企業のWebマーケティング担当者が知っておくべき成果に繋がる分析指標とは?

企業のWebマーケティング担当者が知っておくべき成果に繋がる分析指標とは?

Webマーケティング担当者にとって、成果を出すためには分析指標の理解と活用が欠かせません。

しかし、「どの指標を見ればいいのかわからない」「どのように分析すべきかわからない」と悩んでいる方も多いです。

本記事では、Webマーケティングにおける分析指標の重要性から、KGI・KPIの設定方法、主要なKPI指標、効果的な分析手法、改善施策の立案方法、スキルアップ方法までを網羅的に解説します。

最後まで読むことで、Webマーケティングの成果を最大化するための知識を習得できます。

この記事の監修者
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鈴木晋介
株式会社WEBMARKS代表/デジタルマーケター

会社員時代は、毎日上司に怒鳴られ、3〜4時間睡眠。時間と場所に縛られない自由な働き方を求めて、フリーランスWebマーケターとして独立する。独立後数年で月500万円以上の案件を受託。大好きなサーフィンをはじめ、自分の趣味を全力で楽しみながら仕事をしている。

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Webマーケティングにおける分析指標の重要性

パソコン画面を指さしているWebマーケティングにおいて、適切な分析指標を設定することは、施策の効果測定、課題特定、改善策実行に不可欠です。

分析指標を設定しない場合、評価基準がないため、施策が成功したのか判断がつきません。また、問題点や課題の特定が難しく、効果的な改善策を打てないため、Webマーケティングの成果が得られない可能性があります。

そのため、Webマーケティングの施策の成果を最大化するには、適切な分析指標の設定が欠かせません。

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成果に繋がる分析指標であるKGIとKPIとは?

虫眼鏡のなかのクエスチョンマーク分析指標にはKGI(重要業績評価指標)とKPI(重要成果指標)があります。

各分析指標の概要と具体例は以下の通りです。

分析指標 概要 具体例
KGI 売上や利益など、最終的なビジネス目標を示す指標 ・年間売上1億円達成
KPI KGI達成のために必要な中間目標を具体的に示した指標 ・月間コンバージョン率3%達成

このように、KGIとKPIを組み合わせることで、Webマーケティング施策の効果測定を定量的に把握し、施策の改善に繋げられます。

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成果に繋がるKGI・KPI設定方法

パソコンを開きながら文字を書く男性成果に繋がるKGIとKPIを設定するには、ビジネスの最終目標(KGI)を明確にします。KGIは、売上や利益、顧客満足度など、企業が達成したい最も重要な目標を数値で表したものです。

次に、KGI達成のためには、どのような施策が必要かを検討し、具体的な数値指標で表したKPIを設定します。例えば、売上増加を目指すKGIに対して、月間新規顧客数やリピート購入率の向上といったKPIを設定します。

KPIに基づいて進捗状況を定期的に評価し、必要に応じて目標や施策を調整することで、成果に繋がる可能性が高まります。

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Webマーケティング成果を測定するための主要なKPI指標

パソコンで作業する様子Webマーケティングの成果を測定することは、目標達成のために欠かせません。しかし、様々な指標が存在するため、どれを選べば良いのか迷ってしまうこともあります。

ここでは、「成果達成指標」「集客指標」「ユーザーアクション指標」「費用対効果指標」の4つの切り口で、Webマーケティング成果を測定するための主要なKPI指標を紹介します。

成果達成度を分析する3つの指標

成果達成指標は、Webマーケティングの最終的な目標達成度を測定する指標です。具体的な指標について、それぞれ詳しく解説します。

コンバージョン数(CV)

コンバージョン数(CV)は、成果達成数を表します。具体的には、商品購入、資料請求、会員登録など、サイト運営者が目標とするユーザー行動が達成された数のことです。

CVを設定する目的は、マーケティング活動の効果を測定し、成果を評価するためです。事前に設定しておいたCV数の目標に対して、実際の達成度を把握できます。

計算方法は、指定期間内に達成された目標行動の総数を集計します。

例えば、ECサイトで、1ヶ月間に100件の商品購入が発生した場合、個別コンバージョン数は100です。過去1年間で、資料請求が300件、会員登録が200件あった場合、総コンバージョン数は500件となります。

CVを効果的に活用することで、マーケティング活動の成果を最大化することができます。

コンバージョン率(CVR)

コンバージョン率(CVR)は、Webサイトを訪れたユーザーのうち、実際に購入や申し込みなど、サイト運営者が目標とする行動を実行した割合を指します。

CVRが高いページは、ユーザーが目標設定した行動を多く取っており、ユーザーの関心に対して効果的に訴求できていると言えます。

計算方法は、以下の通りです。
CVR = (コンバージョン数 / 訪問者数) × 100

例えば、1ヶ月の間に1000人のユーザーがサイトを訪問し、100人が商品を購入した場合、CVRは10%となります。

顧客単価(LTV)

LTV(Life Time Value)は、「顧客生涯価値」の略称であり、顧客が企業と取引を開始してから終了するまでの期間に、企業がその顧客からどれだけの利益を得ることができるのかを表す指標です。

LTVを分析することで、自社サービスの利益体質を把握し、優良顧客の傾向を分析できます。さらに、顧客獲得コストと維持コストの目標数値を算出する際にも役立ちます。

LTVは以下の式で計算できます。
LTV = 平均顧客単価 × 粗利率 × 購買頻度 × 継続期間

例えば、以下のように計算します。

  • 平均顧客単価: 1万円
  • 粗利率: 50%
  • 購買頻度: 12回/年
  • 継続期間: 3年

LTV = 1万円 × 0.5 × 12回/年 × 3年 = 18万円

LTVを指標に置いてマーケティング施策のPDCAを回転させることが重要です。

集客度を測る2つの指標

集客指標は、Webサイトへの訪問者数を測定する指標です。具体的な指標としては、以下のようなものがあります。

ページビュー(PV)数

ページビュー(PV)数は、Webサイト上に存在するページが閲覧された回数を表す指標です。Webサイト全体の閲覧状況を把握する指標として広く利用されています。

PV数を把握することで、Webサイト内ページの人気度やコンテンツの関心度を把握することが可能です。

PV数は、GoogleアナリティクスなどのWebサイトのアクセス解析ツールを使って計測できます。

ユニークユーザー(UU)数

UU数とは、一定期間内にWebサイトを訪れたユーザーの数を重複なくカウントしたものです。

同じユーザーが複数回訪問しても1人としてカウントされるため、サイトへの 新規訪問者数 を把握するのに役立ちます。

UU数は、ブラウザ単位でCookieを用いて計測されます。同一人物が異なるブラウザやデバイスを使用してアクセスした場合、それぞれ別のユーザーとしてカウントされるため注意が必要です。

例えば、同一人物がGoogle ChromeとSafariで同一サイトを閲覧したり、スマホとPCでアクセスしたりした場合、実際の訪問者数は1人でもUU数は2として計上されます。

ユーザーアクション度を測る2つの指標

ユーザーアクションは、Webサイト訪問者が行った行動を測定する指標です。それぞれ詳しく解説します。

クリック率(CTR)

クリック率(CTR)は、広告や検索結果、Webサイト上のリンクなどがどれくらいクリックされたかの割合を示す指標です。

CTRは、サイトページや広告がどれほどユーザーの興味を引いているかを表す指標として、キャンペーンの効果を測定するのに役立ちます。CTRが高いほど、広告がユーザーにとって魅力的で、クリックする可能性が高いことを示しています。

CTRは以下の式で計算できます。
CTR = (クリック数 ÷ 表示回数) × 100

例えば、以下のように計算します。

  • 表示回数:100回
  • クリック数:5回

CTR:(5回 ÷ 100回) × 100 = 5%

エンゲージメント率

エンゲージメント率は、コンテンツや広告に対するユーザーの反応度合いを示す指標です。

エンゲージメント率を把握することで、コンテンツが視聴者にどれだけ影響を与えているか、ユーザーがどれほど積極的に関与しているかを客観的に評価できます。

エンゲージメント率は、以下の式で算出できます。
エンゲージメント率 = (エンゲージメント数 ÷ インプレッション数またはリーチ数) × 100

費用対効果を図る3つの指標

費用対効果指標とは、Webマーケティング活動に投資した費用と得られた成果を客観的に比較し、活動の効率性や収益性を評価するための指標です。

顧客獲得単価(CPA)

顧客獲得単価(CPA)は、1人の顧客を獲得するために必要な費用を表す指標です。特にマーケティングキャンペーンや広告の効果を評価し、費用対効果を測定する際に使用されます。

CPAは以下の式で算出できます。
CPA = 総費用 ÷ 獲得顧客数

総費用には、広告費、人件費、ツール利用料、デザイン料など、顧客獲得に費やしたすべての費用が含まれます。獲得顧客数は、期間中に獲得した新規顧客数です。

投資収益率(ROI)

ROI(Return On Investment)は、投資した費用に対してどれだけの利益を上げたかを表す指標です。投資の効率性を評価する際に用いられ、数値が高いほど、投資に対して多くの利益を得られていることを意味します。

ROIは以下の式で算出できます。
ROI = (利益 ÷ 投資額) × 100

例えば、1万円を投資して1,500円の利益を得た場合、ROIは以下の通りとなります。
ROI = (1,500円 ÷ 1万円) × 100 = 15%

ROIは、単独指標だけでなく、他の指標と併せて総合的に判断することが重要です。

広告投資収益率(ROAS)

ROASは、「Return On Advertising Spend」の略称で、広告キャンペーンに投じた費用に対して、どれだけの売上を上げられたかを表す指標です。

ROASは、主にマーケティングキャンペーンの効果を測定し、広告の費用対効果を評価するために使用されます。数値が大きいほど、広告投資が効率的に行われていることを示します。

ROASの計算方法は以下の通りです。
ROAS = (広告経由売上 ÷ 広告費) × 100

具体的には、以下のイメージとなります。

  • 広告経由売上:30万円
  • 広告費:10万円

ROAS:30万円 ÷ 10万円 × 100 = 300%

ROASは、あくまで広告の費用対効果を測定する指標であり、企業全体の収益性を表す指標ではないことに注意しましょう。

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分析結果に基づいて改善施策を立案する方法

?が書かれたピースから始まるジグソーパズル分析結果に基づいて改善施策を立案することは、KGIやKPIの目標達成に欠かせません。
以下では、効果的な改善施策立案のための5つのステップを紹介します。

ステップ1:KPI目標と現状を整理する

まずは、売上、コンバージョン率、新規顧客数など、達成したいKPI目標を具体的に書き出します。

その後、各KPIの現状を把握するために、Google Analyticsなどの分析ツールを使用し、データを収集して整理しましょう。

ステップ2:課題の特定

分析結果から具体的な問題点・課題を洗い出し、解決策の糸口を見つけます。

具体的には、目標値と現状値の差を分析することで、数値データに基づいて、具体的な課題を特定することが可能です。

課題の原因を「なぜ」の質問で掘り下げて分析し、仮説を立てます。

例えば、コンバージョン率が低い課題がある場合、以下のように分析を行います。

コンバージョン率が低い→ 商品ページの説明がわかりにくい→ 画像が魅力的でない→商品→撮影方法が悪い

この場合、「撮影方法が悪い」という仮説を立てられます。

ステップ3:改善策の検討

課題原因の仮説を立てた後、改善方法を検討します。改善には、アクセス解析ツールやアンケート調査などを活用し、課題の背景を理解することが重要です。

課題背景が明らかになったら、チームメンバーで集まり、課題解決に向けてアイデアを自由に出し合うことで、効果的な改善策が生まれやすくなります。

出されたアイデアを整理し、実現可能性、重要度、優先度などを評価し、どの改善策を実行するかを検討しましょう。

ステップ4:施策の立案と実行

施策が決定した後は、具体的なアクションプランの作成をします。各担当者、スケジュール、予算などを明確化し、マイルストーンの設定、進捗状況を管理することが重要です。

定期的に進捗状況を共有し、必要に応じて調整を行います。

ステップ5:効果測定と改善

施策実行後には、アクセス解析ツールを活用し、施策前後における指標の変化を比較します。具体的には、コンバージョン率、顧客獲得単価、売上高などの設定目標です。

目標達成度を分析し、目標達成に至らなかった場合には改善点を洗い出し、PDCAサイクルを回すことで、施策の改善を図ります。

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Webマーケティング分析をスキルを上げる方法

パソコンで作業する様子これまで分析方法や改善ステップについて解説してきましたが、実際にスキルを向上させるためには、机上の学習だけでなく、実践的な取り組みが不可欠です。

ここからは、Webマーケティング分析スキルを向上させる3つの方法を紹介します。

自己学習をする

まず、Webマーケティング分析の基礎知識を身につけることが重要です。書籍、Webサイト、動画など、さまざまな教材を活用して、体系的に学習しましょう。

学習のポイントは、何のために学習するのか、具体的な目標を設定することです。毎日少しずつでもいいので、継続することによりスキルアップに期待ができます。

学んだことを実践で活かす

インプットで得た知識を実際に活かすことで、スキルを磨くことが可能です。

具体的には、実際にクライアントの案件を担当することや自身のブログを運営することで、実践的な経験を積むことができます。

実践のポイントは、最初から大きなプロジェクトに挑戦するのではなく、小さなことから始めることです。

また、周囲からフィードバックをもらうことで、自分の課題を見つけることができます。

Webマーケティングスクールに入る

自己学習や実践で難しいと感じたら、Webマーケティングスクールに通うのも有効な手段です。

Webマーケティングスクールのメリットは、集中して学習することで、短期間でスキルを習得し、実案件に活かせることです。

「とにかく早く成果を出したい」「お金がかかっても最短ルートがいい」という方は、希望のWebマーケティング手法について学べるスクールに、思い切って通ってみることをおすすめします。

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まとめ

これまで、Webマーケティング分析の重要性、分析方法、改善ステップについて解説してきました。

しかし、「Webマーケティング施策の成果をすぐに出したい」「成果を出したいけど、自己学習だけだと厳しそう」と感じている方も多いのではないでしょうか。

WEBMARKSのスクールで学べば、最短4か月でWebマーケティング施策の分析から改善策を理解し、成果に繋がる施策を実現することができます。

Webマーケティングのスキルアップを目指したい方は、ぜひWEBMARKSの講義をご検討ください。

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Webマーケターは、時間や場所に縛られない仕事。自宅やカフェはもちろん、旅行をしながら働くことだって可能。

これまでの経験や趣味、関心のあることを活かしやすく、社会貢献にもつながるため、やりがいが大きいのが特徴です!

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