらを利用するのか検討することは重要になります。
Google広告の文字数
リスティング広告におけるGoogleの文字数は下記の通りです。
タイトルには最大で90文字、説明文は最大で180文字まで入力可能です。
しかし、タイトルの最後の30文字と説明文の最後の90文字に関しては表示されない可能性が高いので、タイトルは60文字、説明文は90文字にまとめることを推奨します。
Yahoo!プロモーション広告の文字数
Yahoo!に関してもGoogleと広告の表示方法に関しては大きな違いはありません。
文字数に関しては、タイトルが60文字、説明文が80文字となっており、合計の文字数はGoogleと比較すると少ない点が特徴です。
GoogleとYahoo!のリスティング広告を比較しても同じような文字数となっており、限られた文字数の中であなたが訪問者に伝えたいことを集約する必要があります。
リスティング広告に必要な予算に関する記事はコチラから!
リスティング広告で訴求する際の注意点は?
ここまでリスティング広告の文字数規定に関して解説してきましたが、想像以上に広告に載せることができる文字数は少ないですよね。
そのため、少ない文字で訪問者に伝えたいメッセージをまとめる必要があります。
ここではリスティング広告で訴求する際の注意点について説明していきます。
訴求内容が1目で分かるようにする
リスティング広告の広告文を作成する際、最も重要なことはあなたが訴求したい内容が訪問者に1目で分かるようにすることです。
理想としては、タイトルと説明文の両方にキーワードを入れるのが好ましいです。
<タイトル>
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<説明文>
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タイトルと説明文の両方にキーワードが含まれているため、訪問者が目にした際に何を伝えたいかが明確であり、広告がクリックされる可能性が高いです。
しかし、無理やりキーワードを広告文に含めようとして、文章全体が不自然になってしまうのでは意味がありません。
文章が不自然になると感じた場合は、タイトルか説明文のどちらかのみにキーワードを入れるなど工夫するようにしましょう。
他社との差別化を意識
リスティング広告の広告文を作成する際には、他社と差別化を図ることも必要です。
リスティング広告というキーワードで検索すると、上のように複数の広告が表示されます。
このキーワードで広告出稿するのであれば、あなたの会社の強みを明確に記述し、他社と差別化をすることが重要となります。
リスティング広告であれば、「運用手数料が安い」という点や、「初回は分析レポートを無料でお渡し」など、あなたの強みを明確にすることで効果が出る可能性が高まります。
人気のあるキーワードで広告出稿する場合に関しては、競合の分析を正確に行うようにしましょう。
リスティング広告で文章を考える際に気を付ける点
リスティング広告を実施する際に注意しなければならない具体的な内容を説明します。
クリック率はもちろん、ページの離脱率にも関係する内容なので、必ず理解するようにしましょう。
リンク先ページとの内容が合っているのか
リスティング広告は目立つ広告文章を作成して、クリックされれば良いというものではありません。
訪問者があなたのページをクリックし、目的のアクションを取ることが最終的なゴールになります。
そのため、リンク先ページの内容が広告文の内容と全く異なるものであれば、訪問者は困惑し、すぐにページから離れてしまいます。
また、あまりにも内容が異なると広告審査の段階で、GoogleやYahoo!から不適切とみなされ、広告審査に落ちてしまいます。
あなたのページと広告文のズレがなるべく少ないようにしましょう。
ターゲットに訴求できているのか
リスティング広告の強みは、あなたが指定したキーワードで広告を表示させることができる点です。
そのため、具体的なキーワードの方が訪問者のコンバージョン(成約)に繋がりやすくなります。
- 料理教室
- 料理教室 東京
- 料理教室 東京 大田区
上記のキーワードでは、「料理教室 東京 大田区」というキーワードの方が、訪問者が反応する可能性は高いですよね。
リスティング広告は地域などによるセグメントも可能なので、そちらも利用することで、より詳細なターゲットにリーチすることが可能となります。
行動を促すフレーズを盛り込む
リスティング広告では、訪問者に対して具体的にどのように行動してほしいのかを盛り込むことが重要です。
- 今すぐ資料請求
- お申込みはコチラ
- フリーダイヤルからお電話
上記のようなフレーズを入れると、訪問者はどのように行動すれば良いのか明確になります。行動を促すフレーズは忘れないようにしましょう。
リスティング広告のGoogleとYahoo!の違いに関する記事はコチラから!
まとめ
この記事ではリスティング広告で表示可能な文字数や、限られた文字数で効果的に訴求する際のポイントについて紹介してきました。
文字数に関しては、以下の通りとなっています。
・Google・・・タイトル 90文字 説明文180文字
※タイトルの後ろの30文字と説明文の後ろの90文字は表示されない可能性が高い
・Yahoo!・・・タイトル 60文字 説明文80文字
いずれの場合も文字数には制限があり、その中で効果的に訴求することが重要です。
リスティング広告を出稿する際には競合と比較したり、あなたの会社が訴求したい内容が1目で分かるように工夫しましょう。
この記事が、これからリスティング広告を始めようと考えている方の参考になれば幸いです。
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