事務職からWebマーケターになるには?未経験から転職を成功させる方法

事務職は人気の職種ですが、キャリアアップややりがいを求めて他の職種に転職したいと考えている方もいるでしょう。

その中でも、事務職で培ったPCスキルを生かせる職種として注目されるのがWebマーケターです。デジタル化が進む現代において、Webマーケターは企業にとって欠かせない重要な役割を担っています。

しかし以下のように、不安に感じている方もいるのではないでしょうか。

「事務職の経験しかなくてもWebマーケターになれるのか?」
「未経験からWebマーケターへの転職は厳しいのではないか?」
「Webマーケターになるには何をしたら良いのか分からない」

この記事では実際に事務職からWebマーケターになられた方の事例を紹介します。

また、事務職からWebマーケターになることの実態と具体的な方法について、筆者の事務職経験を踏まえ解説します。

事務職からWebマーケターに転身した皆さん

体験談をすぐに知りたい方は、こちら


川田さん
  川田さん
  ・女性
  ・30代
  ・元医療機器職


前職で、仕事やキャリア、女性としての生き方という部分で「このまま仕事を続けていいのか?」という想いがあり、Webマーケターへ転職。現在は、フリーランスを目指しながら、会社で実務経験を積んでいる。ライフワークバランスの取れるWebマーケターは、女性におすすめの職業だと感じている。


齊藤さん
  齊藤さん
  ・女性
  ・20代
  ・営業事務


営業事務として勤務していたが、その会社でしか使えないスキルや、転職のたびにその会社に合わせて覚えなおす働き方に限界を感じ、Webマーケターを目指すことを決意。現在はフリーランスのWebマーケターとして毎日楽しく仕事をしている。

いきかた編集部 Shoko
いきかた編集部 Shoko
私は事務職として10年働いてきました。
どれだけ長く働いても会社外での市場価値が身にかないことに不安を感じ、30代半ばでWeb業界に転身しました。
そんな長年の事務職経験を踏まえて本記事をお伝えさせていただきます!

この記事の監修者
鈴木さん写真1

鈴木晋介
株式会社WEBMARKS代表/デジタルマーケター

会社員時代は、毎日上司に怒鳴られ、3〜4時間睡眠。時間と場所に縛られない自由な働き方を求めて、フリーランスWebマーケターとして独立する。独立後数年で月500万円以上の案件を受託。大好きなサーフィンをはじめ、自分の趣味を全力で楽しみながら仕事をしている。

株式会社WEBMARKS代表 鈴木晋介のプロフィールはこちら

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Contents

事務職からWebマーケターになれるのか?事例を紹介

結論から言うと、きちんと知識やスキルを身につければ事務職からWebマーケターになることは可能です。

ここでは実際に事務職から転職を成功させた方を紹介します。

事務職からWebマーケターになった経緯や具体的な方法について、ぜひ参考にしてみてください。

【事例1】医療事務員からWebマーケターになった川田さん

医療事務員からWebマーケターになった川田さん

川田さんは医療機器メーカーの事務員として5年勤めた後に、未経験からWebマーケターに転職。

未経験でもスクールに通うことで3ヶ月でWebマーケターとして働けるスキルを身につけています。

転職活動に苦戦はしたものの、スクールで学んだスキルを面接でPRすることで内定に繋がったそうです。

最後に「Webマーケターは、キャリアアップとライフワークバランスの両方が実現する職業で、顧客を理解するスキルを必要とする点で女性に向いていることから、キャリアアップを目指す女性には特におすすめ」と語ってくださいました!

【事例2】営業事務員からWebマーケターになった齋藤さん

営業事務員からWebマーケターになった齋藤さん

齋藤さんは営業事務からフリーランスのWebマーケターにキャリアチェンジしました。

営業事務ではその会社でしか使えないスキルばかりであったことから、専門性の高いスキルを身につけたかったとのこと。

齋藤さんも未経験でしたがスクールに通いスキルを身につけることで、Wantedlyに登録後2週間程度でコンテンツディレクターの案件を獲得できたそうです。

今後の目標として「いつかはフルリモートで時間や場所にしばられずに働きたい」と語ってくださいました!

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事務職からWebマーケターになれる3つの理由と注意点

Webマーケターは専門職でありながら、なぜ異業種の事務職から転職できるのでしょうか。ここでは事務職からWebマーケターになれる3つの理由と注意点を紹介します。

【理由1】需要が増加しているから

Webマーケティングの分野では、デジタル化が進む中で市場の需要が大幅に増加しており人材が不足しているからです。

インターネット広告費は年々増加傾向にあり、これがさらに需要を押し上げています。また、多くの類似したサービスが存在する現代では、自社のサービスを差別化し、その魅力を発信することが重要です。これにより、マーケターの役割がますます重要になっています

2024年上半期もマーケティング職の求人数は増加が見込まれており、未経験者を歓迎する求人も見られます。

2023年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析 | 株式会社電通引用:2023年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析 | 株式会社電通

【理由2】幅広いスキルが求められるから

Webマーケティングでは、データ分析、コンテンツ制作、戦略立案に至るまで多岐にわたるスキルが求められるためです。

これにより、文系・理系、様々な業界経験など幅広いバックグラウンドを持つ人々が活躍するチャンスがあり、事務職で培ったスキルも有効に活用できます。

【理由3】短期間・低コストでスキルが身につくから

Webマーケティングは、他の技術職と比べて比較的短期間かつ低コストでスキルを身につけることができるためです。

Webマーケティングは他の技術職と比較すると、短期間で知識やスキルが身につきやすい傾向にあります。

また、自宅や好きな場所などオンラインでの学習が可能で、使用するツールも無料で使用できるものが多くあります。

事務職からWebマーケターになるのは厳しい?注意点を解説

ここまでで事務職からWebマーケターになれる理由を解説してきました。

しかし、Webマーケターには専門的な知識やスキルが必要です。

また、転職市場では即戦力を求めて実績が重視される傾向があります。

そのため何の知識もない完全未経験のまま転職活動を行なっても成果を出すことは難しいでしょう。

とはいえ、Webマーケティングの専門知識を学び、個人でブログやSNSを始めるなど何らかの実践経験を少しでも積みさえすれば、Webマーケターは数ある専門職の中でも未経験からでも挑戦しやすい職種といえます。もちろん事務職からの転職も可能です。

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Webマーケターの仕事内容と必要なスキルとは

事務職からWebマーケターになるために、どのような新たな知識やスキルを身につける必要があるのか、事務職で培ったスキルは生かせるのかを知ることが重要です。

ここではWebマーケターの仕事内容と必要なスキルについて簡単にまとめました。

Webマーケターの仕事内容

Webマーケターの仕事は、商品やサービスが売れる仕組みを作り実行することです。

施策例として、以下の4つを簡単に紹介します。

Web広告運用 オンライン広告を通じて集客・販売促進を行う
SEO対策 Webサイトの改善やコンテンツ制作を通じて集客・販売促進を行う
SNS運用 SNSの運用やコンテンツ配信を通じて集客・販売促進を行う
ランディングページ最適化 ランディングページのデザイン・コンテンツ・ユーザー体験を通じて集客・販売促進を行う

具体例な仕事内容ついて気になる方は以下の記事をご覧ください。

Webマーケターに必要なスキル

Webマーケターには、専門的な知識を必要とするハードスキルからコミュニケーションといったソフトスキルまで幅広く求められます。必要なスキルの例として、以下の表に簡単に紹介します。

ハードスキル ソフトスキル
SEO対策
Web広告運用
SNS運用
アクセス解析
Webやプログラミングの基礎知識
論理的思考力
データ収集・分析力
コミュニケーション力
企画力

具体例なスキルについて気になる方は以下の記事をご覧ください。

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事務職とWebマーケターの3つの共通点

事務職での仕事がWebマーケターに生かせるのか」、「自分はWebマーケターに適正があるのか」と疑問に思っている方もいるでしょう。

Webマーケターの仕事内容や必要となるスキルから分かるようにWebマーケターと事務職は全く異なる職種ですが、実際は以下のような共通点があります。

PCを使用して作業や資料作成する

Webマーケターの仕事は、PCを使用する作業がメインです。そのため全体の労働時間の大部分をPC前で過ごすことになります。

具体的にはPCやオンラインツールを使用して、情報収集やデータを分析します。また、クライアントに提出するプレゼン資料やレポートといった報告資料の作成を行います。

事務職の日常的なPC業務や文書・資料作成スキルはそのまま生かせるでしょう。

地道な作業が多い

Webマーケターは、常に根拠に基づき論理的に考え、その結果から導き出した施策を行います。

そのためにWebサイトのアクセス数やコンバージョン率などのデータ取得・分析、キーワード調査を日々行い、施策を決定していきます。

また、自社の製品やサービスだけでなく、競合他社の情報やトレンドといった情報も幅広く集めて分析します。

Webマーケターは表面的にはクリエイティブな仕事をしているように見えるかもしれませんが、実際には地道で細部にわたる作業が仕事の多くを占めています。

地道な作業であっても、細かく丁寧に作業することが得意であれば向いているといえるでしょう。

コミュニケーションがかなり求められる

Webマーケターはクライアントから要望や課題をしっかりと聞き出し、解決策を提案します。

傾聴力はもちろんクライアントに提案内容を魅力的に伝えたり、説得するといったことも重要な仕事です。

また、クライアントだけではく、営業、制作チームなど社内外のさまざまな立場の人と連携を取ったり調整を行う必要があります。

Webマーケターにとってコミュニケーション力や調整力は必要不可欠です。

事務職で培った社内各部署や外部とのやりとりはWebマーケターでも生かせるでしょう。

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事務職からWebマーケターになる方法

未経験であっても適切な手順を踏めば事務職からWebマーケターになることはできます。

では、事務職からWebマーケターになるために、具体的にはどのような方法があるのでしょうか。ここでは4つの方法を紹介します。

社内のマーケティング関連部署に異動する

社内にマーケティング関連の部署があるのであれば、そこに異動を申し出ることから始めるのが1つの方法です。

異動が叶えば、未経験からマーケティング業務の専門的な知識やスキルを身に付けつつ、実務経験まで積むことができます。この方法であればキャリアの転換をスムーズに進めることができます。

一方で、そもそもマーケティング関連の部署がない場合や異動が難しい場合は他の方法を検討する必要があります。

自分でWebサービスやブログを運用する

個人でWebサービスやブログの運用を行うと、SEO、コンテンツマーケティング、SNS運用などの実践的なWebマーケティングのスキルが身につきます。

さらに、検索結果の上位を獲得したり、PV数を増やしたり、アフィリエイトで稼ぐことができれば、それが実績として評価されることとなります。それによりWebマーケターへの転職の成功率をあげることができます。

Webマーケティングスクールや専門学校で学ぶ

個人で学習すると試行錯誤する時間がかかってしまいますが、Webマーケティングスクールや専門学校では、業務に必要な知識やスキルを体系的に学ぶことができます。

また、講師に直接指導してもらえるため、疑問があればすぐに質問でき、挫折しにくいところもメリットです。

Webマーケティングスクールや専門学校では、短期間で効率的に専門的なスキルを習得することが可能で、実績を積めるところもあります。一方で費用がかかるのがデメリットになります。

転職ではなくフリーランスという手段もある

フリーランスであれば、経験や年齢を問わず、Webマーケターになることができます。

ただし、未経験であれば独学やスクールでWebマーケティングの実践的なスキルを習得しておく必要があります。

また、未経験や経験が浅いうちは案件を獲得することが難しいため、クラウドソーシングサービスなどを利用して、とにかく多くの案件に応募し、小さな案件から始めるなど少しずつ実績を積むことが大切です。

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事務職からWebマーケターになる3つのメリット

事務職はスキルアップややりがいを求めると物足りなさを感じるものの、ワークライフバランスを重視しつつ安定して働けるため、転職することに不安を感じている方もいるかもしれません。

そこで事務職からWebマーケターになる3つのメリットを紹介します。

事務職のスキルが活かせる

事務職で培った多くのスキルは、Webマーケティングの業務に直接活かすことができます。

例えば、PCを使用した作業や資料作成、地道なデータ整理や分析作業、社内外とのコミュニケーションはWebマーケターの日常業務になります。

専門的な知識やスキルが身に付く

Webマーケターという仕事を通じて、SEO、Web広告、コンテンツマーケティング、SNS戦略など、デジタルマーケティングの専門的な知識やスキルが身に付きます。

これらのスキルは高い需要があり、年々増加傾向ですので、将来的にも市場価値の高い人材になることができます。

働き方の自由度が高い

事務職ではワークライフバランスがとりやすいのがメリットです。そのメリットをなくしたくない方も多いのではないでしょうか。

Webマーケターは、ワークライフバランスがとれる職場ばかりではないものの、短期間で成果を出す広告ではなく、長期間かけてメディアを育てていくSEOの仕事を選ぶなど、激務になりにくい職場を選ぶことができます。

また、Webマーケターは、パソコンでの作業がメインとなるため、リモートワークやフレックスタイム制度を取り入れている職場も多く、自由な働き方がしやすい職業です。

スキルと実績が身につけば、より良い環境を求めて転職することもできるでしょう。

さらに、フリーランスとして独立した場合には、インターネットにつながる環境があれば、場所や時間にとらわれずに、リモートワークで自由に働くことができます。

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事務職からWebマーケターになる3つのデメリット

事務職からWebマーケターになった場合には多くのメリットがあります。

一方で、デメリットについてもきちんと考慮しておくことで、リスクを回避したり、より現実的な意思決定をすることができます。

そこで事務職からWebマーケターになる3つのデメリットを紹介します。

専門的な知識やスキルが求められる

Webマーケターになるには、専門的な知識やスキルが必要です。

これらのスキルは事務職の業務では身につける機会がないため、転職する前にスキルの習得のための時間と努力が必要です。そのため転職までに期間が必要になります。

また、学習意欲のない人には向いていない職種といえます。

常にトレンドの変化に対応する必要がある

Webマーケティング業界の変化は早く、新しい技術やアルゴリズムの更新が頻繁に行われます。

そのため、Webマーケターになった後も、業界のトレンドや変化に常にアンテナを張り、常に学び続ける必要があります。

未経験からの転職が難しい

事務職から異なる分野であるWebマーケターへの転職は、未経験からの転職となります。
またWebマーケターはスキルや実績が重視される傾向にあるため、スキルや実績を全く身につけないまま転職することは困難でしょう。

個人ブログの運営やWebマーケティングスクールなどを通じて、スキルや実績を少しでも身につけておくことで転職活動を有利に進めることができます。

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事務職の経験しかなくても、30代や40代であっても、スキルや実績を身につけておけばWebマーケターになることはできます。

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Webマーケターは、時間や場所に縛られない仕事。自宅やカフェはもちろん、旅行をしながら働くことだって可能。

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