「SEO対策ってそもそもどういうもの?」「SEO対策の基本的な施策って何があるの?」
今回は、そういったSEO対策とはそもそも何かということや、SEO対策の基本的な施策について分かりやすく具体的に説明していきます。
ブログやサイトを運営する上で大切になってくる、SEO対策の基礎的な方法がよく分からないと感じている方は必見です。
Contents
SEO対策とは?【基本の知識】
SEO対策とは、Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)の頭文字を取ったものです。
WebページをGoogleなどの検索エンジンが求める形で作成することで、検索結果で上位表示を狙います。
ブログやサイトへのアクセスは、そのほとんどが検索エンジンからの流入になるので、SEO対策を適切に行い、上位表示を獲得することは非常に大切です。
ここでは、そんなSEO対策において、必ず押さえておきたい基本的な知識について、分かりやすく説明します。
検索結果の順位の決まり方
検索エンジンが、サイトやページを検索結果に表示する流れは、以下の通りです。
- クローラー(検索エンジンのロボット)がサイトやページをクロール(巡回)する
- 各サイトやページの情報を持ち帰り検索エンジンにインデックス(記録)する
- 各サイトやページの質を評価し検索結果の順位に反映する
基本的には上記のような手順で、サイトやページの検索結果上の順位が決まっています。
つまり、SEO対策とは、検索エンジンが認識しやすいサイトやページを構築し、検索エンジンに評価されるコンテンツを提供するということです。
ただし、以下で説明するように、検索エンジンだけを気にしていてはダメで、ページやサイトを利用するユーザーを意識することこそが本質といえます。
SEOのインデックスについて詳しく知りたい方はこちら。
SEO対策はGoogle対策
SEO対策とは、Yahoo!やBingなども含めた検索エンジンに、適したサイトやページを構築する施策のことです。
ただし、Yahoo!はGoogleの検索エンジンのシステムを利用しており、また、Bingの国内シェアは全体の10%以下といわれているため、Googleを意識した対策が基本となります。
Googleは、サイト運営者向けの手引「ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)」において、以下のような基本方針を公表しています。
- 検索エンジンではなく、ユーザーを最優先する
- ユーザーや検索エンジンに対して不正を行わない
- 自サイトの価値や独自性を考え他サイトと差別化する
もちろん、検索順位を決めるのは検索エンジンなので、検索エンジンが理解しやすいサイトやページを作成することは大切です。
しかし、一方で、Googleはユーザー第一主義を掲げていて、ユーザーにとって価値のあるページかどうかも検索順位を決める際の評価基準としています。
検索エンジンが認識しやすいページやサイト構造を構築すると同時に、ユーザーの利便性を高める施策も行っていきましょう。
内部SEO対策の基本
SEO対策の基本となるのが、サイトやページの中身に対して行う、内部SEO対策です。
後に、サイトやページの外側に対して行う外部SEO対策についても解説しますが、内部SEO対策がしっかりできていないと、外部SEO対策も上手くいきません。
まずは、サイト自体を検索エンジンに最適化し、かつユーザーに対する利便性も高めて、地盤を整えることが最優先です。
以下では、実際に内部SEO対策を行う上で、気を付けるべきポイントについて具体的に説明していきます。
キーワードを盛り込む
サイトのコンテンツを作成する際には、そのサイトやページで上位表示を狙っている検索キーワードを、盛り込むようにしましょう。
なぜなら、検索エンジンは、コンテンツに含まれるテキストを読んで、検索キーワードと整合性が高いページかどうかを判断するからです。
ページ内で、キーワードを盛り込むべき基本的な箇所は、以下の通りです。
- タイトル
- メタディスクリプション
- 見出し
- 本文
これらの箇所にキーワードを入れることで、検索エンジンがキーワードとコンテンツの関連性を認識しやすくなります。
また、検索エンジンで検索したユーザーにとっても、自分に関係あるページだと感じるので、ページのクリック率や滞在時間が向上し、SEO的にも好影響です。
ただし、あくまでもコンテンツの内容を伝えるのに必要な分だけ入れるのが大切で、不自然に盛り込んで検索エンジンやユーザーに不信感を与えないようにしましょう。
キーワードの盛り込み方について詳しく知りたい方はこちら。
HTMLタグを適切に使用する
サイトやページの構造を表すHTMLタグを適切に使用することも、SEO対策の基本です。
検索エンジンは、主にテキストベースでサイトを認識するので、HTMLの情報は検索エンジンがサイトを正しく評価する手助けとなります。
サイトを作成する際に、特に気を付けて記述するべき基本的HTMLタグは以下です。
- 見出しタグ
- アンカータグ
- imgタグ(alt属性)
見出しタグは、ページ内の情報の階層構造を示しており、大見出し→中見出し→小見出しとなるように順番に配置することが大切です。
アンカータグは、リンクのURLに設置するタグで、リンク先の内容をテキストで示すことで、検索エンジンにもユーザーにもリンク先の情報を伝える役割があります。
最後のaltタグは、画像に設置するテキストのことで、画像情報を認識するのが苦手な検索エンジンに、画像の内容を伝える役割があり重要です。
内部リンクを最適化する
ユーザーの利便性を高めるために、ページに設置する内部リンクを最適化しましょう。
コンテンツに関連の深い内部リンクを貼ることで、ユーザーの求める情報を深掘りして伝えることができ、結果としてユーザーが満足してくれます。
こちらは自社のページですが、内容に合った適切なページへ内部リンクを繋ぐことで、さらに深く、具体的な内容を知りたいユーザーに適切な情報を提供できます。
また、内部リンクを貼ることで、Googleの検索エンジンのクローラーがサイト内を回遊しやすくなり、結果としてサイト全体を評価してもらいやすくなります。
コンテンツと関連性の高い内部リンクを設置し、ユーザーの利便性を高めるとともに、クローラーが巡回しやすいサイトを構築しましょう。
コンテンツの質を高める
上でも説明したように、Googleが最重要視しているのは、ユーザーが満足する質の高いコンテンツ作成です。
質の高いコンテンツを作成することは、検索エンジンが認識しやすいサイト構成を構築することにも繋がるとともに、外部SEO対策にも影響します。
Googleが求める質の高いコンテンツとは、具体的には以下のようなものです。
- 信頼性が高い
- 独自性がある
- 専門性が高い
- 網羅性が高い
これらの要素が欠けているページやサイトは、ユーザーにとっての利便性が低く、ユーザーが離脱する可能性が高くなります。
実体験を基に書く、ジャンルを絞る、関連キーワードをチェックするなどの対策を講じて、ユーザーにとって有益なサイト作成を心がけましょう。
内部SEO対策について詳しく知りたい方はこちら。
外部SEO対策の基本
検索結果で上位表示を狙う上で、内部SEO対策と並んで大切なのが、外部SEO対策です。
外部SEO対策は、Googleのアルゴリズム(仕様)の変更により、以前ほど重要視されなくなってはいますが、正当な方法で講じた外部施策は依然として効果があります。
ここでは、基本的な外部SEO対策の方法について、具体的に説明していきます。
被リンクを獲得する
外部SEO対策の中心的な施策は、被リンク(外部サイトからのリンク)を獲得することであるといえます。
ただし、誰かから買ったリンクや、サテライトサイト(被リンクを貼るためのサイト)から貼られたリンクは、効果がないどころかGoogleからペナルティを受け順位を落とします。
なぜなら、被リンクを人為的に集めることは簡単で、サイトやページが実際に優れているかどうかの指標にはならないからです。
被リンクは、あくまで自然発生的に貼られたもので無ければ意味がなく、本質的にはコンテンツの質を高めて、他サイトから参照されることが重要なのです。
SNSでの拡散を狙う
外部SEO対策として、もう1つの大切な施策は、SNSでの拡散を狙うということです。
SNSで拡散されるリンクに関しては、被リンクの効果はありませんが、多くの人の目に触れるという点で、非常に重要です。
多くの人の目に触れるということは、あなたのサイトやページが参照される可能性が高まり、結果的に良質な被リンクの獲得に繋がります。
また、SNSで拡散されるコンテンツというのは、多くのユーザーが求めている情報だといえるので、SNSでの拡散を狙うことはサイトの質を高めることになるのです。
SNSで拡散されやすい切り口でコンテンツを作成することも、具体的な外部対策の1つとなるでしょう。
外部SEO対策について詳しく知りたい方はこちら。
まとめ
今回は、SEO対策とはそもそも何かということや、SEO対策の基本的な施策について詳しく紹介しました。
サイトやブログを運営する上で、SEO対策の基本を知っておくことは重要です。しっかり押さえてあなたのサイトやブログに活用してください。