Googleアナリティクスのパラメータ設定方法やルールを解説!

アクセス分析
タグのイメージ

普段ネットを使用しているとき、このような長いURLを見たことはありませんか?

https://example.com?utm_source=twitter&utm_medium=cpc&utm_campaign=171030&utm_content=male

実は「?utm」の箇所以降は、Googleアナリティクスで使用するパラメータとなっているのです。

パラメータをURLに付けることで、流入元の様々な情報を取得でき、アクセス解析に大いに役立てることができます。

今回はGoogleアナリティクスのパラメータの基本的なルールや設定方法をご紹介していきます。

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Googleアナリティクスのパラメータが必要な理由

データ取得不能のイメージ

確かにGoogleアナリティクスでは、パラメータを付与しなくても、ある程度の流入元を特定することができます。例えば、GoogleとYahoo!からのオーガニック検索数は比較的正確に計測ができています。

しかしGoogleアナリティクスでは、下記の詳細データを取得できません。

【Web広告からの流入】
Yahoo!などのリスティング広告
FacebookやTwitterなどのSNS広告

【ブラウザ以外からの流入】
メールマガジン
アフィリエイト
スマホアプリ
チラシのQRコード

パラメータを付与しなかった場合、Yahoo!のリスティング広告はオーガニック検索として集計され、メルマガやLINEアプリからの流入は[(direct)/(none)]に分類されてしまいます。

つまり、Googleアナリティクスの基本的なデータ取得能力を補足するのが、「パラメータ」なのです。

近年は常時SSL化の定着により、Googleアナリティクスでの検索キーワードの取得も難しくなっています。検索キーワードを調べる方法はこちらより。

キーワードのイメージ
Googleアナリティクスでサイト訪問者の検索キーワードを調べる方法自社サイト訪問者の検索キーワードが気になる方へ。検索キーワードからユーザーニーズを把握することができます。サイト改善にぜひ活用しましょう。今回は、Googleアナリティクスで検索キーワードを確認する方法をご紹介します。...

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Googleアナリティクスのパラメータのルール・設定方法

ルールのイメージ

パラメータを設定する方法をご説明します。

パラメータ付与はプログラミングのように訓練が必要なものと思いがちですが、一旦やり方を覚えてしまえば、誰でもすぐに使えるようになります。

基本的なルール

「?」で始める

パラメータは必ず「?」で始めます。また、前後に別の「?」があると上手く機能しません。

「パラメータ名」=「対応する文字列」

utm_で始まるパラメータ名と、それに対応する「google」「20190723」などの文字列や値は「=」で結びます。

パラメータ同士は「&」で接続する

パラメータは基本的に複数を組み合わせます。「utm_source=google&utm_medium=cpc」などのように、パラメータの各要素は「&」でつなぎます。

パラメータは手作業で作成しても、URL生成ツールで作成しても変わらずに正常に機能します。URL生成ツールとしては、Google公式のCampaign URL Builderがあります。

使用可能なパラメータ

パラメータには5種類あります。これらのパタメータに参照元などの情報を持たせ、URLに付与することで、Googleアナリティクスが様々な情報を取得できるようになります。

それでは、5種類それぞれの意味をご説明します。

utm_source

  • 必須
  • 流入元を識別するために使う。
    (例:google、yahoo、twitter、facebook、lineなど)

utm_medium

  • 必須
  • 広告メディアを識別するために使う。
    (例:cpc、cpm、email、affiliate、socialなど)

utm_campaign

  • 必須
  • 商品のキャンペーン名や投稿日など、詳細な参照元を指定するために使う。
    (christmas_sale、20190723など任意の文字列)

utm_term

  • 任意で設定
  • 主に検索連動型広告のキーワードを指定するために使う。
    (「引越し 比較」など ※URL生成ツールでエンコードできます)

utm_content

  • 任意で設定
  • 上記4つで識別されないような、小さな差を区別するために使う。
    (a、b、link1、link2、male、femaleなど)

パラメータの並び順は自由です。例えば、補足的な意味のutm=contentがパラメータの先頭に来ても問題ありません。

utm_mediumの例

utm_mediumは規定の文字列を指定することで、Googleアナリティクスが自動的にデフォルトチャネルグループ(Organic Search、Direct、Referral、Paid Search、Socialなど)に振り分けてくれます。そのため、分析が容易にするためにも、決められた文字列を入力しましょう。

メディアの種類と対応する文字列は下記の通りです。

自然検索 organic
メール email
アフィリエイト affiliate
検索連動型広告やSNS広告 cpc
ppc
paidsearch
ディスプレイ広告 display
cpm
banneraffiliate
ソーシャル
(オーガニック投稿)
social
social-network
social-media
sm

具体例

下記のようなケースでは、どのようなパラメータを設定すればよいでしょうか。ぜひ一緒に考えてみてください。

2019年7月7日配信のFacebook広告のパラメータ

utm_source facebook
utm_medium cpc
utm_campaign 20190707

【パラメータ例】
?utm_source=facebook&utm_medium=cpc&utm_campaign=20190707

Google検索連動型広告のキーワード「母の日&プレゼント」のパラメータ

utm_source google
utm_medium cpc
utm_campaign mothersday
utm_campaign 母の日&プレゼント(エンコードされます)

【パラメータ例】

?utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=mothersday&utm_term=%E6%AF%8D%E3%81%AE%E6%97%A5%E3%80%80%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%BC%E3%83%B3%E3%83%88

別のパラメータがすでに付いているURLに、さらにutmパラメータを付与すると、「?」の重複などで機能しないことがあります。

「Google URL Shortener」などのツールを使い、パラメータ付きURLを短縮すると、見た目がスッキリとして信頼感を与えられる場合があります。

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パラメータの設定完了を確認する

パラメータの付与が完了したら、実際にGoogleアナリティクスに反映されるか確認しましょう。

[utm_source]と[utm_medium]のワークを確認する

左メニューから[リアルタイム]>[トラフィック]を選択し、確認したいパラメータ付きURLを叩くと、以下のソースメディアの列に設定した内容が表示されるはずです。もし表示されなければ、不備がないか見直しましょう。

確認方法1

[utm_campaign]のワークを確認する

左メニューから[集客]>[キャンペーン]>[すべてのキャンペーン]を選択すると、キャンペーン一覧の中に設定した内容が表示されます。こちらも、表示されない場合は設定ミスを疑いましょう。

確認方法2

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まとめ

「同じページ内の文字リンクと画像リンク、どちらの方がクリック数が多い?」

パラメータを取り入れることで、そんな細かなA/Bテストも可能になります。もちろん運用負荷との兼ね合いもありますが、パラメータを細かく分ければ分けるほど、ユーザー心理を理解しやすくなります。

パラメータを活用して、アクセス解析の精度をアップさせましょう!

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この記事を書いた人
鈴木 晋介
フリーランスのWebマーケッター。同志社大学を卒業後、合成繊維の設備メーカーで海外営業を4年半経験。独立後、スマホアプリ開発や、旅行・美容・SEOジャンルのWebメディアを制作。Google、Yahooの検索ワードで1~3位を量産した実績を生かし、大手企業のWebマーケターとして活動中。
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