「どうして自社オウンドメディアがいいの?」
「サイトとオウンドメディアは何が違うの?」
「参考にする自社オウンドメディアが知りたい!」
そういった方に向けて、成功事例5選に学ぶ自社サイトの正しい運用方法をお伝えしますこの記事を参考に、あなたの会社に合うオウンドメディアを見つけてください。
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Contents
オウンドメディアとは?
オウンドメディア(Owned Media)とは、「自社で保有するメディア」のことです。本来はパンフレットや自社サイトを指しますが、ブログのように独自コンテンツを発信し、ファンとなるユーザーを増やすことで、結果的にSEO対策の有効な手段として活用されています。
継続的に取り組めば、競合他社にはない独自の強みや実績を世間にアピールする事が可能です。さらには、オウンドメディア運営には社内でマーケティングチームを設け、コミュニケーション施策の一環として実施されていることも多いです。
オウンドメディアを初めて知ったあなたにおすすめの記事↓
オウンドメディアの定義
オウンドメディア以外にもメディアにはアーンドメディアとペイドメディアといった異なる3つのメディア(トリプルメディア)が存在します。
アーンドメディア(Earned Media)
アーンドメディアとは、口コミなど評判の獲得を目的としたメディアのことです。主にTwitterやFacebookなどのSNSで、一定評価を受けると、投稿内容が自然に拡散し、ユーザーとの距離を近づけることが可能です。
また、SNSの特徴として投稿内容によっては「バズる」状態になることがあります。爆発的な拡散効果を得る強みがある一方、一度SNS上で炎上してしまうと、企業やメディアの評判を大きく落とす危険性も持っています。
よって、企業のSNS担当者が投稿する内容や発言は、風評被害を大きく拡大させるケースもあるので取り扱いには十分注意しましょう。
ペイドメディア(Paid Media)
ペイドメディアとは、広告費を支払うメディアのことです。主に「リスティング広告」といった検索エンジンの検索結果に連動して表示される広告のことで、費用対効果を重視した仕組みにより、オウンドメディアやアーンドメディアと連動した運用を行います。
ペイドメディアはアーンドメディアと比較すると、短期的で即効性の高いメディアです。その反面、一方的な情報発信により広告費がかさみ、長期的な広告運用をするとその負担もより大きくなります。
トリプルメディアの特徴
トリプルメディアの特徴として、3つのメディアがそれぞれ独立しながらも、補完し合う関係で成り立っています。オウンドメディアを運用するのであれば、アーンドメディアとペイドメディアを組み合わせることで、オウンドメディア単一で運営するより相互作用や相乗効果が期待できます。
さらには、ペイドメディアで短期的に集客したユーザーをオウンドメディアへ誘導することで、企業とユーザーの関係性がより長期的で深いものになります。また、アーンドメディアで獲得したユーザーも同様にオウンドメディアへ誘導することで、より詳細情報をユーザーへ届けつつ、企業がユーザー情報をコントロールしやすくなる特徴があります。
トリプルメディアの詳細についてはこちら↓
ホームページとオウンドメディアの違い
ここまでオウンドメディアの特徴についてお伝えしましたが、ここからは「ホームページとオウンドメディアって何が違うの?」といった違いを解説します。ホームページは企業の公式Webサイトで、企業内部の公開や新製品の自社ブランディング、求職者採用などを発信しています。
企業理念など企業の名刺代わりとなる情報を掲載することも多く、主に社内や取引先、あるいはすでに興味を持ったユーザー向けの発信です。そのため、広告運用を行うこともないので新規ユーザーの獲得がしづらいのが特徴です。
一方、オウンドメディアは、自社を知らない新規ユーザーへ自社の魅力を訴求します。ホームページのような企業情報の発信にのみ留めるのではなく、ユーザーにとっての有益情報を発信することで、プロモーションやブランドイメージ向上に結びつける目的を持っています。
また、記事の中に広告を埋め込むネイティブ広告や、自社のコンテンツを動画で紹介し、その動画の中に広告を埋め込む運用なども行っています。
オウンドメディアの目的
オウンドメディアの目的は、コンテンツを通じ見込み顧客や顧客とのコミュニケーションを行うことです。一般的なオウンドメディアは、主力製品やサービスを利用するユーザーが、興味関心の高い情報や、製品・サービス購入につながる予備知識を提供する記事を書き、ブログ形式で配信しています。
オウンドメディアが「タッチポイントを生み出すコミュニケーションツール」だと考えれば運用次第で自動集客も十分可能だと考えられます。タッチポイントを生み出す理由としては…
- 商材と直接関係のない情報による発信
- SNSやメルマガの活用で自社サイトの再訪を狙える
- 閲覧履歴を活用したユーザーのセグメントやターゲティング確立
- ビジネスとして独自マネタイズ
- いい人材を採用しやすくなる
①商材と直接関係のない情報による発信
サービスや製品を必要とするユーザーや困りごとを解決したいと考えているユーザーに向けたコンテンツを発信することで、自社サイトが価値あるサイトと判断され、問い合わせ・資料請求といった見込み客が増えたり、ブランディングによる認知度向上で集客することが可能です。
さらに、サイト内に適切なコンテンツを設置することで、サービス・製品紹介ページの見込み客をコンテンツページへ誘導します。
②SNSやメルマガの活用で自社サイトの再訪を狙える
SNSやメルマガの投稿ネタが、毎回「商品紹介や訴求案内」では、たとえサービスや商品に特別思い入れがあるファンだったとしても次第に興味関心が薄れ離れてしまいます。そこで、オウンドメディアに有益情報を掲載し、有益情報がSNSやメルマガのネタとして転用することで、内容の充実や多様化を狙えます。
また、投稿内容にURLリンクを記載することで、URLリンクをタッチしたユーザーに自社サイトを再訪してもらうきっかけとなります。
③閲覧履歴を活用したユーザーのセグメントやターゲティング確立
オウンドメディアの閲覧履歴を活用することで、見込み顧客や既存顧客が何に興味を持っているのか、何に困っているのかについて把握することが可能です。マーケティングオートメーション(以下MA)を使うことで、ユーザーのセグメントやターゲティングを行い、閲覧ユーザー一人一人に合わせたコミュニケーションをとることが重要です。
MAの導入効果や成功事例についてのおすすめ記事↓
④ビジネスとして独自マネタイズ
オウンドメディアが人気メディアともなれば、本業とは異なる別事業とした「独自マネタイズ」として運用します。さらには、広告やコミュニティを設けることで集客することも可能です。
最初から成長後の「メディア売却」も考えた、自社オウンドメディア運営も当然考えられます。
⑤いい人材を採用しやすくなる
オウンドメディアを通して、求職者に企業情報を発信することで、自社の価値観に共感した人材を採用することができます。近年、労働に対する価値観が多様化したり、少子高齢化で優秀な人材確保が難しくなって居ます。
そのため、求職者に溢れる採用ページから自社を「見つけて」「知ってもらう」ための工夫が求められています。
オウンドメディアが注目される理由
オウンドメディアが近年、注目されている背景として、自社ホームページのSEO効果に期待する点が挙げられます。これまでの「とにかく商品を売る」といった考えではなく、「自社のファンになってもらう」というブランディングを目的とした点にも注目です。
また、オウンドメディアの特徴として、企業色を前面に出さない設計が可能で、より幅広いユーザーとのコミュニケーションを図ることが、結果的にサービスや商品の制約に結びつく可能性を秘めているため、世間もオウンドメディアを注目する背景の要因となっています。
もちろん、オウンドメディア運用には当然ながら管理コストが発生します。しかし、管理コストを投じてまでも、企業が自社でオウンドメディアを積極的に運営する理由は以下の通りです。
- 膨大な情報量による広告価値の低下
- 検索エンジンのトレンド対応
- コンテンツマーケティングの重要性
- モバイルによる集客効果
膨大な情報量による広告価値の低下
オウンドメディアが注目される理由の一つとして、膨大な情報量による広告価値の低下が挙げられます。現在では誰でも簡単にホームページが作成できたり、TwitterやFacebook、LINEといったSNSの活用で、自ら情報発信を行うことが可能となりました。
その結果、企業が発信する広告は個人が発信する情報などに埋もれてしまい、従来の広告手法が役に立たなくなりました。そんな広告手法と入れ替わるように、オウンドメディアが企業の新たな情報発信ツールとして脚光を浴びています。
検索エンジンのトレンド対応
Googleなどの検索エンジンは、コンテンツの「質」を重視するようになり、大量の被リンクやキーワード対策による機械的なSEO対策は評価を落とす要因となっています。Googleは以前、リンクの多く集まるコンテンツは質が良いと判断していたため、自分たちの言いたいことだけを載せたページを作成し、そこに被リンクを多く集める手法が流行りました。
しかし、Googleのアルゴリズムの変化により、そのようなページではアクセスが集められなくなり、コンテンツマーケティングのようにオウンドメディアにコンテンツを集約しアクセスを集める手法が注目されています。
コンテンツマーケティングの重要性
ユーザーに価値を感じてもらうための手法として「コンテンツマーケティング」があります。コンテンツマーケティングとは、コンテンツ(情報)を使ったマーケティング手法の一つで、自社オウンドメディアで作成したコンテンツを検索エンジン(SEO)やSNS、動画、メールマガジン、広告といった配信先を活用して運用を行います。
そのため、「オウンドメディア×配信先」を有効活用することで企業の資産価値が上がることが最大のメリットです。
※『コンテンツを営業資料やメルマガに再利用』にて活用先の解説をしていますのでそちらもご覧ください。
下記記事では、コンテンツマーケティングを初心者の方にもわかりやすくお伝えしています。
モバイルによる集客効果
スマートフォンやタブレットなどの普及により、情報を取得するデバイスがPCからモバイル端末へ移行しました。その結果、移動や空き時間といったほんの僅かな時間に、誰でも手軽に有益なコンテンツ情報へアクセスすることが可能となり、高い集客効果を獲得しています。
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自社オウンドメディアの成功事例5選
ここでは、自社オウンドメディアに成功した企業5社を紹介します。
- 株式会社BAKE
- サイボウズ株式会社
- 株式会社星野リゾート
- 第一三共ヘルスケア株式会社
- エン・ジャパン株式会社
今回の選定基準としては業界のマイナス要因に敢えて着目して伝えたり、ユーザーに近い目線で回答に答えるなどアピールポイントが明確です。また、他にはない独自取材やインタビューによるコンテンツ記事も盛りだくさんと読んでいるだけで楽しくも学びになる自社のオウンドメディアです。
そんな各業界の有名企業が魅せる特徴や自社で活用できるコンテンツは積極的に取り入れていきましょう。
①株式会社BAKE
「株式会社BAKE」は、「THE BAKE MAGAZINE」をはじめとする自社のスイーツブランドや製菓業界の内容を雑誌の切り抜きのようなコンテンツとして提供している自社オウンドメディアです。
ここでは、飲食業界のスタートアップや業界先駆者のインタビュー記事を中心に展開しています。現在、製菓業界全体が抱える、流通や宣伝などの未発達な分野に着目し、自社オウンドメディアの運用を開始しました。
その結果、初回記事で20,000PVを達成、月間平均では70,000PVを獲得する優良メディアへと成長しています。さらには、自社サイトから採用を行ったり、取材やイベントなどの依頼も増えている状況です。
今回は、ブランディングと採用の双方で、優れた成果を達成したモデルケースだと考えられています。
②サイボウズ株式会社
「サイボウズ式」は、ソフトウェア開発をするサイボウズ株式会社が2012年から運営している自社オウンドメディアです。PV数は月間平均20〜40万ほどで公開記事数も月に10本前後と、企業のオウンドメディア規模としてはさほど大きくありませんが、TV番組への影響力があるコンテンツを作成しています。
発信しているコンテンツは「働き方」や「マネジメント」「ワークライフバランス」といった多くの人が共感するテーマが中心です。
また、独自の運営方針「KPI目標を追わない」「他メディアと同じ記事は書かない」「編集長は企画書だけでジャッジをしない」など直接利益に結びつく運営ではないが、見込み客のニーズにフォーカスしたコンテンツ発信をするなど、読者と企業の関係性を重視したコンテンツを作成しています。
③株式会社星野リゾート
「みちくさガイド」は、株式会社星野リゾートが運営する自社オウンドメディアです。記事は全国の星野リゾート宿泊施設のサポーターがそれぞれ手掛けており、土地に住む人ならではの魅力や観光スポットなどを写真を添えて詳しく掲載しています。
また、検索機能も充実しており、直接施設を探すこともできますが、体験や地域、空室など自分の条件に合わせた絞り込みで、そのまま予約をすることも可能です。旅は考えているけど、まだまだ旅行プランが決まっていない方におすすめの自社オウンドメディアです。
④第一三共ヘルスケア株式会社
第一三共ヘルスケア株式会社の「健康美塾」は、「美と健康のツボ」をコンセプトにした自社オウンドメディアです。柔らかい色使いやイラストを使用した親しみのあるデザインで、健康や美容に敏感な女性に向けた運用を行なっています。
コンテンツには、健康的なレシピの紹介や、健康知識をマンガで解説するなどユーザーの健康意識向上を意識しているのが特徴です。また、同社の商品が毎月もらえるプレゼント企画もユーザーが企業に親しみを感じる設計です。
そうした顧客目線を徹底するコンテンツだからこそ、優れた成果が現れた良い事例となっています。
⑤エン・ジャパン株式会社
「CAREER HACK(キャリアハック)」は、求人情報メディアを展開する「エン・ジャパン株式会社」の自社オウンドメディアです。IT業界やWeb業界で働く人に向け、プロジェクトの成功・失敗体験談、生き方、業界のノウハウまで、さまざまなジャンルの記事に目を通すことが可能です。
さらには、自社を含めた業界内で活躍している人材や未経験からクリエイターになった方などに独自でインタビューを行い、業務に役立つテクニックや開発秘話も紹介しています。良質な記事を提供することで、転職潜在層にもアプローチでき、人材紹介サービス利用者のリード獲得と育成にも貢献。
ユーザー目線のコンテンツ提供が、採用ブランディングにも役立つ点は非常に参考になります。
このように、適切な集客方法を学べば、自分でもオウンドメディアを成功させることができるのです。効果的な集客方法について知りたい方は、以下を参照してください。
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自社オウンドメディアのメリット
それでは成功事例を確認したところで、自社オウンドメディアのメリットについてそれぞれ見ていきましょう。
- 長期的に売り上げが見込める
- 自社ブランドのイメージアップ(ブランディング)
- コンテンツを営業資料やメルマガに再利用
長期的に売り上げが見込める
自社オウンドメディアを立ち上げ、自然検索で上位表示させることができれば、結果的に長期的な売り上げを見込めます。自社オウンドメディアは、定期的に良質なコンテンツ発信をすることが、見込みユーザーとの接点となり、最終的にコンバージョンへと流れます。
そして、広告運用のようにすぐに結果を求めるものではなく、あくまで長期的な視点で運用する考えが重要です。検索キーワードを意識したSEO対策を行うことで、サイトが検索結果の上位に表示され、結果的に訪問ユーザーが増加します。
代表的なSEO対策としてはタイトルや見出しに作成したコンテンツのキーワードを組み込んだり、キーワードを記事内に導入することが挙げられます。もちろんターゲットニーズを把握するためのキーワードリサーチは非常に大切です。
「20代おすすめ化粧品」や「海外旅行格安」など、設定したターゲットがどのようなトレンドに関心を寄せているかを把握しておきましょう。運用当初は初期費用やランニングコストはかかるものの、長期的に考えた時に情報発信のためのコストは最低限で済みます。
一度運用を軌道に乗せてしまえば、資産をほぼ目減りさせることがなく、大幅なコスト削減を行うことが可能です。
成功事例を知りたい、成功するポイントをまとめています↓
自社ブランドのイメージアップ(ブランディング)
自社オウンドメディアを立ち上げる際に、企画段階から「誰に向けたメディアを作るのか?」といったコンセプトが非常に重要となってきます。潜在ユーザーの発見や出会いはたまたま偶然なものではなく、明確な戦略に乗っ取った結果なのです。
ユーザーにとって役立ち、価値ある情報を提供できれば、最終的に自社オウンドメディアにたどり着きます。そうすると次第に「〇〇といえばZ社!」といったブランドになる可能性は十分にあります。
コンテンツを営業資料やメルマガに再利用
自社オウンドメディア用に作成したコンテンツ記事は、一度公開すると半永久的にユーザーの流入経路となるため、企業の資産価値として蓄積されます。また、SEO対策を行ったサイトであれば、費用をかけずとも見込み客を継続して獲得する資産に成長します。
そんな資産性の高いコンテンツは、汎用性が高く、広告やパンフレットなど様々な媒体に合わせて再利用が可能です。
【再利用の主な事例】
- 広告、SNS、メルマガ:オウンドメディアで反応の良かったコンテンツをそれぞれの媒体で配信します
- 営業、情報商材 :コンテンツをホワイトペーパー化し、見込み客獲得に活用する
- セミナー、教育 :ノウハウとしてまとめ、セミナーや社内教育に活用する
他にも、オウンドメディア以外のWeb集客のメリットや種類などを知りたい方は、以下を参照してくださいね。
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自社オウンドメディアのデメリット
続いてデメリットを解説していきます。デメリットが軽視されるとせっかく取り組んだオウンドメディア自体が宝の持ち腐れとなってしまいます。
- 成果が出るまでに時間がかかる
- 成果を出すには専門知識やスキルが必要
- マネタイズ出来ないと売上を狙うのは難しい
成果が出るまでに時間がかかる
自社オウンドメディアで目標とする成果を出すには、最低でも半年〜1年以上かかります。時間のかかる理由としては、検索エンジンがライティング記事を正当に評価するためです。主な理由としては…
- オウンドメディア全体でテーマに関連した内容がある程度網羅されている
- 記事の中で他社にはない独自の情報や解釈が入っている
- 記事公開から3ヶ月ほど経過している
既にインターネットの世界は、めまぐるしく環境が変化し、日々新しい情報が生まれ続けています。1週間、1ヶ月、1年…と情報のサイクルも加速するように早くなる。そんなサイクルの速さと比例するように、いつまでも古い情報を発信し続けていては、サイトに訪れたユーザーを満足させることは難しく、イメージダウンに繋がります。
自社オウンドメディアのコンテンツには、常に新鮮な情報をアップすることが重要です。情報の鮮度を保つために、リライト(書き直す)など記事の更新頻度には注意しましょう。
成果を出すには専門知識やスキルが必要
自社オウンドメディアで成果を出すためには、コンテンツに対する専門知識や運用するスキルが重要になってきます。
【必要な専門知識やスキル】
- マーケティングリサーチのスキル
- 自社&競合の分析スキル
- SEO対策を踏まえたサイト設計の知識
- キーワード選定のスキル
- 検索意図の調査分析スキル
- 自社の特徴と検索意図を満たす記事構成ができるスキル
- SEOのライティングスキル
- 公開記事後の成果分析および修正するスキル
- マネタイズを考える思考力
これらのスキルや知識がないと正直自社のオウンドメディア運営は難しいです。むしろ上記のスキルや知識が担保できれば、成功確率は格段に上がり、あとはリソースをどのように割くのかを考えるだけです。
マネタイズできないと売上を狙うのは難しい
単純にアクセス数が稼げて売上が増加するのは、だいたいがアフィリエイトサイトです。自社オウンドメディアで自社のサービスや商品の売上を伸ばすには、アクセスを売上に変えるマネタイズが重要です。
「商品の売上を上げたい」
「商品の認知度を向上させたい」
「成約に結びつけたい」
といった「なんとなく」の理由で運用してしまうと、目的が曖昧なため確実に失敗します。そのため、自社オウンドメディアを成功させるためには、顧客獲得、売上向上、人材採用など目的を明確化し、目的に沿った指標(KPI)を設定することが重要です。「自社オウンドメディア」を成功させるための最終目標は、企業の利益向上です。
最終目標をクリアするためには…
- 製品やサービスのタッチポイントを考える
- 企業や製品・サービスのファンになってもらう
この2点が揃うことで、初めて自社オウンドメディアが成功の鍵になります。もちろん、指標に対して設定した目標が達成できない場合には、検証と改善を繰り返すことでより成果に導きます。
目的がより明確であればあるほど、発信するコンテンツの質も大きく変わってきますので、しっかり目的を決めてから運用を始めましょう。
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自社オウンドメディアの運営手順9つのステップ
オウンドメディアのメリットデメリットなど理解が深まった所で、いよいよここからは実際に自社オウンドメディアで運営するための9つのステップを紹介します。
- 目的やターゲット(ペルソナ)を明確にする
- カスタマージャーニーを設計
- 運営体制・ルールの策定
- サイト制作
- コンテンツのテーマ案作成
- コンテンツ制作
- データ計測準備
- KGI・KPIの設定
- コンテンツ拡散
①目的やターゲット(ペルソナ)を明確にする
まず「どんなサイトを運用するのか」といった「目的(ゴール)の明確化」、いつまでにどのような数字を達成するのか「数値目標の設定」、さらには、「コンセプト」や「ターゲット(ペルソナ)」を作ります。
まずはどんなサイトを運営するのか、メディアでは何をするのか(資料請求を増やす・ブランドイメージを浸透させる・既存顧客のロイヤリティを高める・売上を上げる)など実現したい具体的な目的(ゴール)設定を考えます。
続いて、どのような数値目標を達成するのか設定しましょう。会社の売上目標やマーケティング目標から逆算しても構いませんし、他社の参考事例などを活用しながら目指したい数字を設定しても構いません。
最後はペルソナを設定します。自社オウンドメディアでは、想定する読者の立場に立ち、コンテンツを企画・制作しなければなりません。万が一、ペルソナを設定していない場合「誰のためのメディア」なのか分からなくなり、残りのステップで必ず迷走します。
また、ペルソナが不明確な場合においても、製作者がメディア作りに追われただけの読み物になってしまいます。メディアを見る人が「誰」なのかをベースに、戦略やキーワードの選定、コンテンツ制作の方向性などを決めるのがおすすめです。
オウンドメディアの作成手順を知りたいなら↓
②カスタマージャーニーマップを設計
カスタマージャーニーマップの例
カスタマージャーニーとは、自社の商品・サービスの「認知」から「導入」までターゲットの購買行動と思考プロセスを目に見える形にしたものです。さらにカスタマージャーニーを図式化したものは「カスタマージャーニーマップ」と呼び、社内の情報共有などで役立ちます。
カスタマージャーニーマップは、顧客の思考や感情、実際の行動に紐づけられ、提供するコンテンツ内容や掲載するメディアの選定、発信すべきタイミングなど、顧客の心理状況と行動を客観的に分析した上で作成しましょう。
自社オウンドメディアの立ち上げ当初はプロジェクトメンバーに必ず迷いが生じますので、万が一、このような状態に陥ったとしても、全員が振り返ることのできる指標を一つ用意するだけで、その後のプロジェクト運営にも大いに役立ちます。
カスタマージャーニーマップのように明文化したものは、目的やペルソナがはっきりし、メンバー各自が共通認識を持てる上に「何を軸に物事を決定すべきか」といった正しい判断を下すことも可能です。
下記記事では、ペルソナとカスタマージャーニーについてより詳しく解説しています。
③運営体制・ルールの策定
自社オウンドメディアはコンテンツ作りも大切ですが、その前の「チーム体制作り」がさらに重要です。自社オウンドメディアを運用する場合、長期間、安定的に運営するためには、時間・金銭どちらにもコストが発生するため、十分な人材の確保と運営体制を整えましょう。
また、参加メンバーが不明確であれば、会社規模や予算に大きく左右されやすく、人材を確保するのが困難に陥ります。そのため、担当者を決めることで全体的な運用コストを低減し、各担当者同士お互いをサポートすることが可能です。
自社オウンドメディアを運営する場合、以下のような役割が必要です。
- プロデューサー(全体統括)
- ディレクター(現場監督)
- 編集者(編集・ライティング)
- マーケター(メディア分析・改善)
- SNS運用者(流入経路拡大)
- Webデザイナー・エンジニア(デザイン・保守管理)
それぞれの役割を兼任することは可能ですが、すべての業務を一人で行うことは難しく、社内外問わず円滑な業務進行のための体制作りが重要です。
④サイト制作
決めた設計情報を元に構築する自社オウンドメディアに必要な機能を決めます。従来、サイト構築にはHTML/CSSを理解する必要がありましたが、現在ではCMS(コンテンツマネジメントシステム)という誰でも簡単にページの追加や更新ができるシステムを導入してオウンドメディアを構築するのが一般的です。
CMSがないと更新のたびにHTML/CSSやプログラミングといったWebサイトを作るための知識を持った人が作業しないといけなくなるので効率が悪くなります。代表的なCMSにはWordPressがあります。オープンソースソフトウェアなので商用含めて無料で使えます。
さらには「テーマ」と呼ばれるデザインテンプレートがたくさん用意されているので、テーマを使うだけですぐにそれなりのデザインサイトを構築可能です。また、どんなに優れたサイトをデザインしても、SEO対策を疎かにしていては検索エンジンに価値のない情報として評価されてしまいます。
ペルソナ設定と同様に、自然検索からの流入を増やしたい場合には、どんなキーワードで流入させたいのか、検索する「意図」を組みこんだキーワードの選定やコンテンツ制作が必要不可欠です。
運営側の「伝えたいこと」ばかり詰め込んだキーワードでは、SEOの上位表示は難しく、どれだけ良質なメディアコンテンツを作ったとしても、メディアを開設してPV数が上がる可能性は期待できません。キーワード選定には想定したペルソナが検索しそうなキーワードやボリュームを必ず調査しましょう。
キーワード調査には、Google公式ツール「キーワードプランナー」がおすすめです。調査したキーワードの候補が出てきたら、実際に検索してみましょう。検索ボリュームが多いキーワードを狙うと、当然競合は多く、難易度は高いですが、検索順位が上がった場合に絶大な効果を得られます。
実際に検索すると分かりますが、大手企業や大手ポータルサイトのページが1ページ目に表示されている場合は、上位表示される難易度が非常に高いです。その一方、新しいサイトや同規模の競合他社サイトが表示されている場合はSEO対策を行うことで上位表示を狙うことも十分可能です。
キーワード選定方法や気をつけるポイントを知りたいなら↓
⑤コンテンツのテーマ案作成
自社オウンドメディアのコンテンツには、ユーザーに読んでもらうための「コラム記事」や商品・サービスを実際に利用したユーザーの「体験談」や「Q&A」、さらには「写真」「動画」も必要です。
全てのコンテンツに共通しますが、ユーザーにとって価値ある内容なのかが前提です。YLYMといったユーザーの命や生活に大きく影響を与える内容や不確定な情報は検索エンジンのGoogleに最も嫌われることです。
◎YMYL(Your Money or Your Life)とはお金や人生(健康や安全など)に大きな影響を与える対象を示唆する単語のこと
メディアに訪問した当初は単なる見込み客だったユーザーも、将来的にはロイヤリティー顧客に繋がる可能性もあります。まずは見込み顧客と信頼関係を構築するための有益となるコンテンツを作りましょう。
主なコンテンツジャンル
基礎知識 :初心者向け情報のまとめ
ニュース :最新の出来事や業界のトレンド
ハウツー :具体的な使い方や実践方法
Q&A :ユーザーの悩みに対する答えや解決策
お役立ち :幅広いユーザー層に支持される内容
まとめ :他のサイト情報など一覧のまとめ
統計・調査 :統計やアンケートデータなどまとめた資料
辞書 :公開から時間が経っても必要とされ続ける
レビュー・事例:実際の使用感や体験を伝える
ソーシャル拡散:思わず誰かに広めたくなるような
GoogleのYLYMジャンルの公式見解についてはこちら↓
⑥コンテンツ制作
地道にオウンドメディアを運営するにあたり、最も重要となるのが「継続的なコンテンツ制作」です。メディア製作者に多い悩みとしてオウンドメディアに追加するネタがないということが挙げられます。
業界や自社の商材・サービスに慣れ親しんでいると「こんな情報は誰でも知っているよ」と独自に判断し、せっかくのコンテンツ作成のハードルを自ら上げてしまうことが多いです。社内の従業員にとっては「当たり前」に思う情報でも、ユーザーにとっては非常に価値ある情報になることがよくあります。
また、ネタに困るのであれば、ターゲットのユーザーに直接ヒアリングをするのもおすすめです。例えば、会社の営業部門に「お客様からよく聞かれる質問は?」とヒアリングするだけでも非常に効果があります。
さらに、コンテンツがある程度蓄積された段階になってくると、アクセスのよい過去記事を中心にリライトし、以前とは内容の異なる記事に見せるなど、コンテンツの蓄積を生かした運用も可能となります。
⑦データ計測準備
オウンドメディアは、コンテンツを公開したらそれで終わりではなく、「アクセス解析」を行い、PDCAサイクルを回すことが重要です。「アクセス解析」とは、Webサイトに訪問したユーザーの特性や行動を分析することです。
アクセス解析にもコツがあり、オウンドメディアへのアクセス経路や問い合わせを増やすためのヒントなどデータから見つけることが可能です。自社オウンドメディア立ち上げからだいたい2〜3ヶ月後には、本格的にアクセス解析を導入しましょう。
アクセス解析については「Googleアナリティクス」という解析ツールが不可欠です。
Googleアナリティクスの導入・設置方法について↓
⑧KGI・KPIの設定
自社オウンドメディアを運用してると、プロジェクト半ばでメンバーの意識が薄れてしまい、いまいちな効果しか得られないことがよくあります。自社オウンドメディアで成果をあげるには、最終的な目標(KGI)と、それを達成するまでの通過点における指標(KPI)の設計が欠かせません。
KGIとは「Key Goal Indicator」の頭文字をとったものであり、日本語では「重要目標達成指標」と訳されます。KGIは、ビジネスの最終目標を指標化したもので、具体的な数値で表せるものとなります。また、達成する数値に加えて期限も定めておきます。
KPIは「Key Performance Indicator」の略称であり、日本語では「重要業績評価指標」と訳されます。KPIは、KGIを達成するための中間指標にあたるもので、複数設定してもかまいません。KPIの数値を上げると、KGIの数値も上がるような関連性も重要です。
自社オウンドメディアのKPIを設定
CV(コンバージョン)とは、Webマーケティングにおいて『結果』です。オウンドメディアにおける成果とは、具体的に以下のようなものです。
- 商品購入・売上
- お問い合わせ
- リード獲得
- 採用
PV(ページビュー)とは、ユーザーがサイトに訪れる『総回数』です。PV は、市場への影響度を示す指数により、間接的なオウンドメディアの KPI として適しています。自社オウンドメディアは短期的な成果を求めるものではなく、長期的なビジョンに基づいたKPIを設定してください。
KPIが少しでもずれてしまうと、多くのリソースが無駄になり、企業ブランドを損ねてしまいます。そのため、定期的に新しいコンテンツを配信することも重要ですが、コンテンツの更新に併せてサイトの分析や改善を行うことも必要不可欠です。
⑨コンテンツ拡散
自社オウンドメディアの構築において、コンテンツを作り始めてから成果が出始めるまでに、約半年から1年以上の日数を要します。そのため、少しでも成果を上げるために、オウンドメディアに公開したコンテンツは、ネット広告やSNSを使って拡散に注力しましょう。
コンテンツをただ公開しただけでは、なかなかアクセスは集まりません。会社や自分のSNSアカウントを作成し、シェアをする。メールで既存のお取引先や見込み客へ通知する。SNSやネット広告から「どんなコンテンツが見られやすいのか」という傾向を掴むことで発信するコンテンツの参考にもなります。
さらには、企業のプレスリリースから発信したり、業界の著名人にメールをして、ブログで紹介してもらうなど外部リンクを獲得することも大切です。コンテンツを作り始めてから成果が出始めるまでに、だいたい半年から1年以上の時間を要します。
その間にコンテンツ設計や運営方針を定期的に見直すなど、オウンドメディアは中長期的な取り組みであり、かなり忍耐強く根気のいる施策でもあります。最初から大きな目標を設定せず、小さなトライから始め、小さな成果と軌道修正を繰り返したのちにチーム規模やコンテンツ品質などを充実させていきましょう。
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自社オウンドメディアを成功させる6つのポイント
自社オウンドメディアを成功させるためのポイントを6つ紹介します。
- 目的からブレないようにする
- 質の高いコンテンツを制作する
- 運営体制を整える
- ユーザーがたどり着きやすくする
- 中長期的な取り組みである
- 社内の理解を得る
①目的からブレないようにする
自社オウンドメディアを失敗してしまうよくあるパターンとして一番多いのが、運営方針が固まっていないことです。あらゆるテーマのコンテンツを発信したいがために、様々なテーマを発信すると、オウンドメディア全体の統一感や専門性が失われ、ファンが付きづらく全く成果に繋がりません。
また、立ち上げ当初は「継続して運営する」ことが目的だったのに、いつの間にか「メディアを立ち上げる」ことが目的にすり替わるなど、目的やゴールは曖昧にせず、戦略の軸をブラさないことも重要です。
②質の高いコンテンツを制作する
メディアに注目されるためには、コンテンツの量が非常に重要です。しかし、質の低いコンテンツを制作すれば、たちまちにネットユーザーの印象を悪くしてしまう可能性が高いので、ユーザー満足の高い良質なコンテンツ制作を心掛けましょう。
質の高いコンテンツ制作するための特徴としては、以下の3つが挙げられます。
- 真似しやすい :真似できるレベルまで詳細かつわかりやすく書かれている。
- 読みやすい :文章だけでなく、図解や表、箇条書きなどを駆使している。
- 網羅されている:記事を見てあらゆる疑問が解決できる。
さらに質の高いコンテンツ制作を行う上では関係者の協力も絶対に欠かせません。コンテンツ制作には、取材対象者、カメラマン、ライター、イラストレーターなど、様々な人が関わります。
なので、コンテンツを作成した後のチェックにおいても方向性や差異がないかその都度確認するなど、何をどこまでチェックするのかといった詳細についても事前に取り決めておく必要があります。
③運営体制を整える
自社オウンドメディアを続ける上で課題となるのが、日々の運用です。プロジェクトがスタートしたからといって、すぐに効果の出るものではありません。そのため、自社オウンドメディアを積極的に展開したいと考えるのであれば、入念な計画運用をもとにスケジュールの確立が必要です。
まず、コンテンツの方向性やコンセプトを考え、企画を練る担当者は、プロジェクトの成功を左右し得る重要な役割をもちます。そして、6カ月後や1年間で利益を出すための戦略も併せて計画します。すべての業務を1人でこなすことは不可能で、それぞれの業務に強みを持った人を適材適所に配置し、チームで運営することが重要です。
チーム運営するためにはどんな人材が適任かを考えると、自社の製品に愛情を持ち、オウンドメディアを通してその製品を世界に認知してもらいたいという強い思いを持っている人物がオウンドメディア運用には最適です。
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④ユーザーがたどり着きやすくする
オウンドメディアを成功させるためには、ユーザーの目に留まりやすい施策も必要です。ユーザーがオウンドメディアに訪問することでユーザーの認知は広がりますが、そこからリピーターを生み出すにはさらなる改善が必要です。
まずはコンテンツの量を充実させます。コンテンツ量が多いと「探している答えが見つかるかもしれない?」と期待感が高まります。さらには、自社オウンドメディアに関連したリアルイベントやキャンペーンなどを定期的に開催することで、初めて訪れるユーザーがまた訪れたいと感じるようになります。
これは、いくら質の高いコンテンツを作ったとしても、誰の目にも止まらない状況を回避することができます。オウンドメディアをつくる際には、自社の強みや現状課題にユーザーニーズを把握した上で、課題解決やユーザーの悩みを解決できるコンテンツ発信を行うことも大切です。
さらに、自社の課題を解決し得る導線設計になっていると、理想的なオウンドメディアの形と言えます。適切なコンセプト設計がされていないと、内容がバラついたりキーワードやペルソナにブレが生じる恐れもあるでしょう。
⑤中長期的な取り組みである
内部運用が失敗する原因として、「通常業務との両立ができない」ことが挙げられます。業務の片手間運用になるため、コンテンツの公開が目的化してしまい、肝心な効果検証や改善にまで手が回らず途中で挫折してしまいます。
確実に継続したいのなら必ず専任のチームを編成しましょう。人選はとにかく重要ですので、社内からマーケティングや文章が得意な方に異動してもらえるのは理想ですが、現実的に難しいことも多いかと思います。
そんな時はライターや編集者を転職サイトやアルバイト募集サイトで採用します。いきなり正社員で採用するのは難しい場合もまずは、クラウドソーシングのサイトなどで業務委託で引き受けてくださるフリーランスの方を探すのもおすすめです。
オウンドメディアは制作する以上に、「公開後の運用」が成否のカギを握ります。
⑥社内の理解を得る
自社オウンドメディアの運用に対して社内の理解が全くないことは、よくある失敗の典型例です。自社オウンドメディア運営をして成果につなげるには、かなりの時間と工数が必要です。そのため、すぐには結果が出ないことを社内に周知し、成果が出るまで長い目で見てもらうことが絶対条件になります。
なぜなら、周りの理解がなければ、次第にオウンドメディアを運営すること自体が困難になるからです。そして、周知する際のポイントとしては、オウンドメディア運営を決定した者から他部署の役職者へ必要性を周知してもらうことが非常に重要です。
さらには、外注や部分的な委託にも意味があることをスタートする前に前もって周知しておくことで、成果が上がった旨を共有することが出来れば、オウンドメディアの必要性について社内でも理解をしてもらえます。
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自社オウンドメディア運営には信頼出来るパートナー選びが必要
今回は、自社オウンドメディアの成功事例5選をメインにお伝えしました。自社オウンドメディアとは何か?その定義や作り方、運用の仕方を合わせて紹介しています。制作会社は数多く存在しますが、自社でやるには人も時間もない。でも、外部に依頼するならどこへ依頼すればいいのか本当に悩みどころです。
例えば、制作が得意な会社にオウンドメディア構築を依頼したとしても、その会社に運用するノウハウがなければ、結局、新たに運用会社を見つけるか自分たちで運用しなければなりません。
そうならないためにも、自社オウンドメディアの運用に関しては、スタートの段階から目的を明確にし、ターゲットが「誰」なのかを設定してから始めて下さい。今回の要点については、以下のとおりです。
- 戦略をしっかり提案してくれるのか?
- 運用体制を任せても安心できるスタッフは揃っているのか?
- 制作や運用実績は豊富で信頼できる内容なのか?
- 効果検証や改善提案まで詳細に対応できるのか?
依頼先を選ぶ際には、上記の4つのポイントに絞った上で「全て対応可能かどうか」で選ぶことをおすすめします。SEOに特化した会社であるWEBMARKSは、自社オウンドメディア構築に向けた短期間の集中サポート「WEBMARKS PLUS」を運営しています。
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