WordPressのSEO対策のやり方は?初心者向けのプラグインも紹介!

12期生
机に並べられたアルファベット

「ブログや自社のサイトをWordPressで立ち上げたけど、集客をするにはどうしたらいいの?」「集客に最適なSEO対策はどのようにしたら良いの?」

個人ブログや自社のメディアで、必要な情報を発信しながらサイトを運営していくためには、サイトへの集客は欠かせません。

この記事では、初めてブログや自社のサイトをWordPressで作成する方向けに、効率良く集客するためのSEO対策の手順やおすすめの方法を紹介していきます。

\未経験・初心者から3ヶ月でプロのWebマーケター!/

WordPressのSEO対策とは?

キーボードの上に置かれた「SEO対策」と書かれた積木

WordPressのSEO対策とは、プログラミングの知識がなくても簡単にブログ作成ができるWordPressで検索上位表示がされやすいようにSEO対策を行うことです。
ではまず、「WordPress」と「SEO対策」についてそれぞれ解説していきます。

● WordPressとは?
● SEO対策とは?

WordPressとは?

ノートパソコンに映し出されたエクスクラメーションマーク

WordPressとは、世界中で圧倒的なシェアを誇るCMS(コンテンツ・マネジメントシステム)のひとつです。

CMSとは、デザインやプログラミングの知識がなくてもWebサイトの構築や記事の編集、拡張機能の追加などが可能なシステムです。

WordPressのシェア率は世界中で64.2%と人気が高く、さらに日本だけで見るとシェア率は8割を超え圧倒的な人気を得ています。

日本で目にする多くのサイトが、WordPressを使用しているといっても過言ではないでしょう。

SEO対策とは?

SEOとは、Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略で、Googleの検索エンジンに自社サイトを見つけて理解してもらい、上位表示されるように最適化する施策をSEO対策と呼びます。

サイトを運営するうえで集客は欠かせません。また、WordPressをインストールしただけではSEO対策はされていません。
サイトの目的にあったSEO対策を取り入れるのが非常に重要です。

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初心者でもWordPressならSEO対策ができる理由

タブレットでさまざまな機能を使うイメージ画像

WordPressなら初心者でもSEO対策ができる理由については、以下の5つがあげられます。

● 無料で始められる
● Googleの検索エンジンが理解しやすい構造
● カスタマイズがしやすい
● SEO対策に強いテーマを活用できる
● プラグインでSEO対策ができる

無料で始められる

WordPressはオープンソース型CMSのため無料で使用できます。

最初のドメイン設定やサーバーには料金がかかり、サイトの構築や運用、保守をする必要がありますが、有料のものと比べるとスタート時の費用を抑えられるため、初心者でも始めやすいです。

Googleの検索エンジンが理解しやすい構造

WordPressはGoogleの検索エンジンが理解しやすい構造になっています。

検索エンジンが順位を決める仕組みは次の通りです。

● クローラーがWebサイト内をリンクをめぐりながら巡回(クロール)して、情報を集める
● クローラーが集めた情報をデータベースに登録(インデックス)する
● データベースに登録した情報を解析し、ランキング要因(アルゴリズム)に沿って順位を決める

つまり、サイト内の記事がクローラーにインデックスしてもらうことが上位表示されるためには重要です。

WordPressはその上位表示されるために、サイト内の設定やリンクがしやすく、クローラーが巡回しやすいサイトの構造を作ることが可能です。

カスタマイズがしやすい

WordPressはカスタマイズがしやすい構造が特徴です。

Googleの検索エンジンでは、頻繁にアルゴリズムのアップデートが行われています。そのため、SEO対策の中でもさまざまな施策をアップデートの内容に合わせたものに設定しなければなりません。

WordPressでは、必要な時に必要な機能を設定できるプラグイン(拡張機能)も充実しており、その都度カスタマイズをすることが可能です。

煩雑なコードをしなくても、初心者でも簡単に設定できるのが特徴です。

SEO対策に強いテーマを活用できる

WordPressでは、SEO対策に強いテーマを活用できます。「テーマ」とはWordPressで使用できるサイトデザインのテンプレートのことです。

このSEO対策に適したテンプレートを使用することで、クローラーが巡回しやすい構造に最適化してくれます。
また、テーマ自体にSEO対策が設定されていれば、導入するプラグインの数を減らすことができるため、表示速度が遅くなるなどのトラブルも防ぐことができます。

サイトを好みにあったデザインにできますが、テーマにも有料と無料があります。有料版はよりデザインや機能性が優れています。

無料版では「Cocoon」と「STINGER8」がSEO対策に適しています。初心者であれば、まずは無料版で始めてみるのが良いでしょう。

テーマに分けられた素材

SEO対策に強い無料で使えるテーマ

●      Cocoon

●      STINGER8

プラグインでSEO対策ができる

WordPressには、SEO対策ができるプラグイン(拡張機能)があります。
テーマ自体にSEO対策がされていない場合には、統合型対策のプラグインを設定しましょう。

プラグインの挿入設定画面

例えば、「All in One SEO」は代表的なプラグインでSEO対策に非常に適しています。このプラグインをインストールすればサイト内の内部対策は自動的に最適化されます。

代表的な「All in One SEO」では、以下の対策ができます。

All in One SEO」でできること

●        titleタグとメタディスクリプションの最適化

●        noindexの設定

●        ソーシャルメディアの設定

●        サイトマップの作成

●        GoogleアナリティクスおよびGoogleサーチコンソールとの連携

他のプラグインについては下記も参考にしてみてください。

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WordPressでできる基本のSEO対策

methodと書かれたメモ

では、実際にWordPressでできる基本のSEO対策を説明します。

titleタグと見出し(h)タグの最適化

titleタグとはブラウザーのタブや検索した際に表示されたりするタグのことです。
サイト内には表示されませんが、検索結果の表示で順位やユーザーのクリック率に影響があるため非常に重要なタグです。

タイトルタグの確認画面

titleタグを設定する際は、以下のことを念頭に入れておきましょう。

titleタグを設定する際のポイント

●        最低でも1回、検索キーワードを含める

●        上位表示させたいキーワードを左寄せにする

●        titleタグの長さは30~33文字にする

●        ページの内容はtitle一文で

●        titleタグは1ページ内に1カ所

●        titleタグは変更するときは半年に1度くらい

●        1つのtitleにキーワードは2、3個までにする

また、hタグとは、記事の構造の中でメインとなる記事のタイトルを表す重要な項目です。

見出しタグを設定する時のポイント
●        h1タグはページ内のファーストビュー内にあることが望ましいです

●        h1タグは1ページ内に1つ

●        hタグは「h1→h2→h3→h4」の順に並んでいるのが望ましい

まずは、SEO META in 1 CLICKなどの拡張機能を使用し、hタグの構造をチェックしましょう。また、拡張機能だけでも把握しきれない場合は、検証モードでもhタグを確認できます。

画像(Altタグ)の設定

画像(Altタグ)とは、画像の説明文のことを指します。検索キーワードに関連する画像には必ず簡潔に内容を説明しましょう。

Googleは画像の中身までは正確に読み取れません。Altタグの設定を行うことで、Googleにページの内容を伝えるだけでなく、画像検索からも流入が見込めます。

また、ユーザーがサイトを開いても画像が表示されない時にはテキストが表示されるため、特に検索キーワードに関連する画像には必ず設定しましょう。

もともとAltタグは、目の見えない方のためにサイトの画像をイメージをしやすく伝えるためのものでした。どのユーザーがサイトを訪れても、構造が分かる内容を心掛けておけばアクセスビリティは非常に高まるでしょう。

メタディスクリプション(meta description)の改善

メタディスクリプション(meta description)とは、Googleの検索結果でタイトル下に表示される説明文を指します。

メタディスクリプション説明画像
適切な内容を設定しておけば、ユーザーが検索結果を見た際に記事の内容を伝えることができます。

メタディスクリプション(meta description)設定時のポイント

●        検索キーワードを含めると検索結果の際、検索キーワードが太字になりクリック率が高まる

●        クリックを促すワードを含める

●        タグの長さは120文字前後

●        タグはページ内に1カ所

タイトルに入れられなかったキーワードや情報を追加して、ユーザーへ分かりやすく伝えてあげることでクリック率も高まるでしょう。

パーマリンク(URL)

パーマリンクとは、サイトのページごとに設定されているURLのことです。

通常、ページごとのURL表記はランダムにIDが割り当てられ、ユーザー側も管理者側も分かりにくい表記です。

下記のURLで赤字の部分はすでにパーマリンクを設定しています。URLを見ただけでページの内容が理解できる表記が、ユーザーにとって分かりやすいものと言えるでしょう。

【トップページ】   https://webmarks.co.jp/

【スクール紹介ページ】https://webmarks.co.jp/school/

【よくある質問ページ】https://webmarks.co.jp/faq/

Googleが推奨するような意味の分かるURLの設定ができれば、SEO効果も自然と高まるでしょう。

wwwのあり・なしを統一する

URLには、wwwのありのものと、なしのものが存在しています。同じサイト内に複数のwwwのあり・なしのURLが存在すると、サイトのアクセス解析が正確に行われなかったり、Googleからの評価が分散されてしまいます。

https://www/〇〇〇〇〇.com

https:// 〇〇〇〇〇.com

URLはどちらかに統一しておきましょう。

noindexとcanonicalタグを設定する

サイトの中には、SEO対策をする上で好ましくない低品質なページが存在します。低品質なページがあると、サイト全体の評価が落ちてしまうので注意が必要です。

下記のようなページが存在する場合、対応する必要があります。

● 同じような内容の記事
● 明らかに文章量の少ないページ
● ユーザーにとって検索意図に合わないページ
● タグページ

ただ、これらはSEO上では好ましくなくても、LP(ランディングページ)など低品質となってしまうけれど、実際は削除できないページも含まれています。

これらを解消するために、metaタグである「noindex」と「canonical」があります。

noindexとは、このページは巡回しても読み込まなくて良いよ(インデクスしなくて良い)という意味を指します。他のコンテンツと重複しており、オリジナル性が低いページに設定するのがおすすめです。

また、canonicalとは、

● ECサイトで複数の商品ページがある
● 広告用のトラッキング用のURLを設定している
● パソコン用とスマートフォン用で内容は同じでもURLが異なる

などに対してタグを設定していきます。canonicalタグを設置することで、ページが重複している全てではなく、1つのページを評価するようにクローラに伝えることができます。

パンくずリスト

パンくずリストとは、ページの構造を表したもののことです。ユーザーがサイト内における現在位置を視覚的に表すことができます。

また、クローラーがサイトを巡回しやすくなるメリットもあります。

HOME > WEB制作 > 〇〇〇 > 〇〇〇〇〇

横浜・湘南のSEO対策会社 WEBMARKS > WEB制作 > 〇〇〇 > 〇〇〇〇〇

赤字のように、無理のない範囲でキーワードを含めたパンくずリストを設定できると、よりユーザビリティーが高まりGoogleからの評価も集まりやすいでしょう。

Google検索セントラルよりパンくずリストの構造化データ

サイトマップの確認

WordPressでSEO対策をするためには、XMLサイトマップも重要な施策の1つです。

サイトマップには2種類あり、1つ目は、サイトに訪れたユーザー向けのHTMLサイトマップのことを指します。サイトの案内図のようなもので、多くの場合、サイトの下部に設置されています。

もう1つは、XMLサイトマップを指します。こちらは、検索エンジンのクローラー向けのことで、設置しておくとクローラビリティの改善につながります。

WordPressで記事を作成しただけでは、検索エンジンのクローラーが巡回してくるまでに時間がかかってしまいます。WordPressで使用する場合には、「Google XML Sitemaps」というプラグインがおすすめです。XMLサイトマップを作成しておけば、クローラーの巡回頻度が高まるでしょう。

内部リンクを強化する

内部リンクとは、記事の途中や内容の終わりに自分のサイトの参考リンクや関連性の高い記事のリンクを設置することです。

ユーザー側にとっても、サイト内での回遊率や滞在時間が高まりユーザビリティーが向上します。
また、内部リンクを設置することでクローラーがリンクをたどりながらサイト内を巡回していくため、巡回しやすくなるというメリットがあります。

ただ、やみくもにリンクがあれば良いかというとそうではありません。あくまでも、ユーザーにとって関連があり、リンク先の内容も満足できるものでなければユーザーの満足度も利便性も下がり、逆効果です。

内部リンクは、必ず関連した内容のものを設定するようにしましょう。

サイト表示速度を改善させる

表示速度が早いサイトは、ユーザーにとって利便性が高まるため非常に重要な要素です。表示速度を改善できるものとしては以下のものがあげられます。

● ページ速度をチェックする
● 不要なプラグインを削除する
● 画像サイズを最適化する

● ページ速度をチェックする

サイトの表示速度が遅くなると、ユーザーの離脱率が高まります。
Googleの公式からもページスピードインサイトの使用を推奨しており、表示速度の計測や実際の改善案も確認できます。
表示速度の改善にはいくつかありますが、他にも代表的なものを2つ紹介します。

● 不要なプラグインを削除する

WordPressの機能を充実させるのに便利なプラグインですが、表示速度の低下の原因がプラグインである場合も多くあります。
表示速度を早めるためにも、必要なプラグインだけ設定するようにし、不要なプラグインは削除しておくことが重要です。

● 画像サイズを最適化する

表示速度を遅くさせる原因の1つに、画像サイズが大きいことがあげられます。この場合、画像を圧縮することで、表示速度を改善させることができます。
WordPressであればCompress JPEG & PNG というプラグインを設定すれば、半分以下のサイズに圧縮してくれます。

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WordPressのSEO対策でできるプラグイン一覧

パズルを組み合わせる人の手

では、これまでに出てきたプラグインを含め、初心者にもおすすめの無料プラグインをまとめました。
個人ブログや自社サイトに合ったプラグインでSEO対策を行うことをおすすめします。

おすすめプラグインを紹介

● 使用目的別おすすめプラグイン

プラグイン名 使用目的
SEO META in 1 CLICK hタグ構造の確認
EWWW Image Optimizer 画像の軽量化
Compress JPEG & PNG
Google XML Sitemaps サイトマップの作成
Contact Form 7 お問い合わせフォーム
Invisible reCaptcha for WordPress スパム対策用
WP MULTIBYTE PATCH 日本語の文字化け対策
Broken Link Checker リンク切れチェック

 

● 統合型おすすめ無料版プラグイン

All in One SEO Yoast SEO Rank Math SEO SIMPLE PACK SEOPress
metaタグの設定
XMLサイトマップの自動作成
パンくずリストの作成 × × ×
OGPの設定
analyticsの連携 ×
Search Consoleの連携 ×
コンテンツのSEOスコア確認 × ×

 

プラグインには、テーマ自体にもSEO対策が搭載されているものもあります。

プラグインを設定する際は、機能の重複により表示速度が遅くなったりするなど、評価をさげることがないよう注意しましょう。

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WordPressなら初心者でもSEO対策ができる!

本を手に取る様子

WordPressは、SEO対策しやすいテーマを選択できたり、必要なSEO対策をプラグインで設定することが可能です。

HTMLやCSSなどでコードを入れてSEO対策していくには知識や時間などの労力が非常にかかりますが、WordPressであれば初心者でも比較的簡単にSEO対策をすることが可能です。

個人ブログや自社サイトを運営するにあたって、ぜひWordPressでのSEO対策を取り入れてみてください。

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この記事を書いた人
Mai Miura
大学で医療経営を学び、卒業後は医療機関の広報室、人事→法人本部の経営企画室。海外で2児を育てながら、コロナのロックダウンも経験しサバイバル能力も培う。帰国後、キャリアの再構築を考えWEBMARKSを受講。12期生。
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