SEO対策と言えば、「被リンク獲得」や「コンテンツ制作」に力を入れることが多いかと思います。
しかし、最近ではGoogleのアルゴリズム変更により「指名検索」の重要度が高まってきています。
今回は「指名検索はどように増やすべき?」「指名検索の数はSEOへどのように影響する?」このような悩みを解決します。
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指名検索とは
指名検索とは、「店名や会社名を検索キーワードとして入力して検索すること」です。
例「WEBMARKS SEO対策」 「WEBMARKS 記事制作」etc
普段から広告を配信したり、テレビCMを出したりなどして認知度を上げることで、指名検索されることに直結します。
大手ブランドがよく使う手法の1つとして、テレビCMで商品名を繰り返し宣伝することにより、顧客に「ブランド名」を記憶させます。
①WEBMARKSがSEO対策のサービスをテレビCMを使って宣伝
②「SEO対策を依頼したい!」と思う顧客が現れる
③その顧客は「SEO対策といえばWEBMARKSがある!」と思い出す
④「WEBMARKS SEO対策」で指名検索される
テレビCMを使って宣伝し、ユーザーに記憶させたことにより指名検索されることに繋がります。
※テレビCMは1つの例です
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指名検索の重要度は高まってる
以前までのSEO対策では、「被リンクがすべてだ」「キーワードを詰め込めば上位表示できる」のような考え方が主流でした。
- 被リンクを多く獲得しているサイト
- 良質なコンテンツを掲載しているサイト
しかし最近では、これらのようなサイトであっても、誰もが簡単に上位表示できる可能性は低くなってきています。
また、指名検索で流入してくるユーザーは、これらの数値が高い傾向にあります。
- 成約率(CVR)
- 平均PV
- 滞在時間
結果として、指名検索数を増やすと「売上」の伸びに繋がります。
アメリカの有名な起業家Neil Patelも指名検索の重要性について言及
Neil Patelは、有名なSEOツール「Uber Suggest」を作ったアメリカの起業家です。
Webマーケティングを得意としており、この方のYouTubeやブログはかなり質が高いです。
こちらのYouTubeの動画では、「the fist unseen law is brand queries」と言っています。
要約すると、「ブランド名(企業名や商品名)はSEOにおいて非常に重要だ。これを無視してGoogleの検索順位で1位を取ることはない」このように言及しています。
また、Neil Patelは指名検索(ブランド名)について以下のようにも言及しています。
Everyone talks about how you need links to boost rankings.
But very few people talk about brand queries.
As Google’s ex-CEO and ex-head of web spam both emphasized how brands are important.
翻訳すると、「みんなはドメインパワーを上げるのに被リンクが必要という話をしますが、指名検索について言及する人はごくわずかだ。」になります。
また、Googleの元CEOであるEric Schmidtと、スパム対策チームのリーダーMatt_Cuttsも、指名検索の重要性について強調しています。
多くの人は「被リンク獲得」や「ドメインパワー」を強く意識しますが、ブランド名(会社名や商品名)の価値についてはあまり重要視していません。
Neil Patel自身のサイトも指名検索を増やしたことで、検索エンジンからの流入数が増えたと言っています。
Googleの責任者も指名検索の重要性について言及
アメリカで有名なSEOサイト「SEO Book」には、以下のように書かれています。
Over the years Google has moved to increase the weighting placed on brand-like signals in their organic search algorithms.
Googleはこの数年間で指名検索(ブランド名)の重要度をより高めたという情報もあります。
GoogleのEric SchmidtとMatt_Cuttsも、指名検索の重要性について強調しているため、SEOにおいて「ブランド名の価値」は重要な要素の一つであることは確実です。
言い換えると、「指名検索を増やすこと」は重要だということです。
・「NIKE」
・「マクドナルド」
・「楽天」
上記は全てブランド名であり、どのワードも月間100万回以上の指名検索数となっています。
ブランド名の価値を高めるにはサービス・商品の質が命
SEO対策において「キーワード」や「ドメインパワー」を意識することが大事なのは間違いありません。
しかし、その前に自社のサイトのコンテンツやサービスの質を高め、ブランド名(企業やサービス)の価値を上げることが大事です。
「他社から被リンク獲得」
これだけに力を入れるだけでは意味がありません。
NIKEは質の高いシューズで顧客から信頼されていますし、マクドナルドも安くて美味しいハンバーガーを提供するサービスによって顧客を満足させています。
顧客からの信頼を集めることにより、「靴といえばNIKE」「ハンバーガーならマクドナルド」のように記憶に定着し、ネットで指名検索されることに繋がります。
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指名検索を増やす方法を3つ解説
まずは自社のサービス・商品の質を高めることが第一優先ですが、そこから更に売上に繋げていくにはSEO対策が必要になります。
指名検索の数値を増やすことにより、SEOへの効果も高まります。
結論を言うと、指名検索を増やすのに1番有効的な方法は「テレビCMでの宣伝」です。
しかし、15秒のCMを1回流すにつき40~80万円ほどの費用になりますし、「そこまで資金に余裕がない」という企業やお店がほとんどだと思います。
デジタルシフトした今の時代では、「テレビCM」以外でもマーケティング戦略を立てることはいくらでも可能です。
低コストで「指名検索」を増やす方法として、以下の3つがあります。
- SNS運用に力を入れる
- Web広告・SNS広告を出す
- 被リンク・サイテーションを獲得する
①SNS運用に力を入れる
SNS運用に力を入れるとはどういうことかと言うと、「フォロワー数を増やす」「エンゲージメントを高める」に尽きます。
SNSでフォロワーが増えるということは、ユーザーから「信頼」を多く集めている証拠です。
指名検索を増やすためにSNS運用をする場合、まずはどのようなコンテンツを発信するかという「ジャンル決め」が重要です。
- コンテンツのジャンルを決めて発信し続ける
- ユーザーから信頼・人気を集める
- フォロワーが増え認知度が上がる
- Google検索で「指名検索」される
このように、SNS運用に力を入れることにより、検索エンジンでの指名検索に繋がります。
最初のうちはフォロワーを増やすのが難しいため、関連性の高いユーザーに「いいね」や「コメント」をするなどして露出を増やすことも大事です。
頻繁に良質なコンテンツを発信し続けながら、露出を増やすことが最も重要になります。
② Web・SNS広告を出す
SNSアカウント運用だけでなく、Web・SNS広告は「指名検索」を増やすために有効な方法の1つです。
イメージとしてはテレビCMと似ています。
SNSアカウントの運用だけでは厳しいと感じる場合は、広告もオススメします。
- Google検索
- YouTube
最近ではこれらが主流であり、スマホを開いたら誰もが「Google検索」や「SNS」をチェックする時代になりました。
このため、テレビCMでなくても、自社のブランド名やサービスを多くの人に広めることが可能です。
- SNSを見る
- 広告を見る
- ブランド名が認知される
- Googleで「指名検索」される
広告経由でそのまま売上に繋がるのが1番の理想ですが、広告で得られる効果はそれだけではありません。
広告で認知度を上げ、指名検索に繋げることができれば、売上に繋がることも起こり得ます。
Web・SNS広告は長期的に見るとメリットが多いのです。
③被リンク・サイテーションを獲得する
被リンクとサイテーションを獲得することも、指名検索を増やす方法の1つです。
ただ、被リンクとサイテーションを獲得することは、自分でコントロールできるものではありません。
日頃から価値のある良質なコンテンツを発信することで、自然と獲得できるものです。
- 普段からブログ記事やSNSで有益なコンテンツを配信する
- 他社や行政機関などの信頼性が高いサイトから被リンク・サイテーションを獲得
- ユーザー(読者)がその被リンク・サイテーションを見て、「指名検索」をする
第一に考えるべきことは、日頃から有益なコンテンツを配信することです。
- 「この企業のサービスちょっと気になるな」
- 「この商品を今度買ってみたい」
多くのユーザーから信頼されているサイトから被リンク・サイテーションを獲得すれば、ユーザー(顧客)がこのように思い、最終的に「指名検索」されることに繋がります。
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指名検索数を増やすメリット3選
指名検索数が増えると、Googleからの評価も高まるため、SEOへのメリットが大きいです。
この先の時代のSEO対策では、指名検索の数値は避けては通れません。
自社のサービス・コンテンツの質を高めることを第一に考えれば、指名検索も同時に増えていきます。
①収益率が高まる
指名検索を増やすことは売上にも直結します。
『企業名や商品(サービス)名を含むキーワード』は『企業名や商品(サービス)名を含まないキーワード』よりも2倍以上のコンバージョン率になります。
アメリカで有名なSEOサイト「SEO Book」にも以下のように同じことが書かれています。
「I think it’s safe to say that, by optimizing our branded keyword presence, we are optimizing keywords that will inherently have 2x or more conversions than non-brand keywords.」
要約すると、「ブランドの価値自体を高めることで指名検索された際のCV率が上がる」となります。
Amazonは顧客側から絶大な信頼があるので、自然と指名検索も増え、ECサイト自体もGoogleから高評価されています。
②信頼性が高まる
「会社名」や「商品名」をでの指名検索は、Googleからの信頼性を高めることにもつながります。
「Brands are the solution,not the problem…brands are how you sort out the cesspool」
実際にGoogleの元CEOであるEric Schmidtは、上記のように言及しており、ブランド名の重要性を強調しています。
「ブランド名は物を買うか決めるときの解決策になり、重要な要素だ。」
Googleの元CEOが上記のように言及しているということは、指名検索はGoogle検索のロボットが重要視していることの1つと言えます。
指名検索の数値は「Googleからの信頼」に繋がります。
現代では誰もが知っているAmazonの指名検索数は、月間2500万回となっています。
まずは自社のサービスを充実させ、ユーザーの「信頼」を集めることができれば、自然と指名検索数も増えていきます。
このため、Googleから高く評価されることに繋がります。
③アクセス数が伸びる
SNSアカウントや広告の運用に力を入れ、認知度が高まれば、指名検索を増やすことができる可能性が広がります。
指名検索であれば競合がいないため、上位表示する難易度は低いです。
- ユーザーが「指名検索」をしてサイトを訪れる
- ページを回遊する
- PV数が増える
指名検索を増やすことができれば、この順序で「アクセス数」が伸びていき、しっかりと戦略を組めば「売上UP」にも繋げることができます。
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実際に「指名検索数」を増やした企業の例
実際に指名検索数が増え、爆発的に売上がUPした企業があります。
日本人の大多数が知っている「DMM英会話」です。
このデータを見ると分かる通り、この5年間「DMM英会話」で指名検索されている回数がかなり伸びています。
なぜDMMは「DMM英会話」というワードで指名検索数を増やすことができたのでしょうか?
- 「DMM英会話」をテレビCMで宣伝
- 「DMM英会話なんてu know」でユーザーの悩みを解決
- SNSアカウントの運用
この3つが大きく影響しました。
テレビCMで宣伝するには莫大な費用がかかるため、誰もが簡単に実行できるというわけではありません。
ただ、テレビCMで認知度を高めることにより、指名検索数が自然と増えます。
最近では、Googleが指名検索の数値を重要視しているため、指名検索数が増えるとSEOにも良い影響があります。
テレビCMだけでなく、「DMM英会話なんてu know」というサイトでユーザーの悩みを解決している点も、Googleからの評価は相当高いといえます。
「DMM英会話なんてu know」のドメインパワーは90となっており、日本ではトップレベルのWebサイトです。
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まとめ:これからの時代は「指名検索」を増やすことが重要視される
以前までは、とにかく「被リンク」や「ドメインパワー」を獲得することが大事という考えが一般的でした。
ただ、Googleは定期的にアップデートをしており、Googleの元CEOであるEric Schmidtも指名検索の重要性について強調しています。
- 良質なコンテンツ制作
- 被リンク獲得
- 内部施策
これらに加えて「SNS運用」や「広告運用」にも力を入れ、指名検索数を増やすことが重要です。
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