ウェブ解析士の資格は取ったけど…
- 試験に合格しただけの資格コレクターになっている
- 学んだ知識の活用の仕方が分からない
- どうせならワンランク上の上級ウェブ解析士に挑戦してみたい
と思ったりしていませんか?
実は私も「ウェブ解析士試験」には合格したものの、さっぱり実戦で使える感覚がありませんでんでした。
特に仕事でWebマーケティングやサイト解析を実践するポジションでない限り、学んだ知識を活かすチャンスはそう多くありません。
そこで私は色々悩んだ結果、「上級ウェブ解析士」に思い切って挑戦を決意。
悪戦苦闘の末、今回無事に合格できました!
今ではGoogleアナリティクス(以下、GA)を活用して、以下の内容まで、何とかできるようになりました(挑戦直後のレベルはほぼ素人の私が、です)。
- Webサイトの解析
- 仮説検証と問題発掘
- 施策の提案
この記事では、上級ウェブ解析士資格に挑戦した私の実体験をありのままお伝えします。この記事を読むことで、上級ウェブ解析士に挑戦するかどうか、あなたの判断材料になると思います。ぜひ最後までお読みください。
Webマーケターは、時間や場所に縛られない仕事。自宅やカフェはもちろん、旅行をしながら働くことだって可能です。
- 「将来性・やりがいを感じられず、先が見えない」
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Contents
上級ウェブ解析士とは?
ウェブ解析士の資格はレベル別に以下の3階級に分類されています。
- ウェブ解析士
- 上級ウェブ解析士
- マスターウェブ解析士
この分類から分かるように、上級ウェブ解析士はウェブ解析士の1つ上にランキングされる資格となります。
内容や目的は「データでマーケティングができる専門家」という肩書きで同じですが、いざ上級ウェブ解析士の資格を取得する場合、ウェブ解析士とは全く違う資格であることが分かりました。
上級ウェブ解析士とウェブ解析士の違いとは?
最大の違いは「上級ウェブ解析士はアウトプットする資格」だということです。
ウェブ解析士の試験は、4択問題のインプット中心。テキストを読んで、問題が解ければ(正しい選択できれば)合格できます。
一方、上級ウェブ解析士は課題、レポート作成がメイン。合格するには、ほぼ全てがアウトプットといっても過言ではありません。
そのため「知識は学んだ。ではその知識をいかに使うか?」に興味があり、さらに上級レベルを目指すやる気がある人には、上級ウェブ解析士はピッタリの資格といえます。
上級ウェブ解析士とウェブ解析士、それぞれの難易度や勉強時間など詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめです。
上級ウェブ解析士の講座概要
上級ウェブ解析士講座では、具体的に何を学ぶのでしょうか?以下、自分の感想を書きつつ、まとめてみました。
どんな人が受験しているのか?
年齢層は、男性30代〜50代、女性30代〜40代。男性6割、女性4割。傾向として最近は20代も増えつつあるようです。
参加者の業種は(多い順に)個人、Web担当、デザイナー、ディレクター担当など。Web制作、あるいはWebマーケッターの人(あるいはその志望者)がほとんどです。
今回私が一緒に受講した方は、企業のWeb担当者の方のようでした。ちなみに私は個人のフリーランスとして参加。目的は案件獲得のために必要なスキルアップ、スキルの証明という感じです。
講座形態
講座形態は現在コロナの影響もあり、すべてオンラインでの講座受講となります。
講座の全体像は以下の通りです。
大きくわけると5つのパートに分けることができます。
合格するためには以下3つの課題とレポートを、期限内に提出し合格点(7割)を取る必要があります。
- 事前課題
- 中間課題
- 修了レポート
なお、修了テストと演習(レポート提出必要)は、上記課題とレポートの最終合否に影響しませんが、必ずクリアしなければなりません。
講座期間(スケジュール)
事前課題からスタートして最後に合格するまでおおよそ1.5ヶ月〜2ヶ月。
また、上級ウェブ解析士の課題は、こなす量がかなりあります。そのため、時間がありません。スケジュール管理は特に重要となります。
とにかくスケジュール通りに(あるいは前倒しで!)課題の提出、自主学習を進めましょう。逆にそれぞれのフェーズでやることを後回しにすると、どんどんスケジュール後半でしわ寄せが来て大変です。
私の場合、事前課題はDAY01まで仮提出したのですが、中間課題はDAY02までに仮提出できませんでした。
結局、最後の修了レポート作成では事前課題の再提出、中間課題の作成、修了レポートの作成と、3本同時並行の作業となり、本当に大変でした(サボるとテトリスみたいに最後は詰みます)!
受験資格
ウェブ解析士合格者であれば、誰でもチャレンジできます。
ちなみにですが、ウェブ解析士合格者が2018年は3,555人、上級ウェブ解析士は408人ですので、ウェブ解析士合格者の約9人1人が受験するという感じでしょうか。
試験日程(スケジュール)
原則、試験はレポート提出となります。そのため、試験日=修了レポート提出の締切日となります。修了レポート提出の締切(日)は、第2回目ライブ授業終了後2週間(14日)以内に提出する必要があります。
受験場所
試験となるレポート(事前課題、中間課題、修了レポート)提出はすべてオンラインで行います。
その他、以下の内容もすべてオンライン上で行います。
- 演習(10回)
- 修了テスト
受験料
受験料は88,000円(税込)。この受験料は、下記内容全て含まれた金額となります。
- オンラインで自主学習(1部、2部)
- ライブ授業
- 演習
- 事前課題、中間課題、修了レポート
- 修了テスト
金額は資格試験としてはかなりの高額。正直、私が今回最後まで挫折せず完走できたのも「このままリタイアしたら88,000円が全てムダ!」という危機感が大きいです。
さて、不合格になった場合ですが、再受験できますが、その場合、以下の費用がかかります。
- 事前課題・中間レポート:11,000円(税込) ※どちらか1つでも金額は同じ。
- 修了レポート:11,000円(税込み)
最悪、全部ダメで再受験となると+22,000円(税込み)の追加出費となります。ですので、全て自腹となると相当の気合(?)と覚悟が必要となります。
逆にそこまで投資するから頑張ることができるかもしれませんが…。
合格発表
公式には、合格発表は最終課題となる修了レポート提出後「1ヶ月前後」とされているようです。
ただ、私の場合は提出後「1週間後」に結果通知の連絡をいただきました。早ければ1週間、遅くとも1ヶ月前後で結果が出ると考えておけばいいのではないでしょうか。
上級ウェブ解析士の資格維持について
資格の有効期限は1年。と資格取得した1年後に資格維持するための「会員資格の更新」が必要となります。更新費用は6,600円(税込)。
また、同時に「会員資格維持」のためのフォローアップテストへの受験と合格が必要となります。
これらの条件を見ても、一度取得したらおしまいの資格ではなく、常に知識やスキルのブラッシュアップが必要のようです。
受験申込・問合せ
「ウェブ解析士協会公式HP」から受講申込みができます。
複数の主催者(会社)が講座を開催しており、日程も複数ありますので、自分の都合のいいスケジュールから講座を選択できます。
どの講座もウェブ解析士マスターが主催しており、内容も同じ。ですでの当たり外れもないと思います。
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上級ウェブ解析士の難易度や合格率は?
ここまで上級ウェブ解析士の概要について、簡単にまとめました。
中には、上級ウェブ解析士の概要は分かった(すでに知っている)。または一番知りたいのは難易度で「難しい?簡単?」「合格率はどのくらい?」などなど、気になる方も多いかもしれません。
以下、自分なりに感じた体験をベースにお伝えします。
【まとめ】上級ウェブ解士の難易度、合格率について
成績評価と難易度
成績評価は以下3つのレポートの成績(評価)で決まります。
- 事前課題 : 50点(35点未満は不合格)
- 中間課題 : 50点(35点未満は不合格)
- 修了レポート : 100点(70点未満は不合格)
簡単にいえば、上記ウェブ解析士に合格するために以上3つの課題とレポートを期限内に提出。
合格に必要な点数は合計140点以上ということですね。
ただし、各課題、レポートには足切りライン(7割)がありますので注意が必要です。
つまり、合計140点以上獲得しても、どれか1つの課題、レポートで7割以下だと不合格になります。
成績評価は以上ですが、最終的に合格するためには、以下の要件を満たす必要もあります。
- オンライン講座を受講し、必須科目と選択選択科目を含め10単位以上を取得していること
- オンライン講座内にある「演習」を修了(レポート作成)していること
- 修了テスト(60分/4択/70点以上)に合格すること
- 2回のオンラインライブ授業(DAY01/DAY02)に参加すること
以上が成績評価です。
では難易度はどうか?7割以上の評価(点数)を獲得できるか?といった疑問についてですが、以下の4原則を守れば、合格はほぼ問題ないと言い切れます。
- 課題を早めに提出する
- 講師の先生にレビューを受ける
- レビューの結果(指摘)を即反映。ブラッシュUPする
- 1)〜3)のプロセスを繰り返す
上級ウェブ解析士の試験(課題)そのものが「落とすための試験ではない」からです。
必要なのは一定水準以上のアウトプット(課題、レポート)。
正直、自力では難しいです。逆に上記合格4原則を確実に実行できれば、一定水準以上のアウトプット(課題、レポート)を完成させることは難しくありません。
合格率
およそ80%前後のようです。一見すると課題も多く、クリアするべきハードルは多くありそうですが、合格率だけ見れば決して合格するのは難しい試験ではないことが分かりますね!
【リアル体験談】上級ウェブ解析士試験は簡単だった?!
上級ウェブ解析士の合格率は80%。合格率としては相当高いと思います。
では、合格するのは簡単か?というと、実感的に簡単ではなかったです。正確には、簡単か難しいというより大変だったというのが率直な感想です。
というのも、とにかく量が多い。時間がない。この2点に尽きます。
- 事前レポート(6本)
- 中間レポート(3本)
- 修了レポート(最低16P)
上記を書き上げて、期限内に提出。しかも、7割以上の評価を獲得するとなるとそれなりの作業時間を確保しなければなりません。
それに加えて、オンライン学習と演習、そして修了テストもパスする必要があります。
なので、上級ウェブ解析士の難易度についてどうか?といわれれば、上述の合格必勝4原則を意識しつつ以下の内容がこなせれば合格率は80%。それほど難しくないともいえます。
- 途中で挫折しないこと
- 納期までにレポートを書き上げること
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上級ウェブ解析士を取得するまでの流れ
上級ウェブ解析士講座を受講すると、最初何をどの順番で着手していいか戸惑いました。そのため、最初に全体像を把握しておきましょう。今自分が何をやるべきか、はっきり分かるようになるので、安心して試験対策ができるようになります。
上級ウェブ解析士の学習の流れ(全体像の把握)
あまり枝葉は気にせず、大枠=全体の学習フローをおさえましょう。オンライン学習(1部、2部)には学習資料があるので、その資料を読みながら演習をこなすといった感じです。
演習は合計10回。それぞれ演習をレポートにまとめ提出する必要があります。
ただし、ここでのコツはあまり学習資料のインプット作業に時間をかけないこと。というのも、正直学習資料を読んでいるだけだとモヤモヤしていまいち理解が進みません。
なので、学習資料はざっくり目を通してサクサク演習をこなす。演習がアウトプットできればいい、と割り切るほうがいいです。
事前課題、中間課題と自主学習+演習は、フローでは順番をつけていますが、実際は同時進行させていきます。
自習学習で使う学習資料をきっちり読み込んで理解しないと、課題・レポート提出できないかというそうでもありません。
インプットはほどほどに。演習と課題・レポート作成のアウトプットをガンガン進めていきましょう。
あくまで合格に必要なのは、事前課題、中間課題、修了レポートを期限まで提出し7割確保です。早めに着手したほうが絶対に良いですよ!
ウェブ解析士の学習内容
学習内容はガッツリやるとかなりボリュームがあります。それでもインプットはほどほどに(大切なので繰り返します)。アウトプット(課題とレポート作成)が優先です!
オンライン学習(1部)
はじめに
第1章:上級ウェブ解析士とは(必須)
第2章:MELSA戦略立案(必須)
第3章:KPIと指標の設計(必須)
第4章:その他の計画立案(選択)
選択A)ブルーオーシャン戦略立案
選択B)SEO施策の計画立案
選択C)サイト集客施策の計画
選択は3つの内、自分が一番取り組み易いものを選択します。ちなみに私は「選択B)SEO施策の計画立案」を選びました。参考資料があるので、その通りにやれば問題なかったです。
オンライン学習(2部)
第5章:全体傾向の解析
第6章:参照元の解析
第7章:コンテンツの解析
第8章:レポートの設計
オンライン学習(1部+2部)の学習資料は、正直私のレベルだと、読んでいるだけだでは頭に入ってきませんでした。
なので、学習資料は軽く目を通して「ざっくり理解する程度」にとどめて、即アウトプット(演習)しました。
結果的にそれで全く問題なかったので、オンライン学習の学習資料は「ざっくり理解」でOKだと思います。
演習(10本)
演習は合計10本。オンライン学習を進めながら演習に取り組みます。学習資料の中に演習のやり方、要件が書いてあるので、基本的にその学習資料通りに演習に取り組めば問題ありません(演習1本30分〜1時間でできる)。
ただし、ほぼすべての演習でGoogleアナリティクス(GA)を使います。GAの操作が苦手だとかなり苦労します。
ライブ授業(DAY01+DAY02)
参加は必須で、参加しないと合格できません。また当日の参加は無しで、あとで動画視聴するといったこともできません。
ただ、どうしても参加できないときは事前に講師の先生にスケジュール調整をお願いはできるようです(一緒に参加した方が調整していました)。
内容は以下がメインでした。時間は約3時間。
- 事前課題、中間課題のレビュー、取り組み方のポイント
- オンライン学習のポイント解説
- 質疑応答
ライブ授業に参加する前に、事前課題(DAY01)、中間課題(DAY02)を仮でいいので作っておくことを強くおすすめします。
そして、不明な点、気になる点はどんどん質問しまくりましょう!
事前課題(4項目6本)〜50点満点
1.外部環境分析課題 | レポート1:5フォース分析(10点) |
2.内部環境分析課題 | レポート2:クロスSWOT分析(10点) |
3.ユーザー分析課題 | レポート3:NPS Ⓡ (Net Promoter Score)(6点) レポート4:ペルソナ設定(4点) レポート5:カスタマージャーニーマップ(10点) |
4.ロジックツリー課題 | レポート6:ロジックツリー作成 (10点) |
ライブ授業(1部)前の1週間〜2週間の間に事前課題を作り、提出します。ただ、最終提出ではなくこの段階では「仮」の提出です。完璧に作る必要はありません。
むしろ完璧に作ってはいけません。大切なのはできるだけ早めに0→1まで作ること。質より早さを重視しましょう!
作成する6本のレポートのうち、特に大事なのは以下で作成したレポートをベースに、次の中間課題、最後の修了レポートを作成していくことなります。
- レポート5:カスタマージャーニーマップ
- レポート6:ロジックツリー作成
中間課題(3本)〜50点満点
ライブ授業(2部)の前の2週間〜3週間の間に以下3本の中間課題を作ります。
- ビジネスゴールに基づく「ウェブマーケティング計画書」(必須:20点)
- カスタマージャーニーマップを基にした「KPI設定シート」(必須:20点)
- 新たなウェブ解析ソリューションの「解析設計指示書」(3つからひとつを選択:10点)
選択A)Googleタグマネージャー解析設計指示書
選択B)Googleオプティマイズ解析設計指示書
選択C)Googleサーベイ解析設計指示書
中間課題ではマーケティング計画書の作成が一番の難関でした。
ここで何をするのかと言うと、売上20%UPするための財務的な根拠をスプレッドシートを使って作り込んでいく作業となります。
目標を達成するための方法は、たとえば以下のとおり。
- アクセス数を伸ばすかのか?
- CVRを上げるのか?
- どのチャネルから改善するのか?
- どの程度改善するのか?またその実現性は?
- その施策は?
頭をひねりながらスプレッドシートに目標達成のシナリオの根拠となる数字を作り込んでいきます。
この作業、初めて作ると相当てこずります。私は丸々1.5日(15時間ぐらい)かかりました。数字があわなかったり、スプレッドシートが途中でゴチャゴチャになったり…。慣れていないとかなり手強かったです!
修了テスト
修了テストは、DAY02のライブ授業終了後に受験し合格する必要があります。出題範囲は上級ウェブ解析士講座で学んだことと、ウェブ解析士のテキスト。
試験時間は60分、4択問題、60問。7割が合格基準です。
範囲が膨大になりそうですが、ここまでオンライン講座(自主学習)で学習したうえで演習もこなし、ライブ講座も参加して、課題・レポートに取り組んでいれば、ハッキリ言って特に対策は不要だと思います(というか、そんな時間がありません)。
またライブ授業では講師の先生から「チェックポイント」を指摘してくれるので、そこだけは事前にテキストを読み込んでおきました。
また、何回受験してもいいので、まずは試験対策することなく受験してみることをおすすめします。
この修了テストを通過しないと、最終課題となる修了レポートの資料がダウンロードできません。つまり、修了レポートに取り組むことができないんですね。
修了テストのポイントは以下のとおり。
- さっさと受ける。(基本、試験対策は不要)
- ダメなら再受験。
- さっさとパスして修了レポートへGO!
修了レポート
ここが最後の難関です。ただし事前課題と中間課題をきっちりできれば、修了レポートのまとめがメイン。恐れる必要はありません。
ただレポートの量はハンパなく多いです。全部最低16Pとなります!内訳は以下のとおりです。
- 事業分析(事前課題)(5P)
- 3ヶ月全体レポート(1P)
- カスタムディメンションによるカスタマー分析レポート(1P)
- カスタマー別定義月間推移レポート(1P)
- 売上を20%増やすためのサマリー施策のロジックツリー(1P)
- 改善施策提案(1P)
- 解析設計提案(1P)
- マーケティング解析によるデータ分析(1P~)
- アクセス解析によるデータ分析(2P~)
ちなみに作成するレポートは16P以上でも全然問題ありません。以下の内容に関する施策を追加すると加点されます!
- マーケティング解析によるデータ分析(1P~)
- アクセス解析によるデータ分析(2P~)
なので、施策について追加できるアイデアがあり、GA解析(あるいは他の解析でも)ができる人は、試験対策上追加ページはアリです。
ちなみに私も規定16Pより+2Pしてレポートを作成しました。
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上級ウェブ解析士を取得するメリットや将来性
さて、ここであなたに1つ質問です。上級ウェブ解析士を目指す(あるいは検討する)目的は何でしょうか?
安くはない金額(投資)と時間と労力をかけるわけですから、それなりのリターン(メリット)が必要ですよね?
そもそも上級ウェブ解析士を取得する意味(メリット)って、本当にあるのでしょうか?
【重要】上級ウェブ解析士は本当に必要な資格なのか?
まずはメリットについて。
メリット1:自信がつく
正直私の場合、ウェブ解析士試験に合格した時は、それほど達成感というか、Webマーケッターとして自信がつくことはありませんでした。
ただ4択試験に合格した…それだけでした。知識はつきますが、実務でどれだけ活用できるかは全く自信がなかったです(そんな人、意外と多いのではないでしょうか?)
その点、上級ウェブ解析士の場合、やることはアウトプットばかりですから、充実感が断然あります。
もちろん完璧ではありませんが、「今後データ解析してWebマーケターとしての土台になるかな?」といった自信は確実につきます。
この自信は、案外バカにできません。特にフリーランスで活動する場合「自分のウリ、強みは何か?」の設定が大事。
私の場合は「データ解析問題発掘と施策提案できる」Webマーケッターとしての価値をクライアントにて一強できる。」そこまでの自信がつきました。
これは大きいです(繰り返しますが、完璧ではありません。あくまでスタート地点に付く自信ですね)。
メリット2:肩書きができる
肩書きより実力という人がいます。でも、肩書き無しに実力を証明するより、肩書きがあるほうが実力を証明するのに手っ取り早いのも、また事実ではないでしょうか。
同じ実力で肩書きある人とない人。どちらが相手に伝わるか?と言ったら前者。良し悪しは別にして、肩書きで人が評価される現実があるならば、肩書きは積極的に活用するべし!
というのが、私のスタンス。ならば、上級ウェブ解析士の資格。全然アリ!…と思います。
メリット3:アウトプットできる
個人的にはこれが最大のメリットかもしれません。
もし、今のあなたのお仕事がコンサル系のポジションにいるなら別ですが、私のようにこれからフリーランスで稼ぎたい人にとっては、まずアウトプットする場を確保することが何より大事!
確かに、自分でブログやオウンドメディアを立ち上げることはできます。
でも以下を作ったりする、そんな経験は滅多にないはず。
- ロジックツリー
- マーケティング計画書
- GAレポート
特にフリーランスで案件獲得するために、プレゼン資料、施策提案資料の作成は必須。そのスキルと経験を独学で身に付けるにはアウトプットするしかありません。
ウェブ解析士ではインプットばかりで、学びの充実感がほぼゼロ。一方、上級ウェブ解析士はとにかくアウトプットの連続。その量の多さは、辛くもあり楽しくもありました。
メリット4:スキルアップできる
今回上級ウェブ解析士の課題とレポート作成(アウトプット)して得たスキルは何か?
一番分かりやすいのは、サイト解析、特にGoogleアナリティクス(以下GA)の解析スキルかなと思います。正直、相当進歩しました。
具体的には以下の内容など、今回の学んだことをベースに自分の中でできることが断然増えました。
- GAを活用したSEO施策の提案
- GAとGoogleポータルを連携した定点レポート作成
また独学で学ぶとインプットばかりの座学になりがちです。上級ウェブ解析士を通じて、体系的にアウトプットすることで確実にスキルアップできました。
以上4点が上級ウェブ解析士を取得するメリットとなります。では、デメリットはないでしょうか?もちろん、あります。
資格は必要ないという声も?
デメリット1:すでに実力がある人は不要
恐らくすでにWebマーケター、データ分析+施策提案をガンガン実戦でやってる人には不要だと思います。
たとえば、フリーランスで案件をガンガン獲得できるなど、それだけの実力と実績があれば正直いまさら資格など取る必要はありません。
デメリット2:資格があれば儲かるは幻想
また、資格取得=稼げるという思惑を持つ人も注意が必要です。
上級ウェブ解析士はあくまでスキルUPの手段であり、この資格さえあれば儲かるというものではないからです。
会計士、弁護士のような独占的業務に必要なら別ですが、Webマーケティングはそうではありません。たくさん売上を上げるために資格は直接的には必要ありません。
その意味でいうと資格はあくまで手段であり、この資格を生かして自分がいかに価値(お客さんの満足)を提供できるかが大事です。
お客さんが欲しいのは、上級ウェブ解析士の資格ではなく、データ分析による問題(課題)の発掘とその施策(解決策)、簡単にいえば「もうかる提案」です。
一番大事なのは、上級ウェブ解析士の資格を取得してその価値をいかに提供できるか?資格があれば儲かるは幻想。繰り返しますが、期待してはダメ!
デメリット3:時間がない人は無理
最後に、時間ない人も絶対受験しないほうがいいです。ハッキリいって確実に落ちます。講師の方も「不合格理由のほとんどは挫折」と言っていました。
とにかく上級ウェブ解析士の課題、レポート、その他、やるべき量がたっぷりあります。
また、まとまった時間も必要ですが、毎日コツコツやらないといけません。そこまでの覚悟と時間があるかどうか。
今はまだ難しい、または他に優先したいことがある人は止めたほうがいいです。
【年収】上級ウェブ解析士資格を取得するとどうなる?
最後に上級ウェブ解析士の将来性、ぶっちゃけこの資格を取得するといくらぐらい稼げるのかについてみてみましょう。
色々と案件紹介サイトをリサーチしてみました。
正直、上級ウェブ解析士を必須とした案件はありませんでした。ただ、データ分析や解決提案を要件とする案件は山ほどありました。しかも、どれもマーケティングの上流領域の案件(例:SEOコンサル)ばかり。つまり高額案件(目安:月100万円)となります。もちろん、きっちり案件をこなすスキル、実績が前提となります。
とはいえ、法人相手にデジタルマーケティングをガッツリやるなら、まずデータ解析はほほ必須と言ってよいでしょう。上級ウェブ解析士で学んだスキルを活かす案件は山ほどあります。
そしてそのスキルを磨き、実績を積み上げて、Webマーケティングの上流領域の案件をこなす実力がつけば、将来性はたっぷりある!といえるのではないでしょうか?
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【体験談】上級ウェブ解析士の最強勉強法を公開!
上級ウェブ解析士の将来性は分かった。残るは勉強するだけ!できることなら効率よく、サクッと合格したいですよね?
以下、私の体験談(失敗談含め)から考える上級ウェブ解析士最強勉強法をこっそり公開します!
事前課題、中間課題、修了レポートに集中せよ!
上級ウェブ解析士合格にするには何かが必要か?一見やることが多いように感じます(事実多いです)。
ただ、今こうして合格して分かったのは、結局やることは以下3つの課題とレポートを作成し合格点を取るだけ、ということ。
- 事前課題
- 中間課題
- 修了レポート
量はたっぷりですが、目標はシンプル。上記の課題とレポートの合計3つ。上級ウェブ解析士合格はこの3つに全集中するだけです。
残りは枝葉と割り切りましょう。注力するところ、(いい意味で)軽く取り組むところ、メリハリをつけて取り組むことがコツです(とにかく時間がありません)!
短期合格を確実にする最強学習法!
短期合格のコツはただ一つ。早め早めに0→1の課題、レポートを作成すること。
この場合の0→1というのは、仮でいいのでとにかく最後まで作ること。いい意味で、雑でいいので。
ざっくり作って、あとから修正を繰り返す。そのほうが圧倒的に効率がいいです。名付けて「後出しジャンケン学習法」。一人でアレコレ悩む前にまず作る。そして先生を活用して、たくさんレビューしてもらいましょう。
これが最短・最速で合格するコツだと断言できます。インプットはそこそこに、とにかくアウトプット重視でいきましょう!
厳選!上級ウェブ解析士合格に必要なオススメ本はコレ
テキスト
本はオンライン学習(1部/2部)で使用するDL資料がメイン教材。あとは、ウェブ解析士試験で使用した公式テストは手元に置いて、たまにパラパラめくる程度でOKです。
補助教材(オススメ)
私のようなWebマーケティング初心者は、以下の内容について、最初はよく分からず苦労しました。そんな時に助かるオススメの補助教材を紹介します。
- Googleアナリティクス(GA)
- Googleタグマネージャー(GTM)
- KPI
GA:いちばんやさしい Googleアナリティクス 入門教室
上級ウェブ解析士の課題とレポート作成にはGoogleアナリティクスは必須。GAの操作・分析に不安あると確実に苦戦します。
この本はGAの基礎をガッツリ学べる良書。GAは機能が多いですが、まずは基礎が大事。それ以外の細かいところはその都度ネットで検索すれば十分です。
GTM:実践 Googleタグマネージャ入門 増補版
中間課題の1つである「解析設計指示書」を作成するときに、GTMの理解が必要となります。
一応「解析設計指示書」の雛形、サンプル事例も資料提供されるので、基本はそれを見て作成すればいいですが、さすがにGTMがチンプンカンプンだと苦労します。
なので、GTM初心者にはこの本で軽く知識補強しておくのがおすすめ。全部読む必要はありません。大体三章までを目安に基礎をおさえましょう。
あとはネット上にある情報も参考にすれば課題の作成はOK!
KPI:最高の結果を出すKPIマネジメント
KPIの設定は上級ウェブ解析士の課題、レポートを作成する上で非常に重要なキーワード。特にKPI設計のロジック(考え方、頭の使い方)についておさえておく必要があります。
この本はKPIを設定するときの作業フローがよく分かる良書。KPIのはじめの一冊という感じの定番本。
KPI:現場のプロがやさしく書いたWebサイトの分析・改善の教科書【改訂2版】
こちらの本もおすすめ!1冊目の本はKPIの基礎(考え方)を学ぶことはできますが、実際WebマーケでどのようにKPIに落とし込むのか?となると、もしかしたらまた悩むかもしれません。
この本は分厚いですが、KPIの設定についてだけ確認するだけなら、Chap1章だけおさえれば試験対策は十分。
データ解析の定番本でもありますので、上級ウェブ解析士試験対策以外でも使える良書。ぜひ一度手に取ってみてください。
上級ウェブ解析士講座を受けた感想・振り返り【私の場合】
上級ウェブ解析士を挑戦する前は、前職でWebマーケティング関連の仕事は多少していた程度でした(約3年半)。
とはいえ、アクセス解析、GAについては全くの素人。ウェブ解析士試験もギリギリ合格したぐらいで、正直そのままでは上級ウェブ解析士受験できるレベルではなかったです。
それでも、使用した教材は講座資料と上記でおすすめした本のみ。悪戦苦闘しながら課題とレポート作成し、無事に合格できました。
なのでウェブ解析士試験に合格したら、上級ウェブ解析士にチャンレンジするのは全く問題ないと思います。
分からなければ、ライブ授業で直接先生に質問できます。あるいはSlack(チャットツール)でいつでも講師の先生に質問しまくれば、丁寧に教えてくれます。
とにかく質問しまくるというのは上級ウェブ解析士合格に秘訣かもしれませんね!
【参考】合格者や受験者の声
成功するために一番簡単かつ確実な方法は、先に結果を出した人を参考にしてTTPする(徹底的にパクる)こと。私以外にも、ウェブ解析士協会公式HP上に上級ウェブ解析士合格者の声がありますので参考にしてみてください。
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【まとめ】Webマーケやるなら取得して損なし!
あなたは何のために上級ウェブ解析士を取得したいのでしょうか?上級ウェブ解析士が必要かどうかは、最終的には目的次第。
私の場合は、資格をフック(たたき台)にデータ分析できて、提案ができるWebマーケターとして活躍するという、明確な目的がありました。
特にフリーランスで案件獲得するときに以下の2点があると楽です。
- 実績
- 肩書き
特に名刺に書いて、自分が何ができるか?(自分のウリ、強みを説明するときに肩書きがあるといいなと思ったんです。
ということで、資格取得を決断する前に、その目的を明確にしましょう。もしあなたが、データでマーケティングができるWebマーケターを目指すなら、上級ウェブ解析士は十分チャレンジする価値のある資格だと断言できます。
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結論:やっぱり取得して良かった!
挑戦する前は色々迷いました。正直、費用はかかるし、面倒くさそうだし、そんなにメリットあるのかなと。
でも今は、上級ウェブ解析士の資格を取得して良かった!とハッキリいえます。稼ぎに直結する資格と考えるのは幻想。ただ、自分の市場価値を高めるキッカケには十分になるはずですし、そうするつもりでいます。
Webマーケティング(DXマーケティング)は今後益々盛り上がる分野なのは間違いありません。データを活用して施策をガンガン回せる、そんなWebマーケッターはまだまだ少ないと思います。ハッキリ言って、チャンスです!
以上、上級ウェブ解析士試験について体験レポートを書きました。ウェブ解析士は合格したものの、上級ウェブ解析士は難しそう、難易度はどのくらい?と色々不安な人の参考になるよう今回記事を書きました。
今回の記事が、上級ウェブ解析士の資格取得を検討しているあなたの参考に少しでもなれば幸いです。
- 「将来性・やりがいを感じられず、先が見えない」
- 「仕事だけでなく、プライベートの時間も大事にしたい」
- 「需要のあるスキルを身につけて、安定した収入を得たい」
公式LINEでは、Webマーケター適正診断と5Days動画講座をプレゼントしています。
Webマーケターは、時間や場所に縛られない仕事。自宅やカフェはもちろん、旅行をしながら働くことだって可能。
これまでの経験や趣味、関心のあることを活かしやすく、社会貢献にもつながるため、やりがいが大きいのが特徴です!
会社員から独立を成功させた、現役フリーランスWebマーケターが、ご相談に乗らせていただくことも可能です。
まずは、下記から公式LINEをチェックしてみてください。
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