中小企業診断士にはWebマーケティングがおすすめ?賢い資格の活かし方

12期生
机の上に無造作に置かれた花とコーヒーカップ

中小企業診断士を取得したものの活かし方がわからない・・・

資格を取得して独立したいけど安定的に案件を取れるか不安・・・

そんな悩みはありませんか?

この記事では中小企業診断士を取得した人、これから取得する人に向けて、Webマーケティングスキルを身につけることの重要性についてお伝えしていきます!

実際に中小企業診断士として活躍する方の話も踏まえて解説しますので、資格の活かし方を参考にしてみてください!

\未経験・初心者から3ヶ月でプロのWebマーケター!/

中小企業診断士×Webマーケティングがおすすめな理由

見晴らしのいい草原に停めれられた車

中小企業診断士とWebマーケティングは以下のような理由で相性が良いと言われています。

●中小企業診断士の資格単体で案件を取るのは非効率
●中小企業の課題としてWebマーケティングの活用が挙げられる
●診断士がWebマーケティング関連の依頼を受けるケースは実際に多い

そもそも中小企業診断士は合格するまでに約1,000時間の学習が必要と言われ、学習範囲も広義に渡る資格として有名です。

中小企業診断士の試験科目

出典:中小企業診断士をもっと知る!|資格の学校TAC

せっかく時間をかけて勉強したのなら、最大限メリットを得たいですよね。

そんな方に向けて、Webマーケティングとの掛け合わせをおすすめする理由について詳しく見ていきます。

中小企業診断士はなくなる?資格だけで案件を取るのは非効率かも

中小企業診断士はなくなる?という話も耳にしますが、結論、そんなことはありません。

ただ、長期視点でみると資格単体で案件を取り続けることが効率的だとは言い難いです。

中小企業診断士の資格を取得した初期段階では主に協会や研究会経由などのコネクションを利用した案件獲得が中心になり、業務内容としては以下のようなものが挙げられます。

●補助金申請
●民間コンサルティング
●公的業務(経営相談窓口や専門家登録)
●新規のサービス領域(Webマーケティング、システム開発など)

これだけ業務の幅が広ければ資格単体でも十分稼いでいけるのでは?

そう感じた人も多いのではないでしょうか。

ただ実際は、中小企業診断士には弁護士や司法書士のように独占業務があるわけではないため、資格をもっていない人も同じ仕事をできる点で競合性が高いという特性があります。

特に、中小企業の経営・戦略コンサルタントとして就く場合は、実績や人脈を通して資格を持たない人が活躍するケースも多いのが現状です。

そのため資格に加えて武器となるスキルを身につけておくことで、同じポジションを狙う人との差別化を図ることができます。

中小企業の課題は?Webマーケティングを活用しよう

中小企業診断士を勉強した人ならわかると思いますが、中小企業が生き残るためにはWeb・オンライン媒体の活用が必要不可欠です。

今年の4月に経済産業省が発表した「2023年版中小企業白書・小規模企業白書」によると、各企業のデジタル化の取り組み状況について以下のようなデータが挙げられています。

経済産業省データ
①紙や口頭による業務が中心で、デジタル化が図られていない状態
②アナログな状況からデジタルツールを利用した業務環境に移行している状態
③デジタル化による業務効率化やデータ分析に取り組んでいる状態
④デジタル化によるビジネスモデルの変革や競争力強化に取り組んでいる状態

参考:中小企業白書 2023|経済産業省

2019年から2022年にかけて、デジタル化により業務効率化を図っている企業の割合は16.5%上昇していることがわかります。(各年6,000以上の企業を対象)

さらに2025年には、このうち過半数を超える企業がDX化を行っている見込みです。

中小企業の経営戦略を立てていくに際し、Webマーケティングの需要の高さが伺えますね。

さらに、Webマーケティングのスキルを身につけておくことで「案件獲得のしやすさ」「単価面」で以下のようなメリットも考えられます。

Webマーケティングスキルを掛け合わせるメリット
案件獲得 中小企業診断士・Webマーケターなど、単一スキルの人が競合になる際に差別化を図れる
単価面 需要が高いWebマーケティング領域まで任されることで業務領域が広がり、単価アップにつなげやすい

中小企業診断士は財務や法務、経営理論など経営部分に関しての知識もあるため、純粋に他のWebマーケターと差別化して独自性を出すことも可能です。

その他のメリットに関しては次章で詳しくお伝えしますね。

\未経験・初心者から3ヶ月でプロのWebマーケター!/

中小企業診断士がWebマーケティングを学ぶメリット・デメリット

閉じかけたパソコンと椅子
中小企業診断士がWebマーケティングを学ぶメリット・デメリットについて詳しくみていきます。

いくらWebマーケティングの需要があるとはいえ、スキルを身につける弊害もあるのでは?

念のためデメリットに関しても把握しておきたいですよね。

自身の状況的にWebマーケティングを学ぶことが本当に最善なのか、なんだか怪しいなと思う方はぜひ確認してみてください。

そもそもWebマーケティングとは?

そもそもWebマーケティングとは、Webサイトを使って集客を行い、商品やサービスが売れる仕組みをつくることです。

具体的にはWebサイト運用、SEO対策、Web広告などの施策が挙げられ、デジタルマーケティングの一部になります。

デジタルマーケティングとWebマーケティングの違い

出典:デジタルマーケティングとは?施策や手法、戦略立案のポイント

近年、日本のデジタル広告市場は拡大を続けており、2021年にはインターネット広告(2兆7,052億円)がマスコミ4媒体9広告(2兆2,538円)を上回りました。

広告媒体の推移

出典:総務省|令和4年版 情報通信白書|広告|総務省

情報収集源はインターネットが主流となっており、商品の購入やサービス契約についても同じことが言えます。

市場の変化から見ても、今後Webマーケティングの活用は必要不可欠になってきそうですね。

中小企業診断士がWebマーケティングを学ぶメリット

中小企業診断士がWebマーケティングを学ぶメリットは、以下のようなものが挙げられます。

メリット

●初期投資が少なくパソコン1台で始められる
●需要の高さから案件獲得の初期段階でも単価を上げやすい
●中小企業診断士単体で独立するより効率的に案件獲得できる
●関係性のあるクライアントに対しWebマーケティングで追加提案できる など

やはり、Web需要の高さから費用面での恩恵が期待できそうです。

需要のど真ん中で価値提供できる機会が増えるため、稼ぐための選択肢を増やすことにも繋がりますね。

ちなみに実際に中小企業診断士として活躍している知り合いも、クライアントからWebマーケティング領域の相談をされることが多いとのことでした。

今年4月からWebマーケティングのスクールに通い、6月には見事業務領域を拡大されてたのだとか・・・素晴らしいですね。

スクールについては最後に紹介しているので、気になる人はそちらを見てみてください。

中小企業診断士がWebマーケティングを学ぶデメリット

一方、中小企業診断士がWebマーケティングを学ぶデメリットには次のようなものがあります。

デメリット

●頻繁にアルゴリズムのアップデートがあるため常に情報のキャッチアップが必要
●Chat GPTなど 最新のAIツールを使う側に立たなければならない
●アクセス解析やデータ分析など意外と地道な作業が多い
●Webマーケティングを押し出さないほうが案件を獲得できる場合もある

移り変わりが激しいというWeb業界の特性から、常にスキル・情報をアップデートする努力が必要になってきそうです。

ただ、忍耐力のある中小企業診断士の方は、そんなことより4つ目のデメリットが気になるのではないでしょうか。

これはほとんどの人には当てはまらないものですが、AI関連など一部の専門性がある人は注意が必要です。

案件獲得で自己アピールする際は、何を強く打ち出すかによって獲得できる案件の種類が異なってきます。

特に需要が高く、かつ精通した人が少ない分野のスキルを兼ね備えている場合は、その希少性を活かしてアピールした方が案件を取りやすい場合もあるようです。

複数軸よりプロフェッショナルが求められることもありますので、すでに個性的な専門スキルを持っている場合は、案件獲得後の追加提案としてWebマーケティング領域まで業務を拡大していければベストですね。

\未経験・初心者から3ヶ月でプロのWebマーケター!/

中小企業診断士の資格を取った背景や自分の状況を整理する

スマートフォンを片手にメモを取る女性

中小企業診断士を取得する際に思い描いていた生活、それに対する現状を一度整理することで、目的に対するギャップを埋めるために取るべき行動を明確にできます。

理想実現のためにWebマーケティングスキルの習得は本当に必要なのか?

客観的な視点をもって考えることができるので、ぜひ考えがまとまっていない方は自己分析してみてくださいね。

●何のために中小企業診断士を取得したのか
●いつ頃までに目的を達成したいのか
●どんな形で目的を達成したいのか(独立する、副業としてなど)

上記のような項目に関して自分なりの考えを整理しておくことをおすすめします。

中小企業診断士を活かす理想の状態を言語化する

具体的な整理の仕方についてですが、まずは資格取得を試みた背景をもとに自分が描く理想の状態を言語化します。

例)

項目 回答
資格取得の目的 自由な働き方を手に入れるための手段として取得したい
達成時期 1年後
状態 完全に独立してフリーランスになりたい
その他 まずは副業からでもOK

目的と現状にあわせて具体的な目標を立てる

自分が目指したい状況が整理できたら、ゴールからの逆算をもとに過程を細分化していきます。

例)1年後に独立を考えている人の場合

目標 やるべきこと
3ヶ月後 取得スキルの習得 スキルの方向性を定める、知識を習得する
半年後 副業案件獲得 職務経歴書の作成、条件面の棚卸し
1年後 独立 安定できるくらいの案件量を確保できる状態にする

先ほど述べた通りですが、中小企業診断士には独占業務がないという特性上、独立を目指す場合は別のスキルを掛け合わせることで差別化を図りやすくなります。

この記事ではWebマーケティングを進めていますが、それは自分にとって最善なのか、他に専門性のあるスキルはないのか。

目指したい方向性を自分で決定できると、納得感を持って進められそうですね。

問題になりそうな点を予測して対策を立てる

さらに、独立する上で問題となりそうな部分を対策することで、あらかじめリスクヘッジすることができます。

以下は例をもとに想定され得る問題です。

●独立して安定的に案件を獲得し続けられる保証はない
●独立した時にクライアントのニーズに応えられない可能性がある
●専門分野によって活動内容が左右されてしまう

ポジティブシンキング、ネガティブシュミレーション、ポジティブアクション」という言葉もあります。

事前にしっかり対策を立てることで自信を持って行動できるように、まずは徹底して現状把握するようにしましょう。

これから中小企業診断士を取得しようと考えている人も、資格を取る目的を明確にし自己実現の手段にできると良いですね。

\未経験・初心者から3ヶ月でプロのWebマーケター!/

中小企業診断士に活かす!Webマーケティングスキルの身につけ方

新しいスキルと書かれた看板

中小企業診断士が活かしやすいWebマーケティングのスキルは、大きく以下の方法で身につけられます。

●Webマーケティングの会社へ転職する
●Webマーケティングのスクールへ通う
●独学でウェブ解析士を取得してみる

それぞれどのような人に向いているか解説するので、自分の状況と照らし合わせながら読んでみてくださいね。

Webマーケティング会社へ転職する

Webマーケティング会社へ転職して、会社員として働きながらマーケティングのスキルを身につけていくやり方です。

転職する労力こそかかりますが、実務を通して実践的なスキルを身につけられる点がメリットとして挙げられます。

一方、現在の職ですでに昇格している人や安定したポジションが確立できている人は、未経験からの転職となるため収入面で少し不利になりそうですよね。

したがって、中小企業診断士として独立する予定があるものの、時間をかけてWebマーケティングを学んでいきたい方や多少収入が下がっても大丈夫な方には転職の道がおすすめです。

Webマーケティングのスクールへ通う

Webマーケティングのスクールへ通うことで専門的なスキルを学ぶ方法もあります。

マーケスキルを身につけたいけど今の仕事も楽しくて続けたい・・・
今から転職するのはちょっと違うな・・・

そんな方には、スクールの活用がおすすめです。

比較的短期間でスキルを身につけられること、スキル習得後も副業案件で収入アップを目指せることが大きなメリットとして挙げられます。

ただ、机上での学習になるケースも多く、実践で活用できるレベルまで落とし込んで理解することは容易ではありません。

また本業と並行しての学習になるため、覚悟を持って学習に望むことが必要になってきそうです。

独学でウェブ解析士を取得してみる

あまり主流ではありませんが、Webマーケティングのさわりの部分としてウェブ解析士を取得することもおすすめです。

これは中小企業診断士と掛け合わせて仕事にしていくというよりは、掛け合わせとしてWebマーケティングを選ぶかを迷っている人におすすめしたい選択肢になります。

そもそもウェブ解析士についてですが、ウェブ解析士教会が主催する認定資格で四肢択一式の問題が出題されます。

特に今年度は合格率も90%以上と、難易度はそれほど高くありません。

Web解析士合格率推移

出典:【ウェブ解析士資格】受講者数・受験者数・合格者数(2023年4月1〜30日) | 一般社団法人ウェブ解析士協会

筆者も未経験・独学から学習を始めましたが、20時間程度の学習時間で合格できたので中小企業診断士を取得された方には比較的優しい資格と言えそうです。

資格単体で案件を取れるほどの効力はないものの「インターネット上でのユーザー行動の解析」「マーケティングを行う上でのPDCAの適正化」など、Webマーケター視点に近い分野の資格ではあるので、ガッツリWebマーケティングを学ぶ前に適性を知りたい方にはおすすめですよ。

\未経験・初心者から3ヶ月でプロのWebマーケター!/

中小企業診断士におすすめ!Webマーケティングを学べるスクール

幸運を、と書く人とペン

Webマーケティングを学ぶ方法についていくつか選択肢を挙げましたが、中小企業診断士が効率的かつ短期間でWebマーケティングを学ぶためには、スクールの活用がおすすめです。

転職を挟まずにスキル習得できるとはいえ、実務レベルまで落とし込めるかは不安・・・

そんな方には、現役マーケターの添削を受けながら実践的なスキルを身につけられるWEBMARKSをおすすめします。

メリットのところでお伝えした、学習から3ヶ月でWebマーケティングの提案をされた診断士の方もWEBMARKSを受講されていました。

詳しいスクール比較に関してはこちらの記事でも紹介しているので、じっくり検討したい方はあわせて読んでみてくださいね。

\未経験・初心者から3ヶ月でプロのWebマーケター!/

SEO特化のWebマーケティングが学べるWEBMARKS

WEBMARKSはWebマーケティングの中でもSEOに特化したスキルを学べることが特徴で、【最短3ヶ月】でWebマーケティングスキルを身につけることができます。

実践ベースでの講義が中心かつ案件獲得サポートまであるため、最後まで講義に出席した方の90%以上は案件を獲得できている状況です。

未経験からWEBMARKSの講義を受講した方でも、卒業後1ヶ月目で「月10万の案件を3本獲得」「月20万の案件を獲得」など、即戦力のWebマーケターとして活躍されていますよ。

経営や戦略についての知識もある中小企業診断士の方は、診断士業務に加えてWebマーケティングの提案を行うことでさらに単価アップも図れそうですね。

もちろん案件獲得時の掛け合わせスキルとしても活用できますので、ぜひスキルを身につけて資格を最大限活かしていきましょう!

何か気になる部分がある方は無料相談会も開催しているので、お気軽に下のボタンを押してみてくださいね。

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この記事を書いた人
貞松
千葉大学文学部卒業後、新卒で不動産ベンチャー企業に入社。半年で累計3億以上のマンションを仕入れる。自由な働き方に憧れてSNS事業で独立、現在はSEO中心にWebマーケも担当しています|趣味は弾き語りと喫茶店巡り
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