「初心者でもできるSEO対策を教えてほしい」
「できれば簡単に無料のものから始めたい」
そういった方向けに、初心者でもすぐに始められるSEO対策のやり方を紹介していきます。この記事を参考に、SEO対策を始めてみてください!
SEO対策とは?
SEOとは、”Search Engine Optimization”(検索エンジン最適化)の略称で、Googleやyahooなどの検索エンジンにコンテンツを評価してもらい検索結果での上位表示を目指す施策のことです。
SEO対策の目的
SEO対策の目的は、WEBサイトを上位表示させ、自社サイトの閲覧数を増やすことです。
しかしながら、閲覧数が増えてもCV(目標)が達成しなければ意味がありません。本質的には、自社の商品の購入数を増やしたい、ダウンロード数を増やしたい、申し込み数を増やしたいなど各々目標があると思います。
その明確な目標に向けてSEO対策をしていくことが重要です。
検索エンジン=Google
さまざまな検索エンジンがありますが、2021年4月現在の時点でGoogleが圧倒的なシェアを誇っており、またyahoo!はGoogleの検索エンジンを採用しているためSEO対策=Google攻略と言えます。
検索エンジン | シェア率 |
74.68% | |
yahoo! | 21.24% |
bing | 3.69% |
参考:Search Engine Market Share Japan | StatCounter Global Stats
Googleの考え方
SEO対策=Google攻略と言いましたが、まずGoogleが何をみてサイトを評価しているのか考え方を理解することが重要です。
皆さんは、『Googleが掲げる10の真実』は知っていますでしょうか?
Googleが公表している企業理念のようなものです。『10の真実』からSEO対策の本質を見ていきましょう。
①ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
②1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
③遅いより速いほうがいい。
④ウェブ上の民主主義は機能する。
⑤情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
⑥悪事を働かなくてもお金は稼げる。
⑦世の中にはまだまだ情報があふれている。
⑧情報のニーズはすべての国境を越える。
⑨スーツがなくても真剣に仕事はできる。
⑩「すばらしい」では足りない。
重要な部分を抜粋しながら紹介します。
①ユーザーに焦点を絞れば他のものはみな後からついてくる
まずGoogleが一番重要視している項目です。
ユーザーが読みやすい、ためになる情報を伝えることで上位表示が狙える=ユーザーファーストであることを重視している
少し考えてみてください。
もし、Googleで知りたいことがあり検索しても、全く関係のないサイトばかりが出てきたらどうでしょうか?Googleを利用しなくなりますよね。
Googleも一企業です。検索エンジンを提供し続けるには運用費がかかります。運用費は検索されることで広告収益が出ていると言うわけです。
Googleを使う人を増やすためには、ユーザーの利便性を第一に考えることが重要なのです。
②1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番
Googleは検索サービスを向上させることで、ユーザーの満足度を上げて今の地位を築いています。そのため、良質なコンテンツの作成はユーザビリティー向上であるとしています。
SEO対策上、専門性を極めて信頼性をもつ、いわゆる『E-A-T』を重視したコンテンツの作成が評価されています。
※E-A-T
専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trustworthiness)の頭文字を取ったもの。引用:検索品質評価ガイドライン(Google General Guidelines)
理解するために、医者を例に考えてみましょう。
権威性が少しわかりづらいですが、具合が悪くなって原因を知りたいとき、友達、家族に聞くよりも専門的な知識をもっている医者に診てもらう方が安心ですよね。
誰に聞く方が信頼があるか、これが権威性の部分に当たります。つまり、ユーザーはある分野に特化した人が専門的な見解を述べているサイトを信頼すると言うことです。
以上の点を重視してコンテンツ作成をしなければなりません。
③遅いより早い方が良い
Googleはユーザーの利便性を第一に考えています。
ページの表示速度が早い方がユーザーのストレス緩和となるため、表示速度向上はユーザビリティー向上につながります。
④ウェブ上の民主主義は機能します
Googleはコンテンツの評価基準として「ユーザーがWEBサイトに貼ったリンクを基準としている」と言っています。いわゆる『被リンク』を重要視していることがわかります。
今後コンテンツを評価してもらう指標として良質な被リンクを獲得することは必要と考えます。しかし、不自然なリンクはペナルティの対象ですので注意しましょう。
⑤情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない
これはモバイルユーザビリティーを重視していることがわかります。総務省の調査によると、今やパソコンよりもスマホなどのモバイルからサイトを訪れることが多くなっています。
モバイルサイトをいかに見やすく使いやすくすることが今後は重要となっていくでしょう。
SEO対策上の注意点
注意点としては、検索エンジンのペナルティを受けないことです。
SEO対策における『ペナルティ』とは、検索エンジンの定めるルールに従わなかった結果、検索順位を下げられたりインデックスを削除されたりすることを指します。
まずはGoogleの『ウェブマスター向けガイドライン』を確認し、何がペナルティの対象になるのかをしっかり知ることがペナルティ対策となりますので、一度読んでみることをおすすめします。
Googleの『ウェブマスター向けガイドライン』については、以下の記事を参考にしてください。
ガイドライン – Search Console ヘルプ
簡単に基本的な方針だけ記述しておくと、
- ユーザーを騙すようなことはしない
- 検索エンジンの掲載位置を上げるための不正行為はしない
- ユーザーにとって役立つかどうか、検索エンジンがなくても同じことをするかどうか
など、以上のことを踏まえてSEO対策をしていきましょう。
初心者向けSEO対策3つのやり方
コンテンツ対策
コンテンツ対策とは、検索ユーザーが求める良質なコンテンツを提供することです。
2012年7月に日本で導入された『パンダアップデート』により、低品質なコンテンツを掲載したサイトに対して低評価を下すようになりました。そして、コンテンツの質を向上させることそのものがSEOとして作用されるようになったのです。
ではコンテンツ対策のポイントを紹介していきます。大きく分けて2つあります。
①キーワード選定
これはどんなに経験を積まれた方でも悩む所だと思います。上位表示を目指すためにユーザーによりアクセスしてもらえるキーワードを選ぶ必要があります。
選定方法として、基準となるポイントは以下の2つです。
- 検索ボリュームが多いキーワード
- 競合が少ないキーワード
手順としては、まずラッコキーワードで関連キーワードを洗い出ししてみましょう。続いて、キーワードプランナーを使って、検索ボリュームと競合を調査します。Ubersudgestを使って検索順位を他者と比較もしてみましょう。
②ユーザの検索意図を理解する
検索意図とはユーザーが何を求めて検索したかを明確にすることです。Googleもユーザーの検索意図を重要視しています。
詳しくは以下のサイトを参考にしてください。
Google検索の仕組み「検索アルゴリズムの仕組み」
検索意図の分類は4種類あります。
- 「Knowクエリ」
「知りたい」という意図を持ちます。ユーザーが知りたい情報を明確に伝える必要があります。ほとんどのクエリがknowに当たりますが、ユーザーが行動する頻度が低いと言われています。 - 「Goクエリ」
「行きたい」という意図を持ちます。ユーザーが行きたい目的地を正確に伝える必要がありあります。道を示されていることが多いためユーザーの行動は地図で完結してしまうことが多いです。 - 「Doクエリ」
「やってみたい」という検索意図を持ちます。やり方や手順などが上位表示されています。
- 「Buyクエリ」
「買いたい」という検索意図を持ちます。ECサイトや商品名が検索されます。
検索意図を調べる方法には以下2つがあります。
以上2つのポイントを意識して、最終的には自社のサイト規模、SEOにおいての自社の強みや競合の多さ、キーワードの難易度など総合的に判断して優先順位を確定し、コンテンツを作成していきましょう。
内部対策
内部対策とは、検索ユーザーが読みやすいようにサイト内部を改善する対策のこと。つまり、Googleにサイトの内容を適切に伝えることを目的としています。
内部対策をより理解するために検索エンジンの仕組みについて解説していきたいと思います。そもそも検索順位はどのように決定しているか知っていますか?
<検索エンジンの仕組み>
大きく分けて以下3つのプロセスによって順位が決定しています。
- クローリング(クローラーの巡回)
- インデックス(Googleに登録)
- アルゴリズム(アルゴリズムにより順位決定)
簡単に言えば、クローラーというGoogleのロボットがサイトを巡回し、Googleにサイトの内容が登録され、アルゴリズムにより順位が決定するという仕組みです。
クローラーが巡回してこないことには、いくら良いサイトを作成していたとしてもGoogleに評価もしてもらえないということです。また巡回してきたとしても内容を正しく伝えなければ上位表示は難しいと言えます。
つまり、内部対策とは
- クローラーの巡回を促す
- クローラーに内容を正しく伝える
以上2点に気をつけて対策をしていけばいいということです。
では上記2つとユーザビリティー向上につながる施策も踏まえながら説明していきます。
<クローラーの巡回を促す>
1. XMLサイトマップの送信
XMLサイトマップとは、サイト内に存在するURLのリストを記述したファイルのことで、クローラーに巡回依頼をするために必要なファイルです。
XMLサイトマップの作成はsitemap.xml Editorで無料で行えます。しかしサイト内のページが1000ページ以上存在する際は、無料では作成できないため、hubspotというツールをお使いください。
他にWordPressを利用している場合は、プラグインGoogle XML Sitemapsで作成することも可能です。
設置場所ですが、基本的にはサイトのTOP直下に置くことが一般的です。
例)https://webmarks.co.jp/sitemap.xml
となります。
XMLサイトマップを更新した時は、Google Search Consoleから送信し、Googleへ知らせることが可能です。知らせることでインデックスの促進につながります。
2. robots.txtの設置
robots.txtとは、検索エンジンのクローラーにアクセスさせたくないページを指定するファイルのことです。
これにより、サイトの重要なコンテンツを中心にクローリングさせることができるため、特に大規模なサイトはクローラーがサーバーに与える高負荷を抑制できるため、巡回の効率化を図ることができます。
また特定のコンテンツの巡回をブロックすることもできるのです。ただ注意点としては、いくらrobots.txtを設置したとしてもインデックスされる可能性はあるため、重複コンテンツの対策などには使用しないようにしましょう。
<robots.txtの記述例>
WEBMARKSを参考に見てみましょう。
User-agent: *
Disallow: /wp-admin/
Allow: /wp-admin/admin-ajax.php
Sitemap: https://webmarks.co.jp/sitemap.xml
と記載されています。一つ一つ単語の意味を説明していきます。
<単語の説明>
- User-agent:どの検索エンジンを制御するか指定する項目です。基本的には『*』 (すべてのクローラーという意味)で指定します。
- Disallow:指定したファイルへの巡回をブロックする項目です。数千ページを持つ大規模サイトやURLパラメータを使用して複数ページを都度生成するECサイトなどは活用します。
Disallow:の後が空白であった場合は全てのページがクローリングの対象になりますが、ディレクトリやファイルの記述をすればその部分はクローリングがブロックされます。
例えば、ウェブサイト公開前であれば、「/」スラッシュでウェブサイト全体の巡回をブロックしましょう。
- Allow:上記のDisallowとは逆に巡回を促進する項目です。Disallowでブロックされたディレクトリ内の特定の子ディレクトリのURLのクロールのみを許可する場合に記述します。
- SitemapXML:サイトマップの場所をクローラーに伝えます。Googleに関しては、前述したようにSearch ConsoleでXMLサイトマップを登録していれば不要ですが、他の検索エンジンもあるので記述した方が良いです。
<設置場所>
robots.txtの設置場所はサイトのルートディレクトリ(トップフォルダ)に設置します。
<確認>
ファイルが正しく記載できているかはサーチコンソール内のrobots.txtテスターで確認しましょう。
3. 内部リンクとアンカーテキスト
内部リンクとは、SEO対策として非常に重要な対策で、自サイト内のページをつなぐリンクのことです。クローラーはページの中をそのリンクをたどりながら移動するため、ページのつながりがあるほどサイトは評価されやすいということになります。
またそのページの関連性が高いほどユーザーは求めている情報に近づくことが可能です。そして網羅性が高いサイトは離脱率も低くなるため、ユーザビリティー向上にもつながります。
<アンカーテキスト>
アンカーテキストとは、他のページへのリンクに表示するテキストのことです。ユーザーにも、クローラーにもリンク先の情報を伝えることができる重要なものです。
よく『こちらのサイトへ』という様な説明がありますが、これでは内容が伝わらないため、よりわかりやすいように適度にキーワードを含めることが重要です。
4.パンくずリストの設置
ユーザーが今サイト上の位置を理解するため上位の階層順にページをリスト化して設置したものです。
閲覧者にわかりやすい対策であり、ユーザビリティー向上もさることながら、パンくずリストはリンクになっているため検索エンジンにサイトの構造を伝えることにもつながり、3で話した内部リンクの意味合いが強くクローラビリティ向上にも役立つ対策と言えます。
<設置のポイント>
- 画像よりもテキストで設置する。
→検索エンジンは画像の読み取りが不得意なのでテキストで設置した方が良いです。
- TOPページのリンクはキーワードを含めて設置する。
- パンくずリストは、<ul><li>を用いて記述するようにすればOKです。
5.構造化データの記述
構造化データとは、html上に書かれた情報が何を意味しているかを検索エンジンやクローラーに理解しやすくタグ付けをしたものです。
例えば、人間であれば『WEBMARKS』という文字列を見れば会社名であると理解できますが、検索エンジンは認識することが難しいです。
そのためhtml上にタグ付けを行い、それがどういうものかを伝える必要があります。構造化データはSEO上効果があるかと言われればそこまで高い施策ではありませんが、クリック率向上は見込めると言われています。
構造化データの種類は29種類あります。中でも、最初に取り入れやすいものとしては、4でも紹介した『パンくずリストの構造化データ』です。記述例はGoogle 検索デベロッパー ガイドを参考にしてみてください。
記述をしたら確認として、リッチリザルトテストで正しく記述されているかチェックすることをおすすめします。
<クローラーに内容を正しく伝える>
1. サイトタイトルの最適化
サイトタイトルはGoogleが非常に最重視している項目です。クリック率、サイトの検索順位に影響があります。
- キーワードは2つまで →3つ以上は逆効果。入れすぎはペナルティとなるため注意。
- キーワードは左側に寄せる →人間は左から読む修正があるため。
- 文字数は28文字前後(サイトによる) →長いと検索時に入りきらないため。
- 語句の重複を避ける
- 意味区切りは「|」「-」「:」のいずれかで区切る
2. metadiscriptionタグの改善
meta descriptionとは、ページを端的に表した概要を表します。サイトタイトルの下に表示されるため、クリック率にも影響します。
- 文字数は80〜110文字以下で表す
- 対策キーワードの個数は1〜2個 →入れすぎはペナルティとなるため注意。
- 先頭に対策キーワードをもってくる
- すべてのページで変更する
各ページのページの概要を表すため、トップページとその他のページが全く同じであると、同じ内容のページがたくさんあるとGoogleは認識するためペナルティとなります。
3. 見出しタグ(h1〜h3)について
見出しタグとは、『大見出し』、『中見出し』、『小見出し』とあるようにサイトでは『h1、h2、h3・・・』と設定し、重要なSEO対策です。
最も重視されているのはh1タグです。
■ キーワード数・キーワード回数
- h1タグに対策キーワードは1つ →入れすぎはNG。
- h1タグはページ内に1つ
- h2タグはページ内で3〜4回程度の使用がおすすめ(h3タグはなくてもあまりSEO上影響はしません。)
■ キーワード文字数
- h1タグ各9〜22文字。→あまり長いと対策キーワードがぼやけてしまいます
■ キーワード配置位置
- h1タグは先頭
- h2タグは先頭が望ましい(h3タグは先頭でなくても良いです。)
♦︎1、2、3の確認ツール
Google cromeの拡張機能であるSEO META in 1 CLICKは無料で使用できるので使ってみてください。
4. alt属性
alt属性とは、画像の説明文のことです検索エンジンはまだまだ画像が何かを認知することが苦手です。そのため、しっかり説明をしなければなりません。
また、視覚障害の方が読み上げソフトを使用時に画像はaltに設定された内容が読み上げられることや、サイトの読み込み遅延時や画像が読み込まれなかったとき、画像の代わりにaltに記載された内容が表示されるなどユーザビリティーにも役立っています。
<altの書き方>
<img src=”画像URL” alt=”画像の説明”>といったように入れます。
画像の説明のポイント
- シンプルに誰がみてもわかるように一言で書く。
- キーワードを含ませる
例えば、亀の画像があったとして、タイトルが亀の育て方であれば、『亀』だけではなく、『亀の育て方』と説明した方がわかりやすいでしょう。ただ注意点としてはキーワードは不用意に詰め込みすぎないことです。
altの確認ツールとして、Google chromeの拡張機能であるalt meta viewerでチェックすることをおすすめします。無料なので試してみてください。
5. URLの正規化(リダイレクト処理・canonicalタグの設置)
URLの正規化とは、複数のURLがある場合、評価の分散につながらないようURLを統一化することです。
昔は「https://〇〇.com」「https://www.〇〇.com」という2つのURLがある場合、重複コンテンツとみなされ、ペナルティとなっていましたが、現在もGoogleの性能が向上しているとはいえ正規化はしておいた方が無難です。
URLを正規化する方法は、大きく分けて3つあります。
- 301リダイレクトする
- サーチコンソールを利用する
- canonicalタグの設置
<301リダイレクト>
301リダイレクトとは、ドメインの引っ越しや何らかの理由でurlを変更をした際に行う作業で、ドメイン、またはページの永久的な移動を意味します。そして、検索エンジンにurlを変更したことを伝える方法でもあります。
(301リダイレクトが必要な場合)
例えば、
- wwwあり・なし
http://aaa.com
http://www.aaa.com
- index.htmlあり・なし
http://wwwaaa.com/
http://www.aaa.com/index.html
といったようにURLが分散している場合、転送が必要です。方法としては、htaccessに記述してサーバーにアップしておくことで転送できます。
転送後は、確認として下記ツールでチェックすることをおすすめします。
リダイレクトチェック | SEOチェックのためのSEOツール集 ohotuku.jp
<canonicalタグ>
canonicalタグとは、複数ページがある場合、検索エンジンに重複ページがあると認識されないために正規URLを伝えるタグです。
canonicalタグが必要な場合
例:ECサイトで商品がA~Cまであった場合、Aを評価の対象とするならば重複と思われるページ全てに共通のurlを指定します。
つまり、3ページ全てにAに向けたcanonicalを記述してアップしておくということです。
canonicalタグの作り方は、ファイルのhead内に直接記述しておきます。
[php]<head>
<link rel=”canonical” href=”https://webmarks.co.jp/”>
</head>[/php]
詳しくは下記サイトを参照ください。
<ユーザビリティ向上>
1. モバイルフレンドリーに対応
モバイルフレンドリーとは、2015年4月21日にGoogleが全世界で実装したアルゴリズムです。モバイルフレンドリーアップデートとも呼ばれ、スマートフォンでの閲覧に適していないページの順位は引き下げられるようになりました。
詳しくは下記サイトを参照ください。
Googleの考え方内でも話しましたが、現在はパソコンよりもスマートフォンからの閲覧者の方が多くなっています。そのため、スマートフォンに対応していないサイトはユーザーの利便性を考えると致命的と言えます。
まずはモバイルフレンドリー対応しているかどうか簡易的にモバイル フレンドリー テストでチェックしてみましょう。サーチコンソールに登録してある場合は、モバイル ユーザビリティー レポートでサイト全体を確認することもおすすめです。
2. サイト表示速度改善
これは一番体感しやすいと思いますが、表示速度が遅いサイトはユーザーのストレスにつながり、離脱率の低下を招き、同時にCVにも影響するため確認が必要です。
確認ツールとしてPage speed insightsという無料で使えるツールがあるため試してみてください。パソコンだけでなくモバイルのページ速度も確認できます。
さまざまな原因はありますが、代表例として『画像』が関係していることが多いです。そのためまずは、画像の圧縮を行ってみることをおすすめします。
画像の圧縮を行うサイトとしてはTinyJPG – Compress JPEG images intelligentlyを使用してみてください。
3. 404ページの作成
404ページとは、すでに削除されたページやURLが間違っていたときに表示されるエラーページのことです。
404ページを作成していないと『Not Found』という表示のみが出ているため、せっかく興味をもってクリックしてもらえたとしても離脱率の増加につなげてしまいます。
ユーザーの関心度を軽減させないためにも404ページの作成は必要なのです。
Googleは404ページの作成方法を教えてくれていますので以下に載せておきます。
・ユーザーに対して、探しているページが見つからないことを明確に伝えます。親しみやすく魅力的な言葉を使用します。
・404 ページを、サイトのその他の部分と同じデザイン(ナビゲーションを含む)にします。
・最も人気のある記事や投稿へのリンクのほか、ホームページへのリンクを追加します。
・無効なリンクを報告する方法をユーザーに提供することを検討します。
・この 404 ページがどれほどきれいにデザインされ、役に立つものであっても、Google 検索結果に表示したいとは誰も思わないでしょう。404 ページが Google や他の検索エンジンのインデックスに登録されないようにするため、存在しないページがリクエストされたときにウェブサーバーが実際の 404 HTTP ステータス コードを返すことを確認します。
理想的な404ページは以下を参考にしてみてください。
外部対策
外部対策とは、一言で言えば他サイトから被リンクを集める対策を指します。被リンクとは、自分のホームページに他のページからリンクが張られることです。
被リンクが多く貼られているWEBサイトは、検索エンジンに『人気を集めている』と判断され、評価が高まることに基づく対策です。
一昔前はSEO対策の主役でありましたが、価値のないコンテンツが検索結果の上位に表示されるようになってしまったため、検索エンジンは本質に戻り、コンテンツ自体の評価を高める方向に変化してきています。
しかし、良質な被リンクが多いことは現在でも評価につながる傾向です。
SEO対策におすすめツール
使える便利なツールは多いので、目的別に紹介していきたいと思います。
Google Search Console(Google サーチコンソール):無料
Googleが提供している無料のツールで、自分のwebサイトの掲載順位、検索キーワードなどを監視、最適化するためのツールです。
また、下記のGoogleアナリティクスと連携すると、アナリティクス上でページごとのクリック数や検索キーワードの分析が可能になります。
詳しくは下記サイトを参照ください。
Google Analytics(Googleアナリティクス):無料
こちらもGoogleが提供している無料のツールで、ユーザーの動きを分析することに非常に使えるツールです。webサイトのPV数、ユーザー数、流入数、離脱率、直帰率などの基本的な指標を確認できます。
詳しくは下記サイトを参照ください。
AIアナリスト:無料
Webのデータを人工知能が自動で分析するツールです。Googleアナリティクスに連携させることで利用でき、そのアクセス解析データをもとに約34,000サイトを分析したデータに基づき、主にどうすればCVR(成約率)が上がるかという改善提案や月次、週次、日次別に自動でレポートを作成してくれます。
Googleアナリティクスの分析が苦手な方にはおすすめのツールです。無料版では上記2つの改善提案とレポート作成のみですが、もう少し詳しく知りたい方は有料版もあります。
詳しくは下記サイトを参照ください。
Google Tag Manager:無料
さまざまなタグを管理してくれるツールです。Google Analyticsや Google AdWordsなどのタグを登録することで、 HTMLの変更をしなくても変更や更新が可能です。
詳しくは下記サイトを参照ください。
GRC:無料・有料
検索順位チェックツールです。WindowsとMacの両方で使用することができ、自社ホームページのURLとキーワードを設定しておけば、GRCを起動しただけでGoogle、Yahoo!、Bingすべての検索順位をリアルタイムで取得して表示してくれます。
取得結果は、グラフで確認したりレポートとして出力したりできるので、企業担当者が自社内でSEOを実施する際のレポートとして役立てる際に便利です。
どれも無料でも利用できますが、無料版では項目数に制限があります。登録できるURL数は3つまで、検索語数(キーワード数)は10個のみで、計測上限は1日1回までです。
詳しくは下記サイトを参照ください。
ahrefs:有料
被リンクチェックや競合の調査ができるツールです。
自社サイトだけでなく競合サイトを分析することで、アクセス数を増やすために必要な情報を確認することが可能です。競合サイトのキーワードも調査できます。
詳しくは下記サイトを参照ください。
ラッコキーワード:無料
GoogleサジェストキーワードとQ&Aサイト(yahoo!知恵袋や教えてgoo)、Googleトレンドの結果などが表示されるツールです。
上記のgoodkeywordと同じような用途で使用しますが、Google以外のサジェストを知りたいならgoodkeyword、Q&Aサイトの検索結果が知りたいならラッコキーワードの方が良いでしょう。
詳しくは下記サイトを参照ください。
SEOチェキ:無料
タイトルやディスクリプション、h1、発リンク数、インデックス数、読み込み時間、キーワード出現頻度などを確認できるツールです。
その他にも、調べたいキーワードが検索順位の何位に表示されているかをGoogleとYahoo!それぞれ3つまで調べることができます。
詳しくは下記サイトを参照ください。
SEO対策講座のお知らせ
最後まで観ていただきありがとうございます。
上記で話したことはほんの一部でまだまだSEO対策は奥深いものです。もう少し学びたいと思われた方のためにWEBMARKSではSEO対策を学ぶための講座があります。
ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。
詳しくは以下のページをご覧ください。
関連ページ:SEO対策講座のお知らせ