【徹底比較】SEOの体制作りは業者に頼るか?インハウスか?

9期生
外注とインハウスSEOを比べた図

SEOの体制作りは主に業者に頼る場合とインハウスで進める場合がありますが、プロセスの段階からやることが大きく違ってくるため、慎重に判断したいところですよね。

  • 「SEOの体制は業者に頼るのとインハウスで行うのはどちらがおすすめ?」
  • 「インハウスでやるとしたらどんな流れになるの?」
  • 「業者を頼る場合に気をつけることを知りたい!」

今回はこのような疑問を持っている方に向けて記事を書きました。SEO対策を業者に頼った場合とインハウスで進めた場合のメリット・デメリットや作業の流れ、コストなど色々な面から比較してみました。

この記事を読めば、業者にするかインハウスにするかの判断がつくだけでなく、最もコスパの良いSEOの体制作りができるようになります。ぜひ最後まで読んでいただき、今後のSEOの体制作りに役立ててください。

\8週間でSEO担当者を社内育成!/

SEOの体制を整える2つの方法

複数の人が集まって仕事をしている様子

SEOの体制を整えるためには主に2つの方法があります。

  • 業者に依頼する
  • インハウスで進める

それぞれの内容について簡単におさらいしてみましょう。

業者に依頼する場合

業者に依頼する場合は、名前の通りSEO対策を事業として行っている会社に自社のSEO対策を依頼します。そのため自社が今どのような状況で目標はどこにあるのか、かけられる予算や時間はどれくらいなのかを把握しておく必要があります。

また依頼した後も進捗状況などを管理し、状況に合わせた施策を実行することになるため、常に業者との綿密なコミュニケーションが必要となります。その時間も必要な時間として見積もることが大切です。

インハウスで進める場合

インハウスで進める場合は、自社内で課題の発見から施策の実行、分析と改善までワンストップで行います。そのため社内に専門知識を持った人材やSEOを行うためのチームを作るなど、組織に変化を起こしながら進めていく必要があります。

しかし業者に依頼する場合と違ってコミュニケーションに時間がかからないため、PDCAを回しやすく急な方向転換にもコストをかけずに対応できるメリットがあります。

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SEOを業者に依頼する場合のメリットとデメリット

眼鏡とノートパソコン

業者に依頼する場合は、SEO対策を事業として行っている会社に自社のSEO対策を依頼するのに対し、インハウスで進める場合は課題の発見から施策の実行、分析と改善までを全て自社内で行うことだとわかったところで、各方法にどのようなメリットとデメリットがあるのか確認していきましょう。

まずは業者に依頼する場合から解説していきます。

業者に依頼する場合のメリット

業者に依頼する場合のメリットは主に下記の項目が挙げられます。

  • 効率的に成果を出しやすくなる
  • 時間を取られすぎずにSEO対策ができる
  • 最新の情報が手に入りやすくなる

効率的に成果を出しやすくなる

SEO会社は言うまでもなくSEO対策のプロなので多数のノウハウを持っています。それまでの実績や経験に基づいて現在の状態を把握し、仮説を立てながら目標地点までの最短ルートを考えて導いてくれるため、社内で一からSEOを始めるよりも業者に頼った方が効率よく成果に繋げることができます。

社内で行う場合は専任の担当者をつけることが難しい場合もあり、成果が出るまでに時間がかかってしまうことが多いです。

時間を取られすぎずにSEO対策ができる

SEO対策を外注すればその分のSEOにかけるリソースや時間を削減できます。結果として本業に集中することができ、そちらの成果も出やすくなるでしょう。リソース不足でSEO対策に手が回らないという場合は外注することで解決することができます。

最新の情報が手に入りやすくなる

検索エンジンのアルゴリズムは定期的にアップデートされていますが、SEO会社は常に最新の情報を手に入れている場合が多いため自分達で情報収集するよりも早く最新の情報を手に入れることができます。

特にコアアップデートなどがあった場合は順位が大きく変わることがありますが、業者に依頼すれば進化し続けるアルゴリズムに合わせて適切な対応ができるでしょう。

業者に依頼する場合のデメリット

業者に依頼する場合のデメリットは下記の項目が挙げられます。

  • 効果が出るまでコストがかかる
  • 必ずしも良い業者とは限らない
  • 社内にノウハウが蓄積されない

効果が出るまでコストがかかる

業者に依頼した場合、効果が出るまでには様々なコミュニケーションが発生します。例えば狙うキーワードの選定やコンテンツの内容の訂正、施策の優先順位の変更などです。追加で依頼することになるとその分余計にコストがかかり、予算を圧迫しかねません。

またコストをかけたからといって必ず成果が出るとも限らないため、コストばかりかかって成果が出ないことも時にはあるでしょう。SEOは最低でも3ヶ月、長いと1〜2年単位で施策を実行する必要があるため、その間のランニングコストはかなりの額が必要となってきます。

必ずしも良い業者とは限らない

残念なことに、世の中には悪徳業者も存在します。悪徳業者に自社のSEO対策を任せてしまった場合、ブラックハットSEOなどによってサイトの評価が下がるだけでなく、最悪の場合ペナルティを課される可能性もあります。

信頼できる業者なのかを見極めることは自分たちで行わなければならないため、業者選定は最初のハードルとなり得るでしょう。

社内にノウハウが蓄積されない

業者に依頼すると全て業者がSEO対策を行ってくれることになりますが、裏を返せば社内には失敗・成功などのノウハウが蓄積されない状態が続きます。断片的な情報は得られても、完全に社内で対応できるようになるまでの知識や成功体験を積み重ねるのは難しいでしょう。

業者を頼るしかない状況が続くのはコストの面を考えても良いとは言いきれません。

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SEOをインハウスで行う場合のメリットとデメリット

コーヒーを入れる手

業者に依頼する場合は時間をかけずに効率的に成果を出しやすい反面、コストがかかったり社内にノウハウが蓄積されなかったりするデメリットがありました。ここからは、インハウスでSEO対策を行った場合についてもメリットとデメリットを解説していきます。

インハウスで行う場合のメリット

インハウスで行う場合のメリットとしては主に下記の3つが挙げられます。

  • PDCAサイクルを素早く回すことができる
  • 時間がかかったとしてもコストは抑えらえる
  • 自社内にノウハウが蓄積される

PDCAサイクルを素早く回すことができる

外注の場合は社内承認などいくつかのステップを踏まなければ次の段階へ進むことができないことが多いのに対して、インハウスで行うことができれば部署の中で素早くPDCAを回して成果に繋げることができます。

特にWeb業界は変化が激しくユーザーの動きも日々変化しているため、反応を見ながら即座に施策を考えて実行できるのは、業者に頼る場合と比べてかなり大きなメリットであると言えます。

時間がかかったとしてもコストは抑えられる

SEO対策は業者を頼る場合でもインハウスで行う場合でも時間がかかり、実行した施策で必ずしも成果が出るとは限らないという特徴があります。しかし、コストの面では業者に頼る場合とインハウスの場合を比べると圧倒的にインハウスの方が安くなります。

同じように成果が出るかどうか保証がなく、時間がかかるものであればコストが抑えられる方を選択した方が賢明でしょう。

自社内にノウハウが蓄積される

SEO対策を行う上でPDCAサイクルを回すことは非常に重要ですが、その結果とプロセスが社内に共有されノウハウとして蓄積されることも同じくらい重要です。担当者が変わった場合でもノウハウが蓄積されていれば、それをもとに効率よく成果に繋げることができるようになります。

業者に依頼した場合でも、ノウハウはいくつか得ることができますが、実際に試行錯誤して得たノウハウは自社ならではの貴重な財産になります。それにより、社内のリソースでSEO対策を継続的に実施することができるようになります。

インハウスで行う場合のデメリット

インハウスで行う場合のデメリットは主に下記の3点が挙げられます。

  • 人材を育成するのに時間がかかる
  • 成果が出るまでに時間がかかる
  • 最新の情報を自社で仕入れる必要がある

人材を育成するのに時間がかかる

何をするにも人材を育成するのには時間がかかりますが、SEOも例外なく時間が必要です。
テクノロジーやツールの進化によりマーケティングが誰でも取り組みやすくなったとはいえ、SEO対策の業務を十分遂行するためには専門性が必要なため、現場で活かせる知識やスキルを身につけるために担当者を育成する必要があります。

そのためのコストや時間、労力などが関係者にとって一時的に負担になることがあります。

成果が出るまでに時間がかかる

担当者にSEO対策の業務の経験がない場合、最初の頃は知識のインプットをしながらの施策実行になるため、成果が出るまでに時間やコストがかかります。他の業務と同時並行の場合は業務工数が逼迫して思うように施策が進まない可能性もあります。

人材を育成するのに時間がかかるのと同じように、成果が出るまでにも時間がかかります。しかし、長期的に考えると業者に依頼する場合よりも費用対効果は高くなるでしょう。

最新の情報を自社で仕入れる必要がある

SEO対策の方法は検索エンジンのアップデートなどにより変化するため、最新情報を常に知っておく必要があります。外注の場合は最新情報を教えてもらえる場合が多いですが、インハウスで行う場合は自社で入手しなければならなくなります。

情報を手に入れるための人脈やリソースが不足していると変化に遅れを取ってしまう可能性があります。

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SEOを業者に依頼する場合の流れ

本を手に取る様子

業者に依頼する場合の具体的な流れは以下の通りです。

  1. 目標と予算を決める
  2. 社内担当者を決める
  3. 見積を取って業者を選定する
  4. 価格を決定し社内で承認を経た後、契約する
  5. 狙うキーワードと戦略を考える
  6. 戦略を実行し結果を見る
  7. 結果次第で次の目標や予算・業者を決める

少し長くなってしまいますが、簡潔に解説していきます。

1.目標と予算を決める

まずどれくらいの予算をかけてどこを目指すかを決定します。ゴールを決めるようなものなのでここを明確に定めてから次の段階に進みましょう。

2.社内担当者を決める

目標と予算が決まったら、社内の担当者を決めます。主な業務内容はSEO会社の選定や担当者とのコミュニケーション、意思決定などになるでしょう。

他の業務と並行して行うことが多いと思いますが、成果を出すためには担当者を決めるとコミュニケーションをスムーズに進めることができます。

3.見積を取って業者を選定する

社内の担当者が決まったら見積依頼を出して業者を選定しましょう。業者ごとに対応してもらえる内容や金額が異なるため、相見積もりを取るのが基本です。安いからと言って安易に選んでしまうのではなく、業者の実績や評判などもよく確認するようにしましょう。

4.価格を決定し社内で承認を経た後、契約する

業者が決まったら価格を決定し、社内で承認を取って契約します。承認に時間がかかる場合はある程度の余裕を持ってスケジュールを進めていく必要があります。

5.狙うキーワードと戦略を考える

狙うキーワードは自社で選定する場合もあれば、業者と相談しながら選定する場合があり、状況によって変わることが多いです。選んだキーワードを元に、どのようなユーザーを集客してどれくらいの売上に繋げていくのかを考えましょう。戦略的に考えることがポイントとなります。

6.戦略を実行し結果を見る

この段階に来て初めて業者と共に考えた戦略を実行します。施策を行いながら見えてくる課題も出てくるため、PDCAを回しながら結果に繋げていきます。しかし業者の人は社内の人ではないため時間がかかってしまうこともあるでしょう。

7.結果次第で次の目標や予算・業者を決める

施策を実行して見えてきた結果や課題を元に、次の目標や予算を考えます。業者を変更する場合がある時はまた3からスタートすることになります。流動的に行うためには綿密なコミュニケーションが必要となります。

業者に依頼する場合の流れについて確認してみると、意外と踏まなければならないステップが多くて大変だと感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。実際にはここに書いた内容以外でもやるべきことが細かくあり、業者に依頼すると一言で言っても思いのほか手間がかかることがありそうです。

知識がないまま丸投げで依頼すると、施策が終わった後に選んだ業者が悪徳業者だった!なんてこともあるかもしれません。そのようなことにならないために、ここでSEOの業者選びのポイントについても解説していきたいと思います。

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SEOの業者選びのポイント5つ

面接する様子

SEOの業者選びのポイントは下記の5つです。

  • 業者のサイトが上位表示されているかを見る
  • これまでの実績を確認する
  • 現状をしっかりと把握してくれるか確認する
  • 「必ず上がる」などの安易な言葉を言っていないか確認する
  • 適正な価格かどうかをチェックする

業者のサイトが上位表示されているかを見る

自社サイトが上位表示されている業者は、信頼できると言って良いでしょう。なぜならSEO対策で効果を上げるためのノウハウを持っていることが上位表示によって証明されているからです。

持っているノウハウを自社サイトにも反映させ、成果を出しているということになります。
逆に上位表示できるとばかり話して自社サイトが上位表示されていない場合は注意する必要があります。

検索エンジンのアルゴリズムは日々変化しているため、上位表示されている中でも最新の情報を発信しているかどうかも合わせてチェックしておきましょう。

これまでの実績を確認する

1の内容と少し似ていますが、その業者がこれまでにクライアントの成果をどのように出してきたのかを確認するとより信頼度が高まります。同じ業界で実績がある場合はどのような施策を実行してどのような結果が出たのかも可能であれば聞いてみると参考になるでしょう。

  • 実績がたくさんある
  • 具体的な数字で教えてくれる
  • クライアントについて詳しく教えてくれる

このような業者は自社のノウハウを使って成果を出しているため、情報をはっきりと示すことができるため、信頼できると言えます。

現状をしっかりと把握してくれるか確認する

SEO対策は「これをやっておけば必ず成果が出る」という魔法のような施策は存在せず、自社サイトの状態や目標、競合サイトの強さによって取るべき施策も変わってくるため、まず現状を正しく把握することが非常に大切になってきます。

そのためこの部分をしっかり把握してくれる業者は信頼できると言えます。コミュニケーションも取らずに施策のことばかり話してくる業者がいたら注意しましょう。

「必ず上がる」などの安易な言葉を言っていないか確認する

SEOはアルゴリズムの変動やユーザーの動きによって順位が変わるため、明確な答えがありません。それにもかかわらず「必ず上がる」と言っている場合はSEOの特性を理解していないか、クライアントを見ずに売上ばかり気にしている可能性があります。

時間のかかる施策であることや、SEOに取り組むうえでのリスクに関してもしっかりと説明してくれる業者の方が信頼性は高いといえるでしょう。

適正な価格かどうかをチェックする

価格が高すぎるのは考えものですが、あまりにも安すぎる場合も注意が必要です。SEO対策には、アクセス解析やサイトの調査、検索エンジンの傾向のチェック、コンテンツの企画、コンテンツの作成など多くの人員と時間を要します。そのため、価格があまりに安い場合はほとんど何もできません。

適正な価格かどうかをチェックするためには、業者に聞くだけでなく複数の業者に相見積もりを取ることも有効な手段になります。業者に依頼する場合は、気をつけなければならないポイントが結構多く正直大変です。

このようなポイントをみると、業者選びによってSEO対策の命運が左右されると言っても過言ではないですが、担当者に知見がない場合は失敗してしまう可能性があるため、業者に依頼する場合でもある程度の知識は持っておく必要があります。

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SEOをインハウスで行う場合の流れ

階段を上る後ろ姿

インハウスで行う場合の具体的な手順は下記の通りです。

  1. 目標と予算を決める
  2. SEOについて理解する
  3. 役割を決めて社内体制を整える
  4. 戦略を決めて実行
  5. アクセス解析をもとに改善

1.目標と予算を決める

目標と予算を決めるのは業者に依頼する場合と同じです。このポイントはSEO対策に限らず、広告でも営業でも必ず考えるべきポイントです。ここが欠けてしまうと後の段階で問題が起きた時に目指すべき場所がわからなくなることがあるため、インハウスで行う場合でもしっかりと考えてから次の段階に進みましょう。

2.SEOについて理解する

目標と予算が決まったら、SEOについての理解を深めましょう。SEOとは?という基本的な内容から、内部対策、外部対策、コンテンツマーケティング、アクセス解析など、一言でSEO対策と言ってもやることがたくさんあるため一つ一つ丁寧に理解していくことが大切です。

社内に知見を持った人がいない場合は、外部の研修を受けることも有効です。初期コストこそかかってしまうものの、後で発揮する効果はかなり高くなります。

3.役割を決めて社内体制を整える

誰が何を行うのか、役割を明確にしましょう。また報告・連絡・相談のルートなど、問題が起きた時でも速やかに対処できるような体制も明確に作りましょう。十分な人員を確保できない場合でも、各担当者がどのような仕事をするのかくらいは明確にしておくと、施策を進めやすくなります。

4.戦略を決めて実行

社内体制が整ったら、キーワード選定やコンテンツで入り込んでいく分野などを決めて戦略を実行します。インハウスで進める場合は意思決定が早く、PDCAも迅速に回せるため、業者に依頼する場合と比べて戦略が実行しやすいです。

また失敗してしまったらそこから学びを得ることも大切なので、施策を進めながらノウハウを蓄積できるようなシステムづくりも同時に進めていきましょう。

5.アクセス解析をもとに改善

GoogleAnalyticsを使うと、どのチャネルからの流入が多いのか、どのような検索クエリでユーザーが集まっているのか、ページ遷移はどのようなルートを辿っているのかなど、サイト内でのユーザーの動きを詳しく知ることができます。

その中でも特にSEO対策で功を奏するとorganic searchからの流入が大きく増えてきます。その数値の増減を分析したり、検索クエリを調べたりすることで課題を発見し改善に繋げます。

GoogleAnalyticsのようなデータを見る際は、仮説を持ってデータを見ることが大切なので、もし解析を行ったことがないという方はこの機会に少し学んで見ると良いかもしれません。インハウスで行う場合の流れは、一言で表現するなら「コンパクト」です。

意思決定や軌道の修正などがスムーズで業者を通さないのでコストを抑えながら素早く次の段階に進むことができます。担当者を育成したり、社内の体制を整えたりと実際の施策に入るまでの苦労は外注に比べて大きくなりますが、そこを乗り越えることができれば大きな成果に繋がるでしょう。

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SEOの体制を整えるためにかかるコスト

電卓で計算する手

最後に、コストの面についても解説していきます。業者に依頼する場合とインハウスで行う場合に共通するやるべき項目として下記の内容が挙げられますが、具体的な内容については下記の記事を参照してください。

業者に依頼すると、上記の3点に加えて「SEOコンサルティング」も入る場合があります。SEOコンサルティングはサイト設計やコンテンツの分析と改善など、SEO対策を中心として集めたユーザーをさらにコンバージョンに繋げるためのアドバイスをしてくれます。

マーケティングの観点から総合的にチェックし、不具合などがあれば原因を調査して改善策や最適な運用方法をアドバイスしてくれますが、ページ数が多かったりサイト構造が複雑になっている場合は工数も増えるため、必要な費用も大きくなります。

サイトの状況から的確なSEO対策を提案してもらえるので、費用対効果も高くなる傾向があります。SEOコンサルティングを行う場合は、高額になる分さらに慎重な業者の選定が必要になってくるでしょう。

業者に依頼する場合

業者に依頼する場合は下記の料金体系が存在します。

  • 成果報酬型
  • 月額固定報酬型
  • 一括支払型

成果報酬型

成果報酬型は、成果が出てから報酬が発生する仕組みのため上位表示してから料金が発生します。具体的には圏外から10位に上がってきた時点で発生し、順位が上がるごとにも発生します。

平均的な金額は1キーワードにつき1.5〜30万円となっており、外部SEO対策に採用するケースが多い傾向です。順位が上がるまでは料金が発生しませんが、順位が取れるようになってからはランニングコストが発生します。

また悪質な業者を選んでしまった場合、検索順位を無理やり上げるために外部リンクの設置をするケースがあります。この行為はGoogleが悪質行為として厳しく取り締まっているため、場合によってはペナルティを受けて検索順位が急落したり、圏外に追いやられることもあります。

依頼する業者を慎重に見極めることが必要です。

月額固定報酬型

月額報酬型は、月額固定料金で料金が発生する方式です。上位表示されているかどうかに関わらず、依頼している期間は毎月契約料金が発生します。平均的な金額は月20〜40万円となっており、主にコンテンツSEO、外部SEO対策、SEOコンサルティングで採用されるケースが多いです。

原則的に1ヶ月間以上の契約をしなければならないため、途中解約する際は解約金が発生することもあります。相場や契約内容に大きな幅があるため、業者のサービス内容をよく確認しましょう。

一括支払型

一括支払型は、一括で契約料金を支払う方式です。内容は記事納品やスポット対応のコンサルティングなどがメインとなります。記事納品の場合では1ヶ月に納品する記事の数によって料金が決まり、それをまとめて支払います。

コンサルティングの場合では、内容を確認した後に決められた金額の料金を支払います。平均的な金額は10〜100万円となっており、コンサルティングは高額になる傾向があります。

ポイント

業者に依頼する場合は費用の幅が非常に広いため、依頼する前に要件定義をしっかりと行ってから業者の選定に入りましょう。どれくらいの予算でどれくらいの期間をかけるのかも明らかにした方が交渉がスムーズです。

インハウスで行う場合

インハウスで行う場合にかかるコストは下記の2点です。

  • 社員育成のための費用
  • スポットで外注する際の費用

ランニングコストよりも社員育成のための初期費用が大きくなってきますが、長期的に考えると費用対効果が最も高いです。

社員育成のための費用

SEO対策は専門的な知識になるため、担当者に経験や知識がない場合は社員を育成する必要があります。社員がスクールに通ったり外部講師に来社してもらい講義を受けるということになりますが、そのための費用は10〜100万円となっていてかなりばらつきがあります。

そのためスクールごとに内容を確認し、自社のニーズを最も満たしてくれるスクールを選びましょう。

スポットで外注する際の費用

インハウスで行うと言っても、社内のリソースでは賄いきれない課題も出てくるかもしれません。そのような時はスポットで外注することもできます。業務を依頼する先を慎重に選ぶ必要がありますが、一時的に使う選択肢として持っておくと便利でしょう。

ポイント

初期費用こそかかるものの、その後成果を出すことができれば数ヶ月で回収できるため、業者に依頼する場合と比べて長期的なコストはかなり安く済みます。スクールに通う場合は、本業をしながら勉強することになるため、短期間で体系的かつ実践的な知識を身につけられるスクールを選びましょう。

WEBMARKSは8週間でSEO担当者を社内育成する「WEBMARKS PLUS」という法人向けのサービスを行っております。

  • 現役のプロのマーケターから直接講義を受ける形となっており、講座で学んだことを実践し成果を出すことができれば内製化のデメリットを十分にカバーできます。
  • 通常なら未経験の担当者が一人前になるまで少なくとも半年〜1年程度はかかると言われていますが、WEBMARKSで学んだ場合2ヶ月で完了しすぐに現場に活かすことができます。
  • 講座終了後もいつでも閲覧できるコンテンツは随時更新されるため、最新情報も手に入りやすくなっています。
  • 結果が出るまでに時間がかかるとしても、成果が出るとわかった上で進めることができるので安心感があります。

さらに知りたい方は下記をご参照ください。

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実際に受講された事例を知りたい方は下記をご参照ください。

SEOの体制作りで長期的な費用対効果が高いのはインハウス

SEO対策はやった分だけ成果が出るとは限らない上、時間がかかりますが、成功すれば大きな利益をもたらしてくれるという特徴があります。最後に表で比較をしたいと思いますが、長期的な費用対効果が高いのはインハウスです。

業者 インハウス
成果が出るまでの時間 最低3ヶ月 最低3ヶ月
ノウハウの蓄積
PDCAサイクルの速さ
長期的な効率性
コスト 毎月40万〜60万 3ヶ月間で60万円

インハウスでSEO対策をすると、ユーザーのニーズを反映させながら臨機応変に施策を進めることができ、積んだ経験を蓄積できるというメリットがあります。

もちろん時間がかかるなどのデメリットは存在するものの、成功すれば大幅なコストが削減できるだけでなく、長期的に利益を上げることも期待できるため、デメリットを帳消しにしてくれるでしょう。

SEO対策には長期的な費用対効果も高く、ノウハウを蓄積しやすいという特徴があるため、時間をかけて取り組む価値も高いと言えます。

途中で問題にぶつかることもあるとは思いますが、今回の記事を参考にしながら、ぜひSEO対策の体制づくりを進めてみてください。また、この記事を読んでインハウスSEOに興味を持たれた方は下記のページも見ていただけるとより具体的なイメージが湧くでしょう。

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この記事を書いた人
齊藤知佳
メーカーの営業事務を4年間経験。専門性の高いスキルを身につけたいと思いWebマーケティングに興味を持つ。退職後は会社に縛られない働き方を目指して未経験からSEOの勉強を始め、フリーランスを目指して奮闘中。ソフトボールが趣味。9期生。
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