「オウンドメディア」という言葉を聞いたことがありますか。
企業にしても、個人事業主にしても、WEB集客を考えるとき独自のWEBサイトを作ると思います。
このような、自身で所有するWEBサイトやブログなどといった媒体のことを「オウンドメディア」と言います。
今回は、このような「オウンドメディア」とはどういうものなのか、またそれをどのようにWEB集客につなげるかを解説していきたいと思います。
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オウンドメディアとは?
オウンドメディアとは、最近よく聞く言葉だと思いますが、どういったものなのでしょうか。
オウンドメディアとは、自社発行の広報誌やパンフレット、インターネットの自社のウェブサイト・ブログなど、企業や組織自らが所有し、消費者に向けて発信する媒体を指す。
引用:Wikipedia
このように、「オウンドメディア」とは主に、オウンド(自身で所有する)メディア(媒体)ということで自社の紹介や宣伝をするようなWEBサイトなどがあげられます。
現在では、ほとんどの企業において自社のWEBサイトがあり、たくさんの情報が発信されています。
また、個人でもこのようなオウンドメディアを利用して、いろいろな情報を発信している方もいます。
このような情報の発信方法としての媒体は、「ブログ」や「Twitter」「インスタグラム」といったSNSなどもあり企業でも利用されています。
「Twitter」や「インスタグラム」は情報を発信するのに文字数の制限や、画像の投稿に特化しているといった特徴があり、ある程度できることが限られています。
「ブログ」に関しては自身で日記のように使ったり、好きな情報を発信したりと自由度が高く利用することができます。
では、このような同じ情報を発信する媒体として、「オウンドメディア」と「ブログ」とはどう違うのでしょうか。
オウンドメディアとブログはどう違う?
「オウンドメディア」と「ブログ」は情報を発信する媒体としては同じようなものであります。
しかし、この2つの大きな違いは「自身が所有しているか」ということです。
ブログのメリットとデメリット
「ブログ」を利用されている方は芸能人でも多くいらっしゃいますが、アメーバブログに代表されるように無料で始められ、HTMLなどのプログラムの知識がなくても簡単に利用できることが大きなメリットになります。
しかし、この無料で利用できるブログというのはメリットのかわりに、ある程度の制限もあり強制的に広告が入るというのがデメリットでもあります。
ブログの場合、アメーバブログを例にあげると、利用するのは自分になりますが所有者はあくまでも「アメーバ」なのです。
この「アメーバ」という集合住宅から「ブログ」という部屋を借りているようなものなのです。
この部分が「ブログ」と「オウンドメディア」の大きな違いになります。
部屋を借りているわけですから、自由にリフォームをすることができないのです。
これが大きなデメリットと言えるでしょう。
オウンドメディアのメリットとデメリット
「オウンドメディア」の場合はどうでしょうか。
「オウンドメディア」のメリットはやはり自身が所有できるということで、自分の届けたい情報だけをユーザーに届けることができます。
現在はインターネットで誰でも自分の欲しい情報だけを手に入れることができます。
そういった、情報を求めているユーザーに直接届けることができるので、それが集客へとつながること、それがメリットと言えるでしょう。
この、「届けたい情報だけ」を厳選できるのが「オウンドメディア」であり、さきほどのブログの例で考えると、アメブロは「アメーバ」から部屋を借りているとお話ししましたが、「オウンドメディア」はそれに対して、一軒家を手に入れるということになります。
この、オウンドメディア(一軒家)を手に入れるということは自分でサーバー(土地)を手に入れてドメイン(住所)も手に入れなければならないということなのです。
オウンドメディア(一軒家)を手に入れるまでには、サーバー(土地)とドメイン(住所)を購入(契約)しなければならない、という金銭的なリスクと手間がデメリットと言えるでしょう。
次項では、個人でも簡単に始めることができる無料のオウンドメディア作成ツールである、「WordPress」について解説していきます。
WordPressでオウンドメディアを始めよう
「ブログ」と「オウンドメディア」の違いについて解説してきましたが、「オウンドメディア」はどうやって手に入れてWEB集客につなげていくのでしょうか。
「オウンドメディア」を作成するにあたり、よく利用されているのが「WordPress」という無料のソフトウェアです。
WordPressとは
「WordPress」は無料で利用できるソフトウェアです。
WordPress(ワードプレス)は、オープンソースのブログソフトウェアである。PHPで開発されており、データベース管理システムとしてMySQLを利用している。単なるブログではなくコンテンツ管理システム(CMS)としてもしばしば利用されている。
引用:Wikipedia
このように、一度インストールすると自分で単なるブログとしてだけでなく、カスタマイズが自由なコンテンツ管理システムとして利用できるので、通常のブログよりもさらに専門性の高い情報WEBサイトを作成できるのです。
現在読んでいただいているこのサイトも「WordPress」にて作成されています。
このように自分で好きなように作ることができるというのが「WordPress」の魅力でもあります。
「WordPress」について、もう少し詳しくお知りになりたい方は、こちらの記事でも「WordPress」のメリットについてご紹介していますので一緒に参考にしてください。
しかし、この「WordPress」も、ただパソコンに無料でインストールしただけではWEBサイトとしての機能を果たすことができません。
この「WordPress」を利用する前にサーバー(土地)とドメイン(住所)を契約しなければ、「WordPress」(一軒家)を利用する(建築)ことができないのです。
つまり建物(WordPress)だけあってもダメなのです。
サーバーについて
「WordPress」を利用するための、「サーバー」については主に、「ロリポップ!」や「さくらのレンタルサーバー」、「エックスサーバー」などといったいくつかの種類があります。
それぞれに長所と短所がありますが、このサーバーをレンタルするにはおよそひと月あたり100~1,500円程度のレンタル料がかかります。
この金額の違いはそのサーバーのスペックや機能によって変わってくるのです。
レンタル料金が安いものに関してはやはり容量が少ないなど機能的な制限が厳しくなります。
以下の記事ではコスパ的に一番おすすめのサーバーである「エックスサーバー」についてご紹介していますので、参考にしていただくのもよいでしょう。
ドメインについて
サーバーについて解説してきましたが、サーバー(土地)「WordPress」(建物)だけあっても、建物がどこにあるか、という住所を示す「ドメイン」がなければWEBサイトは存在することができません。
この「ドメイン」というのは、例えばこの記事の書かれているサイトは
という「ホームページのアドレス」により成り立っています。
このアドレスの「~.jp」に当たる部分が「ドメイン」になります。
企業なども独自の会社名の入ったホームページのアドレスを取得していますので、目にしたことがあると思います。
例えば、以下のアドレスをクリックするとYahoo!のページに行くことができます。
このYahoo!のアドレスであれば、「~.co.jp」という部分がドメインになります。
アドレスの「~」にあたるドメインの前にあたる部分は自分でサイトに合わせて決めることができるのです。
これは店舗の名前を決めるのと同じなので、他の誰ともかぶらないものがよいでしょう。
ドメインを決める際に迷うときは以下の記事も参考にしてみてください。
このようにアドレスを設定することが「独自ドメインを取得すること」なのです。
ドメインを取得するには、「お名前.com」や「ムームードメイン」、「バリュードメイン」などといったドメイン管理会社が知られています。
このドメインを取得する際にも利用料金はかかります。
利用料金はおよそ1年間で1,000円前後になります。
それ以降は更新料として料金がそれぞれにかかってきます。
オウンドメディアでWEB集客
前項で解説してきましたが、
- WordPress
- サーバー
- ドメイン
を取得すれば、自分だけのオリジナルの「オウンドメディア」を作り上げることができるのです。
こういった「オウンドメディア」を作成することにより、発信したい情報を絞りターゲットであるユーザーに届けることができます。
その情報が必要でないユーザーは見ないかもしれませんが、必要としているユーザーは「見込み客」となるのです。
このユーザーが必要としている情報を届けることがWEB集客へとつながっていくのです。
「必要なものを必要なだけ」これがユーザーの求めている情報なのです。
例えば、あなたが個人事業主として飲食店を営業している場合、作成した「オウンドメディア」で美味しそうなメニューの写真やお店の紹介をして、新しい飲食店を探しているユーザーの目に留まれば、その情報によっては来店してくれるかもしれません。
そうやって「見込み客」を作ることができれば集客につながっていくのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「オウンドメディア」と「ブログ」の違いや「WordPress」について解説してきましたが、今ではこういった「オウンドメディア」を利用してたくさんの情報が発信されています。
わたしも何か必要があればインターネットで情報を検索することが多々あります。
そういった検索された情報も、この「WordPress」を利用しているウェブサイトは全ウェブサイトの中でも3割以上ものシェアがあると言われています。
これは、利用しているのが企業だけでなく個人で利用している場合も多いからなのです。
個人でも簡単にリスクがなく利用できるのでここまでのシェアになっていったのです。
この記事を読んで「WordPress」を始めてみようと思った方は、「WordPress」を導入したら、以下の記事もぜひ参考にしてみてください。