「SEO内部対策って何?」
「SEO内部対策をするとどんな効果が?」
「SEO内部対策の具体的な方法が知りたい!」
このような悩みをお持ちではありませんか。
結論、SEO内部対策はGoogleからの評価やサイトの検索順位を高めるために重要な対策です。
本記事では、
● SEO内部対策の概要や目的
● SEO内部対策の具体的な方法
● SEO内部対策と外部対策の違い
について解説します。
SEO内部対策をすぐに実践したい方は、ぜひ最後まで読んでください。
\未経験・初心者から3ヶ月でプロのWebマーケター!/
Contents
SEO内部対策とは?

SEO内部対策とは、ウェブサイト内部の改善策を指します。
具体的な改善方法は、以下の3つです。
● クロール施策…検索エンジンがサイトを巡回しやすくする工夫
● インデックス施策…コンテンツ内容を理解し、正しくインデックスに登録させる工夫
● ユーザビリティ施策…ユーザーの利便性を高める工夫
これらの内部対策を怠ると、たとえ高品質なコンテンツでも検索順位や評価が低くなる可能性があります。
\未経験・初心者から3ヶ月でプロのWebマーケター!/
SEO内部対策の目的と重要性

SEO内部対策の目的は、ウェブページを正しく認識・評価させることです。
Googleなどの検索エンジンは無数にあるウェブページをクロール(巡回)し、情報を取得します。この取得した情報を登録して質を判断するという一連の流れが、検索順位を決定するのです。
SEO内部対策はこの一連の流れを把握させるための重要な対策であり、ウェブサイトの質と評価の向上につながります。
\未経験・初心者から3ヶ月でプロのWebマーケター!/
SEO内部対策【効果的なクロール施策6選】

SEO内部対策の効果的なクロール施策は以下の6つです。
①階層や構造を単純化する
②適切なパンくずリストの設置
③XMLサイトマップの送信
④robots.txtによるクロールの制御
⑤ページネーションタグの設置
⑥定期的に更新する
それぞれ解説します。
①階層や構造を単純化する
ウェブサイトの階層や構造を単純化することで、検索エンジンがクロールしやすくなります。
何度もクリックしないと辿り着けないページがある場合、正しく評価されないことにつながるからです。この問題を解決するためには、ページ内部のリンクを増やす必要があります。
以下のポイントをチェックしましょう。
● 各ページに関連ページを入れる
● ヘッダーやフッターからいろいろなページに飛べるようにする
● ユーザーにとって分かりやすいリンク名にする(アンカーテキスト)
これらのポイントを参考にしながら、サイトの階層や構造を見直しましょう。
②適切なパンくずリストの設置
パンくずリストとは、サイト内の道順と現在地を示す内部リンクを指します。

パンくずリストはパッと見て内容が分かる名称にするなど、視認性を意識しましょう。
そうすることでテキストデータからクローラーは情報を読み取りやすくなり、サイト内の内容把握を促せます。
また、ユーザビリティの向上やSEO評価につながるため、視認性を高めた適切なパンくずリストを作成しましょう。
③XMLサイトマップの送信
XMLサイトマップとは、サイト内の記事の配置と内容を表した地図のようなものです。
XMLサイトマップを作成し、クローラーに送信することでクロールの促進につながります。
XMLサイトマップの作成は自動生成ツール「sitemap.xml Editor」やWordPressのプラグイン「Google XML Sitemaps」などを利用しましょう。
XMLサイトマップの送信は、Google search consoleの「サイトマップ」→「新しいサイトマップの追加」から可能です。
XMLサイトマップについて詳しく知りたい方は【サイトマップのSEO効果の真実!必要性を考えつつ簡単に作成しよう】をご覧ください。
④robots.txtによるクロールの制御
robots.txtファイルは、検索エンジンに対してクロールする部分としない部分をコントロールする役割を持っています。
robots.txtで不要なクロールを排除することは、クロールの促進に効果的です。
robots.txtはGoogle search consoleのrobots.txtテスターで確認できます。
robots.txtに記述される各単語の意味は以下の通りです。
User-agent | 検索エンジンを指定する項目 |
Disallow | クロールを制御する項目 |
Allow | クロールを促進する項目 |
Sitemap | XMLサイトマップの場所 |
robots.txtを適切に設定することで、サイトの評価を高めることにつながります。
ただし、記述を間違えると評価が下がる場合もあるため、エンジニアへ依頼することも検討しましょう。
⑤ページネーションタグの設置
ページネーションタグを設置することで、複数のページの評価を1つにまとめられます。
ページネーションタグの設置はGoogleからも推奨されており、サイトの情報をクローラーに伝えるのに効果的です。
● 構成要素ページまたは構成要素 URL のインデックス登録プロパティ(リンクなど)を、一連のコンテンツ全体でまとめること(つまり、page-1.html、page-2.html といった個々のページにあるリンクをばらばらに扱わず、順序を付けてグループ化すること)
● 最も関連性の高いページまたは URL(通常は一連のコンテンツの最初のページ)にユーザーを誘導すること
引用元:Google
ページネーションタグの記述は以下を参考にしてください。
最初のページの記述 | <link rel=”next” href=”2ページ目のURL/page2” (次のページ内容を伝える) |
前後に挟まれているページの記述 | <link rel=”prev” href=”1ページ目のURL/page1” <link rel=”next” href=”3ページ目のURL/page3” (前後のページ内容を伝える) |
最後のページの記述 | <link rel=”prev” href=”2ページ目のURL/page2” (前のページ内容を伝える) |
*ページネーションタグはhead内に記述する
正しくページネーションタグを記述することで、クロールの促進につながります。
⑥定期的に更新する
ウェブサイトは定期的な更新を心掛けましょう。
クローラーは更新頻度の高いウェブサイトに注目する傾向があるため、クロールの促進効果が期待できるからです。
また、常に最新情報にリライトすることでユーザーからの信頼性を得られます。
2週間ごとに更新するなどのルールを設定すると、定期的に更新する環境づくりができるためおすすめです。
\未経験・初心者から3ヶ月でプロのWebマーケター!/
SEO内部対策【効果的なインデックス施策7選】

検索エンジンはクロールしたウェブサイトの情報をインデックスに保存し品質を確認します。
インデックス施策はコンテンツの品質を高めるために、有効な施策といえるでしょう。
SEO内部対策の効果的なインデックス施策は以下の7つです。
①タイトルタグの改善
②見出しタグの改善
③メタディスクリプションの改善
④alt属性の改善
⑤URL正規化
⑥構造化データのマークアップ
⑦noindexタグの設置
それぞれ解説します。
①タイトルタグの改善
タイトルタグはユーザーのクリック率を左右する非常に重要なタグです。
タイトルタグを改善することで高品質と判断されやすくなります。
タイトルタグの改善ポイントは以下の点です。
● 検索キーワードを含める
● 検索キーワードはなるべく左側に寄せる
● タイトルタグはページ内に1ヵ所
● 文字数は35字前後にする
● 分かりやすく簡潔な文章にする
しかし、不自然にキーワードを詰め込むことで逆に品質が低いと判断されるため注意しましょう。
②見出しタグの改善
見出しタグとは、ページ内の大見出し・中見出し・小見出しなどを指します。
通常h1タグ、h2タグ、h3タグと呼び、ページの内容や構造を伝える役割として重要です。
見出しタグの改善ポイントは以下を参考にしてください。
● h1タグとh2タグには検索キーワードを含める
● ユーザーが内容を把握できる文にする
● 階層を深くしすぎない(h4やh5は原則使わない)
● 適切な順序にする(h1→h2→h3など)
見出しタグが適切か確認したいときは、Google Chromeの拡張機能SEO META in 1 CLICKを使うと簡単に把握できます。
③メタディスクリプションの改善
メタディスクリプションとは、検索したときにタイトルの下に表示されるページの要約文です。

メタディスクリプションを改善することで、高品質サイトと判断されやすくなります。
メタディスクリプションの作成は、以下の点を参考にしてください。
● 文字数は100~120字程度
● 検索キーワードを含める
● ユーザーの興味・関心を惹く文章を意識する
● サービス・強み・地域名などを含める
また、質の高いメタディスクリプションはスニペット(※)を生成する可能性もあるため、効果的なSEO施策といえます。
(※スニペット…検索したときに最上部に表示される概要文)
例「検索エンジン最適化」と検索したときのスニペット
④alt属性の改善
alt属性とは、サイト内の画像を説明する記述です。
この記述があることで、Googleは画像から情報を認識しやすくなります。
記述例:WEBMARKSのロゴ

img src=”https://webmarks.co.jp/wp-content/uploads/2019/12/logo.png” alt=”SEO特化型WebマーケティングスクールWEBMARKS「ウェブマークス」”
【alt=”画像の説明”】
alt属性の記述は、キーワードを含めシンプルに説明することで効果的なインデックス施策となります。
Google Chromeの拡張機能Alt & Meta viewerは、サイト内のalt属性の把握ツールとしておすすめです。
⑤URL正規化
URL正規化とは、同一ページのURLを1つに統一することです。
URL正規化は評価が分散されないようにするための重要なSEO対策です。
同一ページにURLが複数あるかを以下の順序で確認してみましょう。
1. 「www」を入れるor消す
2. URLの最後に「index.html」や「index.php」を入力
3. 「http」か「https」を入力する
同一ページにもかかわらず、URLが複数ある場合は正規のURLに転送するための記述が必要です。
URL正規化については【エンジニア必読!】web制作で検索上位表示に必要なSEO対策の記事もおすすめします。
⑥構造化データのマークアップ
構造化データのマークアップとは、HTMLで表現された情報を検索エンジンやクローラーに理解させるための手法です。
構造化データの種類は記事・店舗情報・レシピなどさまざまなものがあり、それぞれに対応したタグの記述をする必要があります。
記述例:Google検索がサポートする構造化データ マークアップ
※記述は専門知識のあるエンジニアへ依頼することを推奨します
構造化データのマークアップはクローラーへの理解を促すだけでなく、検索結果にリッチスニペット(※)を表示する可能性もあるため、クリック率の向上も期待できます。
(※リッチスニペット…検索結果に表れる特別な表示)
例:ハンバーグレシピのリッチスニペット
⑦noindexタグの設置
noindexタグとは、特定のページの評価を検索結果に反映させないためのタグです。
記述方法は、head内に<meta name=”robots” content=”noindex” />と入力します。
noindexタグを設置した方が良いページは以下の5つです。
● 情報量が少ないページ
● 内容が同一のページ
● 管理画面
● リンク集
● エラーページ
特定のページを検索結果に反映させないことで、サイト全体の評価が高まる可能性があります。
ただし、記述を間違えてしまうことで評価が下がる可能性もあるため、エンジニアへ依頼することも検討しましょう。
\未経験・初心者から3ヶ月でプロのWebマーケター!/
SEO内部対策【効果的なユーザビリティ施策4選】

Googleは信頼性が高く、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成を推奨しています。
つまり、ユーザビリティの向上はSEO内部対策の必須事項といえるでしょう。
SEO内部対策の効果的なユーザビリティ施策は以下の4つです。
①サイト表示速度の改善
②モバイルフレンドリー対策
③エラーページ対策
④SSL化
それぞれ解説します。
①サイト表示速度の改善
サイト表示速度の改善は、ユーザーの離脱率を大きく変えるため重要な施策です。
表示速度が遅くなる原因の1つに画像の容量が挙げられます。
画像の圧縮におすすめのサイトがTinyJPGです。
圧縮することで動画のサイズは約10分の1になるため、表示速度の改善が見込めます。
また、スピード測定ツールのPage speed insightsでサイト内の速度について確認するのもおすすめです。
その他の表示速度の改善については【Webサイトの表示速度を改善!ユーザーを離脱させないサイト作り】もご覧ください。
②モバイルフレンドリー対策
モバイルフレンドリーとは、スマートフォン等で閲覧するユーザーへの配慮を指します。
モバイルフレンドリー対策は、モバイルユーザーの離脱率に関わる重要な施策です。
モバイルフレンドリー対策については、以下の点に配慮しましょう。
● フォントの大きさは適切か
● 適度に改行をしているか
● 表がくずれていないか
● 画像が適切に表示されているか
● 全てのコンテンツが正しく表示されているか
他にも、エラーを見つける方法としてモバイルフレンドリーテストを使うこともおすすめです。
これらの点に配慮して、モバイルユーザーにも利用しやすいサイト作成を心掛けましょう。
③エラーページ対策
エラーページとは「404 NOT FOUND」など、存在しないページにアクセスしたときに表示されるページです。
エラーページ対策をすることで、ユーザーのサイト回遊率が高まる可能性があります。
エラーページに表示した方が良いものは以下の4つです。
● TOPページに移動できるリンク
● ヘッダーとフッター
● 検索窓
● 無効なリンクの報告フォーム
これらの点を押さえて、ユーザーが困らないようなエラーページ対策をしましょう。
④SSL化
SSL化とは、サイトのセキュリティを高めるための内部対策です。
具体的には、サイトURLが「https」となっているかどうかを確認しましょう。
もし「http」となっている場合は、セキュリティ保護されていない状態のため、ユーザーに不信感を与えてしまいます。
GoogleはSSL化することを推奨しているため、セキュリティ保護への配慮は必須事項です。
SSL化できていない場合は、早急にレンタルサーバー等の手続きを済ませてください。
\未経験・初心者から3ヶ月でプロのWebマーケター!/
外部対策とは?【内部対策との違いを解説】

外部対策とはサイト外の施策のことで、主に被リンクの精査が挙げられます。
別のウェブサイトから被リンクされているサイトは、評価が高いと認識される可能性があります。
ただし、必ずしも被リンク数が多ければ評価が高いわけではなく、高品質なサイトから被リンクされることが大切です。
以下のサイトから被リンクされていないか確認しましょう。
● 反社会的なリンク
● Googleからペナルティを受けているサイト
● 海外のアダルトサイトからのリンク
● SSL化されていないサイト
これらのサイトからの被リンクは逆にSEOの評価が下がるかもしれません。
被リンクの確認や否認はGoogle Search Consoleで対応できます。
内部対策だけでなく外部対策への対応も心掛けましょう。
\未経験・初心者から3ヶ月でプロのWebマーケター!/
SEO内部対策をするときの注意点

SEO内部対策をするときの注意点として以下の施策があります。
● 隠しテキストと隠しリンク
● クローキング
これらはGoogleガイドライン違反としてペナルティを受ける可能性があるため、実施しないよう注意してください。
隠しテキストと隠しリンク
隠しテキスト・隠しリンクとは、ユーザーから見えないようにテキストやリンクを配置し、評価に影響を与えるものです。
意図せずに違反行為になってしまうケースもあるため、サイト作成時には以下の点に注意しましょう。
● フォントサイズが0になっていないか
● フォントの色が背景と同色になっていないか
● 画像とフォントが重なっていないか
● 閲覧範囲外の位置にテキストを配置していないか
ペナルティを受けることで悪質なサイトと認識される可能性があります。テキスト・リンクの設置や画像の挿入時は正しく表示されているか確認するクセをつけましょう。
クローキング
クローキングとは、ユーザーと検索エンジンに対して別々のページを表示することです。
意図せずクローキング行為になる可能性として以下の点に注意しましょう。
● 会員用ページ
● ハッキング
会員用のページを運営する際、会員用のページはクロールされないように設定しましょう。
もしも、会員用ページを検索順位に反映してしまうと、ユーザーと検索エンジンで別々のページを表示することになるため、クローキング行為と認識されてしまいます。
また、サイトがハッキングされている場合、ハッカーはユーザーに対して悪質なページを表示するかもしれません。
この場合、ウェブサイト運営者がクローキング行為に該当してしまう可能性もあります。
クロールの設定やセキュリティ面についても配慮していきましょう。
SEO対策のペナルティについて知りたい方は【SEOの古い常識7選!あの手法もペナルティーの対象に】の記事もおすすめです。
\未経験・初心者から3ヶ月でプロのWebマーケター!/
SEOを極めたい方はWEBMARKSへ!

本記事では、すぐに実践できるSEO内部対策について解説しました。
SEO対策はサイト運営を支えるための重要な施策です。
サイト運営の成果を継続的に出すためには、SEOスキルの高い人材が求められます。
本サイトWEBMARKSは、SEOマーケター養成に特化しているため、SEOスキルを極めたい方には非常におすすめなスクールです。
「SEOについて詳しくなりたい!」
「サイト運営で成果を出したい!」
と思った方は、現役マーケターとの無料相談をご活用ください。
\未経験・初心者から3ヶ月でプロのWebマーケター!/