リスティング広告に必要な費用は?予算の決め方や代理店の選び方も解説

リスティング
リスティング広告の費用に関するアイキャッチ画像

リスティング広告は多くの会社が実行している広告運用方法です。

予算に応じてリスティングの運用に回す費用を決定することができますし、広告運用自体は代理店に任せることもできます。

この記事ではリスティング広告に必要な費用や予算の決め方、広告運用を代行してもらう際の会社選びのポイントについて解説していきます。

リスティング広告の解説と課金方式の説明

リスティング広告とメリットに関する説明リスティング広告の費用についてみていく前にリスティング広告とはどのようなもので、どのようなメリットがあるのかについて解説します。

また、リスティング広告の課金方式についてもあわせて説明します。

リスティング広告はクリックすることで費用が発生する仕組みになっており、SEOとは根本的に異なる仕組みとなっています。

リスティング広告とは?

リスティング広告はインターネットで検索ワードを入力し、検索した際に検索ワードに応じて表示される広告のことです。

リスティング広告とメリットに関する説明リスティング広告にはSEOのサイトと異なることがわかるように「広告」という表記がされています。

リスティング広告のメリットは大きく分けて2つあります。

リスティング広告のメリット①:ターゲットにリーチしやすい

リスティング広告のメリットの1つ目はモチベーションの高いユーザーにリーチすることができるという点です。

・英会話教室 神戸

上記の検索ワードについて考えると、現在神戸に住んでいて英会話教室に通いたいと考えている人が検索すると考えられます。

あなたが神戸で英会話教室をしている人であれば、「英会話教室 神戸」のキーワードでリスティング広告を出稿すると、自分が想定していたターゲットに対して簡単にリーチすることができます。

検索ワードを入力して検索をする顧客は既に求めている情報が明確であり、その顧客に対してリーチすることができるリスティング広告は成果につながりやすいです。

リスティング広告のメリット②:すぐに表示可能

2つ目はすぐに広告表示させることができるという点です。

SEOの場合は上位表示させるために対策をする必要があり、ワードによっては上位表示させるのに半年以上の時間が必要な場合もあります。

その点リスティング広告は広告出稿の手続きをして、お金を支払えばすぐに広告を表示できる点はメリットです。

リスティング広告の課金方式を説明!

リスティング広告は広告がクリックされてはじめて費用が発生する課金方式となっています。

リスティング広告のクリック課金に関する説明画像

クリックされた際に発生する料金については広告主が設定した入札価格と広告の品質をもとに決められます。

リスティング広告の費用はキーワードに応じて変動

また、クリック料金についてはワードによって大きく異なります。

・リスティング広告

・Facebook広告

上記の2つのキーワードではどちらのクリック単価が高いでしょうか?

答えは、「リスティング広告」のキーワードであり、「Facebook広告」と比較すると3倍以上の金額が必要となります。

これはリスティング広告というキーワードの方がFacebook広告のキーワードよりも需要が高いということを示しています。

反対に人気のないワードであれば1クリックあたりの料金が数十円のものもあり、どのキーワードを選択するのかによって予算が変わってきます。

リスティング広告の料金を考える際には、まず自分が上位表示させたいワードの料金を確かめることから始めましょう。

リスティング広告の運用はこちらの記事も参照

リスティング広告の入札の仕組みを解説!入札単価と戦略の決め方も

リスティング広告に必要な費用は?

リスティング広告におけるワンクリックに必要な金額に関する画像リスティング広告は広告がクリックされることで料金が発生する仕組みとなっています。

それでは実際にリスティング広告を運用する際にはどれだけの費用が必要になるのかについて詳しくみていきます。

Google広告へのアクセスは下記から

https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/

リスティング広告を始めるにはどのくらいの金額から運用を始めるべき?

リスティング広告を始める際の費用に関しては自社がどれだけの予算を使えるのかによって大きく異なります。

始めから数百万円単位の予算を確保して広告を運用する会社もありますし、そこまで多くの予算をとることができないという会社もあります。

そのためこの金額が最も良いというのは非常に難しいですが、5~10万円でリスティング広告を運用してみるのが良いとされています。

<クリック単価 200円>

A社:広告費用 5万円 ➡ リーチ人数:250人

B社:広告費用 50万円 ➡ リーチ人数:2,500人

上記を見るとリーチできる人数には大きな違いがあります。

しかし、少ない予算で1人も見込み客を獲得できなければ予算を増やしたところで顧客を獲得することは難しいです。

まずは低い予算の金額からリスティング広告の運用を始めてみて、成果が出れば広告予算を増やして、より多くの顧客獲得を目指すのが理想となります。

リスティング広告に割く費用はどれくらい?

それでは実際に会社はどれくらいの費用をリスティング広告に費やしているのか気になる人もいると思います。

Mtame株式会社が行った企業がリスティング広告に費やす費用に関する調査によると、230社中50万円未満という回答が62社ともっとも多く、次いで500万円~1000万円と回答した企業が29社となりました。

参照先のリンクはこちら

https://mtame.jp/advertisement/listing_advertisement/

会社がリスティング広告に費やす費用は予算が少ない会社と大きく予算を割いている会社に二極化されていることがわかります。

このことからリスティング広告はそこまで大きく費用をかけることができない企業でも実践することができる広告手段と言えますし、やり方によって費用対効果をあわせることも十分可能な手法となっています。

web広告で成果を出すことに関する記事はこちらを参照

Web広告の成果が得られない!そんなあなたへ成果を出すための下準備

リスティング広告の予算の決め方を解説!

リスティング広告の予算の決定方法を考える男性リスティング広告を始めようと考えた際にどれくらいの予算を割り当てればいいのか悩む人も多いと思います。

そこで予算をどのように決定するのかについて詳しくみていきます。

売上目標から目標を決定する

リスティング広告の予算を決定する際の1つ目の方法は売上目標から予算を決めるという方法です。

・リスティングの売上目標金額:100万円

・商品単価:5万円

上記の目標があるとすれば月間20本の商品を販売する必要があります。ここから逆算してリスティング広告についての予算を決定します。

クリック単価:100円

商品の購入確率(CVR):2%

1人のお客様が購入するために必要な金額:100÷0.02=¥5,000

上記の場合は、1人のお客様から購入してもらうのに5千円の費用が必要となります。

その場合は月間20本購入してもらうには¥5,000×20本=10万円の予算を準備します。

このように売上目標から予算を決定するというのはひとつの有力な方法です。

キーワードのクリック単価から予算を決定する

予算の決め方に関して、2つ目の方法はメインとして出稿するキーワードのクリック単価から予算を決定するという方法です。

クリック単価:100円

商品の購入確率:1%

売りたい商品の数:10本

この場合であれば、100円×100×10=10万円となり、予算が決定します。

クリック単価を確認したい場合は各検索エンジンのリスティング出稿サービスを確認すれば、キーワード毎のクリック単価を確認できます。

損益分岐点から予算を決定する

リスティング広告の予算を損益分岐点から計算するという方法もあります。

商品単価:2,000円

クリック単価:100円

この場合は20クリック以内に商品を購入してもらえなければ赤字となります。

そこで販売したい数が10個だった場合は、ぎりぎり黒字になる1,900円×10=19,000円が予算となります。

リスティング広告運用代行を依頼する場合の費用と失敗しない代理店選びの方法

リスティング広告の運用代行を任せるべき企業リスティング広告の運用は自社で行っているケースも多いですが、運用が手間という場合はリスティング代行会社に任せるという方法もあります。

ここでは広告運用代行に必要な金額や失敗しない代理店の選び方を解説していきます。

リスティング広告運用代行に必要な金額は?

リスティング広告を運用代行会社に任せる場合の手数料は広告費用の20%程度になることが多いです。

リスティング広告費用:10万円

代行業者へ支払う費用:2万円

代行会社の中には広告費用の少ない会社の運用代行は行わないと決めている会社もあり、最低広告費用が10万円以上という設定をしている会社も多いです。

上記の金額と自社内の手間を考慮した上で、代行会社へ運用を任せるのか決める必要があります。

失敗しない運用代行会社の見つけ方①:代理店に任せる際に必要な予算と代理店の得意分野を見極める

運用代行会社にも得意分野と不得意分野があります。

健康食品を主に取り扱っている代理店であれば薬事法への対応をしてくれたり、不動産関連を得意とする代理店であれば地域のニーズに詳しいなどです。

代理店の強みを理解することは広告の効果に直結する重要なポイントです。

失敗しない運用代行会社の見つけ方②:運用体制に問題ないか確かめる

リスティング広告の運用代行会社を選ぶ際に相手の会社の運用体制に問題がないか確認することも大切です。

リスティング広告は入札単価の調整や繁忙期の予算管理など細かな作業が多いです。

運用代行会社のスタッフが足りているのか、緊急時に対応してくれるのかなど運用体制を確認し、本当に広告運用を任せてもいいのかを事前に確かめましょう。

広告運用やSEOに関する記事はこちらも参照

『Web広告』か『SEO対策』あなたはどちらを優先しますか?

まとめ

リスティング広告費用に関するまとめの画像この記事ではリスティング広告に必要な費用についてみてきました。

リスティング広告については少額から広告運用ができるというメリットがあります。まずは少額の費用から広告運用を始め、成果がでるようになってからより多くの広告費用を使って運用をするという方法がおすすめです。

また、リスティング広告に割り当てる予算は、売上目標やキーワード単価、損益分岐点などから適切な予算を決定し、自分の会社に合った予算を割り当てるようにしましょう。

予算によっては自社で運用するのではなく、リスティング運用代行会社に任せる方法もあります。

この記事がリスティング広告の費用について迷っている人の参考になれば幸いです。

この記事を書いた人
鈴木 晋介
フリーランスのWebマーケッター。同志社大学を卒業後、合成繊維の設備メーカーで海外営業を4年半経験。独立後、スマホアプリ開発や、旅行・美容・SEOジャンルのWebメディアを制作。Google、Yahooの検索ワードで1~3位を量産した実績を生かし、大手企業のWebマーケターとして活動中。
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