インハウスSEOで必要なツールとは!現役マーケターも利用【無料・有料】

9期生
インハウスseoツール記事のサムネイル

昨今外部委託をしていたSEO対策を、インハウス化する流れが加速しています。既にインハウス化を検討されている場合もあると思いますが、どんなツールが必要なのか、どのくらいのコストがかかるのか、とても気になるところですよね。

この記事ではSEOツールの選び方や、実際の現役マーケターも利用しているGoogle公式ツール、無料ツール、有料ツールについてご紹介します。

  1. インハウスSEOツールは何が必要?
  2. インハウスSEOおすすめGoogle公式無料ツール
  3. インハウスSEOおすすめ無料ツール8選
  4. インハウスSEOおすすめ有料複合ツール5選
  5. ツールだけでは難しい!インハウスSEO

\8週間でSEO担当者を社内育成!/

インハウスSEOツールは何が必要?

複数の人が集まって仕事をしている様子

インハウスSEOにはさまざまなツールがありますが、無料のものと有料契約のものがあり、5つの項目に分けることが可能です。サイト診断ツール、キーワード選定ツール、アクセス解析ツール、検索順位分析ツール、こちらはそれぞれ無料で揃えることが可能です。

複合型ツールに関しては有料契約が必要なツールになりますので、トライアルで使用感を確かめてみることが不可欠です。

ツールの選び方

SEO対策ツールには様々な種類がありますが、先にもお伝えした通り、おおむね下記5種類のツールに分けることができます

<ツールの種類>

  1. サイト診断ツール
  2. キーワード選定ツール
  3. アクセス解析ツール
  4. 検索順位分析ツール
  5. 複合型ツール

1.サイト診断ツール

1つ目は「内部診断ツール」です。ウェブサイト内の表示速度、タイトル構造、見出しタグの確認等を行うことができるツールです。またクローラーにとって問題になりそうな部分をチェックし、検出する機能を持つものもあります。

2.キーワード選定ツール

2つ目は「キーワード選定ツール」です。キーワードに関連する情報を分析するためのツールです。キーワードの検索ボリュームや関連キーワード、難易度、入札単価等を調べることができます

検索されやすいコンテンツ作成には、キーワード選定が必要なため、こちらも必須ツールとなります。

3.アクセス解析ツール

3つ目は「アクセス解析ツール」になります。サイトに訪れたユーザーのアクセス情報を取得し、アクセス数、人気順、訪問ユーザーの属性、参照元URL、離脱率、直帰率等を日、週、月単位等で確認することが可能です。

このツールを使うことにより、どのコンテンツの離脱・直帰率が高いか等、コンテンツごとの問題を把握することができるので、記事のリライトや対策を打つことができるのです。

4.検索順位分析ツール

4つ目は「検索順位分析ツール」です。自社サイトの現状の検索順位と推移をチェックすることが可能です。これはインハウスSEO対策を実施する上で重要なツールとなります。

5.複合型ツール

5つ目は有料で使うことのできる「複合型ツール」です。競合分析、キーワード分析、ドメイン分析等、1つのツールで行うことができます。現役のSEOマーケターが利用しているツールをいくつかピックアップしました。

なぜインハウスSEOにツールが必要なのか

インハウスSEOを設けた場合、外部委託とは違い、ツールを全て自社でそろえなければいけないことはいうまでもなく、SEO対策をするうえで必要な項目のデータ化や、改善策を見つけるためにはツールの導入が必要不可欠となるのです。

自社サイトの検索順位を上げる為には、サイト内の内部構造や表示速度、コンテンツのキーワードの選定、被リンク等を最適化する必要があります。

インハウスSEO体制構築の手順おさらい

それでは今一度インハウスSEOの内製化についておさらいをしておきましょう。下記の記事ではインハウスSEOの内製化について詳しく記載しました。限られた予算の中でSEO対策ツール以外にも必要なツールがみつかるかもしれません。一度自社に必要なものは何であるかをおさらいし、どのツールを選ぶか参考にしてください。

\8週間でSEO担当者を社内育成!/

インハウスSEOおすすめGoogle公式無料ツール

インハウスSEOおすすめGoogle公式無料ツール

Googleでは公式のサービスで様々なツールを無料で利用することが可能です。インハウスSEOでも必要な解析、キーワード、内部対策、レポート作成の5つのツールをピックアップしてみました。こちらはGoogleアカウントが必要になりますが、登録は簡単にできますので、利用を開始してみましょう。

  • Googleアナリティクス
  • Google Search Console
  • キーワードプランナー
  • PageSpeed Insights
  • Google データポータル

Googleアナリティクス

Googleアナリティクス

Googleアナリティクスとは、ウェブサイトのアクセス状況を分析できるツールです。Googleアナリティクスを用いてウェブサイト中のユーザー数、セッション数、ページビュー数、離脱率、直帰率、流入元、ユーザー属性等を確認することができ、どのような行動を取ったのか分析を行うことが可能です。

こちらのGoogleアナリティクスですが、現在利用されているUA(Universal Analytics)のサービスが来年2023年6月30日までとなり、新しくGA4(Google Analytics4)という新ツールにサービス変更が行われます。既にUAを利用されていても、新たにGA4での利用をスタートさせておくことが望ましいです。

出典:Googleアナリティクス

Google Search Console

Google Search Console

Google Search Consoleは、どのようなキーワードで流入を得たのか、クリック数、掲載順位、表示回数、クリック率を調べることが可能です。その他にもカバレッジ機能からサイト内のエラー、警告、インデックス(検索結果の登録)状況などを確認することができます。

出典:Search Console

キーワードプランナー

キーワードプランナー

キーワードプランナーはGoogle広告のツールの一部です。おおよそのキーワードの検索ボリュームを確認することができます。月間の検索数見込みや単価を調べることも可能です。

出典:Googleキーワードプランナー

PageSpeed Insights

PageSpeed Insights

PageSpeed Insightsとは対象のページのURLを入力することで、スマートフォン、デスクトップPCそれぞれの表示速度や改善点を分析することが可能です。ページ表示速度が遅いと、いわゆる「重い」とされるページで、最初のページだけを見て離脱してしまう「直帰率」が上がってしまいます。

ページ表示速度が遅いとユーザーを逃してしまうことがあるので改善が必要になります。

出典:Page Speed Insight

Google データポータル

Google データポータル

Google データポータルは表や画像、グラフ、テキスト、デザインなどを自由にレイアウトができるレポート作成ツールです。過去には「Googleデータスタジオ」とも呼ばれていました。

Googleアナリティクスや、Googleスプレッドシート等のサービスと連携させることが可能です。データポータルにアクセスし設定するだけで、レポートとして閲覧することができます。

出典:Googleデータポータル

\8週間でSEO担当者を社内育成!/

インハウスSEOおすすめ無料ツール8選

インハウスSEOおすすめ無料ツール8選

それではインハウスSEOでおすすめの、無料で利用することが可能なツール(アクセス解析、キーワード選定、内部対策、検索順位解析)を9つ紹介いたします。中には回数制限のある無料ツールもありますが、有料版契約の前にお試しで利用してみてもよいかもしれません。こちらのツールも実際に現役のマーケターが使用しているものになります。

<おすすめ無料ツール8選>

  • SEOチェキ
  • ラッコキーワード
  • Ubersuggest
  • Hanasakigani
  • SEO META in 1 CLICK
  • Alt & Meta viewer
  • Link Explorer

SEOチェキ

SEOチェキ

SEOチェキとは、サイト内SEO、検索順位、キーワード出現頻度、発リンク、Whoise情報の5つの情報を、URLの入力だけで簡単にチェックすることが可能なツールとなります。自社サイトだけでなく競合サイトの調査も可能です。

出典:SEOチェキ! 無料で使えるSEOツール

ラッコキーワード

ラッコキーワード

ラッコキーワードは調査したいキーワードを入力することで、キーワードリサーチに必要な情報を取得することができます。無料版では1日50回まで使用可能です。

出典:ラッコキーワード|無料のキーワード分析ツール(サジェスト・共起語・月間検索数など)

Ubersuggest

Ubersuggest

Ubersuggestはキーワードの検索ボリュームや、関連キーワード、難易度、ページの被リンクをチェックすることができるツールです。1日3回までですが無料で使うことが可能です。

また、Chromeの拡張機能としてのUbersuggestもあり、こちらはツール版よりかは機能が少ないですが、検索ボリューム、関連キーワード、ドメイン評価を確認することができます。

出典:無料キーワード提案ツール UbersuggestでSEO対策
出典:Ubersuggest – SEO&キーワードの発見

Hanasakigani

Hanasakigani

Hanasakiganiは被リンクチェックツールです。外部サイトよりどれだけリンクされているかを分析することが可能です。URLを入力するだけで被リンク数、競合データ表示を調べることができます。

出典:マイサイト被リンクチェックツール|被リンクチェック

dead-link-checker.com

dead-link-checker.com

dead-link-checker.comはリンク切れをチェックするためのツールです。リンク切れをそのままにしておくと、ユーザビリティが下がるだけでなく、SEOでも不利になるので対策が必要です。

出典:リンクチェッカー(リンク切れチェックツール)

SEO META in 1 CLICK

SEO META in 1 CLICK

SEO META in 1 CLICKはChromeの拡張機能です。タイトル、ディスクリプション、見出しタグ、Imageタグのalt設定、リンク一覧、SNS設定を確認することができます。自社サイトの記載漏れ、タグ構造のチェックや、競合サイトの分析にも利用可能です。

出典:SEO META in 1 CLICK

Alt & Meta viewer

Alt & Meta viewer

Alt & Meta viewerもChromeの拡張機能の1つになります。AltやMetaに正しいテキストやキーワードが記載されているかを調べることができます

出典:Alt & Meta viewer

Link Explorer

Link Explorer

Link Explorerはドメインパワーを調べることができるツールです。無料アカウントを作り、サイトのURLを入力するだけで自社サイトや競合サイトのドメインパワーを確認することができます。無料版ですと1か月に10枚までしか利用できませんので、注意が必要です。

出典:Link Explorer – Backlink Checker with 40T Links! – Moz

\8週間でSEO担当者を社内育成!/

インハウスSEOおすすめ有料複合ツール5選

有料複合ツール5選

次に有料複合ツールについて紹介します。こちらは1つのツールの中に様々な機能が搭載されたものになります。ツールによってどんな事ができるかについては、それぞれの項目にて詳しくお伝えします。インハウスSEOの担当者は、別の業務と兼任の場合もありますので、工数を少なく、効率的に作業を進めるためにも、是非有料版も検討していただきたいです。

<おすすめ有料複合ツール5選>

  1. Semrush
  2. ahrefs
  3. Keywordmap
  4. ミエルカ
  5. similarweb Pro

Semrush

Semrush

Semrushは、SEO、広告分析、SNS競合分析が可能なオールインワン競合解析ツールです。特にSEOではドメイン分析、キーワード調査、検索順位トラッキング、内部施策の改善点診断、サイトの被リンク調査、競合・市場調査が可能となります。

筆者が利用した体感だと、日本語にも対応しているので安心です。ビジネスプランは全機能利用可能で、様々な種類があり、最初は戸惑うこともありました。しかし導入後のサポートもしっかりしており、1か月に1度ZOOM等での個別デモンストレーションも可能なので、安心して利用することができました。担当者さんも丁寧に細かく教えてくださったのでおススメです。

アカウントを作れば1日に数回のみ無料で使うことは可能で、7日間の無料トライアルも可能です。

プラン3種あり:$119.95~/月 年間プラン16%off

出典:Semrush 日本 | オールインワン競合分析ツール | 株式会社オロ

ahrefs

ahrefs

ahrefsは被リンク分析、検索エンジンの上位表示コンテンツ、想定流入キーワード、ソーシャルメディアの反応を調査することができる解析ツールです。

上記以外にも、キーワード難易度、順位変動のチェック、未流入キーワードから新規コンテンツの検討が可能です。見やすいインターフェースが特徴で、現役マーケターでは利用者も多くいるツールとなります。残念ながら現在トライアルは実施されておりませんが、最低1か月から契約が可能なので、お試しで利用してみてもよいかもしれません。

プラン3種あり:$99~/月 機能のカスタマイズが可能(追加課金あり)

出典:SEOツール&Webサイトの検索流入を伸ばすリソース | ahrefs

Keywordmap

Keywordmap

KeywordmapはSEO改善、広告調査・運用、検索市場分析、競合調査、キーワード選定、コンテンツ作成、運用・効果測定の可能なツールです。

特にコンテンツマーケティングに強い印象があり、検索市場レポート、競合分析、検索キーワード分析、検索ボリューム調査、ページ構成分析、網羅チェック、ワードマップ、自社記事比較等初心者のSEOマーケターだけではなく、既に現場で動いているマーケターにも嬉しい機能が搭載されています。

筆者は一度ツールの研修に出たことがあるのですが、一番面白いと思った機能は、競合のリスティング広告で流入しているキーワードが調べられることです。自社広告の余計なクリック数を減らすためにも、嬉しい機能となっています。

プラン3種あり:初期費用+月額費用 1年間の契約期間 金額は要お問い合わせ

出典:Keywordmap(キーワードマップ)|Webマーケティングの調査・分析ツール

ミエルカ

ミエルカ

ミエルカはデジタルからの集客に必要なサービスや機能を搭載したツールです。

競合流入キーワード調査(新規トピック・キーワード発掘)、コンテンツ・SEO解析、流入・問合せ支援、検索ユーザーインサイト調査、著作権侵害のチェックツール、ヒートマップツール、アクセス解析、順位調査・競合流入数推定、新規SEOキーワードの提案、売上につながるCVワード推定機能等が搭載されています。

さらにインハウスSEOでの体制の支援、サイト内でのUXを向上させる構造支援や高速化相談等のサポートもあります。ツール学習の動画コンテンツやセミナーも見放題なところが嬉しいですよね。

プラン3種あり:初期費用+15万/月 無料登録から無料トライアルのお申込みも可能。

出典:【無料お試し】コンテンツマーケ・SEO対策ツール-MIERUCA(ミエルカ) コンテンツマーケティング・オウンドメディア集客・SEO分析

similarweb Pro

similarweb Pro

similarweb Proはウェブサイト分析、業種分析、アプリ分析が得意なツールです。

自社サイトはもちろん、競合サイトの分析も可能で、アクセス解析、検索トラフィック、ソーシャルトラフィック、有料広告、アプリ分析等の従来の無料版機能に加え、更に最大28か月のデータを取得することができ、Webのカテゴリー分析や、検索ワード分析、複数ドメインの比較も可能です。

ただしGoogleアナリティクスとは違い独自のクローラーを使いデータを収集していることから2つのツール間で差があります。データは参考程度に利用しましょう。

目的により複数プランあり:要お問い合わせ  7日間の無料トライアル可能

出典:サイトアクセス解析 | シミラーウェブ

出典:Similarweb – トラフィックランク & ウェブサイト分析

\8週間でSEO担当者を社内育成!/

ツールだけでは難しい!インハウスSEO

インハウスSEOにとって、業務を行う上でツールは大切な要素となってきます。

  • 無料ツールのメリット・デメリット:無料で気軽に利用可能、工数と時間がかかる
  • 有料ツールのメリット・デメリット:工数の省略、月・年単位で費用がかかる

上記のことを把握し、役立てていただければ幸いです。しかし、どれだけ性能の良いSEOツールを揃えられたとしても、利用するマーケターに知識がなければデータだけをただやみくもに溜め込み、サイトの改善に活かせないことも事実です。

そのためにもSEOの知識があり、ツールが使いこなせるインハウスSEOマーケターの育成が重要なポイントとなります。そこで現在WEBMARKSでは【法人企業様向けインハウスSEO対策講座】を実施しております。8週間の研修でSEO専門家を社内で育成できる講座です。

SEO対策に特化したカリキュラムを、現役のWebマーケターから受講できる点です。さらに1企業3名様まで受講が可能ですので、インハウス担当者が1人きりとなってしまう心配もありません。是非一度ご検討ください。

\8週間でSEO担当者を社内育成!/

この記事を書いた人
オオハシエリ
事務職として10年勤務したのちにマーケティングの重要性を感じ受講に至る。現在ウェブマーケティング全般の業務を行っている。WEBMARKS9期生。
このライターの記事を見る
TOP
int(18985)
array(10) {
  [0]=>
  string(5) "12416"
  [1]=>
  string(5) "12445"
  [2]=>
  string(5) "12423"
  [3]=>
  string(5) "12457"
  [4]=>
  string(5) "12468"
  [5]=>
  string(5) "12484"
  [6]=>
  string(5) "12496"
  [7]=>
  string(5) "12508"
  [8]=>
  string(5) "12519"
  [9]=>
  string(5) "12532"
}