2019年6月4日に2019年3月12日に実施されて以降、2回目のコアアルゴリズムアップデートが行われました。
その内容は、「権威性」の強化とユーザーの検索意図に合致したコンテンツであるかを精査するものです。具体的に権威性とは何なのか、検索意図を満たすにはどうすれば良いのか。
今回のコアアルゴリズムアップデートで何が大きく変わり、これから先、どのようなSEO対策をしていく必要があるのかをお伝えします。
Contents
最新コアアルゴリズムアップデートに合わせたSEO
コアアルゴリズムアップデートとは、Googleが検索システムのベースとなるアルゴリズムを大きく変更して内容を更新することです。
検索アルゴリズムが大きく変更されることで、検索表示されていたサイトの順位が大きく変動します。今までずっと1位だった表示順位が、アルゴリズム変更があった瞬間にいきなり圏外に飛ばされるなんてこともあり得ます。
SEO対策を実施しながらサイトを運営する人にとって、見過ごすことができない、Googleのコアアルゴリズムアップデートの頻度は年々に高まっており、近年では年に3~4回のアップデートが実施され、その都度、検索順位に大変動が起きています。
運営しているサイトが、あるキーワードで上位表示を獲得できていたとしても、コアアルゴリズムアップデートが入るたびに表示順位は大きく変わる可能性が高いので、注意が必要です。
権威性とは被リンクの質と社会的信用性のSEO
今回のアップデートで変更された検索アルゴリズムの仕様変更に、権威性の重視があります。
Googleの言う権威性とは、そのトピックにおいて専門性の高い他サイトからのリンクや、専門家からの推薦などの形で他者からの評価を獲得しているかどうかを基準に判断されます。
つまり、質の高い被リンクの数と、そのテーマにおける専門家であることが公表されているかです。
専門家であることを公表するとは、専門の国家資格を取得していることや、そのテーマにおける業種に従事している、又は、その業界のTOP企業であること等、周りから見てそのテーマのプロフェッショナルであることが一目でわかる状態です。
権威性の高いサイト
風邪の治し方を紹介しているサイトの記事が、現役の国家資格を持った医師によって書かれているコンテンツ。
大学生が祖母に教わった風邪の治し方を紹介したコンテンツ
この場合、「風邪」というトピックに対して、権威性の高い医師の書いた記事コンテンツの方が上位表示されます。
権威性の高い被リンク
風邪や捻挫などの一般家庭での医療ケアをメインコンテンツにしているサイトからのリンク
芸能人のゴシップや占いなど、エンターテインメント全般の情報サイトからのリンク
被リンクは紹介しているコンテンツに関係しているサイトからのリンクは評価されますが、反対に、全く関係のないテーマのサイトからのリンクをもらってもGoogleは評価しません。
それどころか、関連性のないリンクを多く獲得すると逆にペナルティーを受ける可能性があります。
被リンクと外部SEO対策についてはこちら
ユーザーファーストの達成がアルゴリズムアップデートのSEO
今回のコアアルゴリズムアップデートにおける、もう一つの大きな変更点は、ユーザーの検索意図にあったコンテンツを提供しているかどうかです。
例えば、「花火大会」というキーワード1つから色々な検索意図が考えられます。
- 花火大会に行きたい
- いつ・どこで・どんな特徴の花火大会があるのか知りたい
- 交通機関や入場料金などの細かい注意点や、必要なものを知っておきたい
このような検索意図に対して、Googleが検索上位表示させるコンテンツは、以下の内容を網羅しているサイトです。
- 直近の花火大会のスケジュールを網羅している
- それぞれの花火大会会場へのアクセスや入場料金などを記載している
- おすすめの花火大会の詳しい情報や、画像・動画の紹介がされている
反対に、「花火大会」という検索キーワードだけに答えて、ユーザーの検索意図まで考慮していないサイトは上位表示されなくなりました。
- 近隣の花火大会の情報だけ
- 交通機関や混雑予想などの情報がない
- SNS等の口コミや実際の花火大会の映像などのコンテンツがない
このように、「花火大会」と検索エンジンに入力して情報を検索するユーザーには、実際のところ、そのキーワードで検索した意図・理由があります。
その意図や理由まで汲み取り、あらかじめ必要となる情報を用意しておくことが、ユーザーの検索意図に沿ったコンテンツであり、Googleが掲げるユーザーファーストのコンテンツ制作です。
Googleとユーザーの検索意図の関係について知りたい方はこちら
まとめ
Googleは昔から一貫して、ユーザーファーストの理念を掲げており、ユーザーファーストのコンテンツ制作をし続けて入れば、すべては後から付いてくると公言しています。
Googleが掲げるユーザーファーストの理念についてはこちら
年に3回以上の頻度で繰り返し実施されるコアアルゴリズムアップデートは、年々進化しており、付け焼刃のSEO対策は一切通じなくなってきています。
Googleの掲げるユーザーファーストの視点を達成ために、行っているのがアルゴリズムアップデートです。
これからのSEO対策には、ユーザーファーストの視点でコンテンツを制作していくことが求められます。
王道のSEO対策について知りたい方はこちら