Webライターの年収は？フリーランス・副業・初心者の年収事例も

「Webライターって、どれくらい年収があるの？」

「私もWebライターになって、在宅ワークしたいなぁ……」

このように思う人は多いでしょう。

Webライターは副業、正社員、フリーランスと3種類の働き方があります。

本記事ではそれぞれの平均年収と、必要なスキル、年収アップのポイントなどを解説。

「稼げるWebライター」になりたい人は、ぜひ最後までご覧ください！

[執筆者プロフィール：金田さん]

Webライターの平均年収は？

Webライターは、雑誌や新聞のライターと異なり、完全に在宅で働ける仕事です。

PC一台とインターネット環境があれば、基本的にどこでも働けます。

またWebライターは以下のとおり何種類かありますが、今回は下記を総合して年収を紹介していきます。

種類	概要
SEOライター	特定のキーワードで検索上位に上がる記事を執筆するライター 検索エンジン（主にgoogle）から評価される文章を作成するスキルが求められる
コラムライター（ブロガー）	自身の体験や意見、主観的な文章を執筆するライター コラムニストや評論家に近い仕事を行う
セールスライター	商品の宣伝文章の執筆に特化したライター 商品をいかに魅力的に伝えられるかが求められる
コピーライター	商品のキャッチコピーや宣伝文句を考えるライター 文章力よりも訴求力の高い言葉選びが求められる
シナリオライター	YouTube動画やコンテンツのシナリオを考えるライター 構成作家や脚本家に近い仕事を行う

正社員Webライターの年収

正社員Webライターの場合、平均年収は349万円とあります。

（出典：ライターの仕事の年収・時給・給料 ｜ 求人ボックス給料ナビ）

日本の平均年収と比較すると、やや低いことがわかります。

では別の調査媒体を見てみましょう。

マイナビAGENTによると、平均年収は382万円とあります。

（出典：ライター・編集・制作・校正 ｜ マイナビAGENT）

これは編集（ディレクター）や校正・校閲の仕事なども含まれているため、やや高いものと考えられます。

しかし、日本の平均年収である458万円より低い傾向には変わりありません。

（出典：令和４年分　民間給与実態統計調査 ｜ 国税庁）

副業Webライターの年収

では副業Webライターの年収はどうでしょうか。

アルバイト・パートの平均時給を見てみると、1187円とあります。

（出典：ライターの仕事の年収・時給・給料 ｜ 求人ボックス給料ナビ）

アルバイトの最低賃金が1055円であることを考えると、安すぎるということはなさそうです。

端数を丸めて時給を1200円とし、毎日2時間、週に14時間働くと仮定しましょう。

すると月に6万7200円稼げる計算になります。

副業の月収は6万5000円がボリュームゾーンであることを考慮すると、平均以上は稼げる可能性が高いでしょう。

（出典：副業の実態調査【最新版】 ｜ doda）

フリーランスWebライターの年収

フリーランスWebライターの年収を見ていきましょう。

フリーランス白書によると、Webライターが含まれる「クリエイティブ・Web・フォト系」のフリーランスの平均年収は400万～800万円がボリュームゾーンです。

※この職業分類には写真家なども含まれるため正確な値ではありません。

（出典：フリーランス白書2020 ｜ フリーランス協会）

一方、同じ職業分類でも年収800万円以上稼いでいる人が12.1％いることがわかります。

なおフリーランスは賞与などがないため、年収を月割した金額が月収の平均値です。

つまり月収33万〜66万円を稼いでいるフリーランスWebライターが、多い傾向にあります。

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【実話】Webライターの「いま」をご紹介

「Webライターって、実際仕事あるの？」

「AIが発達してきたら、仕事がなくなってしまうのでは…？」

Webライターに興味があるものの、このような不安を抱く人も多いでしょう。

せっかくWebライターになっても、仕事がなければ意味がありません。

そこでここからは、Webライターの実態や現状を、個人の体験も交えて説明します。

Webライターの需要と現実

結論からいうと、Webライターには需要があります。

当面は仕事が完全になくなる、といったことは考えにくいでしょう。

ライティングにAIを使い始めている企業もありますが、AIは正確でない情報を出力することもしばしば。

情報の信憑性を確認したり、文章の流れや表現を修正するのに人の手は欠かせません。

またシナリオライターやコラムライターなど、オリジナリティが求められる仕事ではなおさら個人の体験や個性が重要視されます。

さらにWebを媒体とした広告市場は伸びていく傾向にあるため、Webライターの仕事は今後も増えていくでしょう。

（出典：第2部　情報通信分野の現状と課題 ｜ 総務省）

Webライターに求められるスキル

Webライターに求められるのは、以下のスキルです。

文章力が重要と考えられがちですが、あながちそうでもありません。

とくにSEOライターには、感動的な文章を書く力は必要ありません。

信頼できる情報を調べ、それを正しく理解し、誤解のないようシンプルに執筆するスキルのほうが重要です。

個性的な文章の執筆が得意な人は、シナリオライターやコピーライターのほうが向いているかもしれません。

またタイピングの正確さや速さなども重要ではありますが、これは働いているうちに自然と身につきます。

やる気さえあれば、未経験でも可能

Webライターの仕事は、未経験でもスタートできます。

学歴、専門的な知識や特別な技術は必要ありません。

クラウドソーシングサイトや求人を見ても、「未経験歓迎」といったフレーズはよく見かけます。

つまり、どの年代でも、やる気さえあれば誰でもスタートできる仕事です。

【主婦必見】Webライター初心者の収入は？

ではここから、完全未経験のWebライターの月収をシミュレーションしてみましょう。

未経験の場合、基本的にはCrowdWorksやLancersといったクラウドソーシングサイト経由で案件をとるケースがほとんどです。

こうしたサイトで未経験歓迎の求人を見てみると、多くが文字単価1円未満です。

そこで今回は0.3円から1.5円までを段階的に計算してみます。

稼働時間は週7時間、21時間、40時間の3種類。

記事の文字数は1本5000文字と仮定します。

すると、想定される月収は以下のとおりになりました。

稼働時間	週7時間 （記事1～2本）	週21時間 （記事3～5本）	週40時間 （記事5～10本）
文字単価0.3円	6000～1万2000円	1万8000～3万円	3万～6万円
文字単価0.5円	1万～2万円	3万～5万円	5万～10万円
文字単価0.8円	1万6000～3万2000円	4万8000～8万円	8万～16万円
文字単価1.0円	2万～4万円	6万～10万円	10万～20万円
文字単価1.5円	3万～6万円	9万～15万円	15万～30万円

※金額は月収の目安です。

副業で毎日1時間程度の稼働でも、月に1万円前後は稼げます。

また上記は目安なので、低単価の案件でも一気に請け負って作業を効率化していけば、より多くの本数を執筆できる可能性もあるでしょう。

一方、週40時間働いても文字単価が1円未満の場合、Webライター一本で食べていくのはなかなか難しい結果となりました。

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Webライターが年収を上げる方法

ではWebライターが年収を上げるには、どうすればよいのでしょうか。

具体的な以下の方法を、詳しく解説していきます。

1.実績を作る

Webライターはとにかく実績が重要です。

とくにクラウドソーシングサイトを使う場合は、実績作りのために低単価の案件もどんどんこなしていきましょう。

実績件数とクライアントからの評価がある程度付くと、案件への応募もとおりやすくなります。

そして実績がついてきたら、ポートフォリオを作成しましょう。

ポートフォリオとはどのテーマでどのような記事を書いたのか、クライアントにPRするための資料です。

SEOライターの場合は、検索順位で何位を取れたのか、といった情報も重要です。

こうした実績を視覚的にまとめておくことで、書類選考も通りやすくなります。

2.安定したパフォーマンスを維持する

仕事を獲得できたら、つぎは高品質かつ安定したパフォーマンスを心がけましょう。

具体的には、以下のとおりです。

安定した記事を執筆し続けることで顧客との信頼関係が生まれ、継続発注につながります。

また優先的に仕事を回してもらえるようになると、自身で一から営業する頻度も下がり、より稼働効率が上がります！

3.できる業務の幅を広げる

Webライターには、以下のとおりさまざまな付随業務があります。

こうした業務にも対応できるようになっていくことで、自身のスキルアップになるうえ単価交渉の材料としても活用できます。

クライアントとお付き合いしていく中でこうした業務を依頼されることもあるため、積極的に請け負っていきましょう。

4.単価交渉をする

コツコツと実績とスキルを伸ばしてきたので、ここからいよいよ単価交渉です。

普段の作業品質にも問題がなく、クライアントとの信頼関係ができていれば交渉もしやすいでしょう。

ただし、クライアントにも予算があるため、唐突に高い金額を吹っ掛けるのはおすすめしません。

不信感を持たれるリスクもあります。

たとえば文字単価0.5円を1.0円に、1.0円を1.5円に、といった上げ幅で交渉していくのが無難です。

5.予算の高いクライアントを選ぶ

ある程度実績とスキルがついてくると、仕事を選べるようになってきます。

できるだけ単価の高い案件や予算の大きいクライアントを選んでいきましょう。

また、低単価で大量発注しているクライアントは避けた方がベター。

初心者のうちはそれでもよいですが、同じ1万円を稼ぐ場合、1000円の記事を10本書くのと5000円の記事を2本書くのでは、圧倒的に後者のほうが作業効率が高くなります。

なぜなら調べものや確認、修正のやり取りにかかる工数が少ないからです。

つまり、1本である程度のボリュームがあり、単価の高い記事を継続発注してくれるクライアントを選ぶのがおすすめ。

また一概には言えませんが、業界によっても単価の違いはあります。

いろいろな業界の案件にチャレンジしてみるのもよいでしょう。

6.自分でもメディアを持つ

平均以上の月収を稼いでいるWebライターは、自分のメディア(ブログ)で広告収入を得ていることが多い傾向にあります。

ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)と呼ばれる企業を通じて広告を掲載し、一定の成果が出ると報酬が発生する仕組みです。

たとえば自分のブログを通じて特定のサービスへの申し込みが発生した場合、1万円がマージンとして受け取れるなど。

こうした広告収入を得ることで、より収入アップを目指せます。

検索キーワードで上位が取れれば実績にもなるため、おすすめです。

7.自分をブランディングする

自身の知名度を高めていくことで、より一層高い案件を受けることができるようになります。

具体的にはSNSで情報発信したり、ブログを書いたり。

ネームバリューが高まると、記事単価も交渉しやすくなるでしょう。

さらに講演会やメディア出演など、執筆以外の仕事も舞い込んでくるようになります。

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Webライターとして成功した人の事例

「実際にWebライターって、仕事として食べていけるの？」

「どんな人が働いているのか、事例が知りたい！」

そんな人も多いでしょう。

ここからはWebライターとして働く人の事例を紹介します。

ぜひ事例を参考に、新たな一歩を踏み出すきっかけにしてください。

フリーランスWebライターになり年収もアップした金田さん

金田さんはもともと会社員でしたが、ハードな働き方に限界を感じたそうです。

そこで在職中から少しずつ副業としてWebライターの仕事を調べはじめ、退職後は専業Webライターとしての稼働をスタート。

はじめの頃は月収1万円にも満たない月がありましたが、失業手当や貯金を使いつつ独学で勉強しました。

その結果、半年ほど経過した頃にはSEOライターとしてなんとか生活できるくらいには、スキルが身に付いたそうです。

その後フリーランスとして独立し、在宅での悠々自適な働き方を楽しんでいます。

現在は会社員時代よりも高い年収を実現でき、小さいお子さんの育児との両立も実現できているそう。

「今では会社員時代のように対人関係に悩まされることもなく、心身ともにストレスが激減しました！」

そう笑顔で語ってくれました。

副業Webライターとして充実した日々を送る笹田さん

笹田さんは、普段は眼科のクリニックで勤務されています。

しかしコロナ禍でご自身やご家族が体調を崩したときに、周囲を気にしながら急な欠勤の連絡をしなければならず、それがつらかったそうです。

そこでもう少し自由に休める仕事はないかと考え、Webライターに興味を持ったのだとか。

そして副業として、クラウドソーシングサイトで未経験者でもできる案件に応募。

はじめのうちは単価の低さに苦戦したそうですが、実績を積んで徐々に高単価の案件も獲得できるようになりました。

現在では3000文字をはるかに超える記事も書けるようになり、自身の成長を感じているそうです。

将来的にはフリーランスのWebライターとして独立し、より余裕のある暮らしを実現したいと語ってくれました。

Webライターに向いてる人の特徴

Webライターには、適性があります。

以下の条件に多く当てはまる人は、Webライターに向いているといえるでしょう。

Webライターは常に記事を生み出す仕事です。

単語や言い回し、情報で人をいかに惹き付けるかを考える仕事ともいえるでしょう。

そのため、クリエイティブな気質はかなり重要です。

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年収を上げたいならWeb系のほかの職種もおすすめ

高年収を目指したいなら、Webライターだけでなく以下の職種もおすすめです。

職種	年収
Webディレクター	約551.4万円
Webマーケター	約645.5万円

（出典：jobtag ｜ 厚生労働省）

上記の職種は、Webライターのキャリアアップ先としても検討できる仕事です。

経験を積んで、より上流の仕事に就けばそれだけ年収もアップします。

では詳しい仕事内容を見ていきましょう。

Webディレクター

Webディレクターは、コンテンツ制作の企画やディレクションを行う仕事です。

つまり、Webライターに記事制作を依頼する立場の仕事といえます。

どういったコンテンツを制作するかにもよりますが、多くはコンテンツSEO、動画SEOなどの知識を必要とします。

場合によっては構成案を作るところまでを担い、Webライターを管理します。

コミュニケーション力やタスク管理能力があれば、誰でも十分Webディレクターの仕事を獲得できるでしょう。

Webマーケター

Webマーケターは、Webディレクターよりもさらに上流の仕事です。

Web全般の幅広い知識を持ち、より集客率を高めるためにホームページの改修から新たなコンテンツ制作など、さまざまな戦略を立てます。

ディレクターよりはやや専門的な知識、プレゼン力や分析力なども必要です。

また記事を書いて終わりのWebライターとは異なり、中長期的な契約が取れるため収入を安定させやすいのも魅力。

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