日々懸命に働いている皆さんなら、きっとこんな不安を感じたことがあるのではないでしょうか。
「自分のスキルではこの仕事についていけない。」
「今の待遇では将来が不安。」
「一生このまま今の会社で働くのだろうか。」
筆者もそう思っていた一人です。
今回は少しでも不安を解消できるよう、「リスキリング」について学んでいきましょう。
本記事では「リスキリング」に個人で取り組んでいく際のお悩みに徹底的に答えていきます。
「リスキリング」に取り組みたいと思っている人も、「リスキリング」という言葉を初めて耳にする人も、最後までご覧いただき、未来の自分のために動き出していきましょう。
\未経験・初心者から3ヶ月でプロのWebマーケター!/
Contents
「個人が学ぶ」リスキリングとは?
日本でも2022年10月に、岸田首相が「5年で1兆円を投じて支援する」と表明し話題になったリスキリング。
そもそも、リスキリングとは何でしょうか。
経済産業省によると、リスキリング(reskilling)とは「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること」としています。
リスキリングについてもっと詳しく知りたい場合は以下をご参照ください。
リスキリングは、企業目線で語られることが多いです。しかし、個人目線で考えたとき、リスキリング後のスキルを生かしてキャリアアップや独立、転職をすることもできます。
本記事を読んでいる皆さんは、「自分目線」で学びを生かすことを考えましょう。
下のグラフをご覧ください。実際に、「自分の市場価値を上げるために学習したいことがあるか」という質問に前向きな解答をしている人は、8割以上いることが分かります。
(出典:ONGAESHIプロジェクトチーム「【リスキリング予備軍の実態調査】」)
しかし、8割以上の人が「学習したいことがある」のに、リスキリングに取り組んでいなかったり中断してしまったりしている人が多いのも事実です。
どのような障壁があるのでしょうか。
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個人が抱えるリスキリングのお悩み5選
企業主導ではなく個人でリスキリングに取り組む際、多く見られる悩みが以下の5点です。
- モチベーションが維持できない
- 何を学べばよいか分からない
- 経済的な負担が大きい
- 学習時間の確保が難しい
- 最適な学び方が分からない
悩みに関しては様々な団体が調査していますが、どの調査も上位に上がってくるものは上記の5点といってよいでしょう。
(出典:Appliv「リスキリングにおける悩み1位は『学習時間の確保』、成果に繋がったスキルは『マーケティング』」)
(出典:PR TIMES「キャリア構築に役立つ学びとは~【20・30代のリスキリング意識調査】」)
5点の悩みと解決策について、詳しく見ていきましょう。
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個人が抱えるリスキリングのお悩み①「モチベーションが維持できない」
働きながらのリスキリング。学習を進めていると慣れない用語もたくさん出てきますよね。
「モチベーションがなかなか上がらない」
「思ったように学習が進まない」
「難しくて頭に入ってこない」
そんな悩みが聞こえてきそうです。ここでは、2つの解決策をご提案していきます。
リスキリングの目的を見定める
リスキリングに取り組む上で大切なのが、「何のために学ぶのか?」という目的を見定めること。
- 「社内での異動を目指す!」
- 「転職する!」
といった目的をもった上で、実務で評価される「実用的なスキル」を身につけることが重要です。理想とする状態とのギャップを把握してスキルの習得に励みましょう。
目的が明確になればモチベーションも維持しやすくなります。
その際におすすめなのが、「自分の強みやスキルを活かせないか?」と考えることです。
既存事業に新たなシステムを導入して新事業を起こすように、個人レベルで見ても「強み × 〇〇」という考え方は、キャリアの選択肢を広げるうえで有効な手段になり得ます。
共に学ぶ仲間をつくる
一人では難しいことも、何人かで取り組めば励みになることがあります。
リスキリングするスキルが違っても構いません。一緒に学習したり今日頑張ったことを報告し合ったりするとよいでしょう。
SNSを活用して、学んだことをアウトプットし合うのも刺激になりますね。
周りに一緒に学習する仲間がいなければ、スクールに通うという手段もあります。同期との横のつながりが生まれ、励まし合いながら学習することができるでしょう。
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個人が抱えるリスキリングのお悩み②「何を学べばよいか分からない」
いざ、リスキリングをしようといっても、何から始めていいか分かりませんよね。
ここではよく学ばれているスキルを5点ご紹介します。前章でも述べた通り、リスキリングの目的や自分の強みと照らし合わせながら学ぶスキルを決めてみてください。
- 1 語学スキル
- 2 コミュニケーションスキル
- 3 財務・経理のデジタル化対応スキル
- 4 マーケテイングスキル
- 5 ITスキル
PR TIMES「キャリア構築に役立つ学びとは~【20・30代のリスキリング意識調査】」
1 語学スキル
語学の中でもよく学ばれているのが、やはり「英語」です。
財務総合政策研究所でも、英語の重要性を以下のように述べています。
ヒトやモノが国境を越えて自由に動くグローバル時代において、言語・文化が異なる人間同士のコミュニケーション・ツールとして外国語を習得することの重要性がますます高まっている。
とりわけ、「世界の共通語(lingua franca)」である英語を運用する力は必須の能力となってきており、わが国においても、例えば、入試、採用、昇進といった人生の重要局面において英語力を求められることは珍しいことではなくなっている。
(出典:財務総研「英語力がもたらす経済効果 」)
また、英語は誰もが基礎を学び終えており、学習教材をそろえやすいという点でも学びやすいと言えます。
2 コミュニケーションスキル
仕事をする上でも日常生活の中でも欠かせないのがコミュニケーションスキル。
「会話がすぐ途切れてしまって人と話すの苦手なんだよね」
「私、人見知りだから・・・」
といって諦めていませんか?
東洋大学の安藤清志教授はコミュニケーションスキルを以下のように定義付けています。
人とコミュニケーションをとる目的を明確にしたうえで、自分をどう見せたいかを考え、相手に対する適切な働きかけとレスポンスができる力
(出典:東洋大学「コミュニケーションスキルとは?心理学の専門家に聞いた、ビジネスで活かせる5つのコミュニケーション術」)
やはり、何事も「目的」は大切なようです。相手への働きかけとレスポンスについても、コツを学べばその日からすぐに実践可能です。
汎用性の高いスキルですので、学んでみてはいかがでしょうか。
3 財務・経理のデジタル化対応スキル
財務や経理部門はシステムの複雑化や老朽化、紙媒体での書類管理などが要因となり、デジタル化が遅れていると言われています。
つまり、財務・経理のデジタル化に対応できる社員はかなりの需要があると言えるでしょう。また、昨今話題になっている「電子帳簿保存法」への対応も必須です。
国税庁「電子帳簿等保存制度特設サイト」
電子帳簿保存法に対応できた場合、ペーパーレス化やコスト削減、ファイリングや処分が不要になることによる手間の削減に繋がります。現在、財務や経理に携わっている人は選択肢の一つとしてみてはいかがでしょうか。
NTT Communications「リスキリングとは。経理部門におけるリスキリングの成功ポイントや導入手順を解説」
4 マーケティングスキル
マーケティングとは、「顧客の欲求を満たすために企業が行うあらゆる活動の総称」です。
具体的には、「顧客のニーズを探るための市場調査・分析、それらにもとづく商品企画・開発、開発した商品を知ってもらうための広告宣伝活動・プロモーションなど」がマーケティングに含まれます。
三井住友銀行「マーケティングとは?戦略の立て方と施策成功のポイントを解説」
また、マーケティングスキルの重要性について、早稲田大学の恩蔵直人教授は次のように述べています。
今後、グローバルなマーケティング・スキルを持ち合わせることなく、企業が成長し競争に勝ち進むことは困難になっている。
(出典:Marketing Journal Vol.22 No.3「マーケティングの重要性と影響力」)
では、リスキリングの視点でApplivの調査を見てみましょう。
リスキリングで学んだ内容を成果別で見ると、8項目中6項目のTOP3に「マーケティング」が入っています。よって、他のスキルよりも良い結果に繋がりやすいことが分かります。
(出典:Appliv「リスキリングにおける悩み1位は『学習時間の確保』、成果に繋がったスキルは『マーケティング』」)
5 ITスキル
経済産業省が推進するリスキリングの背景の一つには、DX(デジタルトランスフォーメーション)への対応が挙げられます。
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、「企業がビジネス環境の激しい変化に対応するために、デジタル技術を活用し、業務、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、新たなデジタル時代にも十分に勝ち残れるよう自社の競争力を高めること」を指します。
経済産業省「DXレポート」
身近な例は以下の通りです。
- スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどで、セルフレジが導入され、人件費削減やレジ待ち時間の短縮が実現した。
- 銀行がモバイルアプリを開発することで、銀行取引をスマートフォンで簡単に速く行えるようになった。
- 自動メールやチャットボットを活用し、顧客対応業務の労力を削減したり、生産性を向上したりすることができるようになった。
つまり、一口に「デジタルスキル」「ITスキル」といっても、様々なスキルが存在します。
PC操作
プログラミング
Web制作
Webデザイン
データ解析
AI・ChatGPT
動画編集
Webライティング
Webマーケティング ・・・
実際に「デジタルスキル」、「ITスキル」は働く世代に注目されています。
WEBMARKSの調査によると、将来的にIT・Web系のスキルを身に付けたいと思っている人は、全体で60.1%いることが分かりました。
年代別に見ると、特に20代が顕著で、全体68.4%に対して20代では77.7%の人が「身に付けたい・取り組んでいる」と回答しています。
また、30代でも71.6%と高い数値です。20代、30代の若い世代ほど、IT・Web系スキルへのリスキリング意識が高まっていると言えるでしょう。中でも、前段で紹介したおすすめスキル4の「マーケティング」と掛け合わせた「Webマーケティング」への関心も高まっています。
Webマーケティングのスキルを身に付けたいと思う一番の理由は、「本業での活用」が36.3%で圧倒的に高い結果でした。これは、あらゆる職種・立場・業界において、Webマーケティング的思考が必要とされている状況であると推測できます。
(参考:「【リスキリング意識調査】20代の身に付けたいスキルは「Webマーケティング」の回答が「AI・ChatGPT」よりも多い結果に」)
「Webマーケティング」とは、Webを利用してマーケティング活動をすること。つまり「Webサイトに集客し、売れる仕組みを作る」ことです。
Webマーケティングについて詳しく知りたい場合は、以下のサイトをご参照ください。
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個人が抱えるリスキリングのお悩み③「経済的な負担が大きい」
最も切実な悩みの一つが「経済的な負担」だと思います。
そんな私たちの強い味方となる、個人で取り組むリスキリングに対する助成金をご紹介します。
個人でも使える!助成金制度
◆教育訓練給付制度
働く方々の主体的な能力開発やキャリア形成を支援し、雇用の安定と就職の促進を図ることを目的として、厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了した際に、受講費用の一部が支給されるものです。
教育訓練給付制度には以下の3つがあります。
◆公的職業訓練のデジタル分野の重点化によるデジタル推進人材の育成
前章でご紹介した「IT系スキル」の取得を目的として求職者支援訓練などを実施する民間団体などの講座を受けた場合に利用できる制度です。
特定の条件を満たしていれば、月額10万円の職業訓練給付金が受けられます。
「ハローワークインターネットサービス」で受講できる講座を検索でき、ハローワークから申し込み可能です。
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個人が抱えるリスキリングのお悩み④「学習時間の確保が難しい」
仕事をしながら学ぶ私たちにとっては大きな悩みだと思います。実際に、学習時間の確保の難しさを理由にリスキリングを諦めた人もいるのではないでしょうか。
未来の自分を変えるきっかけを諦めないためにも、ぜひ参考にしてみてください。
学習時間帯を決める
もうすでに実践されている人もいるかもしれません。
「1日1時間学習しよう」
と決めるのもよいですが、おすすめなのは、ルーティン化してしまうことです。
夜型の人なら、帰宅してだらけてしまう前に、荷物を置いてすぐに30分学習する、
その後睡眠の前に記憶に残したい学習内容を覚える、といった具合です。
筆者は朝型でしたので、夜は早く寝て、早朝の頭が働きやすい時間帯に学習や仕事をしていました。自分に合った方法を取り入れてみてください。
オンラインで学習する
オンライン学習は、動画学習やオンラインスクールなどの学び方があります。
動画学習であれば、1本の動画の長さが決まっているため、学習時間の見通しをもちやすいです。
オンラインスクールであれば、受講時間が設定されているため、スケジュール管理は大変ですが、自分のモチベーションにかかわらずコンスタントに学習することが可能です。
また、スクールに同期などの仲間がいれば、それだけで励みになることもあります。時間帯を設定し、ビデオ会議アプリを活用して一緒に学習するのもよいでしょう。
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個人が抱えるリスキリングのお悩み⑤「最適な学び方が分からない」
ここまで読まれたあなたは、リスキリングの見通しが少しもてたのではないでしょうか。
どんな目的で、何を学び、どの制度を活用するか整理してみましょう。
しかし、最も重要な「学び方」を間違えてしまうと、リスキリングが長続きしなかったり途中で挫折してしまったりするかもしれません。
どのような学び方が自分に合っているのか、見ていきましょう。
独学で学ぶ
◆書籍・テキスト
最も手っ取り早く始めやすいです。情報収集をしてどの書籍・テキストで学ぶのかを見極めましょう。
しかし、前章でも述べた通り、学習時間を確保し、自分の強い意志で学びを継続することが重要です。
◆動画
世の中には情報があふれており、動画もたくさん存在します。最近ではYouTubeを使ってスキルを学ぶ人も増えてきました。
しかし、正しい情報を見極めることはとても難しいです。信頼性の高いものを探して学びましょう。
◆オフラインの講座やセミナーに行く
リアルタイムで人から学ぶことはとても貴重で有意義な時間です。実感が伴うので、理解も深まるでしょう。
しかし、一過性のものになることが多いため、1回限りの学びにならないよう注意しましょう。
オンラインスクールに通う
独学に比べると費用が多くかかってしまうデメリットはありますが、学びの質は向上するでしょう。
プロの講師から知識や技能を学ぶため、余計な情報に振り回されることなく目の前の学ぶべき内容に集中できます。
また、オンラインのため、場所に縛られることなく学べることも魅力です。
さらに、これまで何度か述べてきた通り、「仲間と共に学ぶ」ことのメリットも大きいと思います。
(出典:ONGAESHIプロジェクト「【リスキリング予備軍の実態調査】若手社会人の82%が、リスキリングにかけられる費用は5万円未満」)
ONGAESHIプロジェクトが「リスキリングを中断した理由」を調査しています。
1位「一人で勉強し続けるのがつらかった」
2位「成長を実感できなかった」
やはり、仲間と学ぶことと学びの質は重要なようです。
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個人でリスキリングするなら「オンラインスクール」がおすすめ!
前章でも述べたように、学びの質を向上させ、リスキリングを充実させるには、オンラインスクールがおすすめであることは分かりました。
しかし、オンラインスクール選びには細心の注意を払いましょう。
「仲間と学べると思っていたら動画学習だけだった」
「一方的な講義で、自分の悩みや考えを講師や仲間にアウトプットできない」
オンラインスクール選びに失敗しないために、ここでは、おすすめのオンラインスクールを紹介していきます。
Webマーケティングスクールなら「WEBMARKS」
近年、日常生活においてもビジネスにおいてもWebを使わない日はありません。
スマートフォンの保有状況は世帯、個人ともに8割を超え、増加傾向にあります。
(出典:令和3年版 情報通信白書「情報通信機器の普及状況」|総務省)
また、インターネット利用者の割合は、13~59歳の各年齢階層で9割を超えています。
私たちは当たり前のようにWebのある環境の中で生活をしているのです。
(出典:令和3年版 情報通信白書「インターネットの利用動向」|総務省)
そこで注目されているのがWebマーケティング。「お悩み②」のおすすめスキルにも登場しましたね。
「Webマーケティング」とは、「Webサイトに集客し、売れる仕組みを作る」こと。
インターネットの普及率が上がり、Webサイトの数も益々増えているのに、Webマーケターの数が足りていないため、今やかなり需要の高い職業なのです。
WEBMARKSでは、未経験から3か月でWebマーケターになれる超実践的なカリキュラムがあります。Webマーケティング会社への転職やフリーランスへの転身も夢ではありません。
個人の方が「WEBMARKS」で学べるコースは以下の通りです。
未経験から活躍の幅を広げる卒業生
大学生や20代~50代まで、幅広い年齢層の方が未経験から受講、そして卒業後にそれぞれご活躍されています。
ここでは一部の卒業生をご紹介します。
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「今こそ個人でリスキリング!」会社に頼らない自由な学びを!
「企業主導のものでしょ?」と認識されることの多いリスキリング。
「会社目線」ではなく「自分目線」で考えることで、なりたい自分へのキャリアがひらけていくと思います。
今回挙げたお悩みを一つ一つクリアしていきながら、会社に頼ることなく、自分の足で、あなたも明日から行動してみませんか?
未来を変えられるのは「今」を行動した自分だけ。
さあ、動き出しましょう!
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