Webマーケティングで成果を出せる7つの手法・施策を徹底解説!

6期生
webマーケティングのイメージ画像
  • 「Webマーケティングに興味あるけど、どんな手法がどのくらいあるのか教えて欲しい」
  • 「Webマーケティングが会社の業績にどう役立つのかを知りたい」

この記事では、そういった方に向けて実際に成果につながるWebマーケティングの手法や施策をWebマーケティングに詳しくない人でも分かるように、目的別に7つ紹介します。

その上でWebマーケティングの手法や施策を様々な角度から比較し、各手法・施策の「カバーできる範囲」「得意・不得意」「コストパフォーマンス」等も紹介します。

本記事を参考にして、自社の事業で成果を上げられるWebマーケティング施策の選択に役立てて頂ければと思います。

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Webマーケティングで成果を出せる7つの手法・施策

パソコンを操作する手元

実務で成果を上げているWebマーケティングの手法や施策は多種多様で数も多くあります。しかし、「何を目的としたものなのか」という観点で整理した場合、この節で紹介する7つに概ね集約されます。

本節ではWebマーケティングの手法や施策を目的別に整理した上で、「どんな特徴を持つのか」などについても紹介し、解説していきます。

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そもそもWebマーケティングとは?

まず、そもそもの「Webマーケティングの意味」について簡単に触れておきたいと思います。Webマーケティングの意味を端的に言うと「Web(=インターネット)上でモノやサービスが売れるような仕組みを作ること(=マーケティング)」です。

そのため、インターネットを活用して行うマーケティングは全てWebマーケティングと呼べます。Webマーケティングの意味について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご参照下さい。

①認知のための手法・施策

まずは「認知を獲得するための手法・施策」をご紹介します。認知を獲得するとは「自社の名前や商品名等をユーザー(消費者)に広く知ってもらうこと」を指します。

認知を獲得することにより、自社や商品名での検索数の増加や、自社の広告へのクリック率の増加が期待できます。「認知のための手法・施策」の代表例としては以下のものが挙げられます。

インターネット広告:特に純広告やネイティブ広告

インターネット広告とは、その名の通りインターネット上で表示される広告のことを指します。

そのような広告の中でも、ユーザーの認知を獲得するために特に適しているのが「純広告」や「ネイティブ広告」と呼ばれる広告です。

  • 純広告:特定のサイト内の広告枠を一定の期間買取り、画像や動画等を表示する広告のこと
  • ネイティブ広告:SNSやニュースサイト内で記事の中に自然に溶け込んでいるように設置される広告のこと

これらの広告は不特定多数の人達が多く見るサイトに設置されることで、今まで自社の名前や商品名を知らなかった人達に広く知ってもらえます。

SNS

TwitterなどのSNSを運用することで、それまで自社のことを知らなかった人達にも広く知ってもらえるようになります。主なSNSは以下の通り。

  • Twitter
  • Instagram
  • Facebook
  • TikTok

この中でもTwitterのような利用者数が多く(※約5,300万人)、拡散力も高いアプリが新たなユーザーの認知を獲得するのに適しているといえるでしょう。

令和3年8月総務省報道資料より概算

SNSでの認知について知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

インフルエンサーの起用

インフルエンサーと呼ばれる影響力の大きい人達に自社の商品等について紹介してもらう手法・施策です。

YouTubeやInstagram、Twitter等のSNSで影響力を持つインフルエンサーとのコラボレーションすることで商品の詳細情報をユーザーに伝えることができます。

また、自社や自社商品のイメージアップにもつながります。

②集客のための手法・施策

次に、自社のWebサイトにユーザーを呼び込むための「集客のための手法・施策」を紹介します。

興味を持っているユーザーを自社のWebサイトまで連れてくる役割を担いますので、非常に重要な手法・施策であるといえます。

なお、前述の「認知のための手法・施策」と密接に関わってくるため、両者を区分しない考え方もあります。

SEO

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、SEOとは「検索エンジン最適化」と言われるものです。

簡単に言うと「Google等の検索エンジンの検索結果で自社サイトを上位表示させることで、流入するユーザー数の増加を狙う手法・施策」のことを指します。

後述するリスティング広告と異なり、広告費用をかけずに検索結果での上位表示を狙っていきます。なお、SEOについては以下の記事で詳しく解説しています。

リスティング広告

リスティング広告とはインターネット広告の一種であり、SEOと同じく検索エンジンの検索結果で上位表示を狙う手法・施策です。

ただしSEOと異なるのは、特定の検索キーワードで上位表示される検索結果の広告枠をオークションで購入して表示させる点です。

広告枠を購入すれば簡単に上位表示を実現できるので非常に即効性は高いといえます。

リスティング広告のやり方を知りたい人は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

アフィリエイト広告

Webサイトやブログに自社サイトにつながるリンクを貼ってもらうことでユーザーの流入を狙う手法・施策です。

アフィリエイト広告はユーザーが成果条件を満たす行動(コンバージョンと言います)をしない限り、報酬を支払う必要がないので効率的に広告費用をかけることができます。

アドネットワーク広告

複数の広告媒体を集めた「広告配信ネットワーク」に広告を出稿する手法・施策です。

掲載先を選べないため「ムダ打ち」になってしまうリスクもありますが、思わぬニーズを掘り起こすこともあります。

代表例としてGoogleディスプレイ ネットワーク(Googleアドセンス)があります。

ウェビナー

オンライン(Web)で行うセミナーのことです。オフラインのセミナーよりも参入障壁が低く、しかも関心を持った多くの来場者が期待できるのが特徴です。

昨年から続くコロナ禍で、主にBtoBの事業でのリード(見込み顧客)を獲得するために活用されることが多くなりました。

③接客・回遊のための手法・施策

自社のWebサイトを訪問してくれたユーザーが満足できるように働きかけたり、サイト内に長く滞在してもらえるようにするための手法・施策です。

ユーザーがサイトに来てくれたは良いものの、すぐにサイトから出て行ってしまう「直帰」が多いと検索エンジンから「魅力のないコンテンツ」とみなされかねません。

その意味でも大切な手法・施策になります。

後述する「成約・導線のための手法・施策」と重なる部分も多いため、両者をひとまとめにする分類もありますが、重視している点が少し異なるため本記事では分けて解説します。

Web接客ツール

自社のWebサイトに訪問しているユーザーに対して、実店舗での接客をするように接することができるプログラムを使用して接客します。

主にチャットボットと呼ばれるAIが「何かお困りですか?」などの呼びかけをユーザーに対して行うことで、ユーザーの悩みに対して回答を自動で返してくれます。

ユーザーの動きに合わせた適切な問いかけや誘導をプログラムできるため、ユーザーの満足度向上に貢献できます。

④成約・導線のための手法・施策

自社のWebサイトを訪れたユーザーに目標とする行動(商品を購入してもらう等)を起こさせるための手法・施策になります。

これらの手法・施策は自社の業績に直結しますので非常に重要です。

LPO

LPOとは「ランディングページ最適化」と言われているものです。

ランディングページ(=着地ページ)をユーザーの個々のニーズに合わせて最適化することで、ユーザーに目標とする行動を起こさせやすくします。

なお、LPOの構成の仕方については以下の記事で詳しく解説しています。

EFO

EFOとは「エントリーフォーム最適化」といわれているものです。

購入ページ等に設置されるエントリーフォームはユーザーが目標とする行動を取る最後の段階なのですが離脱率(約60%以上ともいわれます)も高いのも特徴です。

最終段階での「取りこぼし」を防ぐためにもEFOは重要な手法・施策です。

⑤再訪問のための手法・施策

一度サイトを訪れてくれたユーザーに再度訪問してもらうように促す手法・施策です。後述する「顧客育成のための手法・施策」とも密接に関わります。

リターゲティング広告

一度自社のサイトを訪れたユーザーに対して広告を配信して、再度訪問するように促します。Cookieという情報を基に以前一度でも訪れたことがあるか否かを識別します。

メールマーケティング

メールアドレスを登録しているユーザーに対してメールマガジンやステップメールを送信することで再度訪問するように促します。

ただ、現在では後述する「ナーチャリングツール」の出現により主流の手法から外れつつあります。

記憶に残るメルマガライティングの方法を知りたい人は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。

⑥顧客育成のための手法・施策

顧客育成とは「自社の商品に関心のある人達に段階に応じた情報を提供することで最終的に購買してくれる顧客に育てること」を指します。

こういった目的の手法・施策のことを(リード)ナーチャリングとも呼びます。

マーケティングオートメーションツール

マーケティングオートメーション(MA)ツールは、前述したリードナーチャリングを人間の代わりに自動で行ってくれるツールです。

従来のステップメール等が担ってきた役割を果たし、さらに各ユーザーに合わせた応答や提案等もできるため現在非常にニーズが高まっています。

代表的なものとして「b→dush」や「Lステップ」などがあります。

⑦効果測定・改善のための手法・施策

最後にご紹介する手法・施策が「効果測定・改善のための手法・施策」です。

今まで実施してきた施策の効果を測定し、より良い成果を出せる施策へと改善し、事業の業績改善にも繋げていくことを目指すためのものです。

アクセス解析

Webサイトの訪問数や滞在時間、直帰率等の情報から、訪問したユーザーの特性(性別や年齢等)や行動(どこで離脱したか等)まで可視化して把握することを言います。

そのようなアクセス解析ができるツールとしてGoogleアナリティクスが非常に有名です。Googleアナリティクスの導入については以下の記事で詳しく解説しています。

ヒートマップ

ユーザーがクリックした位置や熟読したエリア、離脱したエリアなどを視覚的に把握することができるツールのことです。

ユーザーの記事の読み方の濃淡が画面上でサーモグラフィ状に表示されるので解析に慣れてない人でも使いやすいです。

ヒートマップについて以下の記事で詳しく解説してますのでご参照下さい。

ユーザーテスト

その名の通り、ユーザーにWebサイトをテストとしてに利用してもらい、行動や発言からWebサイトの課題を浮かび上がらせます。

当事者では気づきにくい「第三者だからこその視点で分かる」気づきが得られます。

A/Bテスト

もともと同一のWebサイトに少しずつ変更を加えたものを複数パターン用意しておき、どのパターンがより高い「成果につながるユーザー行動」を生み出しているか検証します。

統計学的な手法であり、定量的に効果を測定できるのが特徴です。

各手法・施策の「カバー範囲」と「得意・不得意」

目的別に整理した各手法・施策の紹介は以上の通りですが、実際には完全に区分することは難しく、1つの手法・施策が複数の効果を狙って実施されていることもあります。

各手法・施策の持つ「カバーしている範囲」や「得意・不得意」があるというイメージで考えて頂ければと思います。

今まで紹介してきた「各手法・施策の代表例」を「目的・効果」を評価軸として点数評価しました。

下表に一覧でまとめましたので、ご参照下さい。なお、評価は全て相対評価によるものです。

※配点について(5段階評価)

4点・・・良好な効果が非常に大きく期待できる
3点・・・良好な効果が大きく期待できる
2点・・・良好な効果が期待できる
1点・・・良好な効果が若干期待できる
0点・・・良好な効果が殆ど期待できない

※順位について:上位1~4位は網掛け(背景色)をかけています。
1位:黄色
2位:薄灰色
3位:オレンジ色
4位:薄緑色

認知 集客 接客回遊 成約導線 再訪問 育成 効果測定 得点
純広告 4 3 0 0 1 0 0 8
ネイティブ広告 4 3 0 0 1 0 0 8
SNS(Twitter) 4 3 0 1 1 1 0 10
インフルエンサー 4 4 0 2 1 1 0 12
SEO 1 4 3 3 1 1 0 13
リスティング広告 2 4 0 0 1 0 0 7
アフィリエイト広告 1 4 1 2 1 0 0 9
アドネットワーク広告 3 3 0 1 1 0 0 8
ウェビナー 1 4 0 2 2 2 0 11
Web接客ツール 0 0 4 1 1 0 0 6
LPO 0 2 3 4 1 0 0 10
EFO 0 0 3 4 0 0 0 7
リターゲティング広告 0 3 0 0 4 1 0 8
メールマーケティング 0 0 0 2 2 2 0 6
MAツール 0 0 0 3 3 4 0 10
アクセス解析 0 0 0 0 0 0 4 4
ヒートマップ 0 0 0 0 0 0 4 4
ユーザーテスト 0 0 0 0 0 0 4 4
A/Bテスト 0 0 0 0 0 0 4 4

1つの手法・施策でカバーできる範囲が広く、総合得点でも最も高いのはSEOだといえます。

ただし、この表で示している評価軸以外にも重要な評価軸ですので、次節では特に総合得点が高かった手法・施策を中心に他の重要な評価軸を加味して比較していきます。

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Webマーケティングの手法を様々な角度から比較

アクセス解析が表示されたパソコン

自社でWebマーケティングの手法・施策を活用して成果を出したいとお考えであれば、「カバーしている範囲」と「得意・不得意」という評価軸で比較するだけでは足りません。

これらの他にも重要な評価軸が多くあります。

ただ、その中でも特に重視すべきと思われる評価軸は以下の3つだと考えます。

  • 金銭的コスト
  • 確実性
  • 即効性

本節では上記の3つの評価軸を加味して各Webマーケティングの手法・施策のコストパフォーマンスの良さを比較し評価したいと思います。

>>上記3つの評価軸を加味して比較・評価した結果をすぐに見たい方はこちらをクリック

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多角的にコストパフォーマンスを分析する

Webマーケティングの各手法・施策のコストパフォーマンスを比較する上で、「本記事でのコストの意味」と本節で追加した「3つの評価軸(金銭的コスト・確実性・即効性)」についてご説明します。

本記事における「コスト」の意味

「コスト」という言葉は一般的には「金銭的な費用」という意味で使われることが多いです。

しかし、本記事では多角的に各手法・施策のコストパフォーマンスを分析したいので、より広い意味で捉えようと思います。

具体的には「得られたであろう利益(機会費用または逸失利益と呼びます)」や「費やす時間や労力」等も含めて「コスト」と呼びたいと思います。

「3つの評価軸」は「コストを測定する指標」

本節で追加した3つの評価軸は「コストを測定する指標」として扱いたいと思います。
具体的には以下の通りです。

  • 金銭的コスト:金銭的費用
  • 確実性:どれだけ確実に期待する成果が得られるかの度合(機会費用と関連)
  • 即効性:期待する成果が得られるまでに費やす時間

総合得点上位6つの手法・施策で比較

本節で比較・評価するのは、前節での総合得点上位だった以下の6つの手法・施策です。

  1. SEO(13点)
  2. インフルエンサーの起用(12点)
  3. ウェビナー(11点)
  4. LPO(10点)
  5. マーケティングオートメーション(MA)ツール(10点)
  6. SNS(Twitter)(10点)

なお、本節では取り上げていない、他の手法・施策についての比較・評価も本節末項に一覧表の形で掲載しています。

①金銭的コストで評価する

金銭的コストの面からWebマーケティングの各手法・施策のコストパフォーマンスを比較すると以下の関係になります(大なりの方が「良い」の意味)。

Twitter>SEO=ウェビナー=LPO>MAツール>インフルエンサーの起用

金銭的コストパフォーマンスであればTwitterが最良

Twitterが単独で1位です。その理由は、運用費用が基本的にかからないためです(ただし広告であれば費用が発生します)。

2位のSEOやウェビナー、LPOもそれ自体で費用が発生することはありませんが、記事制作等の費用や展示物の準備等のコストが比較的かかってきます。

3位のMAツールは種類によっては月額固定費が発生するため、この順位になっています。

最下位の「インフルエンサーの起用」はいわゆる「ピンキリ」ではあるものの、影響力の大きな人ほど莫大な依頼料がかかるためです。

②確実性で評価する

確実性の面からWebマーケティングの各手法・施策のコストパフォーマンスを比較すると以下の関係になります(大なりの方が「良い」の意味)。

SEO=LPO=MAツール>インフルエンサーの起用>ウェビナー>Twitter

成果を狙い撃ちできるSEO・LPO・MAツール

1位はSEOとLPOとMAツールの3つとさせて頂きましたが、3つとも「成果を狙い撃ちできる」という特徴を持っています。

SEOは内部対策やコンテンツ対策等で比較的手間は掛かりますが、やり方を間違えなければ「検索結果での上位表示」という成果は得られやすいです。

LPOもコンテンツ制作に比較的手間が掛かるものの、狙いすませれば「コンバージョン」という成果は達成しやすいです。

MAツールはナーチャリングが主な目的ですが、従来のメールマーケティングのいわば「上位互換」として、「商品の購入」といったCVまで射程に収められるほどの精度と威力を持っています。

狙いがぼやけがちな「拡散型」

上位とは対照的に下位になればなるほど、不特定多数を相手とする「拡散型」と言われる手法・施策が挙げられます。インフルエンサーの起用やウェビナーも比較的「拡散型」の特徴も持ちますが、その特徴を最も強く持つのはTwitterだといえます。

強力な拡散力の裏返しとして、狙い撃ちには向かないといえます。

③即効性で評価する

即効性の面からWebマーケティングの各手法・施策のコストパフォーマンスを比較すると以下の関係になります(大なりの方が「良い」の意味)。

インフルエンサーの起用>ウェビナー=MAツール>Twitter=LPO>SEO

「影響力の大きい生身の人間によるもの」が上位

1位と2位はそれぞれインフルエンサーの起用とウェビナーとなりましたが、両者とも「生身の人間によるユーザーへの働きかけ」という共通点があります。

インフルエンサーは「ユーザーにとって心理的距離が近い」といえます。さらにウェビナーは「ユーザー自身が強い関心を持っている」といえますが、それゆえ両者とも「ユーザーにとって影響力の大きい存在」であるといえます。

即効性での最下位はSEO

即効性で最下位だったのはSEOでした。またウェビナーと同じく2位のMAツールは「生身の人間」ではないですが、ユーザーの検討段階に合わせた最適な対応ができるため、「ユーザーに寄り添っている」といえます。

SEOは性質上どうしても成果が見えるようになるまで時間が掛かります(最短でも3か月は掛かります)。

カバーできる範囲も広くて不得意分野も少なく、成果も狙い撃ちもできる「優等生」のSEOのほぼ唯一の弱点ともいえます。

最もコストパフォーマンスが良いのはSEO

本節では前節でご紹介した評価軸に、新たに3つの評価軸を加えてWebマーケティングの各手法・施策のコストパフォーマンスを比較しました。

その結果、以下の一覧表の通りになりました。

※配点について(5段階評価)

4点・・・良好な効果が非常に大きく期待できる
3点・・・良好な効果が大きく期待できる
2点・・・良好な効果が期待できる
1点・・・良好な効果が若干期待できる
0点・・・良好な効果が殆ど期待できない

※順位について:上位1~3位は網掛け(背景色)をかけています。
1位:黄色
2位:薄灰色
3位:オレンジ

認知 集客 接客回遊 成約導線 再訪問 育成 効果測定 金銭 確実性 即効性 得点
純広告 4 3 0 0 1 0 0 1 2 3 14
ネイティブ

広告

4 3 0 0 1 0 0 1 2 3 14
SNS

(Twitter)

4 3 0 1 1 1 0 4 1 2 17
インフル

エンサー

4 4 0 2 1 1 0 0 3 4 19
SEO 1 4 3 3 1 1 0 3 4 0 20
リスティング広告 2 4 0 0 1 0 0 1 4 4 16
アフィリ

エイト広告

1 4 1 2 1 0 0 2 2 2 15
アドネットワーク広告 3 3 0 1 1 0 0 1 1 2 12
ウェビナー 1 4 0 2 2 2 0 3 2 3 19
Web接客

ツール

0 0 4 1 1 0 0 2 1 1 10
LPO 0 2 3 4 1 0 0 3 4 1 19
EFO 0 0 3 4 0 0 0 3 4 1 15
リターゲティング広告 0 3 0 0 4 1 0 1 4 2 15
メールマーケティング 0 0 0 2 2 2 0 4 2 2 14
MAツール 0 0 0 3 3 4 0 2 4 3 19
アクセス解析 0 0 0 0 0 0 4 4 4 1 13
ヒートマップ 0 0 0 0 0 0 4 3 3 1 11
ユーザー

テスト

0 0 0 0 0 0 4 2 2 4 12
A/Bテスト 0 0 0 0 0 0 4 2 2 4 12

実はSEOが圧倒的にコストパフォーマンスが良いという事実

総合得点上位6つの「顔触れ」は変わらず、以下の通りの順位となりました。

  1. SEO(20点)
  2. インフルエンサーの起用・ウェビナー・LPO・MAツール(19点)
  3. Twitter(17点)

この結果から、どのような印象や結論をお持ちになったでしょうか?

実は、この結果から「SEOが他よりも圧倒的にコストパフォーマンスのよいWebマーケティングの手法・施策である」ということが(少なくとも得点上は)いえるのです。

Webマーケティングの手法・施策選びの柱となる存在

確かに、SEOは得点上は非常に僅差の1位ではありますが、2位に入っているLPOの存在が大きな後押しとなっています。

LPOはSEOと「地続き」といえるほど非常に密接な関係であり、無理なく両立して実施することも多いです。

そのため「SEOとLPOをひとまとめ」の手法・施策として考えた場合、他のものよりも「カバーできる範囲」も「期待できる効果」も圧倒的に大きいのです。

もちろん現実は得点の単純な合算とは異なりますし、なおかつSEO(LPO)は万能ではありませんので、適宜他の手法や施策と組み合わせていく必要もあります。

それでも、圧倒的な存在感を持つ手法・施策であることは間違いないので、自社でWebマーケティングを導入する上で「柱となる」選択肢として検討すべきでしょう。

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Webマーケティングの施策を成功させるには

紙にさまざまなアイディアを書き出す人

Webマーケティングの各手法・施策を多角的に分析した結果、最もコストパフォーマンスが良い手法・施策がSEOであるということはご理解頂けたかと思います。

しかし、自社のWebマーケティング施策としてSEOを導入すれば直ちに成功が保証される訳ではありません。

SEOは有力な選択肢にはなりますが万能ではありませんし、施策に対する「経営層の理解」や「社内の協力体制づくり」も不可欠になってきます。

そして、そもそもの「自社の事業と相性の良いWebマーケティングの手法・施策」の選択も非常に重要です。本節では自社と相性の良いのWebマーケティングの施策を選ぶ際のポイントを解説し、実際の施策の導入事例も紹介します。

最後に、どうしても残ってしまう不安や心配について相談できる「プロの窓口」についてもご紹介します。

\未経験・初心者から3ヶ月でプロのWebマーケター!/

自社の事業と相性の良い手法・施策を選ぶ

まずは、自社の事業やサービスが「BtoB」なのか「BtoC」なのかを確認しましょう。それによって適しているWebマーケティングの手法・施策が異なります。

※本記事では大まかな適性と選ぶ際の注意点をご紹介しており、事業のジャンルや競合の状況等により選択すべき手法・施策は変わってきます。

自社に適した施策について詳しく相談したい方は本節末項の「Webマーケティングのプロに相談してみる」をお読み下さい。

自社の事業がBtoBの場合

この場合はSEOやウェビナー等が主な選択肢になると思います。

SEOは基本的に自社サイトの資産化を目指すという点と最近の検索エンジンの専門性重視の流れという点から、BtoBに適しているといえます。

ただし、自社の事業の規模や知名度等にも影響を受けるので、その点は注意しましょう。

ウェビナーは、通常オフラインで行われている規模のセミナーに安価なコストで参加できる上に、自社の認知や見込み顧客のつながりますのでBtoBに適しています。

注意点としてはオンラインであるため、どうしてもオフラインの案件化率よりは低くなりがちという点が挙げられます。

自社の事業がBtoCの場合

この場合はSEOに加えて、インフルエンサーの起用やMAツール等が主な選択肢になります。

SEOはBtoBの場合と殆ど変わりませんが、最近の検索エンジンのユーザビリティ重視の流れも考慮した対策がより必要になります。

インフルエンサーの起用は、影響力の大きい人から直接的に自社商品やサービスの紹介をしてもらえますのでBtoCに非常に適しています。

注意点としては影響力が大きいインフルエンサーほど高額な依頼料になる傾向がある点です。

MAツールは顧客の検討段階に合わせたナーチャリングをきめ細やかにできますのでBtoCに適しています。システム利用料が定額でかかることが多いので、その点は覚えておきましょう。

Webマーケティング施策の導入事例

自社の事業や商品と相性が良いWebマーケティングの施策を選び、それをどのように企業の戦略に組み込んで実践できるのかについて、実際の導入事例を掲載している書籍をご紹介します。

※Amazonでの紹介になります。

また、弊社WEBMARKSでの施策の実例についても以下の記事で紹介しておりますので、よろしければお読み下さい。

Webマーケティングのプロに相談してみる

ここまで「Webマーケティングで成果を出すための7つ手法・施策」をご紹介し、その上で各手法・施策のコストパフォーマンスを様々な角度から比較し評価しました。

そして、自社の事業でも施策を成功させるために「自社と相性の良い手法や施策を選ぶためのポイントや注意点」もご紹介しました。

後は自ら選択して実行するのみなのですが、まだ実際のところ、以下のように思われる方も少なくないかと思われます。

  • 「良さそうな手法や施策は見つかったけど、初めての導入なので不安だ」
  • 「理屈としては分かったけど、正しく実行できるか心配」

もし、そういった思いをお持ちであれば弊社WEBMARKSがお力になります。

弊社はSEO対策を中心とするWebマーケティング施策のプロ集団です。ベンチャー企業から上場企業まで数々のWebサイト改善をご提案をしてきた実績があります。

Webマーケティング施策の導入や運用に際してのご不安な思いを私達に是非ぶつけて下さい!お気軽に無料相談にお問い合わせ下さい。

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この記事を書いた人
佐藤 元
公務員⇒ベンチャー企業の営業⇒公務員。遠回りな人生を30代半ばまで送る。社畜生活に嫌気が差す中でWebマーケティングに出会う。「三方良し」の価値提供を実現するため現在フリーランスのWebマーケター/コンサルタントとして活動中。6期生。
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